重要な処理および考慮事項
デフォルトで使用可能になるRedwoodページのチェック
Redwoodページの中には、今回の更新でデフォルトで使用可能になるものがあります。 詳細は、次のリソースを確認してください:
- プロファイル・オプションがあるSCM Redwoodページ: この記事には、プロファイル・オプションによって制御されるSCM Redwoodページの添付リストが含まれています。 どのページが更新によってデフォルトで使用可能になるかを特定するには、リリース時のデフォルトの列を確認してください。
- オプトイン失効付きの機能: このページにはオプトイン機能のリストがあり、各機能がどの更新でデフォルトで使用可能になるかが明示されています。 SCM Redwoodの機能名は、先頭にRedwoodが付いています。
プロファイル・オプションによって制御されるRedwoodページが、ある更新でデフォルトで使用可能になる場合に、ユーザー側がそのページのRedwoodバージョンに移行する準備がまだできていないときは、プロファイル・オプション設定を変更してクラシック・バージョンのページに戻せます。
交換および削除された機能
オラクル社は、既存のクラウド・サービスの機能を新しい機能に置き換えたり、既存の機能を削除することがあります。 置換された機能は、削除するパスに配置されることがあります。 新しいバージョンが使用可能になり次第、置き換えられた機能の新しいバージョンを使用することがベスト・プラクティスとなります。
このセクションでは、このクラウド・サービスで置換された機能、または削除される予定の機能を示します。
モジュール | 削除される機能 | 削除予定 | 置換後の機能 | 置換時期 | 追加情報 |
---|---|---|---|---|---|
グローバル・オーダー納期回答 |
使用可能供給RESTリソース オーダー納期RESTリソース |
25C | グローバル・オーダー納期回答RESTリソース | 20D |
使用可能供給およびオーダー納期RESTサービスに対する追加の拡張は行われません。 これらのリソースは25Cで削除されるまで継続して動作しますが、できるだけ早い時期に代替のグローバル・オーダー納期回答サービスに移行する必要があります。 グローバル・オーダー納期回答RESTリソースは、有効数量チェック、配賦ルール、オーダー・スケジューリング、供給情報など、オーダー納期回答機能へのより包括的なアクセスを提供します。 また、パフォーマンスも向上します。 グローバル・オーダー納期回答RESTリソースの詳細は、Oracle Help CenterにあるOracle Fusion Cloud SCMのREST APIを参照してください。 |
オーダー管理 |
「新しいオブジェクトのパージ」スケジュール済プロセス 「新しいユーザー要求のパージ」スケジュール済プロセス |
25C |
「クローズ済販売オーダーおよび履行明細からの非トランザクション・エンティティの削除」スケジュール済プロセス |
24C |
置換スケジュール済プロセスの詳細は、クローズ済販売オーダーおよび履行明細からの非トランザクション・エンティティの削除を参照してください。 |
オーダー管理 | オーダー受入要求SOAPサービスでのRequestHoldおよびReleaseHold操作 | 25D | オーダー・ハブの販売オーダーRESTリソースでの「保留の適用」および「保留のリリース」処理 | 23C |
RESTリソースで「保留の適用」および「保留のリリース」処理を使用するには、まず特定のプロファイル・オプションを作成して使用可能にする必要があります。 詳細は、REST APIを使用した保留の適用およびリリースを参照してください。 オーダー・ハブの販売オーダーRESTリソースの詳細は、Oracle Help CenterにあるOracle Fusion Cloud SCMのREST APIを参照してください。 |
オーダー管理 |
オーダー受入要求SOAPサービス - 次の操作が置換されます:
|
25D |
次のものに置換されます:
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23C |
オーダー受入要求サービスSOAPサービスは、ソース・オーダーをオーダー獲得システムからOracle Order Managementにインポートします。 このサービスおよびそのすべての操作(ReleasePausedTasksを除く)は置換されました。 できるだけ早く置換オプションに移行してください。 RESTリソースの詳細は、Oracle Fusion Cloud SCMのREST APIを参照してください。 FBDIインポートの詳細は、SCMのファイルベース・データ・インポート(FBDI)を参照してください。 どちらのガイドもOracle Help Centerで入手できます。 |
オーダー管理 |
オーダー・インポートSOAPサービス - 次の操作が置換されます。
|
25D |
次のものに置換されます:
|
23C |
オーダー・インポートSOAPサービスは、ソース・オーダーをオーダー獲得システムからOracle Order Managementにインポートします。 このサービスおよびそのすべての操作は置換されました。 できるだけ早く置換オプションに移行してください。 RESTリソースの詳細は、Oracle Fusion Cloud SCMのREST APIを参照してください。 FBDIインポートの詳細は、SCMのファイルベース・データ・インポート(FBDI)を参照してください。 どちらのガイドもOracle Help Centerで入手できます。 |
オーダー管理 | 保留を処理する元の方法 | 25C | 保留を処理する新しい方法 | 24C |
24Cの更新から、FOM_NEW_HOLDS_PROCESSINGプロファイル・オプションを有効にして、より迅速かつ効率的な保留処理方法を使用できるようになりました。 25Cの更新以降、オーダー管理はデフォルトでこの新しい処理方法を使用するように事前定義されます。 プロファイル・オプションを使用可能にする必要はなくなり、プロファイル・オプションは使用できなくなります。 詳細は、オーダー管理拡張を使用した保留の適用を参照してください。 |
