未請求トランザクション管理のためのRedwoodユーザー・エクスペリエンス
次世代のRedwoodユーザー・エクスペリエンスを使用して未請求トランザクションを継続的に管理し、請求期間終了での時間的な圧力を軽減して、請求書の精度を向上させてクレジット再請求の数を減らします。
「請求トランザクション」ページを示すスクリーンショット。 検索、通貨の切替えおよびデータ・グリッドの機能が強調表示されています。
ステータス・バッジ、ステータス理由およびステータスの変更処理管理が強調表示された「請求トランザクション」ページ。
ステータスの変更処理が進行中の「請求トランザクション」ページ。
詳細を表示するためにオープンされた、単一の「請求トランザクション」。
この最初のリリースでは、次のユーザー・エクスペリエンスを利用できます:
- スマート検索: 関心のあるトランザクションをすばやく見つけることができます。 次の基準でトランザクションをフィルタします:
- プロジェクト
- トランザクション日付範囲
- トランザクション・タイプ
- トランザクション番号(キーワード検索を使用)
- ステータス
- ステータス理由
- データ・グリッドは、トランザクションを管理するための使い慣れたスプレッドシートのようなUIであり、画面を最大限に活用できます。
- 列のドラッグ・アンド・ドロップ
- 列の非表示
- データまたは見出しに合わせた列のサイズ変更
- 列のソート(現在は「トランザクション日」列のみがソート可能)
- 請求トランザクションを変更する機能を含む、選択ベースの処理:
- ステータス(準備完了、保留中、請求不可のいずれか)
- 請求数量
- 単価
- 請求金額
このユーザー・エクスペリエンスについて、次の2つのユーザー・ストーリで説明します:
Amy Watkins、プロジェクト・マネージャ
- Amyは、Vision Operationsの組織で5つのプロジェクトを管理しています。 今月の第2週に、Amyはプロジェクトの1つについて、過去2週間の未請求労務トランザクションをクライアントとレビューしようと考えています。
- Amyは「プロジェクト管理」作業領域にナビゲートし、「自分のプロジェクト」リストから目的のプロジェクトを選択し、タスク・ドロワーから新しい「請求トランザクションの管理」リンクを選択します。 「請求トランザクション」ページが開き、Amyにデータ・アクセス権があるトランザクションが表示され、「自分のプロジェクト」ページで選択したプロジェクトについてのフィルタが適用されます。
- 「請求トランザクション」ページは、PMOで作業するAmyのプロジェクト管理者も使用できます。 「請求トランザクションの管理」リンクには、「プロジェクト財務管理」作業領域のタスク・ドロワーからアクセスします。
- Amyは特定のビジネス上の質問に対処するために、検索基準を絞り込むことができます:
- トランザクション・タイプにフィルタを追加して、労務トランザクションに限定します。
- トランザクション日付範囲にフィルタを追加して、トランザクションを過去2週間に制限します。
- ステータスにフィルタを追加して、未請求のトランザクションのみを表示します。
- クライアントとのレビュー中に、プロジェクト・チーム・メンバーが特定の日付に記帳した時間数について潜在的な問題(12時間が記帳されたが、Amyとクライアントは8時間を想定していた)が見つかります。 これらのトランザクションがまだ請求されていないことを確認するために、Amyはトランザクションを選択し、ステータスを「保留中」に変更して、構成可能なリストから適切な処理理由(「Client query」)を選択します。 Amyは、検索基準を含むページにブラウザ・ブックマークを作成し、必要に応じて後でこのコンテキストに戻ることができるようにします。
- Amyはプロジェクト・チーム・メンバーとこの問題について話し合い、タスクを完了するために12時間作業したことを確認します。これは、クライアントと合意した計画金額を超えています。 ここで、Amyには4つのオプションがあります:
- 超過についてクライアントに知らせて、支払う気がどの程度ありそうかを探ります。 または
- タイム・カードを8時間に変更するようチーム・メンバーに依頼します。 これは、工数と計画のレポートが歪曲され、プロジェクト・コストも歪曲されるため、最適な方法とはいえません。 または
- プロジェクト・コストを請求可能(8時間)おと請求不可(4時間)のトランザクションに分割します。 こうすると、追加の請求トランザクションを作成する必要があります。 または
- (このリリースの新機能)プロジェクト請求スペシャリストと連絡を取り、「請求トランザクション」ページでこのトランザクションの請求数量を8時間に修正します。 この変更は、プロジェクト・コスト・トランザクションに記録された工数には影響しません。 権限があれば、プロジェクト・マネージャも必要に応じてこの処理を実行できます。アクセス要件の項を参照してください。
