本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | モジュール | 機能 | ノート |
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2022年12月16日 | 初版作成。 |
Oracle Configure, Price, and Quote (CPQ)の使用により、商談から見積、オーダーまでの一連のプロセス(製品の選択、構成、価格設定、見積作成、オーダーおよび承認のワークフローを含む)を合理化できます。Oracle CPQは柔軟性と拡張性の高いエンタープライズ対応ソリューションです。直販や間接、Eコマースといった販売チャネルを通じて製品やサービスを販売するあらゆる規模のお客様にご利用いただけます。
このガイドは、Oracle CPQ 23Aの新機能や改善点に関して理解する必要がある情報の概要をまとめたものです。
セキュリティと新機能
システムのセキュリティ構造が変更されている場合は、実装する新機能についてセキュリティ管理者に知らせる必要がある場合があります。
アイデア募集中
ご意見をお待ちしています。クラウド・サービスの改善方法についての提案がございましたら、お知らせください。Oracle Customer Connectのアイデア・ラボを通してなど、アイデアを送信する方法はいくつかあります。このアイコンが機能名の後に表示されている箇所はすべて、お客様のアイデアを実現した機能です。
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、cpqcloud_documentation_us_grp@oracle.comまでお送りください
免責事項
この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリースの本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。
この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。
列の定義:
レポート = 新規または変更済の、オラクル社提供の実行可能レポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、通常、フィールド、検証またはプログラムのマイナーな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小限になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能には、より複雑な設計が含まれます。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
すぐ使用できない状態で提供される機能 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用できるようにするには、処理が必要です。これらの機能は提供時には使用不可になっているため、機能を使用可能にするかどうかおよび使用可能にする時期を選択してください。たとえば、a)新規または拡張BIサブジェクト領域は、レポートにまず組み込む必要があり、b)新規Webサービスは使用する前に統合する必要があり、c)ユーザー・ロールに機能を割り当てないと機能にアクセスできません。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入れテストでは、大規模なUIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当ててください。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能を使用可能にするために処理が必要になるため、中断されません。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。 |
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
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Oracle CPQ 23Aでは、次のコマース機能が提供されます。
Oracle CPQ 23A以降、プレーン・テキスト入力を使用して算式を作成する代替入力方法がCPQで提供されます。この新しい算式入力方法を使用すると、使いやすさが大幅に向上し、次の機能がサポートされます。
- すべての算式属性と演算子を1か所で表示する。
- 算式の任意の位置に簡単にナビゲートする。
- 算式の間ですばやくコピー・アンド・ペーストできる。
管理者が「入力テキスト」という入力モードを使用して、プレーン・テキスト入力を使用して算式を作成できるようになりました。
既存の式をプレーン・テキスト入力で編集するには、「入力テキスト」入力モードを選択し、該当する式の「編集」アイコンをクリックします。
重要:
- エラーがある場合、管理者は算式を保存できません。
- 算式の詳細は、CPQ管理者オンライン・ヘルプの算式管理のトピックを参照してください。
管理者がプレーン・テキスト入力を使用して顧客算式を保守できるようになりました。
有効化のステップ
この機能を使用可能にするために必要な手順はありません。
Oracle CPQ 23Aでは、明細品目グリッドにBOM関連のデータを表示するコマースの次の属性が公開されています。
明細BOM名(_line_bom_name) - これはBOM品目定義表にある名前です。
明細BOM変数名(_line_bom_variable_name) - これはBOM品目定義表にある変数名です。
明細品目タイプ(_line_item_type) - これはBOM品目定義表にある品目タイプです。
明細表示名(_line_display_name) - この値には次のいずれかの値が含まれます。移入される最初の値が_line_display_nameの値に使用されます。
- BOM属性マッピングにあるDISPLAY_NAMEのターゲット値
- BOM品目定義表にある「名前」
- モデル名
- 部品表示名
たとえば、次の構成では、BOM属性マッピングからDISPLAY_NAMEのターゲット値が移入されて、これが_line_display_nameに格納される値になります。
営業ユーザーが前述の構成からトランザクションを作成すると、新しいBOM属性が明細品目グリッドに表示されます。次の画像では、新しいBOM関連の属性が赤で囲まれています。青で囲まれた明細表示名は、BOM属性マッピングのDISPLAY_NAMEのターゲット値を使用しています。残りの明細表示名は、BOM品目定義表の「名前」を使用して移入されています。
これらの新しい属性が既存のコマース・プロセスに追加され、新しいサブ文書の作成時に含まれます。これらの属性はシステム属性として扱われ、同様の属性と同じ該当領域で参照できます。
重要: 新しい明細属性は、Oracle CPQ 23Aより前のバージョンで作成された明細には移入されません。
新しい明細品目属性を使用して、コマース・プロセス内のBOM関連品目を参照してください。
有効化のステップ
この機能を使用可能にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
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新しいBOM属性は表示専用で公開されています。管理者が明細品目グリッドの属性を編集可能にした場合、明細品目グリッドの値を変更してもBOM属性値には影響しません。これらの新しいBOM関連属性を編集不可にするのがベスト・プラクティスです。
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BOMマッピング属性の関係の詳細は、Oracle CPQ管理者オンライン・ヘルプ→構成→BOMマッピング→BOM表を参照してください。
Oracle CPQ 23Aでは、次の構成機能が提供されます。
システム・ナビゲーション・パネルには、システム・ルート項目内の構成可能モデルの階層配置が表示されます。Oracle CPQ 23Aでは、JET構成UIの表示オプションを展開することで、システム・ナビゲーション・パネルの使いやすさを向上させています。
システム・ナビゲーション・パネルの固定
Oracle CPQ 23A以降では、ユーザーが構成UIをスクロールしても、システム・ナビゲーション・パネルは固定されたままになります。システム・ナビゲーション・パネルの固定は自動的に有効になり、無効にできません。
システム・ナビゲーション・パネルの場所
以前は、システム・ナビゲーション・パネルは構成UIの左サイドバーにのみ表示できました。システム・ナビゲーションを左サイドバーまたは右サイドバーに表示できるようになりました。次の画像は、右サイドバーに表示されたシステム・ナビゲーション・パネルを示しています。
システム・ナビゲーション・パネルのサイズ
構成UIの左サイドバーにシステム・ナビゲーション・パネルが表示されているときは、小、中または大のパネル・サイズで表示できるようになりました。システム・ナビゲーション・パネルを右サイドバーに表示するときには、中サイズのパネルのみを使用できます。
管理者が構成レイアウト・エディタでシステム・ナビゲーション・パネルの表示オプションを設定できるようになりました。
有効化のステップ
システム・ナビゲーション・パネルのサイズまたは場所を変更するには、次のステップを実行します。
- 「構成レイアウト・エディタ」ページにナビゲートします。
「管理」→「カタログ定義」→「製品ファミリ」→「製品ライン」→「モデル」→「構成フロー」→「デスクトップ」
