プロジェクト提案生成
プロジェクト・プランニング中にOracle AIを使用して、プロジェクトの目標、スコープ、タイムライン、予算見積およびスタッフ・プランを含む包括的なプロジェクト提案を作成します。 プロジェクト・マネージャおよび管理者が、容易に提案を編集して最終版を作成できるので、時間を節約して効率が向上します。 たとえば、すでに進んでいる商談からプロジェクトを開始する際には、プロジェクト提案を使用して、プロジェクトの目標、スコープおよび見込まれる結果を利害関係者に明確に伝えて、必要な資金およびリソースを確保します。
プロジェクト・マネージャが「プロジェクト管理」作業領域の「プロジェクト提案の管理」処理パネルを使用して詳細なプロジェクト提案を効率的に作成できるため、手作業が削減され、精度が向上します。
提案生成の一環として、ワンクリックで完全な提案を生成する前に、プロジェクトの詳細をすばやく確認し、必要な修正を加えます。
提案書構造
生成されたプロジェクト提案は、4つの独立して作成されたセクションで構成され、それぞれが明確で包括的なインサイトを提供するように設計されています:
- 会社背景 - 会社を紹介し、専門性、業界でのプレゼンス、および重要な遂行能力を強調します。
- エグゼクティブ要約 - プロジェクトの目的、目標、期待される結果、およびプロジェクトが利害関係者の期待とどのように一致するかについて、簡潔な概要を説明します。
- 実装プラン - 主要なマイルストーン、タイムライン、予算見積など、実行アプローチの詳細を示します。
- リソース・プラン - プロジェクト・ロールや財務配賦など、リソース要件の詳細を示します。
各セクションは完全に編集可能で、ユーザーが必要に応じてコンテンツを更新できます。 さらに、セクションを個別に再生成してさらにカスタマイズできます。
生成されたプロジェクト提案の実装プランおよびプロジェクト・タイムライン
提案の管理
後で改訂するために提案を保存するか、すぐに公開します。 「プロジェクト提案の管理」ページからドラフトおよび公開済の提案の両方にアクセスし、PDFまたはWord文書としてダウンロードして利害関係者と共有します。
「プロジェクト提案の管理」ページ
この機能のビジネス上の利点は次のとおりです。
- 提案の作成時間を大幅に短縮し、手作業によるエラーを最小限に抑え、効率を向上させます。
- 自動的に生成された提案を更新することで、特定のクライアント要件にあわせてカスタマイズされたプロジェクト提案を迅速に生成します。
- プロジェクトの利害関係者が、十分な情報に基づいた意思決定を迅速に行えるため、必要な資金とリソースを遅延なく確保するのに役立ちます。
- 組織は、すでに進んでいる商談に迅速に対応し、明確に定義されたプランをクライアントに提示することで、プロジェクトの受注確度を高められます。
これらの機能のデモを次に示します:
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプトインUIを使用します。 手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: プロジェクト財務管理
ヒントと考慮事項
- この生成AIを活用した機能を使用するには、新規顧客の場合も既存顧客の場合もオプトインが必要になります。 オプトインすると、プロジェクト提案の生成をすぐに開始できます。
- 希望する言語がここの「作成/要約」セクションに記載されている言語のいずれかである場合は、プロジェクト提案がその言語で自動的に生成されます。 他の言語については、概要は英語で提供されます。
- 正確でインパクトのあるプロジェクト提案を作成するために、全体的なプラン、予算および明確な説明がプロジェクトに含まれていることを確認してください。
アクセス要件
この機能を使用するには、次の機能権限およびデータ権限が必要です:
- プロジェクト提案の管理(PJF_MANAGE_PROJECT_PROPOSAL_PRIV)
- プロジェクト提案データの管理(PJF_MANAGE_PROJECT_PROPOSAL_DATA)
前述の権限は、次の事前定義済ジョブ・ロールに含まれています:
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER)
前述の事前定義済ジョブ・ロールではなくカスタム・ロールを使用する場合は、この機能を使用するために、「プロジェクト提案の管理」権限をカスタム・ロールに割り当てる必要があります。