セルフ・サービスのサイト固有の管理
マーチャントは、サイト・レベルで特定のセルフサービス機能を有効にできるようになりました。 以前は、セルフサービス機能はグローバルにしか構成できず、すべてのサイトで有効化が必要でした。 マーチャントは、次の機能をサイト・レベルで構成できます。
- セルフサービス・ポータル
- CPQによるネイティブ価格設定
- ネイティブの見積りと注文
- ネイティブ構成(IDCSベース)
- チェックアウト時の請求先出荷先検証
増分採用:お客様は、新しいビジネス・ユニットまたはリージョンに対してセルフサービス機能を選択的に採用できるため、段階的な導入をサポートし、既存の業務の中断を最小限に抑えることができます。
柔軟性: 既存のサイトは変更されず、リスクを軽減し、移行計画を簡素化します。
カスタマイズ可能なエクスペリエンス: サイトごとにセルフ・サービス機能をカスタマイズし、複数のブランドまたは地域にわたる多様なビジネス要件をサポートします。
有効化のステップ
次の機能に対してサイト固有のコントロールを有効にするステップを次に示します。
- セルフ・サービス・ポータル:
URI: PUT /ccadmin/v1/merchant/cloudConfiguration
ペイロード:{
"selfServicePortalEnabled": true,
"SelfServicePortalSites": "<site1Id>,<site2Id>"
} - CPQを使用したネイティブ価格設定:
URI: PUT /ccadmin/v1/priceSettings
ヘッダー: "x-ccsite": "<siteId>"
ペイロード:{
"enabled": true
} - ネイティブ見積りと順序付け:
URI: PUT /ccadmin/v1/merchant/selfServiceConfiguration
ヘッダー: "x-ccsite": "<siteId>"
ペイロード:{
"requestQuoteToCPQ": true,
"orderSubmitToCPQ ": true
} - ネイティブ構成(IDCSベース):
URI: PUT /ccadmin/v1/merchant/cloudConfiguration
ペイロード:{
"CPQConfigIDCSEnabled": true,
"CPQConfigIDCSEnabledSites": "<site1Id>,<site2Id>"
} - セルフ・サービス設定:
URI: PUT /ccadmin/v1/merchant/selfServiceSettings
ヘッダー: "x-ccsite": "<siteId>"
ペイロード:
{
"copyOrderTimeout": 10、
"quotes": {
"maxNumberOfApprovers": "5"、
"thresholdSizeForGenerateProposalAsync": "10"
}
} - チェックアウト中の請求先出荷先検証:
この機能を有効にするには、Oracle SupportでSRを発行してください。
詳細は、REST APIのドキュメントを参照してください。
ヒントと考慮事項
- サイト・レベルのプロパティが設定されていない場合、この機能はグローバルに有効になります。
- 特にビジネス・ユニットを増分的に移行する場合は、サイト固有の構成がロールアウト計画全体と一致していることを確認します。
- 既存の統合およびワークフローとの互換性を確保するために、本番に適用する前にテスト環境で機能有効化を検証します。
- ネイティブの見積りと順序付け機能は、セルフ・サービス・ポータル構成が有効になっている場合にのみ機能します。 セルフ・サービス・ポータル構成をサイトに固有にし、ネイティブの見積およびオーダーを有効にすると、ネイティブの見積およびオーダーは、セルフ・サービス・ポータルが構成されているサイトに対してのみ機能します。たとえば、マーチャントにはサイト1とサイト2の2つのサイトがあり、セルフ・サービス・ポータルはサイト1に対してのみ構成されます。 ネイティブの見積りと注文は、サイト1でのみ機能します。
- selfServicePortalEnabledがサイト固有の場合、CPQの「見積の公開」アクションは、x-ccsiteヘッダーをOCCに渡すようにカスタマイズする必要がありますnotifyQuote API。 CPQのコマース・プロセスでは、サイト情報をトランザクション属性(cc_site_idなど)に保持できます。 営業担当は、見積の公開処理を開始する前に、バイヤーのサイトIDを入力する必要があります。 また、マーチャントは、getSites APIを使用してCPQのOCCサイトをリストし、営業担当がサイトを簡単に選択できるようにすることもできます。
- この機能は、CPQ顧客のコマースにのみ適用されます。