- Amyは、オプション4が問題を修正するための最良の方法であると判断します。 プロジェクト請求スペシャリストがこの変更を加えたら、Amyは構成可能な値リストから適切な処理理由(「PM reviewed」)を選択して、請求トランザクションのステータスを(請求)「準備完了」に更新します。
Ben Simmons、プロジェクト請求スペシャリスト
- Benは、Vision Operationsの組織内のプロジェクト請求プロセスの円滑な運用を担当しています。 Benは、100人のプロジェクト・マネージャの請求ニーズに対応し、各プロジェクト・マネージャは一度に1から10の請求可能プロジェクトを管理しています。
- プロジェクト・マネージャは、多数のプロジェクトの月次の未請求料金金額が正しくないようだとBenに知らせます。 各プロジェクトに1,000 USDの料金が追加されていますが、1,500 USDにする必要がありました。 プロジェクトはすべて同じクライアント向けであり、同じクライアントのプロジェクトは同じコード「HILMAN」で始まるようにプロジェクト番号が構成されています。
- Benは、「契約管理」 > 「請求書」作業領域にナビゲートし、タスク・ドロワーから新しい「請求トランザクションの管理」リンクを選択します。 「請求トランザクション」ページが開き、Benにデータ・アクセス権がある請求トランザクションが表示されます。
- Benは「プロジェクト」フィルタチップの削減リストを使用して、「HILMAN」で始まるすべてのプロジェクトをフィルタリングします。 Benは必要に応じて追加のフィルタを適用します:
- トランザクション・タイプにフィルタを追加して、料金トランザクションに限定します。
- トランザクションの日付範囲にフィルタを追加して、トランザクションを現在の月に制限します。
- ステータスにフィルタを追加して、未請求のトランザクションのみを表示します。
- Benは、請求金額が1,000 USDの20件の料金トランザクションを確認します。 Benはトランザクションを選択し、指示に従って請求金額を1,500 USDに変更する処理を実行します。 処理が正常に完了し、関連付けられている請求イベントに変更が自動的に同期されることを通知するメッセージがBenに表示されます。
- Benは、数量ベースで価格設定されているトランザクションの単価および請求数量を変更するために、同様の処理を実行できます。
この機能の主なビジネス上の利点は次のとおりです:
- 請求書を早期に生成しなくても、未請求のトランザクションを継続的にレビューおよび修正することで、請求期間終了時のプレッシャを軽減します。
- 契約またはレート・ソースに戻らずに、欠落レート例外を迅速に修正するための代替アプローチを提供します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプトインUIを使用します。 手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: プロジェクト財務管理 オプションなし:自: 26Dの更新
追加のステップ:
- この機能を有効にするには、以前にリリースされた「コスト・インポート時の請求トランザクション作成」機能を有効にする必要があります。 アプリケーションの動作に重要な変更が加えられるため、この機能のリリース・レディネスの資料を十分に確認してください。
- ユーザーがステータス変更処理を実行する際に、必要に応じて変更の理由を指定できます。 これらの処理理由は、「設定および保守」の「標準参照の管理」タスクを使用して構成されており、請求トランザクションのステータスごとに1つの参照タイプがあります:
- 参照タイプ・コード: ORA_PJB_BT_ACTION_STS_HOLD、参照内容: 請求トランザクション・ステータスを保留中に変更する理由
- 参照タイプ・コード: ORA_PJB_BT_ACTION_STS_NONBIL、参照内容: 請求トランザクション・ステータスを請求不可に変更する理由
- 参照タイプ・コード: ORA_PJB_BT_ACTION_STS_READY、参照内容: 請求トランザクション・ステータスを準備完了に変更する理由
- 既存のプロファイル・オプション「Oracle Fusion Receivablesに送信する請求書明細の単位」(PJB_AR_INVOICE_UOM)を構成する必要があります。これは、金額ベースの価格設定の請求トランザクションのデフォルトとして使用されるためです。 詳細は、「ヒントと考慮事項」の「重要な概念」の項を参照してください。
