本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | 製品 | 機能 | ノート |
---|---|---|---|
2022年4月29日 | 報酬/総合報酬文書 |
総合報酬文書フィードバック | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2022年1月28日 | 報酬/等級ステップ昇格 |
給与が等級ラダーから取得され給与額が簡易コンポーネントによって決定される場合のHR処理でのFTE調整 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2022年1月28日 |
報酬/等級ステップ昇格 |
給与が等級ラダーから取得され給与額がユーザーによって決定される場合の給与調整タイプによるFTE按分の決定 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2021年11月24日 | 報酬/給与 |
給与は0にデフォルト設定されない | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2021年10月29日 | 報酬/ワークフォース報酬 | 報酬ワークシート・タスクの動作の変更 | 文書の更新。更新21Dで提供された機能。 |
2021年10月29日 |
報酬/ワークフォース報酬 |
マネージャ・レポートの動作の変更 | 文書の更新。更新21Dで提供された機能。 |
2021年10月29日 |
報酬/ワークフォース報酬 |
50を上回るジョブ・リストのジョブ・フィルタ動作の変更 | 文書の更新。更新21Dで提供された機能。 |
2021年10月29日 |
報酬/ワークフォース報酬 |
500人を超える部下を持つマネージャのワークシート・フィルタ動作の変更 | 文書の更新。更新21Dで提供された機能。 |
2021年10月29日 |
報酬/ワークフォース報酬 |
パフォーマンス・タスクの要約に表示されるパフォーマンス評点の構成 | 文書の更新。更新21Dで提供された機能。 |
2021年10月29日 |
報酬/総合報酬文書 | 総合報酬文書フィードバック | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2021年10月29日 |
報酬/総合報酬文書 |
総合報酬文書 - 株式履歴カテゴリの追加 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2021年9月24日 | 報酬/個別報酬 | 処理待ち就業者処理での個別報酬プランと予定開始日の同期の概要 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2021年9月3日 | 初版作成。 |
HCM Cloudアプリケーションについては、このWhat's Newに記載されている次の2つのタイプのパッチを取得できます。
- リリース更新(21A、21B、21Cおよび21D)
- 各更新に対するオプションの月次メンテナンス・パック
環境で使用しているリリース更新を把握することが重要です。これはクラウド・ポータルで確認できます。
____________________
お客様のアイデアをお聞かせください
ご意見をお待ちしています。製品の改善方法についての提案がございましたら、お知らせください。Oracle Customer Connectのアイデア・ラボに移動して、アイデアを入力してください。この文書の機能名の後に電球アイコンが表示されている箇所はすべて、お客様のアイデアを実現した機能です。
____________________
全HCM製品に関して推奨される参照ドキュメントは次のとおりです。
- 人事管理の新機能 - 「グローバル人事管理」セクションで、他のアプリケーションの作成基盤であるベース・アプリケーションの機能を確認できます。
ノート: すべてのグローバル人事管理機能が、タレントおよび報酬製品に使用できるわけではありません。
- Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)これらのドキュメントには、バグ修正および考えられる既知の問題が記載されています。また、現在使用しているか、今後移行するリリース更新バージョンに基づいて、次のドキュメントも参照することが必要になります。
- Oracle Help Center - ここには、ガイド、ビデオおよび検索可能なヘルプが表示されます。
- リリース・レディネス - 新機能のサマリー、新機能、機能リスト・スプレッドシート、スポットライトおよびリリース・トレーニング
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。HCM Cloudの新機能に関するお問い合せかフィードバックかを電子メールの本文または件名に明記してください。
列の定義:
レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小限になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
使用できない状態で提供される機能 = これらの機能をエンド・ユーザーが使用するにはアクションが必要です。これらの機能は無効化された状態で提供され、有効にするかどうかや有効にする時期を任意で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域はまずレポートに組み込む必要があり、b)新しいWebサービスを利用するには統合が必要で、c)機能にアクセスできるようにするにはまずユーザー・ロールに割り当てる必要があります。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入れテストでは、大規模なUIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当ててください。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能を使用するために、膨大な作業は不要です。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。 |