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上部の処理ツールバーの「レイアウト・プロパティ」をクリックします。
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システム・ナビゲーション・パネルの場所を変更するには、「ナビゲーション・パネルの場所」メニューから「左サイドバー」または「右サイドバー」を選択します。
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システム・ナビゲーション・パネルのサイズを変更するには、「ナビゲーション・パネル・サイズ」メニューから「小」、「中」または「大」を選択します。
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重要: システム・ナビゲーション・パネルを右サイドバーに表示するときには、中サイズのパネルのみを使用できます。
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「OK」をクリックします。
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「保存」をクリックします。
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重要: 変更を営業ユーザーが使用できるようにするには、製品ファミリをデプロイする必要があります。詳細な手順は、Oracle CPQ管理オンライン・ヘルプの製品ファミリの設定→製品ファミリのデプロイを参照してください。
Oracle CPQ 23Aでは、次の統合機能が提供されます。
統合、外部アプリケーション、BMLスクリプトなどにより起動されたすべてのWebサービス・コールのパフォーマンス詳細もOracle CPQのパフォーマンス・ログに記録されます。Oracle CPQ 23Aにアップグレードすると、次のような追加のコマース統合イベント・データがパフォーマンス・ログに含まれます。
- コマース統合のURLは、すべてのSOAPおよびREST統合に含まれ、使用可能な場合にはBML統合にも含まれます。
- SOAP/REST/BML統合のレスポンス・ヘッダーで使用可能な場合は、実行コンテキストID (ECID)が含まれます。ECIDは、プロセスの識別とデバッグ、およびFusionサーバーの様々なコンポーネントのログの分析に役立つ一意の識別子です。
この追加情報は、管理者が統合をトラブルシューティングする際に役立ちます。Oracle CPQのパフォーマンス・ログの詳細は、Oracle CPQ管理オンライン・ヘルプのパフォーマンス・ログを参照してください。
REST統合でデバッグ・レベルのパフォーマンス・ロギングが有効な場合は、RESTの要求と応答のペイロード情報がbm.logに含まれるようになりました。デバッグ・レベルのロギングを有効にしていない場合は、My Oracle Supportでサービス要求を送信して、追加のロギングによりサイトのパフォーマンスにどのような影響があるかを分析します。
重要: デバッグ・レベルのロギングを有効にすると、サイトのパフォーマンスに影響するため、本番環境では有効にしないでください。
有効化のステップ
この機能を使用可能にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
イベント・データがパフォーマンス・ログに表示されない場合は、パフォーマンス・ログの「表示」ドロップダウンからイベント・データを選択します。
Salesforce: 新規見積をアクティブとして自動的にマーク
Oracle CPQ Connector for Salesforce Managed Package v8.6では、商談内の見積をアクティブとしてマークするためのサイト・レベルのデフォルト設定を管理者が定義できます。これには、新しく作成された見積と、コピーまたはクローニングされて商談間で移動される見積が含まれます。新しい「Auto Activate Quote」設定には、次の3つのオプションがあります。
- 「None」(デフォルト)では、ユーザーが見積をアクティブとしてマークする必要があります。
- 「First Quote」では、商談に対して作成された最初の見積りが自動的にアクティブとしてマークされます。
- 「New Quote」では、商談に対して作成された最新の見積りが自動的にアクティブとしてマークされます。
この機能により、営業ユーザーが従う標準プロセスが確立されて、見積が自動的にアクティブとしてマークされるので、営業ユーザーが時間を節約できます。営業ユーザーが必要なときに見積を変更するだけで見積がアクティブになります。
有効化のステップ
重要: この機能を使用するには、サイトでSalesforce Managed Package v8.6以降が実行されている必要があります。Salesforce Managed Package v8.6は、Oracle CPQ Update 23Aとの連携が保証されています。
前提条件となるOracle CPQおよびManaged Packageがサイトで稼働したら、管理者は次のように「Auto Activate Quote」設定を更新できます。
- アプリケーション・ランチャを使用するSalesforceで、キーワード検索にCPQ Site Settingsと入力して、CPQサイト設定オブジェクトにナビゲートします。
- 「CPQ Site Settings」をクリックして、CPQ接続のリストを表示します。
- 接続のドロップダウンから「Edit」をクリックします。「CPQ Site Settings」ページで「Step 1 – Connection Details」が開きます。
- 「Next」をクリックして、「Step 2 – Process Details」に進みます。
重要: 「CPQ Site Settings」は、元々Oracle CPQ Salesforce Connectorのインストールおよび設定時に入力したものです。手順については、Oracle CPQ Connector for Salesforceのインストールおよび設定ガイドを参照してください。
- 「Next」をクリックして、「Step 3 – Adapter Settings」に進みます。
- 「Auto Activate Quote」ドロップダウンから次のいずれかを選択します。
- 「None」(デフォルト)では、ユーザーが見積をアクティブとしてマークする必要があります。
- 「First Quote」では、商談に対して作成された最初の見積りが自動的にアクティブとしてマークされます。
- 「New Quote」では、商談に対して作成された最新の見積りが自動的にアクティブとしてマークされます。
- 「Deploy Site」をクリックしてサイトを更新します。
- すべてのCPQ接続についてステップ3から7を繰り返します。Oracle CPQ接続を再デプロイすると、選択した設定に従って見積が自動的にアクティブとしてマークされます。
Oracle CPQ 23Aでは、次の移行機能が提供されます。
コマース・ユーザー・インタフェース・レイアウトの細かい移行のサポート
Oracle CPQ 23Aでは、移行センターでコマース・ユーザー・インタフェース・レイアウト(JETレスポンシブ・レイアウト)の個別選択および移行がサポートされています。管理者がメインおよびサブ文書レベルでコマースJETレスポンシブ・レイアウトを選択して、2つの移行モード(ソース別インポートまたはインポート・パッケージ)のいずれかを使用して移行できるようになりました。さらに必要に応じて、移行されたコマースUIレイアウトを管理者がロールバックできます。
コマースUIレイアウトの移行では、レイアウト要素、属性、処理および設定を含むレイアウト全体が移行されます。
細かい移行を実行する前に、コマースUIレイアウトの依存関係を管理者が評価する必要があります。算式、ステップなどのレイアウト・レベル要素以外の要素に関する依存関係がレイアウトにある場合は、コマースUIレイアウトの移行前に、それらの要素を選択するか移行する必要があります。コマースUIの移行時には、ターゲット・サイトのレイアウト全体が、ソース・サイトまたはインポート・パッケージからインポートされたレイアウトに置き換わります。表などの依存要素が移行先サイトで使用できない場合は、移行ログにエラーが表示されます。
この機能により、管理者の時間を大幅に節約し、移行の実行時エラーの可能性を減らして、コマースUIレイアウトの統一性を向上できます。
有効化のステップ
この機能を使用可能にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
- コマース・ユーザー・レイアウトの細かい移行では、Oracle CPQ Migration Centerの既存の標準および手順に従います。次の移行トピックについては、Oracle CPQ管理のオンライン・ヘルプを参照してください。
- Oracle CPQ Migration Centerの要約および用語の概要は、移行センターを参照してください。
- ソース別インポートまたはインポート・パッケージによる移行の詳細な手順は、移行モードを参照してください。
- 移行オブジェクトの詳細および移行パッケージの作成または編集手順については、移行パッケージを参照してください。
- 移行を元に戻して移行スナップショットに戻すための詳細な手順は、ロールバックおよびスナップショットを参照してください。
- 移行のヒントと考慮事項
- コマースUIレイアウトの細かい移行は、JETレスポンシブ・レイアウトにのみ適用されます。モバイル・レイアウトおよびレガシー・レイアウトの移行はサポートされていません。
Oracle CPQ 23Aでは、次の価格設定機能が提供されます。
