iOS音声コマンドのコラボレーション

Oracle Fusion Field ServiceネイティブiOSアプリにより、モバイル・ワーカーはSiriを介してハンズフリーの音声コマンドを使用してコラボレーション・メッセージと対話できるようになりました。 この機能により、モバイル・ワーカーは、ルーティング中にメッセージに返信、送信、確認できるため、特に出張や現場作業中に生産性と安全性が向上します。

Siri音声コマンドを使用して、次のことができます。

  • コラボレーション・メッセージにハンズフリーで返信します。

  • 新しい1対1コラボレーション・メッセージを送信します。

  • Siriに未読のコラボレーション・メッセージを読むように依頼してください。

ルートがアクティブな間は、Siriをアクティブにし、次のような音声コマンドを使用できます。

  • Siriさん、最新のフィールド・サービス・メッセージに返信してください。

  • Hey Siri、フィールド・サービスでJohnにメッセージを送信します。

  • Siriさん、Field Serviceに新しいメッセージはありますか?

音声コマンドは、ルートが非アクティブの場合には使用できません。

ユース・ケース

  • 運転中のハンズフリー・メッセージング:現場間の通勤中に安全にメッセージに応答したり、送信したりできます。

  • オンサイト・コミュニケーション: 音声コマンドを使用して同僚と連携したり、機器やツールの処理など、両手を必要とするタスクを実行しながらサポートをリクエストします。

  • 外出先での更新の確認: Siriに、ルーティング中またはジョブ・サイトでの未読のコラボレーション・メッセージの読取りを依頼して、作業を中断することなく変更や更新を常に通知できるようにします。

  • 効率的なエスカレーション:ジョブ中に問題が発生した場合は、停止して入力することなく、ボイス・メッセージを介して監督者または関連する同僚にすばやく通知します。

ビジネス上の利点

  • 生産性の向上: 効率的でハンズフリーなメッセージングが可能になり、モバイルワーカーはワークフローを中断したり、タスクから離れたりすることなくコミュニケーションできるようになります。

  • 安全性の向上: ハンズフリーの運用をサポートし、現場作業を運転したり実行したりしながら、モバイルワーカーが安全にコミュニケーションできるようにし、気晴らしを減らし、事故のリスクを軽減します。

  • コンプライアンスの向上: モバイル・デバイスを運転しながら処理する必要性を最小限に抑え、組織が安全性とコンプライアンスの要件に合せるのに役立ちます。

有効化のステップ

この機能を有効化するうえで必要な操作はありません。

ヒントと考慮事項

  • フィールド・サービスでのSiri音声通信へのアクセスは、コラボレーション権限によって制御されます。 モバイル・ワーカーは、Siriを使用して、フィールド・サービス内ですでにコラボレーション・アクセス権を持つユーザーのみと通信できます。

  • 1対1メッセージのみがサポートされています。 ヘルプデスク、会議、ブロードキャスト、およびシステムメッセージは、現在サポートされていません。

  • グループ・メッセージの送信者の識別は現在サポートされていません。

  • Siriでは、音声コマンドを続行する前に、Field Serviceアプリを開いて接続をリフレッシュするよう求められる場合があります。

  • 次の場合、Siri音声コマンドは使用できません。

    • ルートがアクティブではありません。

    • フィールド・サービス・アプリケーションの場所権限が「常に許可」に設定されていません。

    • Field Service iOSアプリは強制終了されたか、最近使用されていません。

システム要件:

  • Apple iOS 14以降

  • Siriが端末で有効化されています

  • Field Serviceアプリケーションの「常に許可」に設定された場所アクセス

  • Field Serviceバージョン25D以降

  • Field Service iOSアプリ・バージョン2025.11以降