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
|
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Oracle Compensationを使用すると、組織は、市場で最も完全なソリューションを使用して報酬を計画、割付および伝達できます。地理的場所や給与パッケージ・コンポーネントにかかわらず、埋込み分析と就業者の総合報酬ビューを使用して、ビジネス上の意思決定を改善します。
トランザクション設計スタジオで報酬処理のルールを構成するときに、追加パラメータを使用できるようになりました。
処理 | 追加パラメータ |
---|---|
給与の変更 |
国、処理、就業者タイプ |
給与履歴、報酬情報、自分の報酬 |
国、就業者タイプ |
「給与の変更」処理の追加パラメータ
「報酬情報」処理の追加パラメータ
この拡張機能により、ルールを定義する際の柔軟性が高まります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
「給与のダウンロード」タスクを使用して給与の変更をアップロードする場合:
- 承認待ちチェック: スタンドアロンの給与の変更または「アサイメントの変更」などの給与を含むグローバルHR処理からの給与の変更が承認待ちの場合は、給与の変更のロードを回避できるようになりました。給与の変更が承認待ちで、「給与のダウンロード」タスクによって給与レコードが作成されるより前は、承認待ちトランザクションは最終承認後にエラーになります。
別の給与の変更が承認待ちの場合にアップロードを防止するエラー
-
給与範囲違反動作: 給与範囲に違反する給与を防止するために給与範囲違反動作を構成すると、給与範囲に違反する給与の変更のロードを回避できるようになりました。
提示給与が給与範囲に違反した場合にアップロードを防止するエラー
- 給与範囲は差分に対して調整されます: 差分プロファイルを考慮して計算された給与範囲を表示できるようになりました。たとえば、ベース範囲が$104,000から$145,600の個別拠出者2等級があるとします。差分プロファイルの事業所の1つは、差分係数2です。特定の場所の個人の場合、「給与のダウンロード」ワークブックでは$208,000から$291,200の範囲が表示されます。
差分プロファイルによって調整された給与範囲を含む「給与のダウンロード」ワークブック
- 追加属性: 「アサイメント番号」、「事業所」、「報酬ゾーン」、「報酬ゾーン・タイプ」など、追加属性が含まれる追加コンテキストを「給与のダウンロード」ワークブックに表示できるようになりました。
「アサイメント番号」、「事業所」、「報酬ゾーン」などの追加列が表示された「給与のダウンロード」ワークブック
これにより、「給与のダウンロード」タスクを使用して給与の変更をアップロードするときの個人のエクスペリエンスが向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
- 報酬ゾーン・ベースの差分プロファイルを使用する場合は、「報酬ゾーンおよび住所のマッピングの生成」プロセスを定期的に強制実行し、「給与のダウンロード」ワークブックで調整済の給与範囲を確認する必要があります。
- 給与範囲検証は、ワークブックで警告がサポートされていないため、給与範囲違反のエラーを生成するように構成された給与ベースに対してのみ実行されます。
ORA_PER_EMPL_DEFAULT_EFFECTIVE_DATEプロファイル・オプションを使用して、「自分のチーム」領域および「自分のクライアント・グループ」領域のレスポンシブな「給与の変更」フローの日付をデフォルト設定するかどうかを指定できるようになりました。デフォルトを無効にすることにより、提案者が日付を入力することを確認します。以前は、このオプションは雇用処理にのみ影響しました。
「給与の変更」処理で日付がデフォルト設定されていない場合
この拡張機能により、提案者が日付を入力することを確認するため正確性が向上します。
有効化のステップ
デフォルトでは、このプロファイル・オプションはYに設定されています。これは、雇用フローで有効日がデフォルト設定されることを意味します(現在の動作)。レスポンシブな雇用フローで有効日のデフォルト設定を停止するには、プロファイル・オプションをNに設定する必要があります。
プロファイル・オプション・コード |
プロファイル表示名 | デフォルトのプロファイル値 |
---|---|---|
ORA_PER_EMPL_DEFAULT_EFFECTIVE_DATE |
デフォルトで設定された雇用トランザクション日 |
Y |
雇用フローで有効日のデフォルト設定を停止するには、「設定および保守」作業領域にナビゲートします。
-
「管理者プロファイル値の管理」タスクを検索してクリックします。
-
ORA_PER_EMPL_DEFAULT_EFFECTIVE_DATEプロファイル・オプション・コードを検索し、検索結果でそのプロファイル・オプションを選択します。
-
「プロファイル値」領域で、「プロファイル値」フィールドにNを選択します。
-
「保存してクローズ」をクリックします。
主なリソース
- 詳細は、『グローバル人事管理新機能更新21B』の機能「雇用フローの有効日のデフォルトの管理」を参照してください
提示された給与変更日より後に給与レコードが存在すると、警告が表示されるようになりました。
「給与の変更」処理での警告
グローバルHRの「昇格・昇進」処理での警告
たとえば、最新の給与は2021年1月1日から始まるとします。それより前に開始する給与の変更を提示すると、次の給与まで給与の変更が有効であるという警告が表示されます。また、後の給与の変更も改訂が必要になる場合があると提示されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
