生成AIを使用したアカウント摘要の生成
生成AIを使用して.PDF文書(10k財務開示文書など)からアカウントの摘要を生成することで、アカウント・プランニング・アクティビティを支援します。営業担当は「アカウント詳細」ページの処理バーに「アカウント摘要の生成」と入力できます。摘要がすでに存在する場合、この処理によってドロワーがオープンし、アカウント摘要が表示されます。表示する摘要がない場合は、任意の文書をアップロードすることができます。たとえば、任意の10k文書を選択してアップロードし、処理の完了後に「生成」をクリックすると、その10k文書に基づいて摘要が生成されます。生成された摘要がテキスト領域に表示され、そこで摘要をレビューおよび変更できます。ライティング・アシスタントを使用して校正または書式変更をしてから、摘要を保存できます。
アカウント摘要の生成
この機能により、長文の文書を閲覧したり、アカウントに関する情報をインターネットで検索したりすることなく、簡単にアカウントを調査できるため、時間を大幅に節約できます。
有効化のステップ
「販売における生成AI機能の使用」機能の選択が有効になっていることを確認します。そうでない場合は、次のステップに従って有効にします。
- 管理者としてCX Salesインスタンスにログインし、「設定および保守」にナビゲートします。
- 「営業」で、「営業におけるインテリジェンス」機能領域の横にあるドロップダウン・メニューをクリックします。
- 機能選択の変更をクリックします
- 「販売における生成AI機能の使用」を有効にします
「営業におけるインテリジェンス」機能領域
「販売における生成AI機能の使用」
次に、Redwood営業アプリケーションの処理バーからこの機能を有効にするスマート処理を有効にします。そのためには、次を手順を実行します。
- ナビゲータの構成領域にナビゲートし、「サンドボックス」をクリックします。
- 新しいサンドボックスを作成して入り、ツールとしてアプリケーション・コンポーザを選択します。
- 左側のパネルの「スマート処理」リンクをクリックします。
- 検索ボックスで、「アカウント摘要の生成」スマート処理を検索します。
- スマート処理を有効化します
- サンドボックスをテストして公開します。
「アカウント摘要の生成」スマート処理の有効化
ヒントと考慮事項
- すべての生成AI機能についていえることですが、生成されたコンテンツの正しさと正確さを、ユーザーがしっかりと確認および検証することが重要です。
- インサイトの生成に使用されるプロンプトを変更することで、10k文書から生成されるインサイトを管理できます。この機能に使用されるプロンプト・コードはcx.sales.generate_account_description_from_documents_using_ragで、プロンプト管理UIで変更できます。
- インサイトをさらに追加するには、「#」をセパレータとして使用します(例: Short summary of company's business#Competitive Landscape#Industry Trends#Strategic Initiatives)
- 回答には、これらの各項目が個別の段落として含まれます。
- デフォルトでは、生成されたアカウント摘要は「摘要」フィールドに保存されます。他の目的で「摘要」フィールドを使用している場合は、レイアウトを変更して別のフィールド(長いカスタム・テキスト・フィールドなど)を参照するようにします。
- 文書をアカウントにアップロードすると、文書はアカウントの添付ファイルとして保存されます。アカウント摘要の生成時に開くドロワー内の文書を削除しても、対応する添付は削除されません。必要に応じて、添付サブビューから添付を削除します。
- アカウント摘要の生成時に文書を選択しない場合、アカウント摘要はLLM知識に基づいて生成されますが、LLM知識が古くて不正確である場合があります。そのため、生成AI機能を使用する場合は、生成されたコンテンツの精度と正確性を検証してください。
- アカウント摘要を多くのチャネルにわたって統合的なシームレスな方法で表示するため、アカウント摘要が保存されるフィールドをZCA_SAVE_ACC_SUMMARY_TO_FIELDプロファイル・オプションを使用して識別しています。カスタム・フィールドを使用して摘要を保存する場合は、このプロファイル・オプション値を更新してください。
アクセス要件
カスタム・ロールを使用している場合に、生成AI機能へのアクセスを特定のロールのみに制限する必要がある場合は、それらのユーザーにZCA_USE_GENAI_IN_SALES_PRIV権限を付与すれば対応できます。