Oracle Transactional Business Intelligence (OTBI)を使用した製造作業定義の分析

複数の製品にわたって大量の製造作業定義を管理するには、レビューおよび更新が必要な作業定義を簡単に識別できる、柔軟で効率的なレポート機能が必要です。作業定義により、プランニング収集、作業オーダー、オーダーなし完了トランザクションおよび原価積上プロセスの基盤が提供されるため、新製品の導入や、数量更新および新規資材などのエンジニアリングおよび製造の変更管理シナリオで、作業定義の正確性と完全性を確保する必要があります。

この機能を使用すると、Oracle Transactional Business Intelligence (OTBI)サブジェクト領域「製造 - 作業定義リアルタイム」を使用して、アドホック作業定義レポート、分析およびダッシュボードを作成し、表示できます。供給計画、作業実行、原価計算などのダウンストリーム・プロセスの作業定義の準備を確実にできます。また、作業定義レポートを保存およびエクスポートしたり、OTBIでレポートURLを作成して内部および外部の利害関係者と共有し、製造設定およびプランの作成の可視性を高めたりすることもできます。

次のスクリーンショットは、今後の変更オーダーの作業定義をレビューするためのOTBI分析を示しています:

今後の変更オーダーの分析を含む作業定義

OTBIを使用して製造作業定義を分析することで、製造マスター・データ設定と変更管理シナリオの可視性と精度が向上し、正しい作業オーダーが実行されるようになります。

これらの機能のデモを次に示します:

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

OTBIの「製造 - 作業定義リアルタイム」サブジェクト領域を使用して、構成品目の作業定義、削除済作業定義または保守作業定義についてレポートすることはできません。
「製造 - 作業定義リアルタイム」サブジェクト領域の作業定義ディメンションは、他の製造サブジェクト領域の作業定義ディメンションとは異なり、現時点で、共通ディメンションではありません。

主なリソース

「Oracle Transaction Business Intelligence (OTBI)を使用した製造作業定義の分析」のデモを視聴してください。
Oracle Fusion Cloud SCM: Manufacturingの使用ガイドを参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
Oracle Fusion Cloud SCM: 製造およびサプライ・チェーン資材管理の実装ガイドを参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
OTBIでのレポートURLの作成の詳細は、製品ドキュメントを参照してください。

アクセス要件

次の職務ロールを含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能を使用できます:

FBI_MFG_EXECUTION_ANALYSIS_DUTY

この職務ロールは、この更新の前から使用可能でした。