価格設定アルゴリズムの変更
Oracle Pricingの一部のアルゴリズムがこの更新で変更されており、変更によって処理が必要になる場合があります。
価格設定プロセス |
アルゴリズム名 |
変更のタイプ(新規/更新) |
変更の説明 |
価格販売トランザクション |
無料およびプロモーション品目条件の処理 |
更新 |
原価要素手数料コンポーネントを無料品目に組み込むための変更。 |
価格販売トランザクション |
初期値の設定 |
更新 |
改訂オーダーのすべてのクローズ済明細で無料品目プロモーションを保持するための変更。 |
価格販売トランザクション |
価格販売トランザクション |
更新 |
出荷手数料計算による事前価格設定済オーダーの手動価格調整問題を修正するための変更。 |
価格販売トランザクション |
分散調整 |
更新 |
モデル品目割引のマイナス分割配分を修正するための変更。 |
価格販売トランザクション |
手数料コンポーネント説明メッセージの移入 |
更新 |
プロモーション・フローに新しい価格設定メッセージを組み込むための変更。 |
価格販売トランザクション |
階層価格設定の適用 |
更新 |
手数料コンポーネントのPromotionCode属性を移入するための変更。 |
価格販売トランザクション |
価格設定条件の適用 |
更新 |
手数料コンポーネントのPromotionCode属性を移入するための変更。 |
価格販売トランザクション |
プロモーションの適用 |
更新 |
プロモーション・コードの処理に対する変更。 |
バージョン1以上のアルゴリズムがある場合は、更新またはパッチを適用するたびに調整および促進を行う必要があります。 新機能には、新しいアルゴリズムまたは更新されたアルゴリズムが含まれる場合があり、調整および促進後にのみ正しく動作します。 すべてのアルゴリズムがバージョン0の場合、調整および促進する必要はありません。
拡張アルゴリズムが不要になった場合は、バージョン2以上のアルゴリズムをすべて削除してから、「すべてのバージョン1を削除」処理を使用します。 このようにして、更新またはパッチ適用時にアルゴリズムを調整および促進する必要はありません。 詳細は、最新の更新への価格設定アルゴリズムの促進を参照してください。
通貨換算の変更
インポート・ペイロードまたはオーダー管理拡張のCurrencyConversionType属性を次のように設定した場合:
- ユーザー: CurrencyConversionRateおよびCurrencyConversionDateに値を含める必要があります。
- その他の値: CurrencyConversionRateおよびCurrencyConversionDateに値を含めないでください。
Oracle Receivablesでは、設定に従って値がデフォルト設定されます。 また、販売オーダーの改訂時は通貨および通貨換算を変更できません。
更新25C以降、オーダー管理では、販売オーダーを送信するときにこれらの値が検証されます。 正しい通貨詳細がない販売オーダーは拒否されます。 25Cに更新する前に、実装を検証し、必要に応じて修正する必要があります。
ファイルベース・データ・インポート(FBDI)テンプレートの変更点
この更新で、サプライ・チェーン・プランニングFBDIテンプレートが変更されました。 各変更の詳細は、次のFBDIテンプレートの指示タブを参照してください。
- ソーシング(ScpSourcingImportTemplate)
最新のテンプレートは、Oracle Help CenterにあるOracle Fusion Cloud SCM: SCM用ファイルベース・データ・インポート(FBDI)のサプライ・チェーン・プランニングの項から入手できます。
関係タイプが「担当者」であることを確認
Oracle Order Managementのクラシック・ページを使用する場合は、オーダー明細の「請求先担当者」、「販売先担当者」および「出荷先担当者」属性で選択した値の関係タイプが「担当者」であることを確認する必要があります。 そうしないと、Order Managementは販売オーダーを発行しますが、Oracle Receivablesで問題が発生する可能性があります。
関係タイプは、「顧客データ管理」の「個人」作業領域で、「個人の編集」ページで「関係」をクリックし、関係を編集して「関係」属性を設定するときに指定します。 「個人の編集」ページで変更を保存した後は、個人の関係を変更できませんが、販売オーダーを修正して別の担当者を選択できます。
別の方法として、Order Managementの再設計されたページをRedwoodエクスペリエンスで使用することも、REST APIを介してインポートすることもできます。Order Managementでは、関係タイプが正しいかどうかが自動的に検証されます。
Order Managementによる分割明細の自動移入
Oracle Order Managementは、更新23Aにプロファイル・オプションを追加しました。このプロファイル・オプションは、「履行明細の分割」ダイアログで行を分割するときに、新しい分割明細の値に元の明細の値を自動的に移入するかどうかを制御します。 更新25B以降、Order Managementでは、Redwoodユーザー・エクスペリエンスで再設計されたページでそのプロファイルが使用されなくなり、かわりに値が自動的に移入されます。 Order Managementでは、引き続きクラシック・ページのプロファイルが使用されます。
機能のオプト・インに必要な権限
「Redwood: 販売オーダーの作成と管理」機能にオプト・インするには、次の既存の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられている必要があります:
- オプトイン機能のタスクの管理(DOO_ADMINISTER_TASKS_FOR_OPTIN_FEATURES_PRIV)