セルフ・サービスのサイト固有の管理

マーチャントは、サイト・レベルで特定のセルフサービス機能を有効にできるようになりました。 以前は、セルフサービス機能はグローバルにしか構成できず、すべてのサイトで有効化が必要でした。 マーチャントは、次の機能をサイト・レベルで構成できます。

  1. セルフサービス・ポータル
  2. CPQによるネイティブ価格設定
  3. ネイティブの見積りと注文
  4. ネイティブ構成(IDCSベース)
  5. チェックアウト時の請求先出荷先検証

増分採用:お客様は、新しいビジネス・ユニットまたはリージョンに対してセルフサービス機能を選択的に採用できるため、段階的な導入をサポートし、既存の業務の中断を最小限に抑えることができます。

柔軟性: 既存のサイトは変更されず、リスクを軽減し、移行計画を簡素化します。

カスタマイズ可能なエクスペリエンス: サイトごとにセルフ・サービス機能をカスタマイズし、複数のブランドまたは地域にわたる多様なビジネス要件をサポートします。

有効化のステップ

次の機能に対してサイト固有のコントロールを有効にするステップを次に示します。

  1. セルフ・サービス・ポータル:
    URI: PUT /ccadmin/v1/merchant/cloudConfiguration
    ペイロード:
    {
      "selfServicePortalEnabled": true,
      "SelfServicePortalSites": "<site1Id>,<site2Id>"
    }
  2. CPQを使用したネイティブ価格設定:
    URI: PUT /ccadmin/v1/priceSettings
    ヘッダー: "x-ccsite": "<siteId>"
    ペイロード:
    {
      "enabled": true
    }
  3. ネイティブ見積りと順序付け:
    URI: PUT /ccadmin/v1/merchant/selfServiceConfiguration

    ヘッダー: "x-ccsite": "<siteId>"
    ペイロード:
    {
      "requestQuoteToCPQ": true,
      "orderSubmitToCPQ ": true
    }
  4. ネイティブ構成(IDCSベース):
    URI: PUT /ccadmin/v1/merchant/cloudConfiguration

    ペイロード:
    {
      "CPQConfigIDCSEnabled": true,
      "CPQConfigIDCSEnabledSites": "<site1Id>,<site2Id>"
    }
  5. セルフ・サービス設定:
    URI: PUT /ccadmin/v1/merchant/selfServiceSettings
    ヘッダー: "x-ccsite": "<siteId>"
    ペイロード:
    {
    "copyOrderTimeout": 10、
    "quotes": {
    "maxNumberOfApprovers": "5"、
    "thresholdSizeForGenerateProposalAsync": "10"
    }
    }
  6. チェックアウト中の請求先出荷先検証:
    この機能を有効にするには、Oracle SupportでSRを発行してください。

詳細は、REST APIのドキュメントを参照してください。

ヒントと考慮事項

  1. サイト・レベルのプロパティが設定されていない場合、この機能はグローバルに有効になります。
  2. 特にビジネス・ユニットを増分的に移行する場合は、サイト固有の構成がロールアウト計画全体と一致していることを確認します。
  3. 既存の統合およびワークフローとの互換性を確保するために、本番に適用する前にテスト環境で機能有効化を検証します。
  4. ネイティブの見積りと順序付け機能は、セルフ・サービス・ポータル構成が有効になっている場合にのみ機能します。 セルフ・サービス・ポータル構成をサイトに固有にし、ネイティブの見積およびオーダーを有効にすると、ネイティブの見積およびオーダーは、セルフ・サービス・ポータルが構成されているサイトに対してのみ機能します。たとえば、マーチャントにはサイト1とサイト2の2つのサイトがあり、セルフ・サービス・ポータルはサイト1に対してのみ構成されます。 ネイティブの見積りと注文は、サイト1でのみ機能します。
  5. selfServicePortalEnabledがサイト固有の場合、CPQの「見積の公開」アクションは、x-ccsiteヘッダーをOCCに渡すようにカスタマイズする必要がありますnotifyQuote API。 CPQのコマース・プロセスでは、サイト情報をトランザクション属性(cc_site_idなど)に保持できます。 営業担当は、見積の公開処理を開始する前に、バイヤーのサイトIDを入力する必要があります。 また、マーチャントは、getSites APIを使用してCPQのOCCサイトをリストし、営業担当がサイトを簡単に選択できるようにすることもできます。
  6. この機能は、CPQ顧客のコマースにのみ適用されます。