スケジュール・ルーチンにロールアップ属性を含める
ルーチンをスケジュールするときに、アクションおよびルール・セクションにロールアップ属性を含めることができるようになりました。 たとえば、ロールアップ表に要約データが含まれているため、作成後にアクティビティがないアカウントを非アクティブ化するルーチンを作成できるようになりました。 または、キー・アカウントに過去3か月間に必要なアクティビティがない場合に、アカウント所有者にEメールを送信することもできます。
ルーチンのスケジュール時にロールアップ属性を含めることで、管理者はルーチンを作成して、より複雑な実世界の条件について要約データおよび集計データを表示できます。 たとえば、アカウントのオープン・クリティカル・サービス・リクエストの合計数が3を超えたときに、アカウント所有者に通知するルーチンを設定できます。
有効化のステップ
この機能を有効化するうえで必要な操作はありません。
ヒントと考慮事項
すでにロールアップ表を使用している場合は、ルーチンのスケジュール時に公開済ロールアップ属性を使用できます。 ロールアップは、ルーチンによって親表の拡張とみなされるため、公開されたロールアップはアクションと親ルールの両方で使用できます。 ルーチンおよび標準処理とロールアップに基づきます:
- 更新可能なカスタム表に作成された公開済ロールアップ属性は、フィールド更新で選択できます
- 標準ロールアップ表に作成された公開済ロールアップ属性(カスタム属性を含む)は、フィールド更新で使用できません
- 「Eメールの送信」アクションに対して、公開済のロールアップ属性を選択できます。
- 検索可能な公開済ロールアップ属性をルールに含めることができます
ノート: 「ロールアップ以降」表監査フィールドは公開不可であり、アクションおよびルールに表示されません。
ロールアップ属性はイベント・ルーチンには使用できません。
主なリソース
- ルーチンの詳細は、https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/sales/fagsr/overview-of-routines.htmlを参照してください
- ロールアップの詳細は、https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/sales/farig/overview-of-rollups.htmlを参照してください
アクセス要件
ルーチンを使用するには、ルーチンの管理権限(ZCA_MANAGE_ROUTINES)が必要です。 この権限は、次のロールにデフォルトで提供されます。
- アプリケーション実装コンサルタント
- 営業管理者
- 顧客関係管理アプリケーション管理者
ノート: カスタム・オブジェクトを操作する場合は、ORA_CRM_EXTN_ROLEロールも必要です