- プロジェクト・マネージャの請求トランザクションへのアクセス権を制御するシード済データ・セキュリティ・ポリシーは、「設定および保守」の「プロジェクト・ロールの管理」タスクで、プロジェクト・マネージャのジョブ・ロールにマップされているユーザーのプロジェクト・ロール(エンタープライズ・ロールとも呼ばれる)に依存しています。 これは、このリリースにおける変更ではなく、以前にリリースされた「Oracle Transactional Business Intelligenceを使用した請求トランザクションおよび例外の分析」(23B)機能からのリマインダです。
ヒントと考慮事項
重要な概念
「請求トランザクション」ページの仕組みを理解するには、次の概念が重要ですが、お客様のニーズをより適切にサポートするために、「請求トランザクション」ビジネス・オブジェクトの形状により、ユーザー・エクスペリエンスがどのように標準化および簡素化されているかを理解するためにも重要です:
- 「請求トランザクション」ページでは、ユーザーが外部請求に適用可能な請求トランザクションを管理できます。 このページは、収益のみのトランザクションや、会社間請求またはプロジェクト間請求に関連する請求トランザクションを管理するように設計されていません。
- 請求トランザクションの請求額は、常に請求数量と単価(レート)の積として表すことができます。 このルールは、請求レートが使用されたのか、値入れされたのかなど、請求トランザクションの価格設定方法に関係なく適用されます。
- 上記をサポートするために、請求数量、単価または請求額を変更する処理をユーザーが実行できるかどうかを制御する「価格設定タイプ」の概念が導入されました(UIには現在表示されません)。 現在は2つの価格設定タイプがサポートされています:
- 数量ベース: 請求金額は、記録された数量に単価を適用して計算され、わかりやすい単位で示されます。 たとえば、請求レートが設定されたレート・スケジュールを使用して価格設定された請求トランザクションや、項目ベースの請求イベントなどがあります。 権限のあるユーザーは、この価格設定タイプのトランザクションの数量や単価を変更できます。
- 金額ベース: 請求金額が直接記録されるか、通貨金額が乗数またはパーセントで減額されます。 記録された数量は、請求金額の計算には使用されません。 たとえば、値入れされたレート・スケジュールを使用して価格設定された請求トランザクションや、項目ベースではない請求イベントなどがあります。 金額ベースで価格設定されたトランザクションの数量は「1」、デフォルトの単位(「有効化のステップ」セクションを参照)および単価は請求金額と等しくなります。 権限のあるユーザーは、この価格設定タイプのトランザクションの請求金額を変更できますが、数量や単価は変更できません。
- ユーザーが請求トランザクションのステータスを変更すると、下位互換性のために、これらの変更がソース・トランザクション(プロジェクト・コストや請求イベント)とバックグラウンドで同期されます。 請求イベントに関連付けられた請求トランザクションの請求数量や金額の変更も同様に処理されて、変更が請求イベントに同期されます。 それとは反対に、請求トランザクション数量に対する変更は、プロジェクト・コスト・トランザクションには同期されません。 これは、コスト数量および請求数量を、それぞれのビジネス・オブジェクトの最上位クラスのメジャーと見なして、お客様に最大限の柔軟性を提供しているためです。 したがって、一方が他方に影響を与える(たとえば、請求数量のデフォルトとしてコスト数量が使用されている)可能性があってもは、これら2つがシステムで一緒にロックされることはありません。
- 通常、Redwoodのページでは、お客様が統合ソリューションや自動化ソリューションを構築するために提供しているのと同じREST APIを使用しています。 したがって、請求トランザクションのステータス、数量、単価および請求額を変更する処理も、REST APIで使用できます。
よくある質問
ページにブラウザ・ブックマークを作成できますか。
はい。 ブラウザ・ブックマークは完全にサポートされており、現在の請求トランザクションの検索基準がブックマークに含まれています。 このURL構造は、OTBIなどの他のアプリケーションからのリンクにも使用できます。 現在サポートされているすべてのフィルタが含まれたページURLの例を次に示します:
https://{{yourfusionurl.com}}/fscmUI/redwood/project-billing/bill-transactions/manage?billing_status=READY%7CON_HOLD&keywords=100106415011830&project_id=300100628624901&status_reason=PM_REVIEW_READY&transaction_date=2023-06-01%7C2024-08-31&transaction_type=10001