Oracle CPQ 23Aでは、新しい価格設定ポータルおよびまったく新しい価格設定エンジンUIが導入されて、管理者エクスペリエンスが大幅に向上しています。新しい価格設定ポータルおよび価格設定エンジンUIは、他のOracle製品と同じRedwood設計標準を使用しており、CPQ価格設定機能を統合するための基盤になります。このリリースでは、CPQの価格設定エンジン・モジュールがまず更新されて、新しい価格設定ポータルからアクセス可能になります。価格設定ルール、価格モデル(以前の名称は価格設定プロファイル)、および価格設定属性に対しては、完全に再設計されたRedwoodユーザー・エクスペリエンスが採用されています。再設計された価格設定エンジンでは、価格設定の管理者エクスペリエンスを簡素かつモダンにする拡張機能に加えて、既存のすべての機能がサポートされています。
新しい価格設定ポータルでは、価格設定エンジンの価格設定ルール、価格モデルおよび価格設定属性にアクセスできます。
Redwood UXの拡張機能
新しいRedwood UIでは、処理とナビゲーションに対するアプローチに一貫性があります。モジュールの処理は、右上の「処理」メニューに表示されます。その行の省略記号をクリックすれば、個々の項目の処理を使用できます。
すべてのUIページに、管理ユーザーが親モジュールに移動できるナビゲーション・リンクがあります。また、この新しいUXでは、検索結果を継続的に表示したまま、フィルタ処理された項目間をナビゲートできます。たとえば、次の画像は、フィルタ処理された検索結果のリストを示しています。
管理ユーザーがフィルタ処理された検索結果から項目を開く際に、検索結果が継続的に表示されたままになります。ナビゲーション矢印が右上に表示されるので、フィルタ処理された前または次の検索結果項目に移動できます。
価格設定エンジンの動作の変更
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「価格設定プロファイル」という名前が「価格モデル」に変更されて、価格データが含まれていることがわかりやすくなりました。
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「基本」価格設定ルールの名前が「顧客固有」に変更されて、この価格設定ルール・タイプの内容が正確にわかるようになりました。
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「割引タイプ」という選択肢のラベルが「値タイプ」に変更されて、絶対価格値も値として選択できることが示されています。
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価格設定ルールのフィールド「有効」、「自」および「至」の名前が「ステータス」、「開始」および「終了」に変更されました。
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「一般サイト・オプション」の「最初の一致する価格設定プロファイルのみ適用」は「最初の一致する価格モデルのみ適用」に変更されて、「価格モデル」というオブジェクトの名前変更との一貫性が保たれています。
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コマース・オプション「拡張価格設定プロファイルJSONをコマースに転送」は「価格モデルJSONをコマースに転送」という名前に変更されて、価格設定エンジンによって適用されたすべての価格モデルのリストがJSONオブジェクトに含まれていることがより正確にわかるようになりました。
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価格設定ルール、価格モデルおよび価格設定属性で検索ができるようになり、特定の結果を見つけやすくなりました。
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検証が拡張されて、ユーザーが保存しようとしたときにエントリにフラグが表示されるのではなく、無効な選択がグレー表示されるようになりました。
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ページの左上にある上矢印を使用して、親オブジェクトまたはリスト・ページに簡単に戻ることができます。
価格設定ルール
再設計された価格設定ルールのリスト・ページでは、次の機能が提供されています。
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価格設定ルールの結果をフィルタするための検索基準を入力する。この結果は、価格設定ルール内をナビゲートしている間も継続的に表示されます。
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個別の価格設定ルール詳細を開かずに、すべての価格設定ルールの順序、名前、変数名、ステータス、開始日および終了日を表示する。
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「順序」、「名前」、「変数名」、「ステータス」、「開始日」または「終了日」列ヘッダーを使用して価格設定ルールをソートする。
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「処理」ドロップダウンを使用して、新しい価格設定ルールを追加したり、既存の価格設定ルールの順序を変更する。
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価格設定ルール名をクリックして、既存の価格設定ルールを編集する。
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行の省略記号をクリックし、「削除」を選択して価格設定ルールを削除する。
再設計された価格設定ルール・ページでは、次の機能が提供されています。
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関連する「編集」ボタンをクリックして、「基本詳細」および「条件」を編集する。
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リンク済価格モデルを表示してすばやくナビゲートする。
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「処理」ドロップダウンを使用して、新しいリンク済価格モデルを追加したり、リンク済価格モデルの順序を変更する。
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行の省略記号をクリックし、「削除」を選択してリンク済価格モデルを削除する。
価格設定ルールの動作の変更
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価格設定ルールに開始日が不要になり、開始日を履歴日時に設定できます。その結果、遡及的価格設定ルールとエバーグリーン価格設定ルールの両方がサポートされるようになり、アクティブ/非アクティブ・スイッチを使用してそれらの有効性を管理できるようになりました。
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ルールを削除して新しいルール作成しなくても、価格設定ルールのタイプを変更できるようになりました。
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新しい「常にTrue」条件が使用可能になり、新しい価格設定ルールの作成時にデフォルトとして使用されます。
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任意のタイプの価格モデルを任意のタイプの価格設定ルールに管理者が関連付けることができるようになりました。Oracle CPQ 23Aより前は、拡張価格設定プロファイル(現在の価格モデル)を単純価格設定ルールに関連付けることができませんでした。
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ステータスと開始日/終了日の両方が拡張ルールに設定されるようになり、価格有効性の管理が簡単になりました。
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価格設定ルールで、開始日や終了日に時間と分を指定して、日付のみでなく時間に基づいて価格有効性を定義できるようになりました。
重要: 現在は、価格の有効性が今日の日付に基づいて動作しています。
価格モデル
再設計された価格モデル(以前の価格設定プロファイル)のリスト・ページでは、次の機能が提供されています。
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価格モデルの結果をフィルタするための検索基準を入力する。この結果は、価格モデル内をナビゲートしている間も継続的に表示されます。
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価格モデル詳細を個別に開かずに、価格モデルの名前、変数名、値タイプ、動的価格設定およびリンク済価格設定ルールの数を表示する。
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「名前」、「変数名」、「値タイプ」または「動的価格設定」列ヘッダーを使用して価格モデルをソートする。
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新しい価格モデルを追加する。
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価格モデル名をクリックして、既存の価格モデルを編集する。