給与を作成するフローでユーザーが決定したタイプの給与ベースを選択した場合、給与額はデフォルトで0になりません。そのため、金額を明示的に入力することがわかります。これらのフローには、「従業員の採用」、「処理待ち就業者の追加」、「派遣就業者の追加」、「非就業者の追加」、「アサイメントの追加」および雇用関係の追加が含まれます。給与ベースが等級レートを使用して構成されている場合でも、ガイダンスとして給与範囲を表示できます。
「従業員の採用」処理でデフォルト設定されていない給与額
この拡張機能により、データの正確性が確保されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
主なリソース
- 詳細は、Workforce Rewards 21Cの機能: 0にデフォルト設定されていない提示された給与を参照してください
処理待ち就業者処理での個別報酬プランと予定開始日の同期の概要
処理待ち就業者に含まれる個別報酬プランの支払開始日および終了日は、開始日と同期できます。これを行うには、個別報酬プランの支払開始日および終了日を「予定採用、開始または送信日」に設定します。処理待ち就業者の開始日を変更するたびに、個別報酬セクションに移動するとプランの支払日が自動的に調整されます。
たとえば、開始日が2022年1月1日の処理待ち就業者がいるとします。この詳細には、同じ日に開始する支払を含む個別報酬プランが含まれます。その後、開始日を2022年2月1日に修正します。個別報酬セクションに移動すると、新しい開始日と連携して、既存の支払開始日が2022年2月1日に自動的に調整されます。
支払の延期
オプションで、特定の日数、月数、年または組合せで支払日を延期できます。その後、オファーの支払開始日および支払終了日は、開始日、および指定した延期を使用して計算されます。たとえば、開始日の1か月後に支払うサインオン・ボーナスが処理待ち就業者の詳細に含まれているとします。現在の開始日は2022年2月1日であるため、ボーナス割付の支払開始日は2022年3月1日になります。
支払日の上書き
計算された支払開始日、終了日、またはその両方は、個別報酬セクションにプランが含まれる場合に上書きできます。支払日を上書きすると、開始日と支払日を自動的に同期できなくなります。開始日を変更するたびに個別報酬プランを削除して、再度追加する必要があります。既存の支払日は訂正できません。
同期の例
「予定採用、開始または送信日」の支払開始日と構成が少し異なる3つの個別報酬プランがあるとします。最初のプランは処理待ち就業者の開始日に開始され、1か月間有効です。2番目のプランは、処理待ち就業者の開始日から1か月後に開始します。3番目のプランは、処理待ち就業者の開始日から1か月後に開始し、予定開始日を上書きできます。
プラン1には予定開始日の開始日と終了日があり、1か月間有効で、日付を上書きできません
プラン2には予定開始日から1か月後の開始日があり、日付を上書きできません
プラン3には予定開始日から1か月後の開始日があり、日付を上書きできます
次に、「予定採用、開始または送信日」の構成が、計画開始日の変更時に3つのプランの支払開始日にどのように影響するかを示します。
プラン日構成 | 当初開始日 | 当初プラン開始日 |
改訂された開始日 |
調整されたプラン開始日 |
---|---|---|---|---|
プラン1、開始日は予定開始日 |
2022年1月1日 |
2022年1月1日 |
2022年3月1日 |
2022年3月1日 |
プラン2、開始日は予定開始日の1か月後 |
2022年1月1日 |
2022年2月1日 |
2022年3月1日 |
2022年4月1日 |
プラン3、開始日は予定開始日、ただし日付を上書き可能。 |
2022年1月1日 |
最初は2022年2月1日に設定 2022年4月1日に上書き |
2022年3月1日 |
2022年4月1日 上書きされた日付は未調整 |
2つの自動設定プラン日および手動上書き日がある処理待ち就業者を追加します。上書きされたプランは「手動で設定」と表示されます。
調整されたプラン日がある編集済の処理待ち就業者。
当初の日付を上書きしたため、3番目のプラン日は変更されていないことがわかります。日付が有効でなくなった場合は、この個別報酬割付を削除し、改訂日を使用して再度追加する必要があります。
プランを手動で削除し、正しい日付で再度追加した後
次に、開始日が2021年4月1日の個別報酬プランが「処理待ち就業者の変換」ページにどのように表示されるかを示します。
処理待ち就業者の同じ報酬プランが「処理待ち就業者の変換」ページで開始日が2021年4月1日になっています。
開始日を他の方法で変更した場合、プラン日は自動的に調整されなくなります。
この機能改善により、処理待ち就業者サイクル全体で必要に応じて開始日を調整し、支払日を自動的に調整して照合するように計画できるため、生産性が向上します。支払の開始日と終了日を自動的に設定することで、エラーを削減することもできます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
- プラン開始日は、開始日を変更し、「処理待ち就業者の編集」処理を使用して個別報酬セクションにアクセスした場合にのみ調整されます。開始日を変更してICセクションにアクセスしない場合は調整されません。
- また、雇用詳細、雇用開始日の変更、雇用関係開始日の変更など他のフローの開始日を変更しても、自動的に調整されません。処理待ち就業者の開始日を変更できる他のページや、HCMデータ・ローダーまたはRESTサービスを使用する場合も、自動的に調整されません。このようなすべてのシナリオでは、プランを手動で削除し、再度追加する必要があります。
- この「予定採用、開始または送信日」構成を使用するプランの動作は、「採用」、「個別報酬」、「個人拠出金の管理」、「個別報酬の運用管理」などの他の処理の「送信日」または「開始日」に似ています。 「処理待ち就業者の編集」フローまたは「報酬情報」ページを使用して、プラン情報を表示する必要があります。「個別報酬」、「報酬の設定管理」などのスタンドアロンの個別報酬フローを使用しないでください。これらはスタンドアロン・フローであるため、予定開始日または処理待ち就業者開始日にアクセスできません。このようにアクセスできない場合、ユーザーが日付を上書きできるように構成されたプランの同期メカニズムが阻害される場合があります。
