クラウド・レディネス / Oracle Fusion Cloud Maintenance
新機能
すべて展開


  1. 更新23C
  1. 改訂履歴
  2. 概要
  3. 更新前および更新後のタスク
  4. 任意の新機能の導入(オプトイン)
  5. 機能概要
  6. 保守
    1. 保守
        1. 「保守作業手配リスト」ページでロット番号値リストを出庫済ロット番号に制限
        2. 「資産情報管理」ページでの資産およびメーターのエクスポート
        3. サプライヤ保証および失敗分析をサポートする拡張保守管理OTBIサブジェクト領域
        4. 新規ユーザー・インタフェースを使用したメーター・テンプレートの管理
        5. ユーザー・インタフェースにおける機材リソースを認定するための機材プロファイルの保守
        6. ファイルベースのデータ・インポートおよびREST APIを使用した保守プログラムの管理
        7. REST APIを使用したサプライヤ保証要求労務レートの管理
        8. REST APIを使用したサプライヤ保証標準修理時間の管理
        9. REST APIを使用した資産サプライヤ保証資格/権利の管理
        10. 作業オーダーを使用した資産サプライヤ保証の管理
        11. REST APIを使用した資産サプライヤ保証要求の管理
        12. 在庫配賦先への購買受入時における固定資産の資産計上
        13. 品質検査処理を使用した保守作業オーダーの自動作成
        14. 作業オーダー資産の障害情報の取得
        15. 資産失敗データを取得するための障害セットの定義
        16. 「資産情報管理」ページでの付加フレックスフィールドによる検索
        17. 外部認証システムを介したシングル・サインオンを使用した保守電子レコードの署名
        18. スケジュール済プロセスを使用したクローズ日の指定による作業オーダーの一括クローズ
    2. サービス・ロジスティクス
        1. 新しい作業オーダー手数料UIによるユーザービリティの改善

更新23C

改訂履歴

本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。

日付 モジュール 機能 ノート
2023年6月2日     初版作成。

概要

アイデアをお寄せください

ご意見をお待ちしています。クラウド・サービスをさらに改善する方法について提案がございましたらどうぞお教えください。アイデアを送信するにはいくつかの方法があります。たとえば、Oracle Customer ConnectのIdeas Labを使用します。機能名の後にこのアイコンが表示されている箇所は、お客様のアイデアを実現した機能です。

フィードバックをお寄せください

本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。

免責事項

この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリースの本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。

この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。

更新前および更新後のタスク

クラウド・アプリケーションで使用している機能によっては、四半期更新の直前または直後に特定のステップを実行する必要がある場合があります。これらの更新前および更新後のステップおよび影響を受ける製品領域の詳細は、My Oracle SupportでOracle Fusion Cloud SCM: Performing Your Quarterly Update (文書ID 2337485.1)を参照してください。

任意の新機能の導入(オプトイン)

Oracle Cloudアプリケーションは、四半期ごとに新しい更新を配信します。つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。一部の機能は使用可能な状態でされ、エンド・ユーザーが即時に使用できます。その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。無効化の状態で提供されている機能は、次のステップでエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。これを行うには、次の権限を使用します。

  • アプリケーション・オファリングのレビュー(ASM_REVIEW_APPLICATIONS_OFFERINGS_PRIV)
  • Oracle Fusion Applicationsオファリングの構成(ASM_CONFIGURE_OFFERING_PRIV)

新機能をオプトインする方法を次に示します。

  1. 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「新機能」をクリックします。
  2. 機能の概要のページで、オファリングを選択し、それに固有の新機能をレビューします。または、デフォルトの選択である「すべての使用可能オファリング」をそのまま使用して、すべてのオファリングの新機能を確認できます。
  3. 「新機能」タブで、新機能を確認し、「使用可能」列で機能のオプトイン・ステータスを確認します。機能がすでに有効化されている場合は、チェック・マークが表示されます。それ以外の場合は、機能を使用可能にするアイコンが表示されます。
  4. 「使用可能」列にあるアイコンをクリックし、機能を使用可能にするステップを完了します。

「新機能」作業領域に表示されない機能をオプトインすることもできます。オプト・インする方法を次に示します。

  1. 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「オファリング」をクリックします。
  2. 「オファリング」ページで、オファリングを選択し、「オプト・イン」機能をクリックします。
  3. 「オプトイン」ページで、オファリングまたは機能が含まれている機能領域の「機能の編集」(鉛筆)アイコンをクリックします。
  4. 「機能の編集」ページで、機能を使用可能にするためのステップを完了します。

オファリングの新機能をオプトインする方法の詳細および詳細な手順は、オファリングの構成を参照してください。

オプト・イン失効

オプト・インを経由してすぐ使用できない状態で提供された機能は、将来の更新で自動有効化される場合があります。これはオプト・イン失効と呼ばれます。クラウド・サービスにオプト・イン失効がある場合、このドキュメントに関連タブが表示されます。このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプト・インがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。ここをクリックして、すべてのOracle Cloudアプリケーションのオプト・インが失効した機能を確認することもできます。

機能概要

列の定義:

レポート = 新規または変更済の、オラクル社から提供されたすぐに実行可能なレポートです。

UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、通常、フィールド、検証またはプログラムの軽微な変更で構成されます。したがって、ユーザーへの影響は最小限です。

UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能の設計は、より複雑になります。したがって、ユーザーに及ぼす影響は大きくなります。

すぐ使用できない状態で提供される機能 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用できるようにするには、処理が必要です。これらの機能は提供時には使用不可になっているため、機能を使用可能にするかどうかおよび使用可能にする時期を選択してください。たとえば、a) 新しいまたは展開されたBIサブジェクト領域は最初にレポートに組み込む必要があり、b) 新しいWebサービスを利用するには統合が必要になり、c) ユーザーが機能にアクセスできるようにするには、それらの機能をユーザー・ロールに割り当てる必要があります。

エンド・ユーザーがすぐに使用可能
(機能が使用可能な状態で提供)

レポートと小規模UIまたはプロセスベースの新機能が更新後にユーザーに与える影響は最小限です。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。

エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要
(すぐ使用できない状態で提供される機能)

これらの機能を使用可能にするために処理が必要になるため、中断されません。利用することを選択する際には、テストと展開のタイミングを設定します。

機能

レポート

UIまたは
プロセスベース:
小規模

UIまたは
プロセスベース:
大規模*

保守

保守

「保守作業手配リスト」ページでロット番号値リストを出庫済ロット番号に制限

「資産情報管理」ページでの資産およびメーターのエクスポート

サプライヤ保証および失敗分析をサポートする拡張保守管理OTBIサブジェクト領域

新規ユーザー・インタフェースを使用したメーター・テンプレートの管理

ユーザー・インタフェースにおける機材リソースを認定するための機材プロファイルの保守

ファイルベースのデータ・インポートおよびREST APIを使用した保守プログラムの管理

REST APIを使用したサプライヤ保証要求労務レートの管理

REST APIを使用したサプライヤ保証標準修理時間の管理

REST APIを使用した資産サプライヤ保証資格/権利の管理

作業オーダーを使用した資産サプライヤ保証の管理

REST APIを使用した資産サプライヤ保証要求の管理

在庫配賦先への購買受入時における固定資産の資産計上

品質検査処理を使用した保守作業オーダーの自動作成

作業オーダー資産の障害情報の取得

資産失敗データを取得するための障害セットの定義

「資産情報管理」ページでの付加フレックスフィールドによる検索

外部認証システムを介したシングル・サインオンを使用した保守電子レコードの署名

スケジュール済プロセスを使用したクローズ日の指定による作業オーダーの一括クローズ

サービス・ロジスティクス

新しい作業オーダー手数料UIによるユーザービリティの改善

保守

保守

「保守作業手配リスト」ページでロット番号値リストを出庫済ロット番号に制限

21Cの更新では、「資材トランザクションのレポート」ページを使用して、返品トランザクションについて選択できるコンポーネント・ロット番号を制限できました。保守組織について制限が構成されている場合、同じ保守作業オーダー工程を使用して以前に出庫されたロット番号および数量のみを返品できます。

この更新では、同じ機能を利用できるとともに、次のユーザー・インタフェースにも拡張できます。

  • 「保守作業手配リスト」ページ 
    • レポートの手動作成の完了
    • 詳細付きで完了
  • 在庫からの資材の出庫および返品

コンポーネントを出庫した後、保守アクティビティ中に消費されなかったコンポーネントを返品できます。制限が構成されている場合、「コンポーネント・ロット番号」属性を使用して、作業オーダー工程で以前に出庫されたロット管理コンポーネントのみを検索して選択できます。出庫された数量を超える数量を返品することはできません。

保守組織に対する制限が構成されている場合、デフォルトではすべてのユーザーに検証が実行されます。ただし、特定のユーザーにWIP_ALLOW_UNTRANSACTED_LOT_RETURN権限を付与することを選択できます。この権限が割り当てられたユーザーについては「コンポーネント・ロット番号」属性の検証が緩和され、現在の作業オーダー工程のコンテキスト外で以前に出庫されたコンポーネント・ロット番号を返品できるようになります。

この機能を使用すると、返品トランザクション中にロット番号管理に関する特定の検証を強制できるとともに、保守作業オーダー工程間でこれらのコンポーネントを返品するためのアクセス権を一部のユーザーに付与できます。

手持数量およびロット有効性の精度をサポートするための制御が提供されます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

保守組織についてこの検証を有効にするには、組織の工場パラメータの「返品時のロット番号の制限」チェック・ボックスを選択します。

さらに、作業オーダー工程をまたいでロット番号を返品するために特定のユーザーがフル・アクセスを必要とする場合は、該当者にWIP_ALLOW_UNTRANSACTED_LOT_RETURNユーザー権限を割り当てる必要があります。

この新機能は、次の更新が取得されると前述のページで使用できます。

  • 作業オーダーを使用した資産部品のインストールおよび削除
  • 導入または削除待ちの作業オーダーにおける資材の出庫または返品

主なリソース

アクセス要件

次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。

  •  
  • 顧客資産の管理(CSI_MANAGE_CUSTOMER_ASSETS_PRIV)
  • 保守可能資産の管理(MNT_MANAGE_MAINTAINABLE_ASSETS_PRIV)

「資産情報管理」ページでの資産およびメーターのエクスポート

検索結果表の上にある新しい「エクスポート」アイコンをクリックして、「資産情報管理」ページで検索結果の資産およびメーター情報をエクスポートできるようになりました。

検索結果表の上にある「エクスポート」アイコン

「エクスポート」アイコンをクリックすると、ドロワーが開き、エクスポート・オプションを選択できます。

資産をエクスポートする場合、次のものもエクスポートできます:

  • 資産手数料: エクスポートされた資産ファイルには、資産手数料詳細が含まれます。
  • 子資産: エクスポートされた資産ファイルには、結果で返された親資産の子資産が含まれます。
  • 部品リスト・コンポーネント: エクスポートされた資産ファイルには、各資産の部品リスト詳細が含まれます。

資産メーターをエクスポートする場合、次のものもエクスポートできます:

  • 子資産: エクスポートされた資産メーター・ファイルには、検索結果内の資産の子資産のメーターが含まれます。 

資産と資産メーターの両方を同時にエクスポートできます。

「エクスポート・オプションの選択」ドロワー

ドロワーの「エクスポート」ボタンをクリックして、「資産および資産メーターのエクスポート」スケジュール済プロセス・ジョブを生成します。プロセス番号を含むトースト通知が表示されます。選択したエクスポート・オプションに応じて、「資産および資産メーターのエクスポート」プロセスでは、次の子プロセスのうち1つまたは2つがスケジュールされます:

  • 資産のエクスポート
  • 資産メーターのエクスポート

トースト通知

「スケジュール済プロセス」ページの「階層」ビューを使用すると、これらの子プロセスを見つけることができます。子ジョブが正常に完了すると、それぞれの子プロセスについて、資産のファイルベース・データ・インポート形式と厳密に一致するようにExcel形式の出力ファイルが作成されます。デフォルト文書というファイル名をクリックして、さらに編集するために出力ファイルをデスクトップにダウンロードできます。

エクスポートのスケジュール済プロセス

資産をエクスポートして、スプレッドシート形式で資産を表示します。エクスポートされたデータを使用して、資産データを一括更新し、システムにインポートして戻すことができます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

  • 表内の結果が10,000件未満の場合にエクスポートできます。
  • エクスポートされたファイルは、「資産および資産メーターのエクスポート」ジョブの子プロセスの出力にあります。

主なリソース

  • Oracle Fusion Cloud Maintenanceの新規資産UIにおけるスマート検索を使用した資産の検索および表示方法に関する実装ガイドの内容を確認してください
  • サプライ・チェーンおよび製造 - 保守の資産のインポートおよびエクスポート方法に関するユーザー・ガイドの内容を確認してください
  • サプライ・チェーンおよび製造 - 保守の一括記録のための資産メーターのエクスポート方法に関するユーザー・ガイドの内容を確認してください

アクセス要件

  • 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスして資産をエクスポートできます:
    • CSE_EXPORT_ASSET_DETAILS_PRIV

この権限は、この更新の前から使用可能でした。

  • さらに次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスして資産メーターをエクスポートできます:
    • MNT_EXPORT_ASSET_METER_READING_DETAILS_PRIV

この権限は、この更新の前から使用可能でした。

サプライヤ保証および失敗分析をサポートする拡張保守管理OTBIサブジェクト領域

Oracle Transactional Business Intelligence (OTBI)は、Oracle Fusion Cloud Maintenanceから直接、リアルタイムのセルフサービス・レポート機能を提供します。次の表に、この更新でOTBIサブジェクト領域およびディメンション・フォルダで使用可能な更新を示します。

サブジェクト領域 ディメンション・フォルダによる更新

サプライヤ保証 - 資産リアルタイム

資産のサプライヤ保証をサポートするために保守資産に追加された新しいサブジェクト領域:

  • 資産詳細
  • 契約
  • 契約詳細
  • 契約メーター
  • カバレッジ
  • カバレッジ適用性
  • カバレッジ詳細
  • カバレッジ・メーター
  • カバレッジ・トランザクション・コード
  • 在庫組織
  • メーター詳細
  • 製品
  • 時間 - 契約開始日
  • 時間 - カバレッジ開始日

保守管理 - 資産失敗分析リアルタイム

資産の失敗分析をサポートするために保守資産に追加された新しいサブジェクト領域:

  • 資産詳細
  • 資産別失敗分析
  • 品目別失敗分析
  • 障害イベント
  • 失敗インスタンス
  • 在庫組織
  • メーター詳細
  • 製品
  • 時間 - 障害日
  • 時間 - 作業指示完了日
  • 作業オーダー
  • 作業オーダー工程

保守管理 - 作業オーダー・パフォーマンス・リアルタイム

参照サブジェクト領域が更新され、次の属性が追加されました:

  • 作業オーダー: このフォルダは、次の属性を含むように更新されました
    • 作成者
    • 現行工程摘要
    • 現行工程名
    • 現行工程連番
    • 現行ワーク・センター・コード
    • 現行ワーク・センター摘要
    • 現行ワーク・センター名
    • 確定
    • 再順序付け使用可能
    • スケジューリング方法
  • 作業オーダー・ステータス履歴: 新しいフォルダが追加されました。

保守管理 - 資材使用リアルタイム

参照サブジェクト領域が更新され、次の属性が追加されました:

  • 作業オーダー: このフォルダは、次の属性を含むように更新されました
    • 作成者
    • 現行工程摘要
    • 現行工程名
    • 現行工程連番
    • 現行ワーク・センター・コード
    • 現行ワーク・センター摘要
    • 現行ワーク・センター名
    • 確定
    • 再順序付け使用可能
    • スケジューリング方法
  • 作業オーダー・ステータス履歴: 新しいフォルダが追加されました

保守管理 - 購買品目使用リアルタイム

参照サブジェクト領域が更新され、次の属性が追加されました:

  • 作業オーダー: このフォルダは、次の属性を含むように更新されました
    • 作成者
    • 現行工程摘要
    • 現行工程名
    • 現行工程連番
    • 現行ワーク・センター・コード
    • 現行ワーク・センター摘要
    • 現行ワーク・センター名
    • 確定
    • 再順序付け使用可能
    • スケジューリング方法
  • 作業オーダー・ステータス履歴: 新しいフォルダが追加されました

保守管理 - リソース使用リアルタイム

参照サブジェクト領域が更新され、次の属性が追加されました:

  • 作業オーダー: このフォルダは、次の属性を含むように更新されました
    • 作成者
    • 現行工程摘要
    • 現行工程名
    • 現行工程連番
    • 現行ワーク・センター・コード
    • 現行ワーク・センター摘要
    • 現行ワーク・センター名
    • 確定
    • 再順序付け使用可能
    • スケジューリング方法
  • 作業オーダー・ステータス履歴: 新しいフォルダが追加されました。

保守管理 - 保守例外リアルタイム

参照サブジェクト領域が更新され、次の属性が追加されました:

  • 作業オーダー: このフォルダは、次の属性を含むように更新されました
    • 作成者
    • 現行工程摘要
    • 現行工程名
    • 現行工程連番
    • 現行ワーク・センター・コード
    • 現行ワーク・センター摘要
    • 現行ワーク・センター名
    • 確定
    • 再順序付け使用可能
    • スケジューリング方法
  • 作業オーダー・ステータス履歴: 新しいフォルダが追加されました

保守管理 - 資産リアルタイム

参照サブジェクト領域が更新され、次の属性が追加されました:

  • 作業オーダー: このフォルダは、次の属性を含むように更新されました
    • 作成者
    • 現行工程摘要
    • 現行工程名
    • 現行工程連番
    • 現行ワーク・センター・コード
    • 現行ワーク・センター摘要
    • 現行ワーク・センター名
    • 確定
    • 再順序付け使用可能
    • スケジューリング方法
  • 作業オーダー・ステータス履歴: 新しいフォルダが追加されました

保守管理 - 資産履歴リアルタイム

参照サブジェクト領域が更新され、次の属性が追加されました:

  • 作業オーダー: このフォルダは、次の属性を含むように更新されました
    • 作成者
    • 現行工程摘要
    • 現行工程名
    • 現行工程連番
    • 現行ワーク・センター・コード
    • 現行ワーク・センター摘要
    • 現行ワーク・センター名
    • 確定
    • 再順序付け使用可能
    • スケジューリング方法
  • 作業オーダー・ステータス履歴: 新しいフォルダが追加されました

保守管理 - 資産予測リアルタイム

参照サブジェクト領域が更新され、次の属性が追加されました:

  • 作業オーダー: このフォルダは、次の属性を含むように更新されました
    • 作成者
    • 現行工程摘要
    • 現行工程名
    • 現行工程連番
    • 現行ワーク・センター・コード
    • 現行ワーク・センター摘要
    • 現行ワーク・センター名
    • 確定
    • 再順序付け使用可能
    • スケジューリング方法
  • 作業オーダー・ステータス履歴: 新しいフォルダが追加されました

OTBIを使用すると、リアルタイムのトランザクション情報に基づいて、より適切に意思決定できます。この更新では、これらの新規および拡張サブジェクト領域を使用して、必要なときに必要なレポートおよび問合せを生成できます。

有効化のステップ

新規サブジェクト領域は、既存のレポートに追加するか、新規レポートで使用することで利用できます。レポートの作成および編集の詳細は、分析およびレポートの作成および管理のブック (「Oracle Help Center」 > 目的のアプリケーション・サービス領域 > 「Books」 > 「Administration」)を参照してください。

新規サブジェクト領域は、既存のレポートに追加するか、新規レポートで使用することで利用できます。レポートの作成および編集の詳細は、分析およびレポートの作成および管理のブック(「Oracle Help Center」 > 目的のアプリケーション・サービス領域 > 「Books」 > 「Administration」)を参照してください。

アクセス要件

次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。

  • 資産管理者(ORA_CSE_ASSET_ADMINISTRATOR_JOB)
  • 保守マネージャ(ORA_MNT_MAINTENANCE_MANAGER_JOB)

これらの権限は、この更新の前から使用可能でした。

新規ユーザー・インタフェースを使用したメーター・テンプレートの管理

この更新では、Redwoodユーザー・インタフェースでメーター・テンプレートを定義および管理することもできます。 メーター・テンプレートを定義または更新するときに、メーター適用性子リソースを使用して、在庫品目をテンプレートの子リソースとして関連付けることができます。 メーター適用性は、マスター組織レベルで品目について定義されます。これは、品目がマスター組織およびそれに関連付けられたすべての組織について一意に作成されるためです。したがって、マスター組織で適用性を定義すると、それに関連付けられた組織のいずれかで作成された資産を資産メーターの自動作成について検証できます。 メーター適用性を定義した後、品目についてそれを無効にするために、終了日を設定できます。さらに、将来の新しい品目について新しい適用性を作成することもできます。

メーター・テンプレート・ソリューションには、次のフローが含まれています:

  • メーター・テンプレートの管理
  • メーター・テンプレートの定義
  • テンプレート・オプションの設定
  • メーター・テンプレートへの適用可能な品目の追加