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リンク済価格設定ルール番号をクリックして、リンク済価格設定ルールを表示する。
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行の省略記号をクリックし、「削除」を選択して価格モデルを削除する。
再設計された価格モデル(以前の価格設定プロファイル)・ページでは、次の機能が提供されています。
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関連する「編集」ボタンをクリックして、基本詳細、条件および価格設定データの製品を編集する。
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「列」をクリックして、表示された「価格設定データ」列を管理する。
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価格モデルで使用する製品を表示および検索する。
価格モデル(価格設定プロファイル)の動作の変更
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関連する価格モデルからリンク済価格設定ルールに直接移動できるようになりました。
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関連する価格設定ルールからリンク済価格モデルに直接移動できるようになりました。
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「列」をクリックしたときに、表示および編集するサイト通貨をユーザーが簡単に選択できます。
価格設定属性
再設計された価格設定属性のリスト・ページでは、次の機能が提供されています。
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価格設定属性の結果をフィルタするための検索基準を入力する。この結果は、価格設定属性内をナビゲートしている間も継続的に表示されます。
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個別の価格設定属性詳細を開かずに、すべての価格設定属性の価格設定エンティティ(ヘッダーまたは明細)、名前、変数名、データ型およびタイプを表示する。
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「価格設定エンティティ」、「名前」、「変数名」、「データ型」または「タイプ」列ヘッダーを使用して価格設定属性をソートする。
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新しい価格設定属性を追加する。
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価格設定属性名をクリックして、既存の価格設定属性を編集する。
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行の省略記号をクリックし、「削除」を選択して価格設定属性を削除する。
再設計された「価格設定属性」ページでは、関連する「編集」ボタンを管理者がクリックして基本詳細および属性マッピングを編集できます。
管理者が属性マッピングの「編集」ボタンをクリックすると、属性マッピングを追加、順序変更および削除できます。
価格設定属性の動作の変更
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新しい属性を作成して古い属性を削除しなくても、価格設定属性の順序を変更できるようになりました。
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ヘッダーまたは明細レベル・タイプが価格設定属性のリスト・ページに表示されるため、管理者がすべての価格設定属性の関連属性レベルをすばやく識別できます。
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配列タイプの属性が、価格設定属性のリスト・ページの「データ型」列で適切にラベル付けされています。
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管理者が特定の製品ファミリの属性を簡単に選択できるようになりました。
新しい価格設定ポータルおよび再設計された価格設定エンジンUIにより、管理者のエクスペリエンスが大幅に向上して他のOracle製品と同様になり、CPQ価格設定機能を統合するための基盤となっています。
有効化のステップ
この機能を使用可能にするために必要な手順はありません。
Oracle CPQ 23Aでは、Redwood設計の更新に加えて、価格設定エンジンの価格設定ルールに対して次の拡張機能が提供されています。
「常にTrue」価格設定ルール
CPQの価格設定エンジンの価格設定ルールに新しい「常にTrue」条件が導入されています。「常にTrue」条件を使用すると、常にtrueになる価格設定ルールを簡単に作成できます。常に適用される価格設定ルールを作成するために、スクリプトや人工的な条件および行グループを作成する必要がなくなりました。
管理者が新しい価格設定ルールを作成すると、デフォルトの条件タイプが「常にTrue」になり、価格設定ルールの詳細ページの「条件」セクションに「この価格設定ルールは条件なしで適用されます」と表示されます。
作成後の価格設定ルール・タイプの変更
Oracle CPQ 23A以降、管理者が新しい価格設定ルールを作成しなくても価格設定ルールのタイプを変更できます。
価格設定ルールの条件タイプを変更するには、次のステップを実行します。
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管理ホーム・ページにナビゲートします。
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「製品」の「価格設定ポータル」をクリックします。
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「価格設定ルール」カードをクリックします。
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価格設定ルールのリスト・ページで、該当する価格設定ルールの名前をクリックします。
-
条件の「編集」ボタンをクリックします。
-
ドロップダウンから適切な条件タイプを選択します。
-
「更新」をクリックします。
重要: 価格設定ルールの作成の詳細は、Oracle CPQ管理者のオンライン・ヘルプ - 価格設定エンジン→価格設定ルールのトピックを参照してください。
価格設定ルールの「常にTrue」条件タイプと、タイプの作成後に価格設定ルールの条件タイプを変更する機能により、簡単で使いやすくなり、機能も拡張されました。
有効化のステップ
この機能を使用可能にするために必要な手順はありません。
Oracle CPQ 23Aでは、次のWebサービス機能が提供されます。
Oracle CPQ 23A以降、BOMツリーの取得REST APIに次のブール・パラメータが含まれます。
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"treeHasModel" - この出力パラメータはルートBOM品目にのみ含まれ、ルート品目に子モデルがあるかどうかが示されます。
-
"isModel" - このパラメータはすべてのBOM品目に含まれ、現在の品目がモデルであるかどうかが示されます。
ルートBOM品目に子モデルがあるかどうか、および返されたBOM品目がモデルであるかどうかが、BOMツリーの取得REST APIの結果に示されるようになりました。
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。
Oracle CPQ 23Aでは、次のBOMマッピングREST APIエンドポイントが導入されています。
BOMの部品の検証
このエンドポイントを使用して、BOMマッピング実装の部品を検証します。部品が存在すること、および部品の「直接購入」の値が「親部品を購入」に設定されていないことが確認されます。部品がルートBOM品目で使用されている場合、他のルートBOM品目で部品が使用されていないことが、このサービスで検証されます。
- エンドポイント: /bomItemSetups/actions/validatePartForBOM
- メソッド: POST
お客様はWebサービスを使用して、特定の部品がBOMシステム内で使用できることを検証できます。
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。
Oracle CPQ 23Aでは、現在の部品REST APIが拡張されて、お客様が特定の部品を表示したり、フィルタなしですべての部品のリストを表示できます。部品REST APIのすべての新規および既存のエンドポイントは読取り専用です。これらのWebサービスを使用して部品を追加、変更または削除することはできません。
すべての部品の取得
このエンドポイントは、部品のリストを取得するために使用します。
- エンドポイント: /parts
- メソッド: GET
部品の取得
このエンドポイントを使用して、特定の部品を取得します。
- エンドポイント: /parts/id
- メソッド: GET
Oracle CPQ 23Aでは、現在の部品REST APIが拡張されて、お客様が特定の部品を表示したり、フィルタなしですべての部品のリストを表示できます。部品REST APIのすべての新規および既存のエンドポイントは読取り専用です。これらのWebサービスを使用して部品を追加、変更または削除することはできません。
