料金および製品価格設定の価格ウォーターフォールのプレビュー

価格ウォーターフォールのビジュアライゼーションは、企業が正味収益と収益性に影響を与える要因を決定するのに役立ちます。 見積製品の最終価格設定では、ステータス、地理、産業などに基づいて選択されたアカウント・セットに対して事前に設定されたプロモーションや特別価格設定など、いくつかの要因が影響します。また、営業ユーザーは、顧客とのネゴシエーションの一環として手動割引を適用できます。 現在、このデータはすべて見積で取得されますが、ユーザーが全体像を視覚化することは困難です。

Oracle CPQ 25Bでは、JETトランザクションUIの見積価格ウォーターフォールが導入されています。 価格ウォーターフォールを使用すると、最終価格の導出方法を理解できます。 有効にすると、料金ドロワーおよびサブ文書UIに価格ウォーターフォールが表示されます。 「料金詳細」ビューには、料金情報が表示され、価格ウォーターフォールに対して選択した追加属性も表示されます。

たとえば、GENG-201 80kW天然ガス発電機の基本価格は$3,500です。

  • Q1プロモーションは%10割引を適用し、価格を$3,150に削減します
  • 追加の手動割引$100も適用されます。

価格ウォーターフォール- 手数料詳細

ユーザーは、グラフ・ビューを開いて価格ウォーターフォールのビジュアライゼーションを表示できます。 ユーザーは、グラフ・アイテムにマウス・ポインタを重ねると、アイテムの正確な金額を表示できます。

価格ウォーターフォール- グラフビュー

ユーザーは表ビューを開いて、選択した手数料品目の調整の要約を表示できます。

価格ウォーターフォール - 表ビュー

Oracle CPQ 25Bでは、価格ウォーターフォールをサポートするために次のレイアウト・エディタ更新が導入されています。

  • 価格ウォーターフォールは、「明細品目グリッド設定」の新しい「価格ウォーターフォール使用可能」オプションを使用して有効にします。
  • 明細品目グリッド属性には、次の2つの新しいオプション設定もあります。
    • 「価格ウォーターフォールで表示」オプションを選択すると、価格ウォーターフォールが有効な場合に料金詳細ビューで選択した属性が表示されます。
    • 「正価属性」オプションを選択して、この料金のすべての割引の正味単価の属性を指定します。 通常、これは「正価」属性です。

レイアウト・エディタの価格ウォーターフォール設定

見積価格ウォーターフォールには、次のビジネス上の利点があります:

  • 営業チームのための透明性:  営業担当は、価格設定コンポーネントの明確な内訳を確認できるため、割引、追加料金、その他の要因が最終価格に与える影響を把握できます。 この透明性は、顧客とのネゴシエーションやディスカッションの際に営業チームの役に立ちます。

  • 情報に基づいた顧客の意思決定: 営業担当は、価格コンポーネントの透明性のある内訳を確認できるため、顧客が受け取る価値と最終コストに影響する要因を把握できます。 この透明性により、信頼が築かれ、より情報を踏まえた意思決定が容易になります。

  • ネゴシエーション・インサイト: この内訳は、営業チームがネゴシエーションの領域を識別するのに役立ちます。 たとえば、顧客が高額な配送コストを懸念している場合、営業担当はその特定の価格コンポーネントに対処するためのオプションを検討できます。

有効化のステップ

コマースでの価格ウォーターフォールの表示

コマースで価格ウォーターフォールを表示するには、次のステップを実行します。

  1. 「管理」ページにナビゲートします。

  2. 「コマースおよび文書」セクションの「プロセス定義」をクリックします。

  3. 該当するプロセスに対して、ナビゲーション・メニューから「ドキュメント」を選択し、「リスト」をクリックします。

  4. メイン文書に対して、ナビゲーション・メニューから「JETレスポンシブ・レイアウト」を選択し、「リスト」をクリックします。

  5. 価格ウォーターフォールを有効にします。

  1. レイアウト・セクションで「明細品目グリッド」要素をクリックします。

  2. サイド・パネルの「設定」セクションを開きます。

  3. 「価格ウォーターフォールを有効化」オプションを選択します。

  1. 価格ウォーターフォールの料金詳細ビューに追加属性を表示します。

  1. レイアウト・セクションで目的の明細品目グリッド属性をクリックします。

  2. 「価格ウォーターフォールで表示」オプションを選択します。

  3. 必要なすべての属性に対してこのステップを繰り返します。

  1. 該当する場合は、「正価」属性を指定します。

  1. レイアウト・セクションで目的の明細品目グリッド属性をクリックします。

  2. [正価属性]オプションを選択します。

  1. 「保存」をクリックします

  2. コマース・プロセスをデプロイします。

ヒントと考慮事項

  • 管理者は、価格設定モデルをレビューし、営業ユーザーがトランザクション価格の滝のすべての価格設定情報を表示するのが適切であることを確認してください。 営業ユーザーが価格設定モデルからすべての価格設定情報を表示しないようにする場合は、この機能を有効にしないでください。 価格ウォーターフォールの価格設定モデル・ビューに対する詳細なアクセス制御は、Oracle CPQ 25Bではサポートされていません。

  • Oracle CPQ 25Bでは、JETトランザクションUIの見積価格ウォーターフォールのみがサポートされます。 Oracle CPQ 25BのRedwoodトランザクションUIでは、見積価格ウォーターフォールはサポートされていません。