メーター・テンプレートの管理

メーター・テンプレートは、メーター・テンプレートの定義から始まります。「テンプレートの管理」ページを使用して、既存のメーター・テンプレートの検索、テンプレート詳細の表示および新しいメーター・テンプレートの作成を行います。 「メーター・テンプレートの管理」ページには、「保守管理」ランディング・ページのタスク・メニューの「資産および作業定義」セクションからアクセスできます。このページは、検索バー、結果リージョン、および新しいテンプレートを作成するための処理ボタンで構成されます。レンダリング時に、検索結果のリストがページにアルファベット順に自動的に表示されます。検索バーでは、コード、名前、摘要、単位、メーター・タイプ、読取りタイプおよび読取り方向によって既存のカバレッジの検索結果をさらに絞り込むことができます。既存のメーター・テンプレートのハイパーリンクされた名前をクリックすると、そのメーター・テンプレートにナビゲートし、さらに編集して、メーター・テンプレートに加えた変更を保存できます。

「テンプレートの管理」の検索

メーター・テンプレートの定義

「テンプレートの作成」ボタンをクリックすると、「新規メーター・テンプレート」ページにナビゲートし、「開始」をクリックすることにより、新しいメーター・テンプレートとその詳細を定義して保存できます。 「取消」をクリックして、「テンプレートの管理」ページに戻ることもできます。

新規メーター・テンプレート

メーター・テンプレート必須

メーター・テンプレートは、資産に設置された物理的なメーターをモデル化するために作成します。 メーター・テンプレートでは、積算計のような「継続」と温度計のような「ゲージ」の両方のタイプのメーターをモデル化できます。

メーター・テンプレート必須

テンプレート・オプションの設定

メーター・テンプレート必須を定義して保存したら、オプションで他のステップにナビゲートして、次の設定オプションおよびそれぞれの質問リストを使用してテンプレートをさらに定義できます。

  • メーターの事前定義済値へのリセットを許可します
  • メーターの終了値から開始値へのロールオーバーを許可します
  • すべてのメーターについて初期メーター読取りを記録します
  • メーターを使用して保守プログラムで予測をスケジュールします
  • 前のメーター読取りから稼働率を計算します

テンプレート・オプションの設定

メーター・テンプレートへの適用可能な品目の追加

サブスクリプション・タイプと資産タイプの両方について、適用可能な在庫品目をそれぞれのテンプレート定義に組織別に関連付けることもできます。

適用可能な品目の追加

メーター・テンプレートを使用して、資産のサブスクリプションベースの請求、稼働率および条件トラッキングをサポートできます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

アクセス要件

次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。

  • メーター・テンプレートの管理(MNT_MANAGE_METER_TEMPLATES_PRIV)
  • メーター・テンプレートの表示(MNT_VIEW_METER_TEMPLATES_PRIV)

これらの権限は、この更新で新しく追加されました。

ユーザー・インタフェースにおける機材リソースを認定するための機材プロファイルの保守

この更新では、Oracle Fusion Cloud Maintenanceの資産の機材資格プロファイルを使用した保守工程について、Redwoodユーザー・インタフェースで資格プロファイルを定義および管理することもできます。リソース・インスタンスの機材認定チェックを実行するには、リソース・インスタンスを資産番号に関連付ける必要があります。

この資格プロファイル・ソリューションには、次のフローが含まれています:

  • 資格プロファイルの管理
  • 資格プロファイルの定義
  • 資格プロファイルへの資格要件の関連付け

資格プロファイルの管理

「資格プロファイルの管理」ページを使用して、既存の資格プロファイルの検索、資格プロファイル詳細の表示および新しい資格プロファイルの作成を実施できます。 「資格プロファイルの管理」ページには、「保守管理」ランディング・ページのタスク・メニューの「保守設定」セクションからアクセスできます。このページは、検索バー、結果リージョン、および新しい資格プロファイルを作成するための処理ボタンで構成されます。レンダリング時に、検索結果のリストがページにアルファベット順に自動的に表示されます。検索バーでは、コード、名前および摘要によって既存のカバレッジの検索結果をさらに絞り込むことができます。既存の資格プロファイルのハイパーリンクされた名前をクリックすると、その資格プロファイルにナビゲートし、さらに編集して、資格プロファイルに加えた変更を保存できます。

資格プロファイルの管理

メーター・テンプレートの定義

「資格プロファイルの作成」ボタンをクリックすると、「新規資格プロファイル」ダイアログにナビゲートし、そこで、資格プロファイルの名前、コード・カテゴリおよび摘要を入力して、「作成」をクリックします。新しい資格プロファイルとその詳細を定義して保存できます。 「取消」をクリックして、「資格プロファイルの管理」ページに戻ることもできます。

新規資格プロファイル

資格プロファイルへの資格要件の関連付け

それぞれの資格プロファイルに資格要件を関連付けることもできます。

資格要件の追加

機材認定のインライン・チェックをすばやく実行できるため、製造および保守工程におけるコンプライアンス違反、欠陥または障害の可能性が軽減されます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

主なリソース

  • 保守作業オーダーありまたは保守作業オーダーなしの資産検査の実行機能の新機能のコンテンツを確認してください
  • 「作業の割当またはリソース使用のレポート時における機材の認定」機能の「新機能」の内容を確認します
  • 作業の割当またはリソース使用のレポート時における機材の認定のTOIをダウンロードします

アクセス要件

次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。

  • 資格プロファイルの管理(MNT_MANAGE_QUALIFICATION_PROFILES)
  • 資格プロファイルの表示(MNT_VIEW_QUALIFICATION_PROFILES)

これらの権限は、この更新で新しく追加されました

ファイルベースのデータ・インポートおよびREST APIを使用した保守プログラムの管理

保守プログラムは、保守対応組織内の影響を受ける1つ以上の資産について、日次予防保守予測を定義して生成するために使用されます。この取込みでは、「保守プログラムのインポート」というタイトルのファイルベース・データ・インポート(FBDI)プロセスを使用して保守プログラムを作成および更新できるようになりました。 

FBDIテンプレートには、次のものでキー・プログラム属性を定義するためのタブが用意されています:

  • 保守プログラム(ヘッダー)
  • カレンダ・パターン
  • 作業要件
  • メーター
  • 作業定義
  • 条件コード
  • 影響を受ける資産

テンプレートには、詳細な列の説明と一般的なユースケースのサンプル・データが含まれています。

さらに、新しいカレンダ・パターン検証が保守プログラムREST APIに追加されており、許可される定義の組合せでのみパターンを作成できます。新しいカレンダ・パターンは引き続き定義できますが、既存のパターンを編集することはできません。 

次に例を示します。

  • fscmRestApi/resources/latest/maintenancePrograms/<maintenance program id>/child/calendarPatterns

{

"Name": "Repeat weekly - Friday",

"Type": "ORA_WEEKLY",

"RepeatWeeklyDayFridayFlag": "Y"

}

および

{

"Name": "Monthly-Second Friday",

"Type": "ORA_MONTHLY",

"MonthlyWeekday": "ORA_FRIDAY",

"MonthlyWeekdayOrdinal": "ORA_SECOND_FR"

}

追加情報と例は、Supply Chain ManagementのREST APIガイドのユースケースの項の保守フォルダにある保守プログラムの作成および更新というドキュメントに含まれています。

ファイルベース・データ・インポート(FBDI)プロセスを使用すると、実装中に大量の保守プログラムをより簡単にインポートして作成できます。 埋込みの検証により、プログラムが確実に作成され、予測の準備が整います。

有効化のステップ

RESTサービス定義をREST APIガイドで確認して利用します(Oracle Help Center関心のあるアプリケーション・サービス領域→「APIおよびスキーマ」から使用可能)。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、クイック・スタートに関する項から開始してください。

ヒントと考慮事項

FBDIテンプレートを使用してデータをインポートする場合、検証は、プログラム・ヘッダーから始まって作業要件、関連する定義の順にトップ・ダウンで実行されます。 これらのいずれかのレベルで発生したエラーは、出力ログに表示されます。テンプレートには一般的なユースケースのサンプル・データが含まれていますが、例に従って、各タイプの作業要件スケジューリング方法のバリエーションを作成することをお薦めします。これにより、大量のデータをインポートする前に、アクティブな作業要件をモデル化するために必要なデータの正しい組合せを完全に把握できます。

また、アップロードおよびインポートの前に、次のものを含むすべての前提条件データを作成しておくことも重要です:

  • 品目番号
  • 資産番号
  • 作業定義
  • 条件コード
  • メーター

さらに、インポート中のデータの組合せによっては、作業要件が下書きステータスで作成されることがあります。こうしたインポート検証の問題を解決するには、UIで要件を手動で訂正してアクティブのステータスを獲得し、予測生成プログラムで要件を取得できるようにする必要があります。

REST APIを使用する場合、カレンダ・パターンの誤った組合せが渡されると、新しい検証およびエラー・メッセージが表示されます。 POST中にペイロードで渡すことができるそれぞれの正しい組合せについて、RESTドキュメントのユースケースの例を確認することをお薦めします。

アクセス要件

  • 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • MNT_IMPORT_MAINTENANCE_PROGRAMS

この権限は、この更新で新しく追加されました。

  • さらに、資産管理者または保守マネージャを含まない構成済ジョブ・ロールには、FBDI zipファイルのロードおよびインポートのために次のロールを含める必要があります:
    • ORA_FUN_FSCM_LOAD_INTERFACE_ADMIN_DUTY

REST APIを使用したサプライヤ保証要求労務レートの管理

サプライヤ保証オファリングでは、資産を運用および保守しながら一定期間にわたって資産保証を追跡できます。 保証修理として示されている保守作業オーダーによって、資産の修理原価の払戻に対する保証要求を作成するための基準が提供されます。 この更新では、保証プロバイダが保証カバレッジの一部として延長する払戻可能な時間労務レートをオプションで定義できます。

  • 労務レートが定義されている場合は、それらがリソース原価の払戻に使用されるとともに、標準修理の労務レートとしても使用されます。労務レートは、標準リソース原価計算よりも優先されます。
  • 労務レートが定義されていない場合は、作業オーダーの標準リソース原価計算が労務トランザクションの払戻に使用されます。

要求は、「サプライヤ保証資格/権利の生成」スケジュール済プロセスを送信することによって作成されます。このプロセス中には、リソース、機材および品目の最近完了した工程トランザクションが保証カバレッジについてレビューされます。 これらのトランザクションのいずれかが1つ以上の保証契約の対象となっていることが判明すると、それぞれの保証プロバイダに対して要求が作成され、一致するトランザクションが払戻可能な資格/権利原価として含まれます。この更新では、要求と資格/権利の作成、表示および編集は、REST APIを使用してのみ可能であることに注意してください。

サプライヤである保証プロバイダ別に労務レートを定義するには、資産保証プロバイダ・レートREST APIを使用します:

  • fscmRestApi/resources/latest/assetWarrantyProviderRates

POSTを使用してプロバイダの新しいレートを作成するためのペイロードの例を次に示します:

{

"WarrantyProviderNumber": "987654321",

"LaborRate": "69.99",

"LaborCurrencyCode": "USD",

"MustSubmitClaimByDays": 90,

"StartDate": "2023-02-01",

"EndDate": "2023-02-28"

