変更のみ抽出診断の新しいモード
診断レポートの新しい変更のみ抽出モードを使用して、増分抽出変更をデバッグします。レポートでは、「オブジェクト未抽出」、「レコード未抽出」および「不要なレコード抽出済」の3つの新しいモードを使用して、データの現在のステータスを表示し、前回の実行のベースライン・データとそれを比較して、新しい追加および変更を識別します。
抽出インスタンスに対して「変更のみ診断」プロセスを送信するには:
- 「ナビゲータ」>「ツール」>「スケジュール済プロセス」をクリックします。
- スケジュール済プロセスの概要ページで、「新規プロセスのスケジュール」をクリックします。
- タイプを「ジョブ」のままにし、「抽出プロセス診断レポート」プロセスを検索して選択し、「OK」をクリックします。
- 「プロセス詳細」ダイアログ・ボックスの基本オプション・セクションで、次の項目を選択します。
- プロセスのスコープは「変更のみ診断」
- 抽出インスタンス名としてのスコープ値
- 次のいずれかのモード・カテゴリ:
- オブジェクト未抽出: このモードは、過去の実行で抽出されたが、現在の実行では抽出されていないデータに対して使用します。以前の実行から欠落しているオブジェクトのスレッド・オブジェクトIDを指定して、変更を識別します。
-
「オブジェクト未抽出」カテゴリ
- レコード未抽出: このモードは、マークされた主キーのデータ・レコードが現在の実行で抽出されないときに使用します。「スレッド・オブジェクトID」を入力し、抽出レコード名を選択して、以前の実行で抽出されなかったキー属性として、パイプで区切られた名前の値のペア(例:
Extract All Phone Number=6623889833||Extract All Phone ID=300100625351893||
)を入力して、変更を識別します。 「レコード未抽出」カテゴリ
- 不要なレコード抽出済: 意図しないレコードおよびデータ要素が抽出されときに、このモードを使用して、意図したレコード属性の変更を見つけます。属性の変更に基づいて、「変更済」、「追加済」または「削除済」のレコード・ステータスがレポートに表示されます。「オブジェクト処理」を属性として選択し、オブジェクト処理IDを値として入力し、レコード名を選択して名前の値のペア(例:
Extract All Phone Number=6623889833||Extract All Phone ID=300100625351893||
)をキー属性として入力し、スレッド・データ要素および主キーを見つけて、過去と現在の実行を比較して、レコード属性の変更を識別します。 「不要なレコード抽出済」カテゴリ
- スケジュール済プロセスの場合と同じように、プロセス・セットのスケジュール、出力および通知を定義します。
- 他のオプションを設定し、「発行」をクリックします。
- 確認メッセージからプロセスIDをコピーし、「OK」をクリックします。
- プロセスIDを検索し、「検索結果」セクションでそのレコードをクリックします。
- 「プロセス詳細」タブの添付リンクをクリックして、変更のみの診断ファイルを表示およびダウンロードします。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
詳細は、HCM抽出ガイドの「HCM抽出の様々なモードの使用に関するガイドライン」のトピックを参照してください。