ブラウザのリフレッシュ・ボタンを使用できますか。
はい。検索基準はURLを介して保持されます。 ページ上のデータをリフレッシュする処理を実行した後に、ブラウザのリフレッシュを使用できます。
一部の通貨金額の隣にある記号は何ですか。
請求書通貨または契約通貨がトランザクション通貨と異なる場合は、(契約およびアプリケーション設定に従って)通貨換算が実行されます。 表示金額が通貨換算の結果である場合は、金額の横にあるアイコンでこの処理が行われたことを示しています。
通貨スイッチャおよび通貨換算インジケータが表示された「請求トランザクション」ページ
トランザクション番号で検索するにはどうすればよいですか。
これはキーワード検索を使用して実行します。 スマート検索ボックスにトランザクション番号を入力して[Return]を押します。 現在、キーワード検索では「トランザクション番号」属性のみが使用可能です。
トランザクション番号のキーワード検索が表示された「請求トランザクション」ページ。
データ・アップグレード
請求トランザクション・ビジネス・オブジェクトが形作られてきたのは去年くらいからです。 この間、ステータス、ステータス理由および価格設定タイプなどの新しいプロパティをビジネス・オブジェクトに追加してきました。 したがって、履歴トランザクションでは、これらのプロパティが空白(null)になります。 通常、未請求トランザクションのライフサイクルは比較的短い(多くのお客様が毎月未払いを請求する)ため、これは問題にならないと考えられます。 また、請求トランザクションの管理は新しいビジネス・プロセスであるため、このUIは新規プロジェクトにのみ使用することもお薦めします。
ただし、請求トランザクションの履歴を問い合せて管理することがビジネスにとって重要な場合は、データをアップグレードする機能が提供されています。 これは元に戻せないプロセスであるため、必ず非本番環境で実行して、結果を突き合せてください。 データ・アップグレードを実行するには、「コスト・インポート時の請求トランザクション作成」機能にオプト・インしている必要があります。 次に、次のパラメータを指定して「請求書の生成」プロセスを実行する必要があります:
-
請求トランザクションの作成: いいえ
-
請求書の作成: いいえ
- 請求タイプ: 外部
データ・アップグレード・プロセスに関してよくある質問:
データ・アップグレード・モードで実行する際には、「請求書の生成」プロセスのどのパラメータが適用されますか。
ビジネス・ユニット、契約番号、契約範囲、請求日: 自、請求日: 至。 他のパラメータはすべて無視されます。 「請求日: 自」を空白のままにすると、デフォルトの01-JAN-2023が使用されます。
クローズ済契約に関連付けられたトランザクションはデータ・アップグレードに含まれますか。
いいえ。
アップグレードする必要があるトランザクションはどのように識別されますか。
請求ステータスが空白の場合。
同じトランザクションに対してデータ・アップグレードを再実行できますか。
標準では、できません。 Oracle Supportに連絡する必要があります。
アップグレードを取り消すか元に戻すことができますか。
いいえ。
現在の制限事項
お客様に価値を段階的にリリースし、需要に基づいて優先順位を付けて、すべてのリリースでユーザー・エクスペリエンスを向上させることを計画しています。 この最初のリリースで、できるかぎり提供しましたが、処理履歴や承認など、提供できなかった要素がいくつかあります。 よくある他の質問とともに、これらの制限事項の詳細を検討していきますので、Customer Connectの今後の投稿をご覧ください。
追加情報
前述のように、価値を段階的にリリースすることを計画しており、すでにこのユーザー・エクスペリエンスに対する次の機能強化に取り組んでいます。 ただし、Customer Connectで次に具体化する内容を決定できるようにお客様のご意見を募集しています(機能ごとに1つのアイデアをお知らせください。そうすれば投票結果を集計しやすくなります)。
次のリリースで予定されているいくつかの機能:
- 請求トランザクションの初期ステータスおよびステータス理由を設定するルールを構成するこにより、請求トランザクションを例外別に管理する
- たとえば、ステータスが「保留中」で、ステータス理由が「レビューが必要」で請求トランザクションを作成します。
- データ・グリッドに列を追加する機能
主なリソース
- 以前にリリースされた次の機能のリリース・レディネス資料が、有用なコンテキストをさらに提供する場合があります:
- Oracle Transactional Business Intelligenceを使用した請求トランザクションおよび例外の分析(23B)
- REST APIを使用したプロジェクト契約請求トランザクションの取得(23B)