}

  • fscmRestApi/resources/latest/assetWarrantyProviderRates/<WarrantyProviderRateId>

PATCHを使用してプロバイダの新しいレートを作成するためのペイロードの例を次に示します:

{

"LaborRate": "79.99"

}

このオプション設定を使用すると、標準リソース原価を特定の保証プロバイダによって延長された労務レートで上書きできます。 この機能により、保証要求労務費の正しい払戻がプロバイダに確実に送信されます。

有効化のステップ

RESTサービス定義をREST APIガイドで確認して利用します(Oracle Help Center関心のあるアプリケーション・サービス領域→「APIおよびスキーマ」から使用可能)。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、クイック・スタートに関する項から開始してください。

ヒントと考慮事項

このサービスで提供される次の基本検証を考慮してください: 

  • 保証プロバイダ番号またはIDを定義します
  • 労務レートには正の数値を指定します 
  • 開始日を指定します(これは必須であり、過去、現在または将来の日付にすることができます)
  • オプションで終了日を指定しますが、開始日以降にする必要があります
  • 通貨値を指定します(これは必須であり、原価組織に定義されている通貨と一致している必要があります)
  • 同じプロバイダについて複数の労務レートを定義しますが、それらの日付範囲が重複しないようにする必要があります
  • 既存のレート、開始日および終了日を更新しますが、プロバイダを更新することはできません

アクセス要件

次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。

  • MNT_MANAGE_WARRANTY_PROVIDER_RATES
  • MNT_VIEW_WARRANTY_PROVIDER_RATES

これらの権限は、この更新で新しく追加されました。

REST APIを使用したサプライヤ保証標準修理時間の管理

サプライヤ保証オファリングでは、資産を運用および保守しながら一定期間にわたって資産保証を追跡できます。 保証修理として示されている保守作業オーダーによって、資産の修理原価の払戻に対する保証要求を作成するための基準が提供されます。 この更新では、保証プロバイダが保証カバレッジの一部として延長する標準修理(標準工程)の払戻可能な時間(時間数)をオプションで定義できます。これらの時間数は、要求プロセス中に保証要求労務レートとともに考慮されます。

  • 標準工程について標準修理時間が定義されている場合は、それらが作業オーダー工程の労務の払戻に使用されます。標準修理時間は工程の単一の資格/権利として要求に含められます。同じ工程のリソース・トランザクションも資格/権利として作成されますが、要求からは除外されます。 必要に応じて、後からオプションで要求に戻すこともできます。
  • 標準修理時間が定義されていない場合は、作業オーダーのリソース・トランザクションが工程の労務の払戻に使用されます。この場合、標準修理(標準工程)には資格/権利が作成されません。

要求は、「サプライヤ保証資格/権利の生成」スケジュール済プロセスを送信することによって作成されます。このプロセス中には、リソース、機材および品目の最近完了した工程トランザクションが保証カバレッジについてレビューされます。 これらのトランザクションのいずれかが1つ以上の保証契約の対象となっていることが判明すると、それぞれの保証プロバイダに対して要求が作成され、一致するトランザクションが払戻可能な資格/権利原価として含まれます。この更新では、要求と資格/権利の作成、表示および編集は、REST APIを使用してのみ可能です。

サプライヤである保証プロバイダ別に標準工程の標準修理時間を定義するには、資産保証標準修理時間REST APIを使用します:

  • fscmRestApi/resources/latest/assetWarrantyStandardRepairTimes

POSTを使用してプロバイダの新しいレートを作成するためのペイロードの例を次に示します:

{

"WarrantyProviderNumber": "987654321",

"StandardOperationCode": "<standard operations code>",

"StandardRepairTime": "2.5",

"StartDate": "2021-03-31",

"EndDate": "2023-12-31"

}

  • fscmRestApi/resources/latest//assetWarrantyStandardRepairTimes/<WarrantyStandardRepairTimeId>

PATCHを使用してプロバイダの新しいレートを作成するためのペイロードの例を次に示します:

{

"StandardRepairTime": "3.5",

}

このオプション設定を使用すると、特定の保証プロバイダによって延長された払戻可能な労務金額を指定することで、個々のリソース・トランザクション原価を上書きできます。 この機能により、標準修理について保証要求労務費の正しい払戻がプロバイダに確実に送信されます。

有効化のステップ

RESTサービス定義をREST APIガイドで確認して利用します(Oracle Help Center関心のあるアプリケーション・サービス領域→「APIおよびスキーマ」から使用可能)。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、クイック・スタートに関する項から開始してください。

ヒントと考慮事項

要求プロセスでこの機能を使用するには、同じ保証プロバイダ・レートについて一致する保証要求労務レートも定義する必要があります。 スケジュール済プロセスでアクティブな労務レートが見つからなかった場合、標準修理時間は工程の単一の資格/権利として含まれません。かわりに、同じ工程のリソース・トランザクションが資格/権利として作成され、要求に含まれます。

このサービスで提供される次の基本検証を考慮してください:

  • 保証プロバイダ番号またはIDを定義します  
  • 標準工程番号またはIDを定義します  
  • 修理時間には正の数値を指定します 
  • 開始日を指定します(これは必須であり、過去、現在または将来の日付にすることができます)
  • オプションで終了日を指定しますが、開始日以降にする必要があります
  • 同じプロバイダについて複数の標準修理時間を定義しますが、それらの日付範囲が重複しないようにする必要があります
  • 既存の修理時間、開始日および終了日を更新しますが、プロバイダまたは標準工程を更新することはできません

アクセス要件

次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。

  • MNT_MANAGE_WARRANTY_STANDARD_REPAIR_TIMES
  • MNT_VIEW_WARRANTY_STANDARD_REPAIR_TIMES

これらの権限は、この更新で新しく追加されました。

REST APIを使用した資産サプライヤ保証資格/権利の管理

保証要求は、プロバイダによるサプライヤ保証の対象となる資産の修理中に発生した費用の払戻を要求するために使用されます。コンテキスト資産またはその物理階層内の関連資産にアクティブな保証契約が少なくとも1つある場合、保守作業オーダーは保証適格修理として示されます。作業オーダーの実行中に、工程、品目出庫、品目返品およびリソースと機材のレポート用にトランザクションが作成されます。これらのトランザクションは原価計算され、保証要求資格/権利と呼ばれる払戻可能な費用の基準を提供します。これらの資格/権利および関連する保証要求は、主に「サプライヤ保証資格/権利の生成」というタイトルのスケジュール済プロセスによって作成されます。この更新では、新しい資産保証資格/権利REST APIを使用して、保証要求内で手動で資格/権利を作成したり、既存の資格/権利を編集することもできます。

資格/権利は、資産の修理中に発生した費用の払戻の要求を文書化するために使用されます。 既存の資格/権利については、GET処理を使用してその詳細を取得し、PATCH処理を使用して特定の詳細を更新できます。 POST処理は、作業オーダー・トランザクションから発生したものではないその他費用の資格/権利を手動で作成するために使用します。 この処理には、機材のレンタルや出荷などの費用を含めることができます。 

保証契約および保証要求の値を更新することにより、資格/権利を保証要求から除外したり、保証要求に含めることもできます。

資産保証資格/権利REST APIは、保証要求内で手動で資格/権利を作成したり、既存の資格/権利を編集する場合に役立ちます。 さらに重要なのは、これにより、将来の保証要求ページおよび資格/権利ページの基礎が提供されることです。

有効化のステップ

RESTサービス定義をREST APIガイドで確認して利用します(Oracle Help Center関心のあるアプリケーション・サービス領域→「APIおよびスキーマ」から使用可能)。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、クイック・スタートに関する項から開始してください。

ヒントと考慮事項

このサービスで提供される次の基本検証を考慮してください:

PATCHを使用すると、すべての資格/権利について次のフィールドを更新できます: 

  • 資格/権利摘要
  • 保証契約 - 条件付き
  • 要求番号 - 条件付き
  • 修理の事由
  • 修理トランザクション・コード
  • 作業達成
  • 払戻数量
  • 払戻ユニット原価
  • 資格/権利ノート

PATCHを使用すると、手動で作成された資格/権利についてのみ次のフィールドを更新できます:

  • 資格/権利日
  • 工程連番

保証契約および要求の更新では、一致する作業オーダーおよび保証要求プロバイダが検証されます。

アクセス要件

次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。

  • MNT_MANAGE_SUPPLIER_WARRANTY_ENTITLEMENTS_BY_SERVICE
  • MNT_GET_SUPPLIER_WARRANTY_ENTITLEMENTS_BY_SERVICE

これらの権限は、この更新で新しく追加されました。

作業オーダーを使用した資産サプライヤ保証の管理

Oracle Fusion Cloud Maintenanceには、エンタープライズ資産向けの統合資産サプライヤ保証ソリューションが用意されており、購入から処分まで、サービス期間を通じて資産の保証を追跡できます。その後、資産に対する作業オーダー実行中に保証を考慮できるため、経費の払戻やコンポーネントの交換に対する保証請求をタイムリに修理できます。

この更新のサプライヤ保証ソリューションには、次のフローが含まれています:

  • 条件イベント・コードの管理
  • 製品情報管理での品目の管理
  • 標準工程の管理
  • REST APIを使用したプロバイダ労務レートの管理
  • REST APIを使用したプロバイダ標準修理の管理
  • 作業定義の管理
  • 原価会計の管理
  • タイプまたはサブタイプによる作業オーダー修理デフォルトの定義
  • 作業オーダーの管理
  • 作業オーダー工程の実行
  • スケジュール済プロセスを使用したサプライヤ保証資格/権利および要求の作成
  • REST APIを使用したサプライヤ保証資格/権利および要求の管理

条件イベント・コードの管理

条件イベント・コードは、オプションで定義して保守の複数のタスク・フローにわたって使用できます。このコードは、「条件イベント・コードの管理」ページで、または資産条件イベント・コードREST APIを使用して作成し、終了日を設定できます。 コードが保守オブジェクトで参照された後は、削除できず、終了日の設定のみが可能です。

サプライヤ保証には、次に示す3つのタイプのコードを定義できます:

  • トランザクション・コード: トランザクション・コードは、保証の対象となる資産のシステム、組立品およびコンポーネントの一意の参照を定義するためにオプションで使用できます。これらのコードはその後、資産のソース在庫品目について標準工程内で定義できるため、作業オーダーの工程、品目、リソースおよび機材全体で値を保持できます。
  • 修理コードの事由: 修理コードの事由は、資産の標準修理の事由を定義するためにオプションで使用できます。これらのコードはその後、標準工程内で定義できるため、作業オーダーの工程、品目、リソースおよび機材全体で値を保持できます。  これらのコードはまた、オプションで作業オーダー・ヘッダーでも定義できます。
  • 作業達成コード: 作業達成コードは、資産の標準修理の作業達成を定義するためにオプションで使用できます。これらのコードはその後、標準工程内で定義できるため、作業オーダーの工程、品目、リソースおよび機材全体で値を保持できます。