- 変動処理の給与エレメントを使用して個別報酬プランを構成する場合、個人の給与関係が給与にリンクされているかどうかによって支払終了日が異なります。プランに対して構成した支払終了日は無視されます。給与関係で給与を使用できない場合、支払終了日は開始日と同じになります。給与関係で給与を使用できる場合は、期間終了日が支払終了日になります。
- 個別報酬行が処理待ち就業者フローで終了日になると、終了日が変換ステージに繰り越されます。
- 新しいプランでは、新しい支払開始日と終了日オプションを使用することをお薦めします。既存のプランの支払日構成を新しい日付オプションに変更する場合は、「オファーの作成」、「オファーの編集」、「HRに移動」、「処理待ち就業者」、「処理待ち就業者の編集」、「採用」、「アサイメントの変更」、「グローバル異動」などの処理を使用して、新規および既存のオファーの動作をテストしてください。
- 既存のプランの支払日構成を変更すると、処理が次のステージに移動するとき、既存の割付に影響します。たとえば、既存のプランの支払開始日を、予定開始日と同じ日に開始するように更新します。開始日が2022年4月1日の既存の処理待ち就業者には、支払開始日が2022年5月15日のプランが含まれます。処理待ち就業者が次のステージに移動すると、更新された個別報酬プラン構成により、支払開始日は2022年4月1日に調整されます。
- 次のレスポンシブ処理でサポートされます。
- 処理待ち就業者の作成
- 処理待ち就業者の編集
- 処理待ち就業者の変換
- クイック変換
- 自動変換
- 上書きされたプラン日には、オファーおよび処理待ち就業者の両方のフローで「(手動で設定)」と表示されます。
主なリソース
類似する機能の詳細は、Workforce Rewards 21Cの機能: 個別報酬プランと予定開始日の同期の概要を参照してください。
新規個人報酬割付を取得するときに、タスクを構成するジャーニを割り当てることができるようになりました。たとえば、個人が任意控除項目にサブスクライブしているとします。ジャーニには、HR担当者がメンバーシップIDの生成、ポータル・アクセスの有効化、ようこそキットの発行を行うのに必要なタスクが含まれます。
任意プランのサブスクリプション
メンバーシップIDの生成、メンバー・アクセスの有効化、ようこそキットの発行を行う手動タスク
メンバーシップIDの生成、ポータル・アクセスの有効化、ようこそキットの発行を行う手動タスクを示すHR担当者のタスク・リスト
個人が「個別報酬」、「個人拠出金の管理」、「個別報酬の管理」などの処理を使用して個別報酬割付を追加するときに、ジャーニ・タスクを割り当てることができるようになりました。これらのタスクは、新しい個別報酬割付が最終承認に合格し、エレメント・エントリが作成された後に割り当てられます。個別報酬割付を追加する「採用」および「グローバル人事管理」処理を使用してタスクを割り当てることができます。
ジャーニへのこの拡張機能により、特定のイベントが発生したときにタスクが自動的に割り当てられ、ビジネス・プロセスが最適化されます。
有効化のステップ
標準の手順に従い、これらの個別報酬設定を使用してチェックリスト・テンプレートを作成します。
- 「一般」タブで、カテゴリを選択します。
- 「タスク」タブで、タスクを構成します。
- 「処理およびイベント」タブで、ジャーニでチェックリストを割り当てるイベントを構成します。新しい個別報酬割付の場合、指定したエレメントのエントリを作成すると、チェックリストによってタスクが割り当てられます。
1. イベントを追加し、「名前」フィールドで「個別報酬」を選択します。
2. 条件を編集し、グループを作成します。属性は「エレメント・タイプ」にデフォルト設定され、条件は「次と等しい」演算子および「定数」オペランド・タイプにデフォルト設定されます。
3. 「オペランド値」フィールドで、「検索」をクリックします。「検索と選択」ダイアログ・ボックスを使用して、個別報酬オプションに適切なエレメントを選択します。
ヒントと考慮事項
- チェックリストのタスクは、新しい個別報酬割付についてのみ設定できます。
- チェックリストは、イベントを使用して新しい個別報酬割付をリスニングします。イベントが機能するには、プロファイル・オプションHRC_DISABLE_HCM_EVENTS_PROCESSINGがNに設定されていることを確認します。
- 個別報酬のグループ条件を定義するときは、ORグループ・コネクタのみ使用できます。ANDコネクタはサポートされていません。
- チェックリストがいつトリガーされるかを制御するには、割付基準を使用します。デフォルト・オプション「チェックリスト手動割付日、あるいはレコード作成または承認日」の場合は、支払開始日に関係なく、個別報酬割付が承認されると同時にトリガーされます。別のオプション「処理レコードが有効となる日付」の場合は、支払開始日にチェックリストがトリガーされます。
予算要約のスコアボード・ビューが更新されました。
以前の予算スコアボード・サマリーの表示
更新された予算スコアボード・サマリーの表示
予算要約の新しいスコアボード・ビューは、ワークシート・スコアボード要約に似ています。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
Oracle Performance Managementと統合するようにワークフォース報酬プランを構成すると、管理者に対して、ワークシート・パフォーマンスを向上させるために追加パラメータを選択する必要があることを知らせる警告メッセージが表示されるようになりました。 以前は警告は表示されませんでした。
追加設定パラメータの選択を促す新しい警告メッセージ
追加プロパティを構成すると、ワークシートのパフォーマンスが向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ワークシート処理で20人を超える個人を選択するとエラーが発生