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。
Oracle CPQ 23Aでは、新しい価格設定管理REST APIが導入されて、REST APIサービスを使用してCPQ価格設定エンジン機能を管理できるようになりました。次のWebサービスが使用可能になりました。
価格モデル
すべての価格モデルの取得
このエンドポイントを使用して、価格設定エンジンのすべての価格モデルを取得します。
- エンドポイント: /pricingSetup/models
- メソッド: GET
価格モデルの追加
このエンドポイントを使用して、価格設定エンジンに新しい価格モデルを作成します。
- エンドポイント: /pricingSetup/models
- メソッド: POST
複数の価格モデルの更新
このエンドポイントを使用して、価格設定エンジンの価格モデルを更新または削除します。
- エンドポイント: /pricingSetup/models
- メソッド: PATCH
価格モデルの取得
このエンドポイントを使用して、価格設定エンジンの特定の価格モデルを取得します。
- エンドポイント: /pricingSetup/models/{modelVarName}
- メソッド: GET
価格モデルの削除
このエンドポイントを使用して、価格設定エンジンの特定の価格モデルを削除します。
- エンドポイント: /pricingSetup/models/{modelVarName}
- メソッド: DELETE
1つの価格モデルの更新
このエンドポイントを使用して、価格設定エンジンの特定の価格モデルを更新します。UIで価格モデルを編集する場合と比べて、このエンドポイントでは、既存の行の価格の部品番号の変更もサポートされます。
- エンドポイント: /pricingSetup/models/{modelVarName}
- メソッド: PATCH
価格モデルの価格設定データの取得
このエンドポイントを使用して、価格設定エンジンの特定の価格モデルの価格設定データを取得します。
- エンドポイント: /pricingSetup/models/{modelVarName}/data
- メソッド: GET
価格モデルの価格設定データの追加
このエンドポイントを使用して、価格設定エンジンの特定の価格モデルに価格設定データを追加します。
- エンドポイント: /pricingSetup/models/{modelVarName}/data
- メソッド: POST
価格モデルの価格設定データの更新
このエンドポイントを使用して、価格設定エンジンの特定の価格モデルに対して価格設定データを追加、更新または削除します。このエンドポイントを使用して、価格モデルの価格または割引の集合を更新できます。
- エンドポイント: /pricingSetup/models/{modelVarName}/data
- メソッド: PATCH
価格モデルの価格設定データの削除
このエンドポイントを使用して、価格設定エンジンの特定の価格モデルの価格設定データを削除します。
- エンドポイント: /pricingSetup/models/{modelVarName}/data/{id}
- メソッド: DELETE
価格設定属性
すべての価格設定属性の取得
このエンドポイントを使用して、価格設定エンジンのすべての価格設定属性を取得します。
- エンドポイント: /pricingSetup/attributes
- メソッド: GET
価格設定属性の追加
このエンドポイントを使用して、価格設定エンジンに価格設定属性を追加します。
- エンドポイント: /pricingSetup/attributes
- メソッド: POST
複数の価格設定属性の更新
このエンドポイントを使用して、価格設定エンジンの価格設定属性を更新または削除します。
- エンドポイント: /pricingSetup/attributes
- メソッド: PATCH
価格設定属性の取得
このエンドポイントを使用して、価格設定エンジンの特定の価格設定属性を取得します。
- エンドポイント: /pricingSetup/attributes/{attributeVarName}
- メソッド: GET
価格設定属性の削除
このエンドポイントを使用して、価格設定エンジンの特定の価格設定属性を削除します。
- エンドポイント: /pricingSetup/attributes/{attributeVarName}
- メソッド: DELETE
1つの価格設定属性の更新
このエンドポイントを使用して、価格設定エンジンの特定の価格設定属性を更新します。
- エンドポイント: /pricingSetup/attributes/{attributeVarName}
- メソッド: PATCH
すべての価格設定属性マッピングの取得
このエンドポイントを使用して、価格設定エンジンの特定の価格設定属性の属性マッピング・データを取得します。
- エンドポイント: /pricingSetup/attributes/{attributeVarName}/mappings
- メソッド: GET
価格設定属性マッピングの追加
このエンドポイントを使用して、価格設定エンジンの特定の価格設定属性にマッピング・データを追加します。
- エンドポイント: /pricingSetup/attributes/{attributeVarName}/mappings
- メソッド: POST
価格設定属性マッピングの更新
このエンドポイントを使用して、価格設定エンジンの特定の価格設定属性のマッピング・データを更新します。
- エンドポイント: /pricingSetup/attributes/{attributeVarName}/mappings
- メソッド: PATCH
価格設定ルール
すべての価格設定ルールの取得
このエンドポイントを使用して、価格設定エンジンのすべての価格設定ルールを取得します。
- エンドポイント: /pricingSetup/rules
- メソッド: GET
価格設定ルールの追加
このエンドポイントを使用して、価格設定エンジンに価格設定ルールを追加します。
- エンドポイント: /pricingSetup/rules
- メソッド: POST
複数の価格設定ルールの更新
このエンドポイントを使用して、価格設定エンジンの価格設定ルールを追加、更新、順序変更または削除します。
- エンドポイント: /pricingSetup/rules
- メソッド: PATCH
価格設定ルールの取得
このエンドポイントを使用して、価格設定エンジンの特定の価格設定ルールを取得します。
- エンドポイント: /pricingSetup/rules/{ruleVarName}
- メソッド: GET
価格設定ルールの削除
このエンドポイントを使用して、価格設定エンジンの特定の価格設定ルールを削除します。
- エンドポイント: /pricingSetup/rules/{ruleVarName}
- メソッド: DELETE
1つの価格設定ルールの更新
このエンドポイントを使用して、価格設定エンジンの特定の価格設定ルールを更新します。
- エンドポイント: /pricingSetup/rules/{ruleVarName}
- メソッド: PATCH
価格設定ルールのすべての顧客固有条件の取得
このエンドポイントを使用して、価格設定エンジンの特定の価格設定ルールのすべての顧客固有条件を取得します。
- エンドポイント: /pricingSetup/rules/{ruleVarName}/customerSpecificConditions
- メソッド: GET
価格設定ルールの顧客固有条件の追加
このエンドポイントを使用して、価格設定エンジンの特定の価格設定ルールに顧客固有条件を追加します。
- エンドポイント: /pricingSetup/rules/{ruleVarName}/customerSpecificConditions
- メソッド: POST
価格設定ルールの複数の顧客固有条件の更新
このエンドポイントを使用して、価格設定エンジンの特定の価格設定ルールの顧客固有条件を更新または削除します。
- エンドポイント: /pricingSetup/rules/{ruleVarName}/customerSpecificConditions
- メソッド: PATCH
価格設定ルールの顧客固有条件の取得
このエンドポイントを使用して、価格設定エンジンの価格設定ルールの特定の顧客固有条件を取得します。
- エンドポイント: /pricingSetup/rules/{ruleVarName}/customerSpecificConditions/{conditionId}
- メソッド: GET
価格設定ルールの顧客固有条件の削除
このエンドポイントを使用して、価格設定エンジンの価格設定ルールの特定の顧客固有条件を削除します。
- エンドポイント: /pricingSetup/rules/{ruleVarName}/customerSpecificConditions/{conditionId}
- メソッド: DELETE
価格設定ルールの1つの顧客固有条件の更新
このエンドポイントを使用して、価格設定エンジンの価格設定ルールの特定の顧客固有条件を更新します。
- エンドポイント: /pricingSetup/rules/{ruleVarName}/customerSpecificConditions/{conditionId}
- メソッド: PATCH
価格設定ルールにリンクされたすべての価格モデルの取得
このエンドポイントを使用して、価格設定エンジンの特定の価格設定ルールにリンクされているすべての価格モデルを取得します。
- エンドポイント: /pricingSetup/rules/{ruleVarName}/rulemodels