条件コード

製品情報管理での品目の管理

マスター組織の品目についてデフォルトの修理トランザクション・コードをオプションで定義できます。 定義した場合、工程内の各品目に対してその値がデフォルト設定されます:

品目定義

標準工程の管理

標準工程は、資産の標準修理をモデル化するために定義します。これらの工程について、作業オーダーの工程、品目、リソースおよび機材全体で保持される条件イベント・コードをオプションで定義できます。標準工程が作業定義で参照されている場合、作業オーダーに対して保持されますが、作業定義ページやサービスでは表示できません。

標準工程

プロバイダ労務レートの管理

サプライヤ保証の対象となる資産の修理について保証プロバイダによって延長された時間労務レートをオプションで定義できます。これらの値はその後、保証要求に対して作成されたサプライヤ保証資格/権利で労務費の払戻について考慮されます。この更新では、プロバイダおよび期間別のレートは、REST APIを使用してのみ定義できます。定義しない場合、払戻はリソース原価にデフォルト設定されると想定されますが、保証資格/権利REST APIを使用して手動で調整できます。

プロバイダ標準修理の管理

サプライヤ保証の対象となる資産の修理について保証プロバイダによって延長された標準工程の標準修理時間をオプションで定義できます。 これらの値はその後、保証修理要求に対して作成されたサプライヤ保証資格/権利で直接労務費のかわりに使用されます。この更新では、プロバイダ、標準工程および期間別の標準修理時間は、REST APIを使用してのみ定義できます。定義しない場合、労務の払戻はリソース原価と労務レート(定義されている場合)に基づくと想定されます。

作業定義の管理

この更新では、作業定義に対する変更はありません。作業定義で参照されている標準工程にコーディングが含まれている場合、作業オーダーの作成中にそれらが保持されます。

タイプまたはサブタイプによる作業オーダー修理デフォルトの定義

保守プログラムによって予防保守として作成された作業オーダーについては、作業オーダー・タイプとサブタイプの1つ以上の組合せを、保証が検出された場合でも作業オーダーの作成中に保証修理とみなされないように定義することをお薦めします。システム管理者は、機能設定マネージャの「資産保守パラメータの管理」タスクでこれらの設定を定義できます。「作業オーダー・デフォルト」というタイトルのタブで、これらのタイプの組合せをオプションで定義できます。これらのタイプには、標準およびカスタムのステータス値を含めることができます。

原価会計の管理

原価会計は、資材、リソースおよび機材の最新の作業オーダー原価を追跡するために定期的に保守する必要がある必須設定です。これらの原価はその後、サプライヤ保証の対象となる保守作業オーダー資産に対する保証修理要求の払戻の基準として使用されます。

これらの原価が作業オーダーに表示され、サプライヤ保証要求に含まれるようにするには、原価会計で必要な設定を定義するとともに、複数のプロセスを定期的にスケジュールする必要があります。これらのプロセスによって、作業オーダーおよび在庫トランザクションが原価計算に転送され、作業オーダー原価を作成する会計配分が作成されます。

作業オーダーの管理

資産またはその関連資産に対してアクティブな保証契約が1つ以上ある場合は、作業オーダーの作成中に、保証修理かどうかのフラグが自動的に設定されます。 これにより、修理が保証の対象とみなされ、保証要求および資格/権利を評価する必要があることが示されます。このオプションの選択を解除すると、作業オーダーは無視され、保証対象とみなされなくなります。 さらに、ベース・カバレッジで定義された修理トランザクション・コードが保証契約にある場合は、「トランザクション・コードの一致」オプションも設定されます。これにより、品目、リソースまたは機材の工程トランザクションについて、修理トランザクション・コードが一致する保証契約が見つかった場合にのみ、保証要求資格/権利が作成される必要があることが示されます。 このオプションの選択を解除すると、コードの一致は無視され、最初に失効する保証契約が保証要求資格/権利について考慮されるようになります。

「修理のプライマリ事由」チェック・ボックスはオプションの値となり、レポート目的で選択して使用できます。

作業オーダー

23Aの機能「資産サプライヤ保証の管理」で導入されたサプライヤ保証機能には、工程の資材、リソースおよび機材トランザクションの修理トランザクション・コーディングが含まれていました。 ただし、この機能では技術者がトランザクションで各コードを手動で検索して選択することが求められ、クイック完了処理ではコーディングがサポートされていませんでした。 この更新では、コードが標準工程で品目について事前定義されている場合、作業オーダーの作成中に作業オーダーの工程、品目、リソースおよび機材全体でそれらが保持されます。 さらに、既存の作業オーダーにおける標準工程に基づく工程の手動作成中にもそれらが保持されます。コードを工程で手動で更新することも、標準工程または品目マスターから保持されなかった場合は手動で定義することもできます。

標準工程で定義されている場合、工程のフィールドはデフォルト設定されます:

工程連番

マスター品目で定義されている場合、品目のフィールドはデフォルト設定されます:

工程品目

標準工程で定義されている場合、リソースおよび機材もデフォルト設定されます:

工程リソース

作業オーダー工程の実行

保守作業オーダーの実行中は、作業手配リストでの工程完了中に品目および資材トランザクションに対して修理コードが保持されます。

資材出庫などの手動トランザクションをレポートする場合は、工程からコードがデフォルト設定されます:

資材トランザクション

「詳細付きで完了」フローを工程に使用する場合は、工程リソースからコードがデフォルト設定されます:

リソース・トランザクション

サプライヤ保証資格/権利および要求の作成

保証要求は、資産修理原価の払戻の要求をサプライヤ保証プロバイダに送信するために使用されます。要求は、資産の保守作業オーダーと、サプライヤ保証の対象となる関連資産のコンテキストで作成されます。要求は、主にスケジュール済プロセスを使用して作成されます。ただし、既存の要求を分割するために要求を手動で作成することもできるため、払戻の特定の原価を別の保証プロバイダに送信できます。

要求は、保証修理として識別された作業オーダーについてのみ作成できます。作業オーダーの作成中に、アクティブな契約が1つ以上見つかった場合、作業オーダー・ヘッダーでフラグが「はい」に設定されます。修理が保証の対象でないと判断された場合は、このフラグを手動で「いいえ」に設定できます。作業オーダーの完了後、「サプライヤ保証資格/権利の生成」スケジュール済プロセスでこのインジケータを使用して、保証要求を作成する必要があるかどうかが決定されます。スケジュール済プロセスの出力ログを使用するか、保証資格/権利および保証要求REST APIから結果を問い合せることにより、結果をレビューできます。

REST APIを使用して要求機能の使用を開始する場合は、工程および作業オーダーの完了後にこのプロセスを頻繁に実行することをお薦めします。 このプロセスでは、保証資格/権利のある作業オーダーをレビューして、それぞれの資材、リソースおよび機材トランザクションについて要求資格/権利レコードが作成されます。これらの費用が保証契約の対象となる場合は、一致するプロバイダに基づいて1つ以上の保証要求にグループ化されます。 このプロセスでは、作業オーダー・ヘッダーの「トランザクション・コードの一致」フラグを参照して、修理コーディングが保証カバレッジで定義されているかどうかも考慮されます。「はい」に設定されている場合、このプロセスでは、修理コードが保証契約と一致する費用についてのみ保証資格/権利および要求が作成されます。それ以外の場合、資格/権利は作成されますが、要求では保証でないというフラグが設定されます。

この更新のサプライヤ保証機能では、サプライヤ保証の対象となる資産の修理を管理できます。 修理コーディングを定義すると、資産の修理中にサプライヤ保証の対象となるシステム、組立品および品目をより正確に検証できます。定義しない場合は、すべての費用が保証修理で払戻可能とみなされます。  

保証資格/権利および要求を自動的に作成できるため、要求を作成してプロバイダに送信する前に必要な作業が最終的なレビューと承認のみとなり、要求プロセスのユーザー管理が軽減されます。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理 オプションでなくなるバージョン: 更新24A

オファリングを有効にしたら、この機能の概要の項に記載されているオプション設定に従います。

アクセス要件

次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、スケジュール済プロセス「サプライヤ保証資格/権利の生成」を送信できます:

  • MNT_CREATE_SUPPLIER_WARRANTY_ENTITLEMENTS

この権限は、この更新で新しく追加されました。

REST APIを使用した資産サプライヤ保証要求の管理

保証要求は、プロバイダによるサプライヤ保証の対象となる資産の修理中に発生した費用の払戻を要求するために使用されます。コンテキスト資産またはその物理階層内の関連資産にアクティブな保証契約が少なくとも1つある場合、保守作業オーダーは保証適格修理として示されます。払戻可能な費用トランザクションが見つかった場合は、工程完了後に、「サプライヤ保証資格/権利の生成」というタイトルのスケジュール済プロセスによって、プロバイダに対して保証要求を作成できます。この更新では、新しい資産保証要求REST APIを使用して、作業オーダーについて手動で新しい保証要求を作成したり、既存の保証要求を編集することもできます。

GET処理を使用して要求の詳細を取得し、PATCH処理を使用して特定の詳細を更新できます。 POST処理を使用して、作業オーダーについて新しい要求を手動で作成することもできます。 これらの要求は通常、場合によっては異なるプロバイダに対して、既存の作業オーダー払戻資格/権利を複数の要求に分割するために作成されます。

資産保証資格/権利REST APIで保証契約および保証要求の値を更新することにより、資格/権利を保証要求から除外したり、保証要求に含めることもできます。

資産保証要求REST APIは、手動で保証要求を作成したり、既存の保証要求を編集する場合に役立ちます。 さらに重要なのは、これにより、将来の保証要求ページおよび資格/権利ページの基礎が提供されることです。

有効化のステップ

RESTサービス定義をREST APIガイドで確認して利用します(Oracle Help Center関心のあるアプリケーション・サービス領域→「APIおよびスキーマ」から使用可能)。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、クイック・スタートに関する項から開始してください。

ヒントと考慮事項

このサービスで提供される次の基本検証を考慮してください:

PATCHを使用して、すべての要求について次のフィールドを更新します:

  • 要求日
  • 要求タイプ
  • 要求摘要
  • 修理のプライマリ事由
  • 要求ステータス
  • 要求割当先
  • 要求送信期日
  • 要求調整額
  • 要求解決日
  • 要求参照
  • 要求払戻タイプ
  • 要求ノート

次のフィールドは、関連付けられた資格/権利がない場合に、PATCHを使用して手動で作成された要求についてのみ更新できます:

  • オブジェクトID - 作業オーダー参照
  • 保証プロバイダ

アクセス要件

次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。

  • MNT_MANAGE_SUPPLIER_WARRANTY_CLAIMS_BY_SERVICE
  • MNT_GET_SUPPLIER_WARRANTY_CLAIMS_BY_SERVICE

これらの権限は、この更新で新しく追加されました。

在庫配賦先への購買受入時における固定資産の資産計上

この更新の前は、固定資産と導入ベース資産の間の関係を手動で確立できました。さらに、導入ベース資産を体系的に作成し、受入搬送先タイプが「費用」の非プロジェクト購買の固定資産として資産計上して、導入ベース資産と関連する固定資産の間の関係を手動介入なしで自動的に確立できました。

この更新では、導入ベース資産を体系的に作成し、受入搬送先タイプが「在庫」の非プロジェクト購買の固定資産として資産計上できるようになりました。これにより、導入ベース資産と関連する固定資産の間の関係が手動介入なしで自動的に確立されます。これを使用すると、資産が在庫に受け入れられるとすぐに資産計上できます。

この機能では、複数のビジネス・ユニットと複数の通貨がサポートされます。たとえば、カナダのビジネス・ユニットとカナダの通貨で購買オーダーを作成できます。対応する原価配分金額および固定資産原価は、カナダの通貨と米国の通貨の両方で表すことができます。

これを行うには、次の手順を実行する必要があります。

  • Oracle Fusion Cloud Procurementで購買オーダーを作成します。
    • ビジネス・ユニット、サプライヤおよびサプライヤ・サイトを含む必須パラメータを選択します
  • 購買オーダー明細品目を追加する場合は、次のパラメータを指定してください。
    • 搬送先タイプを「在庫」に設定します
    • 受入時経過勘定を選択します
    • 保管場所を選択します
  • 購買オーダーを承認のために送信します。
  • 品目の調達に成功した後、購買オーダーに定義された在庫組織に品目の受入を処理します。
    • 受入から原価計算へのトランザクションの転送 
    • 在庫から原価計算へのトランザクションの転送 
    • 原価の原価管理への転送
    • 受入会計配分の作成
    • 原価会計配分の作成
    • 会計の作成
  • 原価会計配分をレビューし、トランザクションが完全に原価計算されて計上されていることを確認します。
  • 導入ベース資産ロールがユーザーに割り当てられていることを確認し、次のスケジュール済プロセスを実行します:
    • 受入を一括追加に転送
  • 固定資産ロールがユーザーに割り当てられていることを確認します。
    • 「一括追加」データをチェックし、次のものを入力します:
      • 事業供用日
      • 事業所
      • 金額
    • 「一括追加の転記」スケジュール済プロセスを実行して、受入品目の固定資産を作成します。
    • 明細が転記され、新規資産が作成されると、Oracle Fusion Cloudでは、固定資産の資産への追加機能を使用して、この資産にさらに原価が追加されます。

固定資産 - 資産への追加

  • 導入ベース資産ロールがユーザーに割り当てられていることを確認します。
    • 「固定資産の運用資産への関連付け」スケジュール済プロセスを実行します。
    • 「資産の編集」ユーザー・インタフェースの「固定資産」タブで、導入ベース資産に関連付けられている固定資産を確認できます。

「固定資産」タブが表示された「資産の編集」ユーザー・インタフェース

  • 「請求書の作成」ユーザー・インタフェースで情報を指定して、購買品目の請求書を作成します。
    • 「番号」、「金額」、「タイプ」、「請求書グループ」などの必須情報を追加します。
    • 購買オーダーを検索し、購買オーダー番号を選択します。
    • 品目の金額、および「運送費」や「その他」などの追加情報を更新できます。該当する場合は、これらを購買品目数量に按分できます。
    • 税金を計算し、請求書を検証して、請求書を元帳タスクに転記します。

請求書の作成

  • 請求後、原価計算ロールがユーザーに割り当てられていることを確認します。
  • 次のスケジュール済プロセスを実行します:
    • 受入から原価計算へのトランザクションの転送
    • 在庫から原価計算へのトランザクションの転送
    • 原価の原価管理への転送
    • 受入会計配分の作成
    • 原価会計配分の作成 
    • 会計の作成
  • 原価会計配分のレビュートランザクションが完全に原価計算されて計上されていることを確認します。
  • ユーザーに割り当てられた導入ベース資産ロールを使用して、「受入を一括追加に転送」スケジュール済プロセスを実行します。
  • ユーザーに割り当てられた固定資産ロールを使用します。
    • 「一括追加」データをチェックし、次のものを入力します:
      • 事業供用日
      • 事業所
      • 勘定科目
    • 「一括追加の転記」スケジュール済プロセスを実行し、固定資産が作成されていることを確認します。
    • 原価会計配分をレビューし、トランザクションが完全に原価計算されて計上されていることを確認します。
      • これらの追加手数料は、会計配分で「費用調整」トランザクション・タイプとして表示できます。
      • 品目に対する購買オーダー原価や在庫の見積税額などの原価を転送し、資産計上のために固定資産に転送できます。
      • この受入の請求書を入力して計上すると、修正を資産に転送できます。
      • 税金の控除対象外部分のみが資産計上済原価として固定資産に転送されます。
      • そのような請求書では、支払割引を固定資産に転送できません。このような割引は、固定資産に手動で適用する必要があります。
      • 買掛/未払金で請求書を計上するときに、品目および税金明細の請求書価格差異を固定資産に転送することもできます。
      • 請求価格差異は、請求済数量に請求書単価と購買オーダー単価の間の差異を掛けた値です。

これにより、在庫配賦先への購買受入時における固定資産の資産計上が完了します。

運用資産を在庫に自動的に作成し、固定資産として資産計上できるようになりました。導入ベース資産と関連する固定資産との関係を手動の介入なしに自動的に確立できるため、資産の運用情報と財務情報を完全に表示できます。

有効化のステップ

  1. この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
  • オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理
  • この機能を有効にするには、「サプライ・チェーン管理」の「在庫配賦先への購買受入時における固定資産の資産計上」機能のオプトインを使用します。
  • 「設定および保守」「製造およびサプライ・チェーン資材管理」「機能オプトインの変更」「保守管理」「機能の編集」「在庫配賦先への購買受入時における固定資産の資産計上」。
  • 「オプトイン・タスク」ボタンをクリックし、ESSプログラム「受入ベースの固定資産作成に対する期限日の取得」を起動して送信します。
  1. 資産をOracle Assetsにインポートするには、「在庫組織の管理」ページを使用して、資産会計用資産台帳を在庫組織に関連付けます。

ヒントと考慮事項

  • 購買品目は、原価プロファイルと原価シナリオを使用して設定する必要があります。
  • 「仕様」→「サービス」タブの「受入時」の「固定資産の作成」を使用して品目を設定する必要があります。
  • 「在庫組織の管理」で、「固定資産会計用資産台帳」を選択します。
  • この機能に適格なのは、このオプト・イン後に作成された購買オーダーの受領のみです。

主なリソース

  • Capitalize Fixed Asset Upon Purchased Receipt to Inventory Destinationのトレーニングをご覧ください。

アクセス要件

次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます:

  • 資産管理者(ORA_CSE_ASSET_ADMINISTRATOR_JOB)
  • 保守マネージャ(ORA_MNT_MAINTENANCE_MANAGER_JOB)
  • 原価会計担当(ORA_CST_COST_ACCOUNTANT_JOB)
  • 買掛管理監督者(ORA_AP_ACCOUNTS_PAYABLE_SUPERVISOR_JOB)
  • 資産会計担当(ORA_FA_ASSET_ACCOUNTANT_JOB)

これらの権限は、この更新で新しく追加されました。

品質検査処理を使用した保守作業オーダーの自動作成

検査プラン処理ルールを使用して、検査結果に基づいて処理を自動的にトリガーできます。これは検査プランの既存の機能であり、検査プランの作成または変更時に、「仕様」タブに示される検査特性を使用して処理ルールを作成します。

「検査プランの編集」ページ→「仕様」タブ

このリリースから、作業オーダーありまたはなしで実行される資産検査に基づく品質処理設定を使用して、保守作業オーダーを作成できます。この新機能は、「資産」タイプの品質検査プランについてのみサポートされています。これをサポートするために、「保守作業オーダーの作成」という新しい処理が導入されました。

「処理ルールの管理」ページ

保守作業オーダーの作成には、次の5つの属性が関連付けられています。これらの属性の値の設定はオプションです。ただし、これらの属性値は、保守作業オーダーの作成処理を実行するためのプライマリ・ソースとなります。

  1. 作業オーダー・タイプ
  2. 作業オーダー・サブタイプ
  3. 作業定義
  4. 優先度
  5. 条件コード

作業オーダー・タイプ : この値は、保守作業オーダーの作成に必須です。作業オーダー・タイプの値は、作業オーダーの作成において様々なエンティティから次の順序で導出されます

  1. 品質処理ルール
  2. 検査が実行される資産
  3. ルールで渡された作業定義
  4. ルールの条件コードに関連付けられた作業定義

値を導出できない場合、処理は保守作業オーダーの作成に失敗します。

作業オーダー・サブタイプ: この値は、保守作業オーダーの作成に必須です。作業オーダー・サブタイプの値は、作業オーダーの作成において様々なエンティティから次の順序で導出されます

  1. 品質処理ルール
  2. 検査が実行される資産
  3. ルールで渡された作業定義
  4. ルールの条件コードに関連付けられた作業定義

値を導出できない場合、処理は保守作業オーダーの作成に失敗します。

作業定義: 作業定義の値がある場合は、同じものが作業オーダーの作成において考慮され、それ以外の場合は作業オーダー・ヘッダーが作成されます。作業定義と条件コードの両方の値が使用可能な場合は、作業定義が保守作業オーダーの作成において考慮されます。

優先度: この値が存在する場合、保守作業オーダーの作成に使用されます。

条件コード: この条件コードの値は、関連付けられた作業要件およびそれぞれの作業要件について作成された保守作業オーダーと照合されます。作業要件に関連付けられた作業定義を使用して、保守作業オーダーが作成されます。条件コードは、「条件イベント・コードの管理」タスクを使用して作成でき、コード・タイプは「診断コード」である必要があります。

「処理ルールの管理」ページ→「処理の作成」ダイアログ

保守作業オーダーの作成については、複数の検査プラン処理ルールを定義できます。 1つの検査プラン処理ルールを構成して、複数の保守作業オーダーを作成することもできます。 ルールをどのように定義するかに関係なく、ルールが実行されると、それぞれのルールで定義された5つの属性値の一意の組合せごとに保守作業オーダーが1つのみ作成されます。処理が実行されると、同じ検査をさらに更新しても、検査ステータスの変更に関係なく、処理が再度トリガーされることはありません。

検査が電子レコードおよび電子署名(ERES)に対して設定されているかどうかに関係なく、処理が実行されます。検査がERES承認フローで承認されていない場合は、検査処理を通じて作成された保守作業オーダーを手動で適宜管理する必要があります。