次のワークシート処理で20人を超える個人を選択しようとすると、エラー・メッセージが表示されます: レビュー・マネージャの追加/削除、「適格変更」および「就業者を別のマネージャに再割当」。
この機能により、ワークシート内の個人に対して処理を実行する際にパフォーマンスが向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
500人を超える部下がいるワークシート・マネージャは、パフォーマンス・ワークシート・タスクで要約を表示できなくなりました。 部下が500人未満のマネージャは引き続き要約を表示できます。
この変更により、パフォーマンス・ワークシート・タスクのパフォーマンスが向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
追加の分析へのアクセスを右矢印または左矢印に制限することで、ランディング・ページのパフォーマンスが向上しました。以前は、スクロール・バーを使用することもできました。
また、分析要約はデフォルトでクローズされています。
これらの変更により、ランディング・ページ分析にアクセスする際のパフォーマンスが向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
この変更の一環として、このリージョンで行うパーソナライズは考慮されません。
プラン設定タスクとワークシート構成タスクの間を切り替えることができるようになり、「ワークフォース報酬の定義」タスク・リストに戻る必要がなくなりました。新しいスイッチャを使用して、次のタスクに直接アクセスします。新しい設定タスクにアクセスすると、タスク名の横に新しいスイッチャが表示されます。
プラン設定タスク・スイッチャ
スイッチャは、ワークシート・タスク内でも使用できます。ただし、「ワークシート表示の構成」メイン設定ページに戻るまで、別のプラン設定タスクに切り替えることはできません。
ワークシート・タスク設定スイッチャ
「ワークシート表示の構成」設定ページ
タスクを切り替えることで、管理者はプラン設定を構成または更新するときに時間を節約できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
「分析」ビューに「総合評点」分析が表示されなくなり、500人を超える部下を持つマネージャのワークシート・パフォーマンスが向上しました。
この変更により、500人を超える部下を持つマネージャのワークシート・パフォーマンスが向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
マネージャ配下に50を上回るジョブがある場合のパフォーマンスが向上しました。マネージャがジョブ・フィルタ・リストから1つの値のみを選択できるようになりました。マネージャ配下のジョブの数が50未満の場合、マネージャはジョブ・フィルタ・リストから複数の値を選択できます。
この変更により、マネージャのジョブ・フィルタ・リストに多数のジョブがある場合のワークシートのパフォーマンスが向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
次のマネージャ・レポートでOracle Performance Management評点が表示されなくなったことで、500人を超える部下を持つマネージャのレポート・パフォーマンスが向上しました。
- 評点分布に対する報酬
- 平均割付
- パフォーマンス評点による支給率
- 評点別報酬
報酬パフォーマンス評点とOracle Performance Management評点の両方、または報酬パフォーマンス評点のみを使用した場合、レポートに報酬パフォーマンス評点が表示されます。
この変更により、これらのマネージャのレポート・パフォーマンスが向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
500人を超える部下を持つマネージャのワークシート・フィルタ動作の変更
500人を超える部下を持つマネージャは、ワークシート・フィルタにアクセスするときにフィルタ・ツールバーを明示的に開く必要があります。以前は、これらのマネージャのフィルタ・ツールバーはデフォルトで開かれた状態でした。この変更を管理者に知らせるため、管理者がプラン設定の「デフォルト・ワークシート表示の構成」タスクの「表フィルタ」で「オープン」オプションを選択するとヘルプが表示されます。
「デフォルト・ワークシート表示の構成」の新しいヘルプ
この変更により、500人を超える部下を持つマネージャのパフォーマンスが向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
パフォーマンス・タスクの要約に表示されるパフォーマンス評点の構成
構成オプションを使用して、プランで使用されるパフォーマンス評点のみを表示できるようになりました。以前はできませんでした。
「パフォーマンス・タスク」内の新規および移動された構成オプション
新しいオプションと揃えるため、「要約でのグラフ非表示」構成オプションを設定ページの下部に移動しました。新しいオプションを両方選択した場合、パフォーマンス・タスクに要約情報が表示されません。
この変更により、パフォーマンス評点の一方のタイプがプラン設定で使用されない場合のマネージャの混乱が軽減されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
「提示昇格および給与更新のレビュー」タスクを使用して、手動トランザクションを受諾するときに実行される検証が拡張されました。バッチ処理を実行すると、データの問題がチェックされ、「エラー」タブに問題がリストされます。提示された更新をレビューする前にしばらく時間が経過すると、基礎となるデータが変更されている可能性があります。新しい問題を捕捉するために、昇格および給与の更新を手動で受諾したときに、検証の一部が再実行されます。
プロセスの実行後に個人のアサイメントまたは給与レコードを変更すると、次のような状況でエラー・メッセージが表示されることがあります。
