ポジションの昇格昇進および変更のための新規Redwoodプロセス
ポジション、アサイメント、給与および給与計算の詳細を単一のトランザクションで変更する、新しいRedwoodプロセス「ポジションの昇格・昇進および変更」が提供されるようになりました。 新しいクイック処理「ポジションの昇格・昇進および変更」は、ライン・マネージャとHR担当者の「自分のチーム」タブと「自分のクライアント・グループ」タブでそれぞれ使用できます。
アサイメントを選択するとこのプロセスが開き、オプションのステップが「含める情報」ページに表示されますが、デフォルトではオプションのステップはオフになっています。 これらのステップをこのページで有効にする必要があります。 「時期および事由」、「アサイメント」、「ポジション詳細」、「ポジション上書き」、「年功起算日」、「支援が必要な場合はご連絡ください」 などの必須ステップは、「含める情報」ページに表示されません。
質問リスト
「時期および事由」ステップでは、就業者が現在所属する既存のポジションの定義を変更するか、または就業者を別のポジションに昇格・昇進させるかをマネージャまたはHR担当者が決定する必要があります。 就業者を別のポジションに異動する場合は、別のビジネス・ユニットとポジションを選択できます。 ただし、ポジションに複数の在職者がいる場合は、ポジション情報を変更できません。
既存のポジションを変更するか、就業者を別のポジションに異動するかを選択
「ポジション上書き」ステップに関する注意点は次のとおりです:
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以前は、変更された値がポジション上書きポップアップに表示されていました。 現在は、ポジション同期化に使用可能なすべての属性が表示されます。
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組合、交渉団体および労働協約が一緒にまとめられています。
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同期された属性は、アサイメントで読取り専用になります。
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ポジションからすべての属性がデフォルト設定されます。
アサイメント詳細の追加
この機能には、次の利点があります。
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マネージャおよびHR担当者が、単一のトランザクションで就業者のポジション、アサイメント、給与および給与計算を変更できます。
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複数のプロセスを使用する場合に必要だった複数の承認が不要になります。
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ポジション変更からアサイメント変更が同期化されるまでの待機時間がなくなります。
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アサイメントの同期後に、給与、報酬および給与計算を個別に更新する必要がなくなります。
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ビジネス・プロセス全体の完了時間が短縮します。
有効化のステップ
権限、ジョブ・ロールまたはその両方を割り当てるか更新して、機能にアクセスできるようにします。 詳細は、アクセス要件の項を参照してください。
ヒントおよび考慮事項
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ガイド付きジャーニおよびコンテキスト・ジャーニがサポートされています。
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「時期および事由」ステップで独自のトランザクション有効日を指定できます。 「デフォルトで設定された雇用トランザクション日」(ORA_PER_EMPL_DEFAULT_EFFECTIVE_DATE)プロファイル・オプションの設定に基づく日付のデフォルト設定が、このプロセスでサポートされなくなりました。
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「含める情報」ステップに戻って、このステップを選択または選択を解除できるようになりました。 ただし、選択内容を変更しても警告メッセージは表示されません。 「含める情報」ステップでステップの選択を解除すると、入力したデータはすべて失われます。
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プロセスの終わりまで到達した後に「含める情報」ステップにナビゲートして戻った場合は、少なくとも「アサイメント」ステップまでナビゲートしないと、トランザクションを送信できません。
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プロセスから離れるようにナビゲートした場合は、警告メッセージが表示されず、データも保存されません。
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「送信」ボタンは、プロセス内のすべての必須セクションにナビゲートした場合にのみ有効になります。 ただし、必須セクションにナビゲートしない場合に、警告またはエラー・メッセージは表示されません。
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アサイメントの標準勤務時間を超える合計週次勤務時間は追加できません。
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「コメントおよび添付」ステップは、承認が有効な場合に表示されます。
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保存および一時保存のオプションは使用できません。
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レスポンシブ・プロセスのトランザクション・コンソールに承認ルールを構成した場合は、Redwoodプロセスにも同様に適用されます。
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ワークリスト通知では、承認履歴がデフォルトで展開されます。
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承認待ちの処理中トランザクションがある場合に、Redwoodプロセスを有効にすると、トランザクションの送信時にエラーが表示されます。 ワークリストの承認通知から、送信済トランザクションのレスポンシブ・ページにアクセスできます。
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将来のリリースでは、次の機能が実装されます:
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オートコンプリートを使用したデフォルト設定および検証。
- 付加フレックスフィールド(DFF)および拡張可能フレックスフィールド(EFF)のパラメータ。
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承認による編集の必須ステップに移動した後の「送信」ボタンの有効化。
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ユーザーが初めてステップを選択してデータを入力または変更した後、ステップの選択を解除した際のステップ・データのリセット。