- メソッド: GET
価格設定ルールへの価格モデルのリンク
このエンドポイントを使用して、価格設定エンジンの価格設定ルールに価格モデルをリンクします。
ノート: この操作では、新しい価格モデルは追加されません。
- エンドポイント: /pricingSetup/rules/{ruleVarName}/rulemodels
- メソッド: POST
価格設定ルールにリンクされた複数の価格モデルの更新
このエンドポイントを使用して、価格設定エンジン・ルールにリンクされている価格モデルを追加、順序変更または削除します。
- エンドポイント: /pricingSetup/rules/{ruleVarName}/rulemodels
- メソッド: PATCH
価格設定ルールからの価格モデルのリンク解除
このエンドポイントを使用して、価格設定エンジンの価格設定ルールから特定の価格モデルのリンクを解除します
ノート: この操作では、価格モデルは削除されません。
- エンドポイント: /pricingSetup/rules/{ruleVarName}/rulemodels/{modelVarName}
- メソッド: DELETE
価格設定ルールにリンクされた1つの価格モデルの更新
このエンドポイントを使用して、価格設定エンジンの価格設定ルールにリンクされている特定の価格モデルを更新します。
- エンドポイント: /pricingSetup/rules/{ruleVarName}/rulemodels/{modelVarName}
- メソッド: PATCH
価格設定エンジンの参照
Oracle CPQ 23Aの価格設定エンジンは、CPQ内の他のいくつかのビジネス・オブジェクトを参照します。これらの参照APIでは、ID、参照コード、内容および摘要のセットで構成される特定のビジネス・オブジェクトの重要な値をフィルタなしのリストとして取得します。たとえば、アカウントの場合に取得される参照コードは、CPQネイティブのアカウント・オブジェクトに表示されるアカウントIDになります。部品の場合の参照コードは部品番号になります。
すべてのアカウントの参照の取得
このエンドポイントを使用して、すべての顧客アカウントの参照値を取得します。
- エンドポイント: /pricingSetup/lookups/accounts
- メソッド: GET
1つのアカウントの参照の取得
このエンドポイントを使用して、特定の顧客アカウントの参照値を取得します。
- エンドポイント: /pricingSetup/lookups/accounts/{lookupId}
- メソッド: GET
サポートされているすべての通貨の参照の取得
このエンドポイントを使用して、サポートされているすべての通貨の参照値を取得します。
- エンドポイント: /pricingSetup/lookups/currencies
- メソッド: GET
サポートされている1つの通貨の参照の取得
このエンドポイントを使用して、特定の通貨の参照値を取得します。
- エンドポイント: /pricingSetup/lookups/currencies/{lookupId}
- メソッド: GET
サポートされているすべてのデータ・ソースの参照の取得
このエンドポイントを使用して、サポートされているすべてのデータ・ソースの参照値を取得します。
- エンドポイント: /pricingSetup/lookups/dataSources
- メソッド: GET
1つのデータ・ソースの属性の参照の取得
このエンドポイントを使用して、特定のデータ・ソースのすべての属性参照値を取得します。
- エンドポイント: /pricingSetup/lookups/dataSources/{dataSourceVarName}/attributes
- メソッド: GET
すべての部品の参照の取得
このエンドポイントを使用して、すべての部品の参照値を取得します。
- エンドポイント: /pricingSetup/lookups/parts
- メソッド: GET
1つの部品の参照の取得
このエンドポイントを使用して、特定の部品の参照値を取得します。
- エンドポイント: /pricingSetup/lookups/parts/{lookupId}
- メソッド: GET
すべての単純条件属性の参照の取得
このエンドポイントを使用して、すべての単純条件属性の参照値を取得します。
- エンドポイント: /pricingSetup/lookups/simpleConditionAttributes
- メソッド: GET
お客様が価格設定管理REST APIを使用して、RESTサービス経由で価格設定エンジンのデータを管理できます。
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。
アップグレード前の考慮事項
既知の機能の変更
Oracle CPQ 23Aにアップグレードする前に、既知の機能に加えた変更を確認し、その変更に応じて計画することをお薦めします。
Oracle CPQの機能 |
摘要 |
JET 12.1.0のサポート | Oracle CPQ 23AはJET 12.1.0をサポートしています。詳細は、次のカスタムJavaScriptおよびCSSを参照してください。 |
Oracle CPQ REST API | リソースのキーとして無効な数値が使用されている場合、次のREST APIは500ではなく404で応答します。
現在のユーザーがアクセス権を持っていない場合、JETトランザクションUIの動作が変更されます。たとえば、ユーザーに見積へのアクセス権がない場合(関係者プロファイルにコマース・ステップ管理の文書へのアクセス権が付与されていない場合)、ユーザーは「アクセス拒否」ページにナビゲートされます。 |
サポートされている機能への計画的な変更
Oracle CPQでは、アプリケーションを絶えず改善するために、製品の機能を定期的に評価し、改善された機能で置き換える必要がある古い機能を特定しています。古い機能をサポートすると、お客様に提供する価値に悪影響を及ぼします。このお知らせでは、提供された代替機能を把握して今後の更新に備えるための情報をCPQ管理者およびIT担当者に提供します。次の表に、廃止が計画されている機能、およびそれらが削除されるリリースのスケジュールを示します。
意味の説明
「非推奨」は、Oracle CPQの将来の更新で機能の削除が計画されていることを意味します(次の表の「サポート終了」列を参照)。この機能は、既存のユーザーに対してはその時点まで引き続き機能しますが、機能や文書は拡張されません。削除後は、その機能がサポートされなくなり、機能しなくなります。
Oracle CPQの機能 |
非推奨の発表 |
サポート終了と削除 |
説明 |
レガシー・グローバル関数 |
21C |
24A |
Oracle CPQの以前のバージョンでは、レガシー・グローバル関数(Jythonスクリプトとも呼ばれます)により、お客様がカスタムpythonスクリプトを記述して様々なタイプの処理のBMLで使用できました。パフォーマンスが低いため、Oracle CPQでは数年前にこれらのスクリプトのサポートを終了しました。Oracle CPQ実装でこの機能を使用している場合は、サポートされている標準機能(たとえば、ユーティリティBMLライブラリ、コマースBMLライブラリおよびBMQL)に管理者が移行することをお薦めします。 ご使用の環境でレガシー・グローバル機能が有効になっているかどうかを確認するには、次のステップに従います。
|
レガシー・コマースUI |
21C |
24A |
Oracle CPQ 21Cでは、レガシー・コマース・トランザクションUIが非推奨になりました。この機能は、Oracle CPQ 24Aで終了して削除されます。 Oracle CPQ 18Cでコマースに対してJETレスポンシブUIが導入され、何年も進化を続けて本番環境での経験を積んだ結果、お客様はコマースと構成の両方で新しいJETレスポンシブUIのメリットを享受しています。Oracle CPQのお客様の大半は、JET UIへの完全な移行を完了しています。今後は、JETレスポンシブUIの拡張に重点を置いて、ユーザー・エクスペリエンス全般を向上させていきます。 これらの変更を発表するのは、お客様に早めにお知らせして、この更新に備えていただくためです。Oracle CPQの実装で、レガシー・コマースUIをまだ使用している場合は、JET UIへの移行の準備を始めることをお薦めします。JETコマースUIの有効化の詳細は、Oracle CPQ管理オンライン・ヘルプのJETトランザクションUIのトピックを参照するか、CPQ JET UI: ベスト・プラクティスおよびカスタマイズのビデオをご覧ください。 |
レガシー構成UI |
21C |
24A |
Oracle CPQ 21Cでは、レガシー構成UIが非推奨になりました。この機能は、Oracle CPQ 24Aで終了して削除されます。 Oracle CPQ 19Bで構成に対してJETレスポンシブUIが導入され、何年も進化を続けて本番環境での経験を積んだ結果、お客様はコマースと構成の両方で新しいJETレスポンシブUIのメリットを享受しています。Oracle CPQのお客様の大半は、JET UIへの完全な移行を完了しています。今後は、JETレスポンシブUIの拡張に重点を置いて、ユーザー・エクスペリエンス全般を向上させていきます。 これらの変更を発表するのは、お客様に早めにお知らせして、この更新に備えていただくためです。Oracle CPQの実装で、レガシー構成UIをまだ使用している場合は、JET UIへの移行の準備を始めることをお薦めします。JET構成UIの有効化の詳細は、Oracle CPQ管理オンライン・ヘルプのJET構成UIのトピックを参照するか、CPQ JET UI: ベスト・プラクティスおよびカスタマイズのビデオをご覧ください。 |
レガシー・コマースおよび構成モバイル・レイアウト |