- 先日付の給与レコードを追加した場合、先日付の給与レコードが存在すると構成設定では更新が許可されません
- 提示給与と同じ日付の給与レコードを追加した場合、同じ日付の給与レコードが存在すると構成では更新が許可されません
- 先日付のアサイメントを追加した場合
- 提示昇格と同じ日付の等級ステップを追加した場合、同じ日付の等級ステップ・レコードが存在すると構成では更新が許可されません
- 個人の給与ベースを変更する場合
次に、検証の一例を示します。この例では、「確認タイプ」を「手動」に設定してプロセスを実行し、この個人に関するエラーはありませんでした。6月25日付けの提示昇格および給与更新があります。処理の完了後に、7月1日付けで給与レコードを追加しました。 「提示昇格および給与更新のレビュー」タスクに移動し、「受諾」処理を使用して個人のアサイメントおよび給与レコードを更新します。これで、基礎となるデータが変更され、先日付の給与レコードがあるため、提示が許可されないことを示すエラーが表示されます。
「提示昇格および給与更新のレビュー」タスクで「受諾」処理を使用したときのエラー・メッセージ
この拡張機能により、データの正確性が向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
- 手動の「受諾」処理を使用するとき、バッチ・プロセスに表示されるすべての検証が再実行されるわけではありません。
- 手動の「受諾」処理を使用するとき、適格は再評価されません。プロセスの実行時にステップに対して個人が適格であった場合は、提示を受諾したときにそのステップに移動されます。手動の「受諾」処理を使用しても、適格は再チェックされません。
主なリソース
- すべての等級ステップ昇格のエラー・メッセージのリストは、My Oracle Supportの等級ステップ昇格のトラブルシューティング(ドキュメントID 2753020.1)を参照してください。
給与が等級ラダーから取得され給与額が簡易コンポーネントによって決定される場合のHR処理でのFTE調整
給与が昇給等級ラダーから取得され給与額が簡易コンポーネントによって決定される場合に、HR処理での常勤換算(FTE)調整の動作を変更しました。以前は、昇格等級ラダーの「給与調整タイプ」フィールドが空白の場合、昇格等級ラダー・コンポーネントはFTEに対して調整されませんでした。「給与調整タイプ」フィールドが空白であっても、他のすべてのコンポーネントはFTEに対して調整されました。一部のコンポーネントはFTEに対して調整され、その他のコンポーネントは調整されなかったため、現在の給与を提示給与と比較するのに混乱が生じました。
給与額が簡易コンポーネントによって決定される場合、昇格等級ラダーの「給与調整タイプ」属性は無視されます
この拡張機能は、フローに給与リージョンを含める場合に、「従業員の採用」、「昇格・昇進」、「アサイメントの変更」などのHR処理に適用されます。等級、ステップまたは勤務時間に変更を加えると、提示された昇格等級ラダー・コンポーネント金額がFTEに対して調整され、ページの給与セクションに表示されます。次の例では、ステップ・レート値は3400で、個人のFTEは0.5であるため、昇格等級ラダー・レート・コンポーネント金額は1750に設定されます。
「給与調整タイプ」フィールドが空白であっても、昇格等級ラダー・コンポーネントはFTEに対して調整されます
この機能改善により、以前の給与と提示給与をより簡単に比較できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
- 変更は、「給与調整タイプ」フィールドが空白で、FTEが1ではない個人が等級ラダーにおり、その給与ベースが簡易コンポーネントによって決定される等級ラダーにのみ影響します。
- 「給与調整タイプ」フィールドが空白でない場合、「勤務時間変更」処理では、FTEに対して引き続き調整されます。ただし、「提示給与が現在の給与未満の場合に給与を更新」設定が無効で、勤務時間を変更すると給与が下がる場合、給与更新はブロックされます。
主なリソース
詳細は、次のドキュメントとトピックを参照してください。
- 給与ベースの標準コンポーネント・タイプの概要(ドキュメントID 2717145.1)
- Oracle Help Centerから入手できる『ワークフォース報酬の実装』ガイドの「基本給の概要」の章にある「等級ラダーからレートを使用して給与額を移入する方法」トピック
給与が等級ラダーから取得され給与額がユーザーによって決定される場合の給与調整タイプによるFTE按分の決定
給与が昇給等級ラダーから取得され、ユーザーが給与額を決定する場合の「勤務時間の変更」処理での常勤換算(FTE)調整の動作が変更されました。以前は、等級またはステップを変更せずに勤務時間を変更した場合、給与はFTEで常に按分されていました。現在は、個人の給与額をユーザーが決定すると、「勤務時間の変更」処理で、昇格等級ラダーの給与調整タイプを使用して、金額を按分するかどうかが決定されるようになりました。この拡張機能は、「勤務時間の変更」処理とともに、等級またはステップを変更せずに勤務時間を変更する他のHR処理にも適用されます。
給与額がユーザーによって決定される場合、昇格等級ラダーの「給与調整タイプ」属性が考慮されます
「アサイメントの変更」処理のこの例では、個人の勤務時間が0.5から0.75に変更されています。等級ラダーの「給与調整タイプ」フィールドが空白であるため、提示給与は現在の給与と同じです。空白値は、給与がFTEに対して調整されないことを示します。
給与が等級ラダーから取得され、給与調整タイプが空白で、給与額がユーザーによって決定される場合、提示給与は現在の給与と同じです
調整額-900は、新しいFTEに対して調整された提示給与と、FTEに対して調整されていない提示給与との差です。提示給与が新しいFTEの0.75に対して調整された場合は、2700になります。FTEに対して調整しないと、提示給与は1800のままで、差は-900になります。
この拡張機能により、勤務時間を変更するときに給与調整の精度が向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
