拡張在庫管理

Oracle Fusion Cloud Advanced Inventory Managementは、Oracle Fusion Cloud Supply Chain Executionのライセンス供与可能な新しい製品アドオンです。 Oracle Advanced Inventory Managementは、倉庫管理システム(WMS)のフル機能を必要としない、低複雑度の倉庫および製造工場向けの一連の機能を提供します。

拡張在庫管理の新機能は次のとおりです:

タスクの割当と実行

ピック・スリップ、定期自動補充(PAR)数、循環棚卸、実地棚卸および搬送を特定のユーザーに割り当て、他のユーザーが同じタスクで同時に作業できないようにします。

ライセンス・プレート番号を使用した在庫取引の実行

ライセンス・プレート番号(LPN)を使用して、Oracle Fusion Cloud Inventory Management内で受入、出荷、転送および棚卸活動を実行します。

クロス・ドッキング商談をユーザーに通知

商品を保管棚にするのではなく、オープン需要を満たすクロス・ドッキングの機会があることをユーザーに通知します。

積荷番号を使用した出荷および出荷明細のグループ化

積荷番号を出荷明細および出荷に割り当てて、同じコンテナまたはトラック内の個々の積荷を輸送するためにグループ化します。

代替棚入ロケーションの提案

商品の棚入ロケーションを提案して、倉庫オペレータに適切な保管エリアを指示できるようにします。

これらの新機能を使用すると、次のことができます:

タスクの容易な割当ておよび管理
LPNの取引による資材処理の簡素化
クロス・ドック可能な資材の移動を最小化
商品の倉庫保管場所の最適化
一緒に出荷されるオーダーを履行することで効率を最大化

重要: Fusion Cloud Supply Chain Execution。 2025年9月以降、Oracle Advanced Inventory Managementの機能にアクセスするには、アドオン・サブスクリプションが必要です。詳細は、Oracle sales担当者にお問い合せください。使用状況レポートは2025年9月に有効になり、その時点でこれらの機能を使用するにはアドオン・サブスクリプションを購入しておく必要があります。

Oracle Advanced Inventory Managementを有効にして設定する前に、機能の利点と影響を十分に理解してください。必要な設定を実行した後で、Oracle Advanced Inventory Managementの使用を停止し、LPNの使用やタスク管理などを元に戻すと、運用上の大きな影響が生じます。

拡張在庫管理機能を有効にするには、最初に「製造およびサプライ・チェーン資材管理」設定オファリングで「拡張在庫管理」機能領域を有効にする必要があります。

拡張在庫管理機能領域の有効化

「設定およびメンテナンス」で、「製造およびサプライ・チェーン資材管理」オファリングを選択します。
設定時:「製造およびサプライ・チェーン資材管理」ページで、「機能オプトインの変更」をクリックします。
オプトイン時:「製造およびサプライ・チェーン資材管理」ページで、「拡張在庫管理」機能領域の「有効化」チェック・ボックスを選択します。

オプト・イン・ページでの拡張在庫管理機能領域の有効化

アクセス要件

拡張在庫管理を設定するには、この新しい職務ロールを含む構成済ジョブ・ロールが必要です。このジョブ・ロールは、事前定義済のジョブ・ロールには割り当てられません:

拡張在庫管理管理職務(ORA_INV_ADVANCED_INVENTORY_MANAGEMENT_ADMINISTRATION_DUTY)