21C |
24A |
Oracle CPQ 21Cでは、レガシー・コマースおよび構成モバイル・レイアウトが非推奨になりました。この機能は、Oracle CPQ 24Aで終了して削除されます。 レガシー・モバイル・レイアウトは、モバイル・デバイスでの見積りと構成に対する適応型エクスペリエンスを提供するために作成されました。JETレスポンシブUIは、デスクトップ、タブレット、電話デバイス全体で完全にレスポンシブかつ洗練されたユーザー・エクスペリエンスを実現しているので、デスクトップとモバイル・ユーザーに対して個別のUIレイアウトを管理する必要がなくなりました。 Oracle CPQ実装でレガシー・モバイル・レイアウトが有効になっている場合は、JETレスポンシブUIに移行して、エンド・ユーザーに最適なエクスペリエンスを提供することをお薦めします。JET UIレスポンシブ・エクスペリエンスの有効化の詳細は、Oracle CPQ管理のオンライン・ヘルプを参照してください。 これらの変更を発表するのは、お客様に早めにお知らせして、この更新に備えていただくためです。Oracle CPQの実装で、レガシー構成UIをまだ使用している場合は、JET UIへの移行の準備を始めることをお薦めします。JET構成UIの有効化の詳細は、Oracle CPQ管理オンライン・ヘルプのJETレスポンシブUIのトピックを参照してください。 |
レガシー・リッチ・テキスト・エディタ |
21C |
24A |
Oracle CPQ 21Cでは、レガシー・リッチ・テキスト・エディタが非推奨になりました。この機能は、Oracle CPQ 24Aで終了して削除されます。 Oracle CPQでは、製品の古い領域が使用不可になり、新しく改善されたバージョンで置き換えられることがあります。CPQ 20Cで以前発表されていたように、リッチ・テキスト編集可能属性(RTE)の新しいインライン・エディタが導入されました。新しいJETエディタには、レガシー・エディタよりも多くのテキスト書式設定オプションが含まれます。これには、元に戻す/やり直し、イメージ、リンク、表ツール、ブラウザ固有のスペル・チェックに関する機能などがあります。また、製品からレガシー・エディタを廃止する前に、ユーザー固有テンプレートのサポートを新しいエディタに追加する作業も進めています。 |
GXT顧客イメージおよびCSS参照 |
21C |
24A |
GXTは、Webアプリケーション・ページを作成するためのJavaフレームワークです。Oracle CPQでは、このフレームワークを内部実装に使用しており、お客様には公開していませんでした。このフレームワークは製品から削除されます。このフレームワークによって提供されるイメージまたはCSSを参照している場合は、実装からこれらの参照を削除することをお薦めします。この機能は、Oracle CPQ 24Aで終了して削除されます。 GXTイメージ/アイコンの参照 このフレームワークで使用されるイメージは、通常はフォルダ・パス「/gwt/gxt/images/default/」にあります。次の例を参照してください。このフォルダのイメージを参照している場合は、それらの参照を削除し、カスタマイズされたイメージをファイル・マネージャを使用して管理してください。 GXT CSSの参照 このフレームワークで使用されるCSSファイルは、通常は「/gwt/gxt/css/gxt-all.css」というフォルダ・パスにあります。次の例を参照してください。前述のCSSファイルをカスタマイズしたか、このファイルからCSSクラスを参照している場合は、それらのカスタマイズを削除し、スタイルシート・マネージャを使用して、カスタマイズしたCSSを管理してください。 重要: 実装によっては、フォルダが前述の参照パスと少し異なる場合があります。フォルダを確認して、images/defaultフォルダおよびgxt-all.cssファイルを見つけてください。 |
カスタムJavaScriptおよびCSS
Oracle CPQではカスタマイズしたJavaScriptの使用は公認または保証されていませんが、Oracle CPQを拡張しているお客様を確認しております。カスタマイズがOracle CPQプラットフォームの新機能と競合したり、データが破損または失われたり、メンテナンスやサポートが困難になったりする場合があります。また、ブラウザをまたぐサポートの検証やアップグレードごとにテストが必要になったり、パフォーマンスが低下したりする可能性があります。関連するリスクを考慮したうえで、JavaScriptカスタマイズの利点を適切に評価してください。
文書オブジェクト・モデル(DOM)構造または特定の要素、クラスまたはIDを操作するのではなく、CPQJS APIを使用することをお薦めします。
文書オブジェクト・モデル(DOM)の構造または特定の要素、クラスまたはIDを使用するカスタムJavaScriptを追加した場合、このカスタマイズには徹底的なテストに加え、場合によってはリファクタリングが必要になります。
Oracle CPQ 23AはJET v12.1.0をサポートしています。次の点に注意してください。
Select Oneコンポーネント(<oj-select-one>)が非推奨になり、Select Single (<oj-select-single>)で置き換えられました。この変更の影響を受けるのは、「お気に入りリスト」および「詳細」ページ、コマース分析グラフおよび単一選択メニュー(SSM)です。
データ表のセル・タグ(<td>)がある標準JET表では、IDプロパティの構文が更新されてヘッダー・プロパティが削除されています。たとえば:
-
JET v12.1.0の構文: <td class="oj-table-data-cell oj-form-control-inherit" id="mandatoryModels-table:48_0">Recommended Model 1</td>
- JET v10.0.0の構文: <td class="oj-table-data-cell oj-form-control-inherit" id="mandatoryModels-table:modelName_48" headers="mandatoryModels-table:modelName">Recommended Model 1</td>
-
構成配列セットの読取り専用セルについては、.oj-table-data-cell.oj -hoverスタイルが{background-color: #f2f2f3;}からlinear-gradiant (rbg(242, 242, 243), rgb(242, 242, 243))に更新されました。
単純リストUIおよび構成BOMのパネルの列選択を変更する際にオプション・リストを表示するには、列の上にカーソルを置く必要があります。この変更は、推奨品目リスト、資産リスト、パフォーマンス・ログおよび適格ルールに影響します。
データ表で、表のセルをクリックすると、表のセルの現在の値が選択されます(表のセルのすべての内容が強調表示されます)。入力を開始すると、新しく入力した内容で、強調表示された内容が置き換えられます。
コマース・レイアウト・エディタでは、該当するフィールドが表示されなくなった後もツールチップは表示されたままになります。
必須属性のエラー・メッセージ・テキストが「値の入力」から「値の選択」に変更されています。
-
営業ユーザーが日付属性を編集する際には、日付ピッカー・ツールが自動的に開きません。値を入力するか、日付ピッカー・アイコンをクリックして値を選択する必要があります。モバイル・デバイスでは、日付ピッカー・アイコンを選択して値を選択する必要があります。
重要: JETウィジェットCSSは、「.oj」で始まるクラスを持つ要素に適用されます。Oracle JETでは、これをネームスペースとして予約しています。「.oj」を含むカスタマイズされた要素はすべて、確認、テスト、およびリファクタする必要があります。将来の問題を回避するために、今後はカスタマイズした要素に「.oj」を含めないでください。
Oracle CPQ 22Cでは、jQueryが3.6.0にアップグレードされました。以前のバージョンのjQueryを使用しているお客様は、アップグレードして、お客様のJavaScriptのカスタマイズをテストする必要があります。
詳細は、次のリソースを参照してください。
- Oracle CPQ管理オンライン・ヘルプ→スタイルおよびテンプレート→JET UIのJavaScriptカスタマイズ
- Oracle CPQ JETの構成およびトランザクションUI: 既存のJavaScriptカスタマイズのリファクタリング(ドキュメントID 2490016.1)
- JavaScript Extension ToolkitおよびJET v12.1.0リリース・ノート
移行
「ソースからインポート」または「宛先に接続」を使用してコンテンツを移行する場合、両方のサイトで同じメジャー更新を使用する必要があります。コンテンツの移行は、同じメジャー更新内のマイナー更新間でのみ実行できます。
- 「メジャー更新」 = 更新23A
- 「マイナー更新」 = 更新23Aパッチ1
移行パッケージを使用する場合、19A以降のコンテンツを最新のサイト・バージョンにアップロードできます。
解決済の既知の問題
更新23Aで修正されたバグについての情報は、My Oracle SupportおよびOracle CPQ管理のオンライン・ヘルプでOracle CPQ 23A解決済の既知の問題に関するドキュメントを参照してください。
翻訳
Oracle CPQ 23Aでは、システム定義の一部のメッセージとコンポ―ネントに対し、文字列が一部削除され、別の文字列が加えられました。システム定義の文字列で独自の実装固有の翻訳を作成した場合、一部の文字列は表示されなくなります。その他の文字列は英語で表示されるようになります。新たに英語で表示される文字列は翻訳する必要があります。
