インバウンド・インタフェースの暗号化
HCMデータ・ローダー(HDL)およびHCMスプレッドシート・データ・ローダー(HSDL)で処理するためにOracle WebCenter Contentサーバー(UCM)に保持されているすべてのファイルのファイル暗号化をサポートするために、拡張インバウンド・インタフェース暗号化機能を使用してHCM抽出提供オプション(データ・ローダー・インタフェースおよびインバウンド・インタフェース)を作成してください。
抽出の実行時に、ファイルの暗号化がPretty Good Privacy (PGP)の「PGP - 未署名」である場合は、公開fusion-keyでファイルが暗号化されてUCMにポストされます。ファイルの暗号化が「NONE」の場合は、ファイルが暗号化されずにUCMに配信されます。
抽出定義を作成する前に、セキュリティ・コンソールでPGPキー・ペアを生成する必要があります。公開キーをダウンロードして、HCM Cloudへのインバウンド・ファイル(HCMデータ・ローダー用の入力データ・ファイルなど)を暗号化できます。これらのインバウンド・ファイルに署名するには、カスタマの非公開キー(customer-key_priv)を使用でき、これは、Oracle HCM Cloudでカスタマの公開キー(customer-key_pub)を使用して検証されます。カスタマの公開キーをインポートしておく必要があります。
次のステップを実行して、抽出定義を作成します:
- 「データ交換」 > 「抽出定義」ページで抽出定義を作成します。
- 「定義」および「設計」タブでパラメータを設定します。
- 「提供」タブで、次のようにします:
- 「追加」をクリックします。
- 「提供オプション名」を指定し、提供オプションとして「データ・ローダー・インタフェース」を選択します。
- 「OK」をクリックします。
- 作成した提供オプション・ページで、次の「拡張」パラメータ・セクションを設定します:
- 暗号化モード
- 統合名
- ファイル・タイプ: 「データ・ローダー」または「スプレッドシート・ローダー」でHDLまたはHSDLの発行を決定します
- 圧縮提供グループ
- 圧縮
データ・ローダー・インタフェースの提供オプション
- 「OK」をクリックします。
これで、作成した抽出に対して「データ・ローダー・インタフェース」提供オプションが有効になりました。同様に、「インバウンド・インタフェース」提供オプションを設定し、抽出定義に対して複数の提供オプションを作成できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
詳細は、HCM抽出ガイドのファイル転送の暗号化の設定のトピックを参照してください。