等級ラダーのRedwoodエクスペリエンス
Redwoodツール・セットを使用して開発された新しい「等級ラダー」ページでユーザー・エクスペリエンスを充実させます。 新しいページは、「等級ラダーの管理」と「昇格等級ラダーの管理」の2つのクラシック・ページの機能を組み合せたものです。 この初期リリースでは、自分の等級にステップがある等級ラダーまたは昇格等級ラダーのみを管理できます。 ステップがない等級の昇格等級ラダーは、今後の更新で使用可能になります。
「追加」ボタンでは、2つの異なるパスを使用できます。 等級ラダーまたは昇格等級ラダーを追加できます。 どちらの場合も、以前と同じ基礎となる表にデータが格納されます。 属性の数(昇格等級ラダーの場合の方が多い)といくつかの検証が異なります。
等級ラダーまたは昇格等級ラダーを追加するための分割ボタン
検索結果には、等級ラダー名、ステータス、国別仕様データ・グループおよび等級セットが表示されます。 国別仕様データ・グループ属性は、昇格等級ラダーに使用されます。 等級ラダーが昇格に使用されていない場合、これか空白になります。 等級ラダーの等級にステップがあるかどうかを示す列もあります。 25Aでは、ステップがない等級ラダーはRedwoodページでまだサポートされていないため、この列には「はい」のみが表示されます。
有効日、ステータス、レート・タイプ、周期、名前、等級セット、国別仕様データ・グループ、等級、通貨、昇格増分単位および昇格確認タイプでフィルタします。 等級ラダー名でソートして、検索結果をエクスポートできます。
等級ラダー・ページの検索結果
等級ラダー名をクリックしてページを開きます。 このページから有効日レコードを更新、訂正、削除したり、等級ラダー全体を削除できます。 また、変更の履歴を表示できます。 次の画像は、昇格に使用されない等級ラダーを示しています。
「基本詳細」セクションには、一般的な属性が含まれています。 「レート」セクションでは、通貨や頻度など、ラダーのすべてのステップ・レート値に共通の属性を定義します。 ほとんどの場合、ここには1行しかありません。
「等級」セクションには、等級ラダー内の等級が順番にリストされます。 ラダーに多数の等級がある場合は、検索またはフィルタを使用すれば、特定の等級にすばやくジャンプできます。 等級の順序を変更するには、等級名をクリックします。
ステップがある等級ラダー
ステップ・レート値を追加または編集するには、「ステップ・レート値」列のリンクをクリックします。 リンクには、等級のステップ数が示されています。 前述の「レート」セクションに行を追加していない場合は、このリンクをクリックできないことに注意してください。 パネル・ドロワー内で、等級内のステップのステップ・レート値を編集できます。 次の画像は、ユーザーが等級「Nurse 1」の行で「4 Steps」というラベルのリンクをクリックした場合を示しています。 パネル・ドロワーには、各ステップのレート値を編集できる表が表示されています。 まれなケースですが、前述の「レート」セクションに複数の行がある場合は、このパネル・ドロワーに複数の表が表示されます。
リンクをクリックすると、パネル・ドロワーに表示されるNurse 1の等級のステップ・レート値。
等級ラダーを昇格等級ラダーとして使用する場合は、「昇格等級ラダーに変換」ページ・レベル処理を使用できます。 処理の動作は、訂正処理と非常によく似ています。 ページが編集可能になり、昇格機能に必要なすべての追加属性が含まれるようになります。 この画像は、「昇格等級ラダーに変換」処理を示しています。
昇格等級ラダーに変換するためのページ・レベル処理
昇格等級ラダーに変換すると、ページに属性が追加されます。 次の画像は、変換後のページの外観を示しており、新しい属性が強調表示されています。 2つのタイプの等級ラダーの違いがわかるようにこの画像を含めましたが、属性の使用方法の詳細は説明しません。 「基本詳細」セクションに、等級ステップの昇格プロセスで使用される属性が含まれています。 これらのほとんどの値を選択しないと、このページを保存できません。
「給与更新を含める」チェック・ボックスを選択すると、「給与更新」および「レート同期化」セクションにさらに属性が表示されます。 「レート」セクションには、いくつかの小さな違いがあります。 等級ステップ昇格にどのレートが使用されているのかを示す新しいインジケータが含まれており、レートを正しく定義したことを確認する追加の検証があります。 「等級」セクションは、両方のタイプの等級ラダーで同じです。
昇格等級ラダーに変換された等級ラダー
