インポート管理ツールを使用した報酬ゾーンの管理
地理ゾーン・オブジェクトとインポート管理ツールを使用して、報酬ゾーンを作成、更新および削除します。
サポートされているユース・ケース:
ユース・ケース | 操作 | 関連する表 |
ゾーンの作成 | 作成 | HZ_GEOGRAPHIES |
ゾーンに対するマスター地理の追加 | 作成 | HZ_RELATIONSHIPS |
ゾーンおよびマスター地理に対する郵便番号域の追加 | 作成 | HZ_GEOGRAPHY_RANGES |
ゾーンの開始日と終了日の更新 | 更新 | HZ_GEOGRAPHIES |
ゾーンの地理との関係に対する開始日と終了日の更新 | 更新 | HZ_RELATIONSHIPS |
郵便番号域の開始日と終了日の更新 | 更新 | HZ_GEOGRAPHY_RANGES |
ゾーンの削除 | 削除 | HZ_GEOGRAPHIES、HZ_RELATIONSHIPS、HZ_GEOGRAPHY_RANGES |
ゾーン関係の削除(マスター地理のゾーンとの関連など) | 削除 | HZ_RELATIONSHIPS、HZ_GEOGRAPHY_RANGES |
郵便番号域の削除 | 削除 | HZ_GEOGRAPHY_RANGES |
ツールの使用方法は次のとおりです:
- インポート用のCSVファイルを用意します。
- 「ツール」>「インポート管理」ページの「インポート・キュー」タブで、インポート・アクティビティを作成します。
- 必須および関連するオプションのインポート・オプションをすべて完了します。
「インポート・アクティビティの作成」ガイド付きプロセス、「インポート・オプションの入力」ページ
- フィールド・マッピングをレビューし、必要な変更を加えます。
「インポート・アクティビティの作成」ガイド付きプロセス、「フィールドのマップ」ページ
- インポート・オプションおよびフィールド・マッピングをレビューして、予期したとおりであることを確認し、インポート・プロセスを発行します。
「インポート・アクティビティの作成」ガイド付きプロセス、「レビューおよび送信」ページ
- 「インポート・キュー」タブでインポート・プロセス・ステータスを追跡します。
完了した地理ゾーン・インポートが表示されている「インポート・キュー」タブ
- 失敗したインポートについては、プロセス名をクリックしてエラーを確認できます。
エラーありで完了したインポートと様々な詳細が表示されている「インポート・ステータス」ページ
サンプル
次に、サンプルCSVファイルと、それらがゾーン・データに与える影響を示します。
- 既存のゾーン・タイプの場合、このCSVファイルを使用してゾーンを作成し地理をマップできます:
ゾーンを作成し地理をマップするCSVファイル
インポート・プロセスを使用して作成されたゾーンを表示している「ゾーン・タイプ」ページ
- 「ゾーン・タイプ」のゾーンの管理ページを使用して、削除するゾーンを識別できます。
削除するゾーンを表示している「ゾーン・タイプのゾーンの管理」ページ
次に、このCSVファイルを使用して、識別されたゾーンを削除します。
ゾーンを削除するCSVファイル
- 次のCSVファイルを使用して、郵便番号の地理を含むゾーンを作成します:
郵便番号地理を使用してゾーンを作成するCSVファイル
インポート・プロセスを使用して作成された郵便番号地理があるゾーン
必須属性
インポート・ファイルに含める必要がある属性のリストを次に示します:
インポート処理 | 必須属性 |
ゾーンの作成 | ゾーン・タイプ |
ゾーン地理の使用 | |
ゾーン名 | |
ゾーン・コード | |
ゾーンの更新 | ゾーン・タイプ |
ゾーン地理の使用 | |
ゾーン名/ZoneGeographyID | |
ゾーンの削除 | ゾーン・タイプ |
ゾーン地理の使用 | |
ゾーン名/ZoneGeographyID | |
ゾーン・コード | |
ゾーンへのマスター地理の追加 | ゾーン・タイプ |
ゾーン地理の使用 | |
ゾーン名/ZoneGEographyID | |
MasterGeoCountryCode | |
MasterGeoType | |
MasterGeoName + MasterGeoElement /MasterGeographyId | |
ゾーン関係開始日または終了日の更新 | ゾーン・タイプ |
ゾーン地理の使用 | |
ゾーン名/ZoneGEographyID | |
MasterGeoCountryCode | |
MasterGeoType | |
{(MasterGeoName + MasterGeoElement /MasterGeographyId) | |
