標準ABO: 資産データ整合性の拡張機能
Oracle CPQ 25Dでは、標準ABO実装で資産データの整合性を保護するために、次の機能改善が導入されています。
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アクションの制限 - 標準ABO実装では、そのアセットがオープン・オーダーに含まれている場合、そのアセットに対してアクションを実行する権限が拒否されます。 処理中の注文は、まだ配送待ちの数量があるライン・アイテムを含む見積です。 この機能改善により、有効なオーダーに対する適切な処理を決定できます。 このガードレールは標準ABOでデフォルトで設定されており、変更できません。
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非サブスクリプション製品の変更の制限 - 有効にすると、この新しい「コマース設定」オプションによって、「商品」タイプの資産の変更が防止されます。 デフォルトでは、「はい」に設定されています。
- ABO対応の標準コマース・プロセス変数名- このコマース設定では、ABO対応のコマース標準プロセス変数名を1つ指定できます。 これにより、ダウンストリーム統合エラーを防止し、複数の標準コマース・プロセスが使用されている場合に正確なエンドツーエンド処理を実現できます。 ただし、単一の標準コマース・プロセスのみが存在する場合、この変数の設定は厳密には必要ありません。 このような場合、値はデフォルトで'oraclecpqo'に設定され、API呼出しはOracle Integration Cloud (OIC)で構成された統合設定と引き続き一致します。

新しい標準ABO設定を使用して、アセット・データの整合性を保護できます。
有効化のステップ
この機能を有効化するうえで必要な操作はありません。