この新しいページを使用することで、アプリケーション全体の一体感が高まります。
有効化のステップ
新しい「等級ラダー」ページを使用するには、最初にORA_HCM_VBCS_PWA_ENABLEDプロファイル・オプションを有効にする必要があります。 さらに、ORA_PER_GRADE_LADDERS_REDWOOD_ENABLEDプロファイル・オプションも有効になっているかどうかを確認します。
デフォルトでは、ORA_PER_GRADE_LADDERS_REDWOOD_ENABLEDプロファイルオプションは無効の状態で提供されます。 新しい「等級ラダー」ページを使用する場合は、このプロファイル・オプションを「はい」に設定する必要があります。
ORA_PER_GRADE_LADDERS_REDWOOD_ENABLEDプロファイル・オプションを有効化するには、「設定および保守」作業領域にナビゲートします:
- 「管理者プロファイル値の管理」タスクを検索してクリックします。
- プロファイル・オプションORA_PER_GRADE_LADDERS_REDWOOD_ENABLEDを検索して選択します。
- 「レベル」として「サイト」を選択します。
- 「プロファイル値」フィールドで「はい」を選択します。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
ヒントと考慮事項
- 検索ページでは、等級ラダーと昇格等級ラダーの違いを次のような方法で区別できます:
- 昇格等級ラダーには、国別仕様データ・グループ列に値が設定されています。
- 国別仕様データ・グループが空白の場合、ラダーは昇格等級ラダーではありません。
- 検索結果ページには、等級ラダーの等級にステップがあるかどうかを示す列があります。 25Aでは、ステップのある等級ラダーのみが表示されます。
- 等級にステップがない昇格等級ラダーは、今後のリリースで追加されます。 これらを管理する必要がある場合は、引き続き「昇格等級ラダーの管理」クラシック・ページを使用してください。
- 等級にステップがない非昇格等級ラダーは指定できません。 この動作は、「等級ラダーの管理」クラシック・ページの場合と同じであり、Redwoodでこれを追加する計画はありません。
- 等級ラダーを昇格等級ラダーに変換すると、このページで変更を元に戻すことはできません。
- ほとんどの場合、等級ステップ昇格を使用しなくても、昇格属性値を含めることによる影響はありません。 ただし、必要な場合は、HCMデータ・ローダーを使用して値をNULLにできます。
- 検索結果をエクスポートする際には、ページにロードされた結果のみが取得されます。 完全なリストを取得するには、エクスポートする前に、スクロールする必要がある場合があります。
- このページには、等級ラダーの最初の500個の等級のみが表示されます。
- ビジネス・ルールを使用してこのページを拡張できます。
- 新しいページでは、まだ次のサポートはありません。
- ステップがない等級 このリリースでは、等級にステップがある等級ラダーのみを表示および編集できます。 ステップがない等級は、今後のリリースでこのページに追加されます。
- 昇格ルール 昇格ルールを管理するための新しいページは、今後のリリースで提供されます。
- 承認。 等級ラダーに対して承認を使用する場合は、新しいページを有効にしないでください。 承認は、今後のリリースで提供されます。
主なリソース
詳細は、Oracle Help Centerで次のリソースを参照してください。
- グローバル人事管理の実装ガイドの等級ラダーの章の等級ラダーのトピック。
- 報酬の実装ガイドの等級ステップ昇格を管理する基本プロセスのトピック。
アプリケーション間で再作成されたページのすべてのプロファイル・オプションのリストは、My Oracle Supportの次のドキュメントを参照してください:
- HCM Redwood Pages with Profile Options - MOSドキュメント - 2922407.1
HCMのRedwoodページの拡張の詳細は、Oracle Help Centerでこのガイドを参照してください。
アクセス要件
既存のお客様の場合、カスタム・ロールを変更する必要はありません。 新しいお客様が新しい「等級ラダー」ページにアクセスするには、カスタム・ロールに次の機能権限を割り当てる必要があります。
権限 | ロール |
---|---|
アサイメント等級ラダーの管理(PER_MANAGE_ASSIGNMENT_GRADE_LADDER_PRIV) |
|