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アサイメントの有効開始日および終了日に基づく有効日の制限。
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任意の値リストの有効日に基づくデータのフィルタリング。
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ORA_POS_HIRING_STATUS_FILTERプロファイル・オプション値に基づくポジションのフィルタリング。
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ポジション変更時の先日付のレコードおよび将来の在職者の検証。
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プロファイル・オプションに基づく等級の検証。
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追加アサイメント情報の複数行EFFの検証。
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常勤換算(FTE)およびヘッドカウントの自動計算。
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正社員臨時およびフルタイムまたはパートタイムの属性に基づくアサイメント・カテゴリの導出。
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等級に基づく等級ステップの導出。
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試用期間終了日および試用期間の導出。
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後日追加されるアサイメント属性 - 調整常勤換算、年間勤務期間、年間勤務比率、アサイメント番号、アサイメント標準勤務時間、アサイメント・ステータス、導出標準勤務時間、等級ステップ昇格に含める、通知期間、プライマリ・アサイメント、予定終了日、標準年間勤務期間および勤務先課税住所。
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「Peopleグループ」および「デフォルト費用勘定」キー・フレックスフィールド。
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処理およびアサイメント・ステータスを処理からデフォルト設定。
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部門から所在地をデフォルト設定。
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ポジションおよび部門に基づいて、「マネージャ」値リストのマネージャをデフォルト設定。
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値リストに3文字以上入力しなくてもマネージャを検索する機能。
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非就業者をマネージャとして追加する機能。
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編集モードでのマネージャ名の表示。
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マネージャ・タイプおよびマネージャ名に基づくマネージャのソート。
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ORA_PER_EMP_RETAIN_CHANGESプロファイル・オプションに基づく有効な雇用変更の保持。
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直属の部下の追加と再割当
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追加アサイメント情報の承認後通知。
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文書レコードの添付を承認通知に表示する機能。
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ポジション、組合、交渉団体および労働協約の追加情報を表示する複数列レイアウト。
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「週次勤務時間」ステップでの残りの勤務時間の自動表示。
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「給与」および「個別報酬」ステップの通貨スイッチャの追加。
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「個別報酬」ステップでの予算と株式の統合のサポート。
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個別報酬プラン設定に強調表示で指定されたインストラクションの強調表示のサポート。
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主なリソース
詳細は、Oracle Help Centerで次のリソースを参照してください。
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グローバル人事管理の使用ガイドの就業者の採用と管理の章の「個人の昇進」の「個人の昇格と異動」の就業者昇格・昇進の例
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グローバル人事管理の使用ガイドのジョブとポジションの章のアサイメント値のポジションからの継承方法
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グローバル人事管理の使用ガイドのジョブとポジションの章のポジション・プロファイルの作成。
HCMでのRedwoodページの拡張の詳細は、Oracle Help Centerのこの機能のお知らせを参照してください。
アプリケーション間で再作成されたページのすべてのプロファイル・オプションのリストは、My Oracle Supportの次のドキュメントを参照してください:
- HCM Redwood Pages with Profile Options - MOSドキュメント - 2922407.1
アクセス要件
この表は、この機能をサポートする集計権限およびそれらを継承する事前定義ロールを示しています。
セクション |
集計権限名 |
ジョブ・ロール名 |
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事前定義済ロールを使用している場合、処理は必要ありません。 ただし、これらのロールのカスタム・バージョンを使用している場合、この機能を使用するには、そのカスタム・ロールにこれらの機能権限を追加する必要があります。 既存のロールへの新機能の実装の詳細は、My Oracle Supportにあるリリース13のOracle Human Capital Management Cloud Security Upgrade Guide (ドキュメントID 2023523.1)を参照してください。