これらの大半のメッセージとコンポーネントはOracle CPQの管理側にあります。ただし、更新インストールをデプロイする前に、エンド・ユーザーと管理ページの両方をレビューして、すべての文字列が指定の言語で表示されていることを確認する必要があります。
翻訳ステータス
Oracle CPQでは、シングルおよびマルチバイトの両方の文字セットの利用をサポートしています。ご利用のサイトで新しい言語を有効化するには、My Oracle Supportでサービス要求を発行してください。
次の言語については、プラットフォームとリファレンス・アプリケーションの両方で、Oracle CPQのユーザー・インタフェース上での翻訳を利用できます。
- 中国語(簡体字) [中国]
- 中国語(繁体字) [台湾]
- チェコ語[チェコ共和国]
- デンマーク語[デンマーク]
- オランダ語[オランダ]
- 英語
- フィンランド語[フィンランド]
- フランス語
- フランス語[カナダ]
- ドイツ語
- ハンガリー語[ハンガリー]
- イタリア語
- 日本語[日本]
- 韓国語[韓国]
- ノルウェー語(ボークモール語) [ノルウェー]
- ポーランド語[ポーランド]
- ポルトガル語[ブラジル]
- ルーマニア語[ルーマニア]
- ロシア語[ロシア]
- スペイン語(全世界)
- スウェーデン語[スウェーデン]
- トルコ語[トルコ]
アップグレード後の考慮事項
本番環境にアップグレードする前に、Oracle CPQ 23Aのすべてのテスト・インスタンスをアップグレードしてテストします。
お客様のアップグレード・テスト
スケジュールされた本番アップグレードの前に、非本番環境に適用された新しいバージョンをお客様が積極的にテストしてください。少なくとも、営業ユーザーが実行する一般的なアクションを使用して、トランザクションのライフサイクルをお客様がテストしてください。これらには、トランザクションの開始、新規構成、既存の構成の再構成、部品検索、割引、印刷、改訂および承認が含まれますが、これらに限定されません。統合ポイントもテストする必要があります。新機能を確認すると、集中的なテストが必要な領域が明らかになる場合があるため、新機能の確認をお薦めします。
環境に加えられたカスタマイズ(特にJavaScriptやサポート対象外の統合)もお客様がテストする必要があります。アップグレード後に発生する問題の原因で最も多いのは、カスタムJavaScriptです。カスタムJavaScriptおよびサポート対象外の統合は、Oracleサポートまたは開発部門ではサポートされません。特に、アップグレードによってDOMが変更される場合があるため、お客様のJavaScriptおよびCSSの使用に影響を与える可能性があります。
Oracle CPQではカスタマイズしたJavaScriptの使用は公認または保証されていませんが、クリティカルなユース・ケースをサポートするためにOracle CPQを拡張しているお客様を確認しております。JavaScript API (CPQJS)には、JET構成およびJETトランザクションUIの属性、処理およびその他の要素にアクセスするためのメソッドが含まれています。関連するリスクを考慮したうえで、JavaScriptカスタマイズの利点を適切に評価してください。カスタマイズがOracle CPQプラットフォームの新機能と競合したり、データが破損または失われたり、メンテナンスやサポートが困難になったりする場合があります。また、ブラウザをまたぐサポートの検証やアップグレードごとにテストが必要になったり、パフォーマンスが低下したりする可能性があります。
Oracle CPQでは、リリース・サイクルの一環として、広範なテストを実施しています。そのため、お客様のテスト計画では、構成属性の追加などの一般的なタスクではなく、お客様固有のユース・ケースを集中的にテストしてください。
早期テストおよびコホート・スケジュールの更新
23A更新コホートの早期テスト期間をお客様がご利用になることをお薦めします。そうすれば、1つ以上の本番前環境を更新し、カスタマイズとユース・ケースをテストして、必要な調整をするための時間を確保できます。次の表に、Oracle CPQ更新23Aのスケジュールの概要を示します。お客様が属する更新コホートがはっきりしない場合は、My Oracle Supportにサービス要求(SR)を送信してください。
コホート |
更新の早期テスト |
本番前の更新 |
本番の更新 |
A |
1月6日と7日 |
2月3日と4日 |
2月17日と18日 |
B |
1月6日と7日 2月3日と4日 |
3月3日と4日 |
3月17日と18日 |
C |
2月3日と4日 3月3日と4日 |
4月7日と8日 |
4月21日と22日 |
Oracle CPQは、Oracle SaaSのコホート更新ポリシーおよびスケジュールに従います。四半期更新はスキップできません。更新スケジュールをビジネス・プランとプロジェクト・プランに統合する必要があります。お客様がMy Oracle SupportでSRを送信して、早期テストにオプトインする必要があります。早期テストに永続的にオプトインするように選択できますが、同じ早期テスト・サイトと実行ケイデンスを維持する必要があります。
お客様がMy Oracle SupportでSRを送信して、標準の本番スケジュールの本番環境とともにいくつかの本番前環境をアップグレードするように要求できます。四半期ごとにSRを送信する必要がないように、本番環境とともに同じサイトを永続的にアップグレードするように要求できます。
アップグレード後の問題
アップグレード後のお客様に問題が発生した場合は、アップグレードが非本番アップグレードか本番アップグレードかに応じて、2つの異なるプロセスがあります。
非本番アップグレード後の問題
- My Oracle Supportでサービス要求(SR)を登録します。
- サービス要求がカスタマ・サポートによって取得され、連絡先(POC)に割り当てられます。
- このサービス要求は、標準のカスタマ・サポート・サービス要求として扱われます。
ノート: 場合によっては、カスタマ・サポートのサービス要求をオープンせずにお客様の管理者が問題を解決できる場合があります。
本番アップグレード後の問題
- ほとんどの場合、本番アップグレードはスムーズに進行し、アップグレードが完了するとアップグレード・サービス要求がクローズされます。
- 非本番アップグレード後に特定されなかったクリティカルな問題が本番アップグレード後に発生した場合は、「重大度1」のサービス要求をお客様がオープンしてください。本番サイトのダウン、100%のユーザーの見積不可、またはその他売上に影響するビジネス上のクリティカルな問題は、アップグレード後のクリティカルな問題と見なされます。
- 「重大度1」のサービス要求が作成されると、オンコール・チームに通知されます。
- オンコール・チームのメンバーは、解決のためにサービス要求に対応します。
- オンコール・チームのメンバーは、必要に応じてアップグレード後検証を実行したOracleアップグレード・スペシャリストに連絡します。
ブラウザ・サポート
Oracle CPQは、Oracle Software Webブラウザ・サポート・ポリシーの基準を満たすすべてのブラウザ・バージョンをサポートしています。
サポートされているブラウザ・バージョンの使用時に問題が生じた場合は、My Oracle Supportでチケットをオープンして問題を解決してください。サポートされているブラウザの使用時に問題が生じた場合は、修正プログラムが配信されるまで認定ブラウザ・バージョンを使用してください。認定ブラウザは現在の市場シェアに基づいて選択され、現在のバージョンの標準機能で動作するように徹底的にテストされています。
認定ブラウザ
Windows
- Google Chrome 107.x
- Mozilla Firefox 106.x
- Microsoft Edge 106.x
モバイル・デバイス
- Apple iPad iOS 16.x、Safariブラウザ
- Apple iPhone iOS 16.x、Safariブラウザ
重要: 追加のJavaScript、代替CSS、または他のカスタム機能を使用してサイトが作成されている場合は、選択されたブラウザとの互換性の問題が存在する可能性があります。カスタマイズはアドオンの作業が必要な場合があります。利用できる回避策と細かい修正を判断するためには、My Oracle Supportに連絡してください。
Salesforce統合サポート
Oracleでは、Oracle CPQ Connector for Salesforceのバージョン8.xを公式にサポートしています。
トレーニング
現在使用中のバージョンとこれからアップグレードするバージョンまでのすべてのバージョンの、すべての新機能、解決済の既知の問題、および機能的な既知の問題を確認するために、リリース・ドキュメントを参照してください。
Oracle CPQ 23Aで導入された新機能を理解するには、Oracle CPQ管理のオンライン・ヘルプを参照してください。その他のヘルプについては、My Oracle Supportを参照してください。
このソフトウェアでサポートされている、このドキュメントに明確に記載されていない情報については、Oracle CPQ 23Aの製品ヘルプを確認してください。
追加情報
Oracle CPQの詳細は、Oracle CPQドキュメントのサイトを参照してください。
免責事項
このドキュメントの詳細は、高度な情報提供の目的でのみ使用され、仕様としてまたはオンライン・ヘルプの代用として使用することを目的としていません。後続リリースにアップグレードする際に、コマース・プロセス、構成またはグローバル機能設定の再デプロイメントが必要な場合があります。統合XSLファイルまたはAPIの変更も必要な場合があります。