またはZone RelationshipId} | |
ゾーン関係の削除 | ゾーン・タイプ |
ゾーン地理の使用 | |
ゾーン名/ZoneGEographyID | |
MasterGeoCountryCode | |
MasterGeoType | |
{(MasterGeoName + MasterGeoElement /MasterGeographyId) | |
またはZone RelationshipId} | |
ゾーン地理への郵便番号(自)および(至)の追加 | ゾーン・タイプ |
ゾーン地理の使用 | |
ゾーン名/ZoneGEographyID | |
MasterGeoCountryCode | |
MasterGeoType | |
{(MasterGeoName + MasterGeoElement /MasterGeographyId) | |
またはZone RelationshipId} | |
開始郵便番号 | |
終了郵便番号 | |
郵便番号域の開始日または終了日の更新 | ゾーン・タイプ |
ゾーン地理の使用 | |
ゾーン名/ZoneGeographyID | |
MasterGeoCountryCode | |
MasterGeoType | |
{(MasterGeoName + MasterGeoElement /MasterGeographyId) | |
またはZone RelationshipId} | |
GeographyRangeIdまたは(「開始郵便番号」および「終了郵便番号」) | |
郵便番号域の削除 | ゾーン・タイプ |
ゾーン地理の使用 | |
ゾーン名/ZoneGeographyID | |
MasterGeoCountryCode | |
MasterGeoType | |
{(MasterGeoName + MasterGeoElement /MasterGeographyId) | |
またはZone RelationshipId} | |
GeographyRangeIdまたは(「開始郵便番号」および「終了郵便番号」) |
この新機能により、大量の報酬ゾーンを効率的に管理できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- データをインポートする前に、ゾーン・タイプがアプリケーションに存在している必要があります。
- MasterGeoElement10列およびMasterGeoUse列は、処理でサポートされていないため、ファイルに含めないでください。
- 削除する前に、削除するデータが使用されていないことを確認してください。 指定されたオブジェクトは、使用中であっても削除されます。 たとえば、ゾーンを削除する場合は、そのゾーンを使用している給与範囲差分プロファイルがないことを確認してください。
- データの提供方法を確認するには、サンプルのゾーン・タイプおよびゾーン定義を作成します。 エクスポート管理ツールを使用してサンプルをエクスポートし、エクスポートしたファイルを確認します。
- CSVエディタによって日付列の書式が破損することがあります。 書式がMM/dd/yyyy hh:mm:ss aaaであることを確認します(たとえば、12/31/4712 12:00:00 AMまたは01/01/51 12:01:00 AM)。
- 地理ゾーンCSVファイルには、最大50,000行を含めることができます。 それよりも行数が多い場合は、行を個別のファイルに分割します。
- 「オブジェクトのインポート」タブから、インポートで使用するサンプルCSVファイルを生成します。
ダウンロード・アイコンが強調表示されている、地理ゾーン行を含む「オブジェクトのインポート」タブ
主なリソース
インポートおよびエクスポートの管理の詳細は、「SalesおよびFusion Serviceのインポートおよびエクスポート管理の理解」ガイドおよび次のトピックを参照してください:
アクセス要件
提供される「人材管理アプリケーション管理者」ロール(HRC_HUMAN_CAPITAL_MANAGEMENT_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)を使用して、「インポート管理」および「エクスポート管理」ツールにアクセスできます。
地理ゾーン・オブジェクトをエクスポートおよびインポートするには、ロールに次の権限および職務があることを確認します:
- 取引先コミュニティ・ゾーンの管理(HZ_MANAGE_TRADING_COMMUNITY_ZONES_PRIV)
- 地理管理(ORA_GEO_ADMIN_DUTY)