スキル・データを含む外部ファイルを取り込むための新しいAI Agent
「スキル・ライブラリ・トレーニング」という新しいエージェントを使用して、スキル・データを含むファイルをAIエンジンにアップロードできるようになりました。このエージェントは、「スキル・ライブラリ・エンリッチメント」エージェントで使用して、スキル・ライブラリに追加するスキルを検出して提案できます。
このエージェントを使用するには、スキル・データをJSONファイル形式で含めて、ファイルをアップロードする必要があります。 スキル・データは、次の1つ以上のオブジェクト・タイプから取得できます:
- 購買依頼
- 候補者
- 応募者
- ジョブ
- スキル
- 個人
- ポジション
- カタログ
- 学習アイテム
1つのエージェント・プロセスに複数のJSONファイルをアップロードできます。 各ファイルには、前述の特定のオブジェクト・タイプに関連するデータが含まれている必要があります。
これらのオブジェクト・タイプのスキル・データがAIオブジェクト・ストアに追加されると、AIエンジンがこのデータを分析し、AIスキル・モデルを微調整するので、ビジネス・ニーズに対する関連性が高まり、提示の精度が上がります。
スキル・ライブラリ・トレーニング・エージェントを構成および実行する手順は、次のとおりです:
- 「自分のクライアント・グループ」>「学習および開発」にアクセスします。 「HCMエージェント」セクションで、「スキル・ライブラリ・トレーニング」をクリックします。
- 「追加」メニューから、「スキル・ライブラリ・トレーニング」を選択します。
- エージェントの名前と説明を入力します。
- インポートするデータを含むJSONファイルをアップロードします。
- 「適用」をクリックします。
- 学習および「開発エージェント」ページで、作成したプロセスを選択し、「エージェントの実行」をクリックします。
JSONファイルの仕様
- 各JSONファイルは512MB以下にする必要があります。 ファイル名は、Source_Objecttype_yyyyMMdd_HHmmss.jsonの形式にする必要があります。
- ファイル名のオブジェクト・タイプについては、requisitions、candidates、applicants、job、person、position、catalog、skillsまたはlearning itemsのいずれかを選択する必要があります。 たとえば、Oracle_person_20240817_123045.jsonは有効なファイル名です。
- ファイル名は一意である必要があり、完了したプロセスを含む他の既存のプロセスで使用されていないことが必要です。
- JSONファイルのメタデータ定義には、source、object_type、versionおよびisoCreationDateの各フィールドが含まれている必要があります。
完了したプロセスの編集
- プロセスが完了したら、名前と説明を変更するか、添付を追加することで編集できます。 添付を追加してプロセスを再実行する場合、以前にアップロードした添付は処理されません。 新しい添付のみが処理されます。
- 完了したプロセスは削除できます。 こうしても、AIオブジェクト・ストアにすでに追加されているデータは取り消されません。
この機能により、候補者、求人、ジョブなどのスキル・ソースの外部データを簡単かつ柔軟に使用してAIスキル・ライブラリをトレーニングできます。
有効化のステップ
この機能を有効化するうえで必要な操作はありません。
アクセス要件
このエージェントを実行するには、「一括スキル・ライブラリ・トレーニングの管理」権限(WLF_MANAGE_BULK_SKILLS_LIBRARY_TRAINING)が必要です。