お客様のご提案からのアイデアの1つが実現されました。タスク開始時のジャーニ・タスク実行者および所有者の評価

タスク割付時ではなくタスク開始時にタスク実行者および所有者を評価できるようにして、ジャーニ・タスク構成を機能強化しました。 タスクを構成するときに、「タスク開始時にタスク実行者および所有者を評価」オプションを選択できます。

この機能は、次のシナリオに適用できます:

  • タスクが別のタスクに依存している場合。

  • 遅延期間に基づいてタスクが繰り延べられる場合。

  • 開始所要日数に基づいてジャーニが繰り延べられる場合。

ユース・ケース タスク開始時にタスク実行者および所有者を評価 - 使用不可 タスク開始時にタスク実行者および所有者を評価 - 使用可能

タスクが別のタスクに依存している場合。

次に例を示します:

  • タスク2はタスク1に依存しています。
  • タスク2の実行者はライン・マネージャです。
  • タスク1が完了する前に、ライン・マネージャが変更されました。

タスクが割り当てられるとすぐに、依存タスクのタスク実行者および所有者が評価されます。

  • タスク2は現在のライン・マネージャに割り当てられます。
  • ライン・マネージャが変更されても、タスク2の実行者は引き続き元のライン・マネージャになります。
  • タスクが開始されたときにのみ、通知が送信されます。 この場合、元のライン・マネージャに送信されます。

前のタスクが完了し、依存タスクが開始またはアクティブ化されたときにのみ、依存タスクのタスク実行者および所有者が評価されます。

  • ジャーニが割り当てられると、タスク2は依存タスクであるため、使用不可タスクとして表示されます。 タスク2は現在のライン・マネージャに割り当てられたものとして表示されます。
  • タスク2が開始されると、変更されたライン・マネージャで、タスク実行者が再評価されます。
  • 元のライン・マネージャのリストからタスク2が削除され、変更されたライン・マネージャのリストで使用可能になります。
  • タスクが開始されたときにのみ、通知が送信されます。 この場合、変更されたライン・マネージャに送信されます。
遅延期間に基づいてタスクが繰り延べられる場合。

次に例を示します:

  • タスクAの遅延期間は10日です。
  • タスクAの実行者はライン・マネージャです。
  • 遅延期間に達する前にライン・マネージャが変更されました。

タスクが割り当てられるとすぐに、タスクのタスク実行者および所有者が評価されます。

  • タスクAは現在のマネージャに割り当てられています。
  • ライン・マネージャが変更されても、タスクAの実行者は引き続き元のライン・マネージャになります。
  • タスクが開始されたときにのみ、通知が送信されます。 この場合、元のライン・マネージャに送信されます。

タスクのタスク実行者および所有者は、タスクが開始またはアクティブ化されたときにのみ評価されます。

  • ジャーニが割り当てられると、タスクAは繰延タスクであるため、使用不可タスクとして表示されます。 タスクAは現在のライン・マネージャに割り当てられたものとして表示されます。
  • タスクAが開始されると、変更されたライン・マネージャで、タスク実行者が評価されます。
  • タスクが開始されたときにのみ、通知が送信されます。 この場合、変更されたライン・マネージャに送信されます。

開始所要日数に基づいてジャーニが繰り延べられる場合。

次に例を示します:

  • オンボーディング・ジャーニの開始所要日数は5日として構成されています。
  • このジャーニのタスクBおよびDには、ライン・マネージャが実行者として設定されています。
  • ライン・マネージャが、ジャーニが開始される前に変更されます。

ジャーニが割り当てられるとすぐに、すべてのジャーニ・タスクのタスク実行者および所有者が評価されます。

  • タスクBとDはライン・マネージャに割り当てられています。
  • ライン・マネージャが変更されても、タスクBとDの実行者は引き続き元のライン・マネージャになります。

すべてのジャーニ・タスクのタスク実行者および所有者は、ジャーニが開始またはアクティブ化されるときにのみ評価されます。

  • オンボーディング・ジャーニが割り当てられると、現在のライン・マネージャで、タスクBおよびDの実行者が評価されます。 タスクは使用不可(割当を待機しているタスク)として表示されます。
  • オンボーディング・ジャーニが開始されると、変更されたライン・マネージャで、タスクBおよびDの実行者が評価されます。

タスク開始時にタスク実行者および所有者を評価するオプション

タスク開始時にタスク実行者および所有者を評価するオプション

割当前のライン・マネージャの所有者および実行者

割当前のライン・マネージャの所有者および実行者

割当後のライン・マネージャの所有者および実行者

割当後のライン・マネージャの所有者および実行者

タスクがアクティブ化されたときに、ジャーニ・タスクが適切な実行者に割り当てられていることを確認します。

有効化のステップ

タスクが割り当てられたときではなく開始されたときにジャーニ・タスクの実行者および所有者を評価するには、このトピックを参照してください: タスクの開始時にジャーニ・タスクの実行者および所有者を評価できますか。

主なリソース

ジャーニの詳細は、Oracle Help Centerのジャーニの実装と使用ガイドを参照してください。

アクセス要件

ジャーニ・テンプレートを操作するには、ジャーニの管理(ORA_PER_MANAGE_JOURNEY_TEMPLATE)集計権限が付与されている必要があります。