- コスト・インポート時の請求トランザクション作成(23C)
- 請求イベント作成時の請求トランザクションの作成(23D)
- Oracle Transactional Business Intelligenceを使用した追加の請求および収益プラン分析(23D)
- 請求イベントの更新または削除時の請求トランザクションの同期(24A)
- OTBIを使用した請求ステータス別仕掛品分析(24B)
- リアルタイムWIPレポートの改善(24C)
アクセス要件
請求トランザクション・セキュリティ・アーキテクチャを使用すると、組織が次のことを実行できます:
- 「請求トランザクション」ページにアクセスするための読取り専用ロールを作成する。
- あるデータ・コンテキスト(ビジネス・ユニットAなど)のトランザクションに対する読取り専用アクセスをユーザーに許可し、別のデータ・コンテキストのトランザクション(ビジネス・ユニットBなど)に対する一部の処理を許可し、別のデータ・コンテキストのトランザクション(ビジネス・ユニットCなど)に対するその他の処理を許可する。
請求トランザクションのセキュリティをさらに深く掘り下げる今後の投稿をCustomer Connectでご覧ください。
「請求トランザクション」ページへのアクセスの制御
この機能のオプトインが有効になっていることを前提に、「請求トランザクション」ページにアクセスするには、プロジェクト契約請求トランザクションの管理(PJB_MANAGE_PROJECT_CONTRACT_BILL_TRANSACTION_PRIV)権限をユーザーが持っている必要があります。 提供時には、次のジョブ/職務ロールにこの権限が含まれています:
- プロジェクト請求スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_BILLING_SPECIALIST_JOB)
- プロジェクト管理職務(ORA_PJF_PROJECT_MANAGEMENT_DUTY_ABSTRACT)
- 助成金会計担当(ORA_PJF_GRANTS_ACCOUNTANT_JOB)
- 助成金管理者(ORA_PJF_GRANTS_ADMINISTRATOR_JOB)
- 主要調査員(ORA_PJF_PRINCIPAL_INVESTIGATOR_JOB)
- 助成金部門管理者(ORA_PJF_GRANTS_DEPARTMENT_ADMINISTRATOR_JOB)
ユーザーが問い合せることができるトランザクションへのアクセスの制御
提供時には、請求トランザクションの表示処理に対してデータ・セキュリティ・ポリシーが定義されています。 OTBIのデータ・アクセスを制御するために、同じポリシーが使用されています。 必要に応じて、セキュリティ・コンソールを使用して追加のポリシーを作成できます。
ロール | ポリシー | 処理 |
---|---|---|
プロジェクト請求スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_BILLING_SPECIALIST_JOB) | 「設定および保守」の「ユーザーのデータ・アクセスの管理」タスクを介して(契約)ビジネス・ユニットのデータ・アクセス権を割り当てることで、ユーザーが請求トランザクションを問い合せることができます。 | プロジェクト契約請求トランザクションの表示(PJB_VIEW_PROJECT_CONTRACT_BILL_TRANSACTION_DATA) |
プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB) |
ユーザーは、自分がアクティブなプロジェクト・マネージャ・プロジェクト・ロールを保持しているトランザクションを問い合せることができます。 シード済データ・セキュリティ・ポリシーでは、「設定および保守」の「プロジェクト・ロールの管理」タスクを使用して、ジョブ・ロール(エンタープライズ・ロールとも呼ばれる)をユーザーのプロジェクト・ロールにマップする必要があります。 提供時には、シード済プロジェクト・マネージャ・プロジェクト・ロールがプロジェクト・マネージャ・エンタープライズ・ロールにマップされています。 プロジェクト・ロールをジョブ・ロールにマップしないようにする必要が組織にある場合は、請求トランザクションを問い合せるためのカスタム・データ・セキュリティ・ポリシーを作成できます。 |
プロジェクト契約請求トランザクションの表示(PJB_VIEW_PROJECT_CONTRACT_BILL_TRANSACTION_DATA) |
助成金会計担当(ORA_PJF_GRANTS_ACCOUNTANT_JOB) | 「設定および保守」の「ユーザーのデータ・アクセスの管理」タスクを介して(契約)ビジネス・ユニットのデータ・アクセス権を割り当てることで、ユーザーが請求トランザクションを問い合せることができます。 | プロジェクト契約請求トランザクションの表示(PJB_VIEW_PROJECT_CONTRACT_BILL_TRANSACTION_DATA) |