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この変更は、「給与調整タイプ」フィールドが空白で、等級ラダーの個人のFTEが1ではない場合にのみ影響します
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「給与調整タイプ」フィールドが空白でない場合、「勤務時間変更」処理では、FTEに対して引き続き調整されます。ただし、「提示給与が現在の給与未満の場合に給与を更新」設定が無効で、勤務時間を変更すると給与が下がる場合、給与更新はブロックされます。
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この変更は、等級またはステップも変更されていないHR処理に影響します。
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給与額をユーザーが決定すると、等級またはステップに対する変更を含むHR処理で、以前の処理と同様に、この拡張機能でも給与調整タイプ設定が考慮されます。
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主なリソース
- Oracle Help Centerから入手できる『ワークフォース報酬の実装』ガイドの「基本給の概要」の章にある「等級ラダーからレートを使用して給与額を移入する方法」トピック
複合HCMスプレッドシート・データ・ローダー(HSDL)のインポートを拡張して、ポジション別のロードを追加しました。これは、以前はHCMデータ・ローダー(HDL)経由で21Cでのみサポートされていましたが、HSDLは21Dでサポートされています。
複合のインポート
HSDLを使用して、ポジションとともに複合をロードできるようになりました。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
ポジションまたはジョブのみを指定し、両方は指定できません。ポジションを使用する場合は、ジョブ・コードに#NULLを指定します。
このルールは、セグメントと事業所に似ています。事業所またはセグメントのみを指定し、両方は指定できません。事業所を使用する場合は、セグメントに#NULLを指定します。
主なリソース
- 市場データのポジションの追加機能については、Workforce Rewards 21C新機能を参照してください。
- この機能は、Ideas Labのアイデアに基づいて実装されました。アイデアの詳細は、https://cloudcustomerconnect.oracle.com/posts/c9c79ad3c9を参照してください
総合報酬文書フィードバックを使用することにより、総合報酬パッケージに対する投資を最大限に回収できるようになりました。最初に、文書定義期間タブでフィードバックを構成します。次に、評点および質問を構成できます。通常の方法で文書を生成します。フィードバックは、オンライン文書に対してのみ表示されます。フィードバックは印刷可能文書に表示されません。個人がフィードバックを完了すると、報酬アナリスト、報酬マネージャおよびライン・マネージャがそのフィードバックを表示できます。
文書定義の編集: 文書フィードバックの定義
文書フィードバック
フィードバック・サーベイ
総合報酬文書レポートの表示: 従業員フィードバック(報酬管理者)
自分のチーム: 総合報酬文書フィードバック(ライン・マネージャ)
総合報酬文書フィードバック: 「評点要約」(表)
総合報酬文書フィードバック: 「評点要約」(グラフィック)
総合報酬文書フィードバック: 「評点詳細」
総合報酬文書フィードバック: 「質問3」
顧客は、フィードバックを使用することにより、総合報酬パッケージに対する投資を最大限に回収します。この機能には、顧客にROIを提供するための次のような潜在的な利点があります。
- 定着率を向上し、病欠を削減し、パフォーマンス評点を改善して、生産性を向上します
- 従業員のビジネス目標と個人結果を結び付けます
- 総合報奨パッケージの理解および評価を導きます
- 雇用主/従業員の関係を定義します
- 企業の理念、文化および価値を強化します
- 総合報奨プログラム目標の達成を支援します
- 管理を合理化します
- プログラム活用とROIを改善します
- 従業員の姿勢と行動を変えます
- 従業員の信頼を築きます
- 会社が就業者に対して行う投資について理解をより深めます
- 情緒環境を改善します(仕事満足度の向上、価値観の促進、焦点の改善)
- 会社に在籍し定着する決意を強化します
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
次の簡単な手順を使用して、「自分の総合報酬文書」アプリケーションをホーム・ページの「自分」タブに追加できます。
ディープ・リンクを使用したアプリケーションの追加: https://community.oracle.com/customerconnect/discussion/562168/add-an-app-using-a-deep-link
ロール情報
報酬マネージャ: 機能セキュリティ権限、総合報酬文書管理レポートの表示および集計権限、報酬ユーザーによる総合報酬文書フィードバックの表示
ライン・マネージャ: 集計権限、ライン・マネージャによる総合報酬文書フィードバックの表示
総合報酬株式履歴カテゴリに、株式表の追加列が含まれるようになりました。次の新規列を株式から株式履歴カテゴリに追加しました。
- 確定日、権利行使日、取消日
- その他のテキスト1、その他のテキスト2、その他のテキスト3、その他のテキスト4、その他のテキスト5
- その他の番号1、その他の番号2、その他の番号3、その他の番号4、その他の番号5
カテゴリの作成
総合報酬文書に株式表列を表示する機能。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
オンライン文書ではこれらの新しい株式列の一部およびすべてを自由に使用できますが、最適なユーザー・エクスペリエンスを得るために、印刷可能文書には8列未満の列を選択することをお薦めします。