「検査プランの表示」ページ→「仕様」タブ→「処理ルールの管理」ダイアログ

検査結果ページ

通常、検査組織は保守組織であると想定され、保守作業オーダーは検査組織で作成されます。検査組織が非保守組織である場合、作業オーダーは、(1)検査組織のプライマリ保守組織、(2)資産営業組織、(3)資産営業組織のプライマリ保守組織という順序でいずれかの保守組織で作成されます。保守組織が導出されない場合、保守作業オーダーは処理ルールに対して作成されません。他の組織での作業オーダーの作成をサポートするために、処理ルールの作業定義を目的の組織から選択できます。

処理ルールに基づいて作成された新しい保守作業オーダーでは、摘要に検査作業オーダー番号が含まれます。摘要は、「検査作業オーダー: <作業オーダー番号>」です。

作業オーダーの文書参照

検査プラン処理とのこの統合のために、「資産検査」という新しい文書タイプが導入されました。作成された新しい作業オーダーには、(1)「作業オーダー」タイプと(2)「資産検査」タイプの2つの文書参照がある場合があります。検査作業オーダーには、作成された作業オーダーごとに「作業オーダー」タイプの文書参照が1つずつ含まれます。文書参照は、検査が保守作業オーダー・コンテキスト内にあるかどうかに基づきます。新しい作業オーダーでは検査作業オーダーが参照され、保守検査作業オーダーでは新しい作業オーダーが参照されます。

  • 保守作業オーダーあり
    • 新しい作業オーダーの文書参照タイプ
      • 作業オーダー
      • 資産検査
  • 保守作業オーダーなし
    • 新しい作業オーダーの文書参照タイプ
      • 資産検査

「作業オーダーの編集」ページ→検査作業オーダー

「作業オーダーの編集」ページ→新しい作業オーダー

検査に基づいて保守作業オーダーを自動的に作成するための検査プラン処理ルールを構成することで、時間と労力を節約できます。

有効化のステップ

この機能は、オプトイン機能「保守作業オーダーありまたは保守作業オーダーなしの資産検査の実行」「保守作業オーダーありまたは保守作業オーダーなしの資産検査の実行」に依存します。この親機能は23Dから使用可能になりました。

ヒントと考慮事項

  • 品質処理の設定:
    • Oracle Help Centerにある『Quality Managementの使用』ガイドの処理ルールの管理の項を参照してください。
  • 条件コード: 同じ条件コードを持つ作業要件が複数存在する場合があります。保守作業オーダーは、その条件コードを持つそれぞれの作業要件について作成されます。ただし、検査結果に関連付けられる作業オーダーは1つのみです。
  • 検査プラン処理ルール: ルールをどのように定義するかに関係なく、それぞれのルールで定義された5つの属性値の一意の組合せごとに保守作業オーダーが1つのみ作成されます。
  • 任意の特性値を使用すると、検査プラン処理ルールのwhere句で定義された条件を満たすすべての特性結果値に基づいて保守作業オーダーを作成できます。

主なリソース

アクセス要件

次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。

  • 検査プランの編集(QA_EDIT_INSPECTION_PLANS_PRIV)
  • 検査結果の編集(QA_EDIT_INSPECTION_RESULTS_PRIV)
  • 保守作業オーダーの管理(MNT_MANAGE_MAINTENANCE_WORK_ORDER_HEADERS_PRIV)
  • 保守作業オーダー工程の管理(MNT_MANAGE_MAINTENANCE_WORK_ORDER_OPERATIONS_PRIV)
  • 保守管理作業領域の管理(MNT_MANAGE_MAINTENANCE_MANAGEMENT_WORK_AREA_PRIV)

これらの権限は、この更新の前から使用可能でした。

作業オーダー資産の障害情報の取得

資産の障害、原因および解決を取得すると、組織が資産の信頼性と可用性を測定および分析するために役立つとともに、保守の有効性と効率性を評価するためにも役立ちます。障害データは、資産固有の保守戦略を決定し、保守プログラムを最適化し、根本原因分析、障害モードと結果分析、確率プロット、統計モデリングなどの信頼性ツールをサポートするために必要な基盤を提供します。機械学習の予測と推奨事項からインサイトを得るには、障害の履歴データが必要です。このことについて、以前のリリースではRESTサービスを使用できました。

このリリースでは、「作業オーダーの編集」ページまたは「保守作業手配リストのレビュー」ページからナビゲートして、ユーザー・インタフェースで資産障害データを取得できます。障害データは、保守作業オーダー資産について取得されます。プライマリ障害データ・セットには、障害コード、原因コードおよび解決コードが含まれます。また、取得される障害データに失敗コンポーネントや資産を含めることもできます。さらに、それぞれのデータ・セットについてコメントを入力することもできます。1つの作業オーダー資産について、任意の数の障害データ・セットを記録できます。障害とともに、障害日を記録でき、障害後に資産が機能しているか停止しているかを示すこともできます。

障害コード、原因コードおよび解決コードは、コード・タイプをそれぞれ「障害コード」、「原因コード」および「解決コード」として「条件イベント・コードの管理」タスクを使用して作成されます。

障害取得中に、選択されるコードは、次の2つの異なるソースに基づくことができます:

  • 「条件イベント・コードの管理」タスクを使用して定義されたすべての有効なコード。
  • 障害セットで定義された障害チェーンに含まれるすべてのコード。

障害セットは障害取得に必須であり、作業オーダー資産について障害が取得されるときに自動的に導出されます。障害セットが障害データに関連付けられている場合は、作業オーダーがクローズされるまで同じものが使用されます。障害セットが無効になっても、過去のデータでは引き続き同じものが使用されます。

「障害取得」ページ

障害セットは、次のいずれかのページから取得できます:

  1. 保守作業オーダーの編集
  2. 保守作業手配リスト

「作業オーダーの編集」ページ

「保守作業手配リスト」ページ

障害を正常に取得するためには、次の設定が必要です:

  1. 有効な障害コード、原因コードおよび解決コードの定義
  2. デフォルトの障害セットの定義

作業オーダー資産の障害データは、保守作業オーダーがクローズされるまで取得できます。

障害セット: 障害セットによって、障害取得プロセスの正確さと使いやすさを大幅に向上させることができます。障害セットは、次の4つの関連タイプのいずれかに基づいて資産に対して適用可能にすることができます:

  1. 資産
  2. 品目
  3. 品目カテゴリ
  4. デフォルト

資産、品目または品目カテゴリを関連付けることができる障害セットは1つのみです。また、特定の資産について、障害関連に基づいて次の順序で障害セットが導出されます:

  1. 作業オーダー資産と一致する資産タイプ
  2. 作業オーダー資産に関連付けられた品目と一致する品目タイプ
  3. 作業オーダー資産品目に関連付けられた品目カテゴリと一致する品目カテゴリ・タイプ

前述のいずれの関連タイプも資産に存在しない場合は、デフォルトの障害セットが障害取得に使用されます。デフォルトの障害セットは1つのみ定義できます。

詳細は、「資産失敗データを取得するための障害セットの定義」機能の新機能の内容を参照してください。

ユーザー・インタフェースを使用して、作業オーダー資産の障害データを取得できるようになりました。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理 オプションでなくなるバージョン: 更新24A

  • 作業オーダー資産の障害取得を試行する前に、次の設定を行っておく必要があります:

    1. 有効な障害コード、原因コードおよび解決コードの定義
    2. デフォルトの障害セットの定義

ヒントと考慮事項

  • 1つの品目を複数の品目カテゴリに関連付けることができます。ただし、障害関連で使用される品目は1つの品目カテゴリでのみ参照されるようにする必要があります。そうしないと、そのような品目について障害セットを導出することはできません。今後、障害取得中に資産に対する障害セットを導出できない状況を回避するために、システム・レベルの制限が導入される可能性があります。
  • 障害取得は、作業オーダーについてはオプションです。障害セット関連には、作業オーダーで必要に応じて障害取得を設定するオプションが用意されていますが、保守作業オーダーでは同じものが検証されません。今後、この設定に基づいて保守作業オーダーで障害取得が強制されるようになる予定です。
  • 適切な障害チェーン・レコードを含む障害セットが定義されているが、障害取得に対して強制されていない場合、取得された障害データは正確でない可能性があります。この不正確さは、取得された障害データ・セットを使用する、この製品に導入される将来の機能やカスタム機能にも反映される可能性があります。障害チェーンを含む適切な障害セットを定義し、「障害取得にチェーンを使用」属性の属性値を「はい」に設定することをお薦めします。
  • 未リリースの作業オーダーについても障害データを取得できますが、作業オーダー資産の値を更新するときには注意してください。保守作業オーダーで資産を更新した場合は、新しい資産に合せて障害データを適宜調整する必要があります。
  • 作業オーダー資産の障害取得を試行する前に、次の設定を行っておく必要があります:
    1. 有効な障害コード、原因コードおよび解決コードの定義
    2. デフォルトの障害セットの定義

主なリソース

アクセス要件

次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。

  • 作業オーダー資産の障害イベントの管理(MNT_MANAGE_FAILURE_EVENT_WO_ASSET_PRIV)
  • 保守作業オーダーの管理(MNT_MANAGE_MAINTENANCE_WORK_ORDER_HEADERS_PRIV)
  • 保守作業オーダー工程の管理(MNT_MANAGE_MAINTENANCE_WORK_ORDER_OPERATIONS_PRIV)
  • 保守作業手配リストのレビュー(MNT_REVIEW_MAINTENANCE_DISPATCH_LIST_PRIV)
  • 保守管理作業領域の管理(MNT_MANAGE_MAINTENANCE_MANAGEMENT_WORK_AREA_PRIV)

これらの権限は、この更新の前から使用可能でした。

資産失敗データを取得するための障害セットの定義

資産の障害、原因および解決を取得すると、組織が資産の信頼性と可用性を測定および分析するために役立つとともに、保守の有効性と効率性を評価するためにも役立ちます。このリリースでは、「作業オーダーの編集」ページまたは「保守作業手配リストのレビュー」ページからナビゲートして、ユーザー・インタフェースで資産障害データを取得できます。また、障害取得については、「障害セット」値が必須であり、作業オーダー資産について障害が取得されるときに自動的に導出されます。このリリースでは、ユーザー・インタフェースを使用して障害セットを作成および管理できます。

障害セットは、障害取得プロセスの正確さと使いやすさを大幅に向上させるように設計されています。 資産に対する障害セットの適用性は、障害関連として定義されます。 障害チェーンは障害セットで定義され、それぞれの障害チェーン・レコードは、主に資産または資産のグループに適用可能な障害コード、原因コードおよび解決コードの組合せです。障害取得中の障害チェーンの使用は、「障害取得にチェーンを使用」属性によって制御されます。 障害セットに終了日を設定することはできませんが、必要に応じて更新することは可能です。障害取得中に、資産について最新の障害関連詳細に基づいて障害セットが導出されます。障害セットが障害取得で使用されると、そのまま保持され、変更することはできません。

