自動予測: 自動予測の拡張構成および動的計算メンバーの自動予測プレディクションを生成する機能
自動予測が拡張されました。
- 自動予測プレディクションの構成が拡張されました。 以前は、動的計算メンバーは、予測をストア・メンバーに書き込む場合でも、ソース履歴データとして許可されませんでした。 この機能改善により、自動予測の「ソース履歴データ」として「動的計算」メンバーを選択できるようになりました。
- 動的計算メンバーに対して自動予測プレディクションを生成できるようになりました。 動的計算メンバーの予測は、自動予測ジョブを設定せずにサポートされますが、この機能では、自動予測ジョブの設定時に動的計算メンバーを使用できます。このジョブは、予測インサイトの生成に使用でき、ストア・メンバーで構成することもできます。
適用先: FreeForm、Planning
動的計算メンバーの自動予測を定義するには: 「自動予測」スライス定義に「動的計算」メンバーを「履歴データ」スライスまたは「将来データ」スライスのいずれかとして含めます。
メンバーは、UDA HSP_DYN_PREDICTに関連付けられたシナリオ、バージョン、プラン要素または関連するディメンションに存在する必要があります。
さらに、ソースでPOVとして動的計算メンバーを選択できるようになりました。
フォームのロード時に動的計算メンバーに対する自動予測プレディクションを表示するには: 動的計算メンバーに対して予測値を格納できないため、予測を生成するように指定できます。フォーム・オプションを使用し、シナリオ、バージョン、プラン要素またはUDA HSP_DYN_PREDICTに関連付けられた関連ディメンションのメンバーを関連付けることによって、実行時に親レベルに予測値でフォームをロードします。
フォームのロード時に予測を実行するかどうかを指定します。フォーム・デザイナで、「予測オプション」設定で、「動的計算の予測」を選択します。 検証では、HSP_DYN_PREDICT UDAがフォーム上のメンバーに関連付けられていることが確認されます。
ビジネス上の利点:この機能改善により、階層内の任意のレベルで拡張プレディクションを実行できます。
- 親レベルで予測を生成すると、特に階層の下位レベルでデータが欠落しているか正確でない場合に、精度が向上します。
- 親レベルで集計される予測データではなく、親レベルも予測されるため、予測精度が向上します。
たとえば、営業経費全体の予測は、出張、交際、スタッフ福祉などの営業経費の各経費カテゴリを予測するよりもよい場合があります。これは、子メンバー・データが疎になる可能性があるためです。 - ソースのPOVとして動的計算メンバーを選択できる拡張構成では、プラン要素ディメンションの「合計プラン」などの親メンバーを使用して予測するケースがサポートされます。この場合、ベース予測と調整の両方が「実績」になります。
有効化のステップ
この機能を有効化するうえで必要な操作はありません。
ヒントと考慮事項
- この機能は、動的計算メンバーでのみサポートされ、動的計算および格納メンバーではサポートされません。
- 「動的計算」親レベルの値は格納またはエクスポートできません。
- Groovyスクリプトを使用して、動的計算の親レベルの予測値をレベル0のメンバーに割り当てることができます。
- UDA HSP_DYN_PREDICT をシナリオ/バージョン/プラン要素のみ、または予測値の格納に使用される同様のディメンションに関連付けます。
- 動的計算メンバーに対する予測の生成は、アド・ホック・グリッドではサポートされていません。
- 実行時に予測を生成し、予測値を含むフォームをロードする場合、「動的計算」メンバーの予測では、常にデフォルトの予測オプションがフォームに使用されます。 予測オプションに加えた変更(予測結果領域で、「設定」をクリック)は、フォームのロード時に「動的計算」メンバーの予測値に反映されません。
主なリソース
- FreeForm
- FreeFormの管理
- Planning
- Planningの管理