マネージャ階層別に総合報酬文書を生成できるようになりました。通常の方法で文書を構成します。次に、「個人」の上にある「マネージャ階層」選択リストを選択して、文書を生成します。
文書の生成
階層別に文書を生成する機能により、管理が向上し、テストも簡略化されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
報酬のTransactional Business Intelligence Enterprise
Oracle Transactional Business Intelligenceは、Oracle Cloudアプリケーションのすべてのユーザーが、日常的な意思決定のための非定型レポートを作成し、分析するために使用できるリアルタイムのセルフサービス・レポート作成ソリューションです。 Oracle Transactional Business Intelligenceは、人事マネージャ、人事担当者、企業幹部およびライン・マネージャに、ワークフォース原価、要員配置、報酬、パフォーマンス管理、タレント管理、後任プランおよび従業員福利厚生を分析するための重要なワークフォース情報を提供します。
レポートや分析を最初から作成する必要はありません。「Customer Connect」のレポート共有センターで、すべての製品のサンプル・レポートのライブラリを確認してください。
「給与」および「給与履歴」サブジェクト領域の既存の属性を拡張および変更しました。
サブジェクト領域 | フォルダ | 属性 | 処理 |
---|---|---|---|
報酬 - 給与詳細リアルタイム |
「給与ベース - 完了」 |
給与ベース・タイプ |
非表示 |
給与ベース・タイプ・コード |
追加 | ||
給与ベース・タイプの内容 |
追加 | ||
「給与ベース - レガシー」 > 「給与ベース」 |
給与ベース・タイプ |
非表示 |
|
給与ベース・タイプ・コード |
追加 |
||
給与ベース・タイプの内容 |
追加 |
報酬 - 給与履歴詳細リアルタイム |
「給与ベース - 完了」 |
給与ベース・タイプ |
非表示 |
給与ベース・タイプ・コード |
追加 | ||
給与ベース・タイプの内容 |
追加 | ||
「給与ベース - レガシー」 > 「給与ベース」 |
給与ベース・タイプ |
非表示 |
|
給与ベース・タイプ・コード |
追加 |
||
給与ベース・タイプの内容 |
追加 |
また、「レート額」などの給与支給レート・メトリックでは、以前は「就業者」などの共通ディメンションを使用して分析を構築したときに集計データのみが表示されていました。現在は、分析で意味のあるデータが取得されます。
就業者の支給レート
給与ベースに関連する新規属性を使用して、「給与」および「給与履歴」サブジェクト領域に関するレポートを拡張します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
「株式」サブジェクトに対して次の変更を行いました。
サブジェクト領域 | フォルダ > 列 | 変更 | |
---|---|---|---|
報酬 - 株式詳細リアルタイム |
「株式詳細」 > 「価格」 |
属性「価格」の名前を「権利行使価格」に変更しました |
|
「株式」 > 見積撤退値 |
未確定株式を権利行使できないため、このメトリックを計算して権利行使価格ではなく付与価格を利用するようにFormulaを変更しました。これは、アプリケーションの変更と一致します。 改訂されたFormulaは次のとおりです: (見積株価 - 元の付与価格) * 未確定株式数 |
改訂されたFormulaを使用して見積撤退値を計算することにより、「株式」サブジェクト領域に関するレポートを改善します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
置き換えられた機能または削除された機能
Oracleは時々、既存のクラウド・サービスの機能を新しい機能で置き換えるか、既存の機能を削除します。機能が置き換えられた場合、古いバージョンがすぐに削除されることも、将来削除されることもあります。ベスト・プラクティスとして、新しいバージョンが使用可能になったらすぐに、置換後の新しいバージョンの機能を使用するようにしてください。
製品 | 削除される機能 | 削除予定 | 置換後の機能 | 置換時期 | 追加情報 |
---|---|---|---|---|---|
現時点ではありません |
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ORACLEは、更新20BでHCMのクラシックな簡易ユーザー・インタフェースを廃止しました
更新18Bから、HCMレスポンシブ・ユーザー・エクスペリエンスが導入され、標準として推奨されてきました。以前のHCMのクラシックな簡易ユーザー・インタフェースをまだ使用している場合、これらの古いページはサポートされなくなるため、HCMレスポンシブ・ユーザー・エクスペリエンスに移行する必要があります。
一般設定情報の統合情報については、My Oracle Supportの文書ID 2399671.1 - HCMレスポンシブ・ユーザー・エクスペリエンスの設定情報に関する項を参照してください。
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既知の問題 / 月次および法定メンテナンス・パック
Oracleは各更新における既知の問題に関するドキュメントを公開することにより、お客様が遭遇する可能性のある問題について啓発し、回避策があればそのドキュメントにおいてその回避策を提供します。
Oracleは、月次または法定パッチ適用により修正された不具合のメンテナンス・パックおよび法定メンテナンス・パックのドキュメントも公開します。
これらのドキュメントを参照するには、My Oracle Supportにアクセスできる必要があります。
Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)