助成金管理者(ORA_PJF_GRANTS_ADMINISTRATOR_JOB) | 「設定および保守」の「ユーザーのデータ・アクセスの管理」タスクを介して(契約)ビジネス・ユニットのデータ・アクセス権を割り当てることで、ユーザーが請求トランザクションを問い合せることができます。 | プロジェクト契約請求トランザクションの表示(PJB_VIEW_PROJECT_CONTRACT_BILL_TRANSACTION_DATA) |
主要調査員(ORA_PJF_PRINCIPAL_INVESTIGATOR_JOB) | ユーザーは、自分がアクティブな主要調査員交付ロールを保持しているトランザクションを問い合せることができます。 | プロジェクト契約請求トランザクションの表示(PJB_VIEW_PROJECT_CONTRACT_BILL_TRANSACTION_DATA) |
助成金部門管理者(ORA_PJF_GRANTS_DEPARTMENT_ADMINISTRATOR_JOB) | 「設定および保守」の「ユーザーのデータ・アクセスの管理」タスクを介して交付組織のデータ・アクセス権を割り当てることで、ユーザーが請求トランザクションを問い合せることができます。 | プロジェクト契約請求トランザクションの表示(PJB_VIEW_PROJECT_CONTRACT_BILL_TRANSACTION_DATA) |
ユーザーが実行できる処理へのアクセスの制御
ユーザーがトランザクションに対して実行できる処理は、機能権限で制御します。 ユーザーに機能権限がない場合、ユーザーはいずれのデータ・コンテキストでも対応する処理を実行できず、対応するコントロールやボタンもUIに表示されません。 次の表に、使用可能な権限と、提供時にそれらが割り当てられているジョブ・ロールを要約します:
ロール | 権限 |
---|---|
プロジェクト請求スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_BILLING_SPECIALIST_JOB) |
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プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB) |
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特定のデータ・コンテキストでユーザーが実行できる処理へのアクセスの制御
提供時には、データ・セキュリティ・ポリシーが様々な請求トランザクション処理に対して定義され、様々なジョブ・ロールに割り当てられています。 これにより、ポリシーの定義に従って、ユーザーが様々なデータ・コンテキストで実行できる処理を制御します(前述のように、ユーザーが処理の機能権限を持っていることが前提)。 必要に応じて、セキュリティ・コンソールを使用して追加のポリシーを作成できます。
ロール | ポリシー | 処理 |
---|---|---|
プロジェクト請求スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_BILLING_SPECIALIST_JOB) | 「設定および保守」の「ユーザーのデータ・アクセスの管理」タスクを介して(契約)ビジネス・ユニットのデータ・アクセス権を割り当てることで、ユーザーが請求トランザクションに処理を実行できます。 |
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プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB) |
ユーザーは、自分がアクティブなプロジェクト・マネージャ・プロジェクト・ロールを保持しているトランザクションに処理を実行できます。 シード済データ・セキュリティ・ポリシーでは、「設定および保守」の「プロジェクト・ロールの管理」タスクを使用して、ジョブ・ロール(エンタープライズ・ロールとも呼ばれる)をユーザーのプロジェクト・ロールにマップする必要があります。 提供時には、シード済プロジェクト・マネージャ・プロジェクト・ロールがプロジェクト・マネージャ・エンタープライズ・ロールにマップされています。 組織でプロジェクト・ロールをジョブ・ロールにマップしないようにする必要がある場合は、請求トランザクションで処理を実行するためのカスタム・データ・セキュリティ・ポリシーを作成できます。 |
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