たとえば、障害セットを使用して、研削盤あるいは研削盤の特定のモデル向けに特別に障害コード、原因コードおよび解決コードの有効なセットを事前定義できます。すべての資産について「条件イベント・コードの管理」タスクを使用して定義されたコード・セット全体からではなく、障害セットから障害コード、原因コードおよび解決コードを常に簡単かつ正確に選択できます。

「条件イベント・コードの管理」ページ

「障害セット詳細」ページ→「障害チェーン」タブ

「障害セット詳細」ページ→「関連」タブ

障害チェーン

障害チェーンは、障害コード、原因コードおよび解決コードの一意の組合せを持つレコードのセットです。資産または資産のグループについて障害セットを定義することをお薦めします。これにより、それらの特定の資産に対して障害チェーンが自動的に適用可能になります。障害取得中にこれらのチェーンを使用すると、障害コード、原因コードおよび解決コードの値の選択が簡単になるのみでなく、コンテキスト内の資産に対して正確になります。障害チェーン・レコードは更新できませんが、非アクティブ化処理を使用して非アクティブにできます。非アクティブ化後に、アクティブ・ステータスに戻すことはできません。資産の障害取得中には、アクティブなチェーンのみが考慮されます。

障害関連

障害セットは、次の4つの関連タイプのいずれかに基づいて資産に対して適用可能にすることができます:

  1. 資産 - 特定の資産について障害セットが定義されている場合に使用されます。資産タイプの関連については、資産番号と摘要のフィールドが表示されます。
  1. 品目 - 特定の品目番号に関連付けられた資産について障害セットが定義されている場合に使用されます。品目タイプの関連については、マスター組織、品目番号および摘要のフィールドが表示されます。
  1. 品目カテゴリ - 資産品目番号に関連付けられた特定の品目カテゴリに関連付けられた資産について障害セットが定義されている場合に使用されます。品目カテゴリ・タイプの関連については、カテゴリ名と摘要が表示されます。
  1. デフォルト - これは、その他の障害関連のいずれも作業オーダー資産に存在しない場合に、障害取得中にデフォルトとして使用される汎用障害セットです。

作業オーダー資産については、障害取得中に適切な障害セットが次の順序で自動的に導出されます

  1. 作業オーダー資産と一致する資産タイプ。
  2. 作業オーダー資産に関連付けられた品目と一致する品目タイプ。
  3. 作業オーダー資産品目に関連付けられた品目カテゴリと一致する品目カテゴリ・タイプ。

前述のいずれの関連タイプも資産に存在しない場合は、デフォルトの障害セットが障害取得に使用されます。デフォルトの障害セットは1つのみ定義できます。

「障害取得必須」属性を除き、障害関連を編集することはできません。 関連は、非アクティブ化処理を使用して非アクティブにできます。非アクティブ化後に、アクティブ・ステータスに戻すことはできません。資産の障害取得中には、アクティブな関連のみが考慮されます。

障害データをすばやく取得して、時間を節約するとともに正確さを向上させることができます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

品目または品目カテゴリに基づいて、資産の特定のグループについて障害セットを定義することをお薦めします。障害セットに複数の品目または品目カテゴリが含まれていると、障害取得の正確さが低下する可能性があります。

作業オーダー資産の障害情報を取得するには、少なくともデフォルトの障害セットを定義する必要があります。関連タイプを指定せずにデフォルト・セットを定義することをお薦めします。新しいデフォルトの関連が作成されると、既存のデフォルトの障害セットは自動的に新しいものに置き換えられます。

品目ベースの障害セット関連の作成については、マスター在庫組織を選択します。マスター組織コードを選択したときに、品目値リストに値が表示されるのは、コンテキスト・マスター組織に対する「ルート品目区分」アクセス権がある場合のみです。「品目区分の管理」設定タスクを使用して、セキュリティ・アクセス権を付与できます。

品目カテゴリ・ベースの障害セット関連の作成については、任意の品目カテゴリを使用できます。ただし、複数の品目カテゴリが1つの資産品目に関連付けられている場合、品目カテゴリに基づく資産の障害セットの導出は失敗します。カテゴリはカタログに対して作成されます。「マスター・レベル」で制御されるカタログを作成し、「複数品目カテゴリ割当の許可」属性のチェック・ボックスの選択を解除することをお薦めします。

主なリソース

アクセス要件

次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。

  • ユーザー・インタフェースを使用した障害セットの管理(MNT_MANAGE_FAILURE_SET)
  • ユーザー・インタフェースを使用した障害セットの表示(MNT_VIEW_FAILURE_SET)
  • 保守管理作業領域の管理(MNT_MANAGE_MAINTENANCE_MANAGEMENT_WORK_AREA_PRIV)

これらの権限は、この更新の前から使用可能でした。

「資産情報管理」ページでの付加フレックスフィールドによる検索

Oracleのスマート検索およびフィルタを使用して、「資産情報管理」ページでグローバルおよびコンテキスト依存の付加フレックスフィールドによって資産を検索して見つけることができるようになりました。この機能では、Oracle Search Extension Frameworkを使用して、強力な索引ベースの検索エンジンとOracleの次のユーザー・エクスペリエンスを組み合せて提供することで、複数の付加フレックスフィールドにわたって資産の全文検索を迅速かつ簡単に実行できます。

グローバル付加フレックスフィールドによる資産の検索

「資産情報管理」ページでは、検索フィールドの下に新しい「追加情報」フィルタが用意されています。

デフォルト・フィルタがある「資産情報管理」の検索フィールド

「追加情報」フィルタをクリックして、検索に追加します。次に、検索フィールドに検索対象を表す用語を入力し、[Enter]キーを押します。検索語が視覚的に適用済フィルタに変わり、グローバル・フレックスフィールドを含むすべての検索可能属性にわたって全文検索が即時に実行されます。

デフォルト・フィルタとグローバル付加フレックスフィールド・フィルタがある「資産情報管理」の検索フィールド

コンテキスト依存の付加フレックスフィールドによる資産の検索

グローバル・フレックスフィールドによる検索の場合と同様に、「追加情報」フィルタを検索に追加します。次に、適用された「追加情報」フィルタを検索フィールドでクリックして、使用可能なコンテキストのリストを表示します。検索するコンテキストを選択します。次に、検索フィールドに検索対象を表す用語を入力し、[Enter]キーを押します。検索語が視覚的に適用済フィルタに変わり、選択したコンテキストのフレックスフィールドとグローバル・フレックスフィールドを含むすべての検索可能属性にわたって全文検索が即時に実行されます。

デフォルト・フィルタとコンテキスト依存の付加フレックスフィールド・フィルタがある「資産情報管理」の検索フィールド

作成日による資産の検索

フレックスフィールドによる検索に加えて、新しい事前定義済フィルタ「作成日」によって検索することもできます。事前定義済フィルタは、検索フィールドの下に提示されます。提示されたフィルタを検索に追加するには、フィルタをクリックして、検索フィールドに適用します。「作成日」などの日付フィルタについては、検索フィールドにフィルタを追加した後に日付範囲を変更できます。

スマート検索を使用したその他の検索方法

  • 検索では、大/小文字は区別されません資産の検索時には、大文字を使用したキーワード語と大文字を使用しないキーワード語の両方が一致します。
  • 検索フィールドに複数のフィルタを追加すると、検索フィールドに追加された各フィルタによって検索がさらに絞り込まれます。
  • 検索フィールドに複数のキーワードを入力してから[Enter]キーを押すと、そのすべてのキーワードが1つのフィルタに含められます。結果表には、フィルタ内のいずれかのキーワードと一致する資産が表示されます。
  • フレーズを検索するには、フレーズを二重引用符で囲み、1つのフィルタとして検索バーに追加します。
  • ハイフン文字とピリオド文字はデリミタです。ハイフンまたはピリオドを含む用語を検索する必要がある場合は、その用語を二重引用符で囲みます。
  • フィルタを削除するには、フィルタ内の「X」をクリックして削除します。「追加情報」フィルタを削除した場合、適用済のキーワード・フィルタでは付加フレックスフィールドを対象とした検索が行われなくなります。
  • 現在、書式専用の値セットを持つ文字データ型のフレックスフィールドを検索できます。他のデータ型または値セット・タイプのフレックスフィールドを検索することはできません。

「資産情報管理」ページでのグローバルおよびコンテキスト依存の付加フレックスフィールドによる資産の検索を使用して、資産をより効率的に検索して見つけることができます。

有効化のステップ

この機能は、「資産情報管理」ページにアクセスするための十分な権限を持つすべてのユーザーが使用できます。

  • 「新規資産UIにおけるスマート検索を使用した資産の検索および表示」機能をオプトインします
  • Oracle Search Extension Frameworkを有効にして、索引の作成、事前定義済の索引の取込みおよび検索機能の管理を行います。
    • 「検索拡張機能フレームワークの有効化/無効化」(ORA_FND_SEARCH_EXT_ENABLED)プロファイル・オプションを「はい」に設定します。このプロファイル・オプションは、デフォルトでは「いいえ」に設定されています。
    • fa-alm-asset索引定義にフレックスフィールドを含めます:
      • 検索拡張機能フレームワークに関する実装ガイドのステップに従って、索引fa-alm-assetを構成します
    • フレックスフィールド・データを使用して索引をリフレッシュします:
      • スケジュール済プロセスを実行するには、スケジュール済ジョブ定義の管理(FND_MANAGE_SCHEDULED_JOB_DEFINITION_PRIV)権限を持っていることを確認します。
      • 索引を作成し、事前定義済索引を取り込むには、索引定義を作成してOSCSへの初期取込みを実行するESSジョブ・プロセスを送信します。 
  • OSCSへの一括取込みを実行するESSジョブ・プロセスを定期的に実行して、製造、受入、在庫、オーダー管理およびFBDIから資産の更新を取り込みます。索引を最新の状態に保つために、これらの更新を少なくとも1日に1回取り込むスケジュール済プロセスを作成します。ビジネス・ニーズに応じて、このプロセスをより頻繁にスケジュールできます。必要に応じて、このジョブを手動で実行することもできます。
    • 一括取込みを実行するプログラム名: IB_ASSET_BULK_INGEST
    • 索引がすでに作成されており、次のスケジュール済プロセスの前に索引を更新する場合は、OSCSへの一括取込みを実行するESSジョブ・プロセスを手動で送信することもできます。
    • OSCSへの一括取込みを実行するESSジョブ・プロセスでは、索引は消去されません。製造、受入、在庫、オーダー管理およびFBDIからの変更を使用して既存の索引が更新されるのみです。
    • スケジュール済プロセスの設定の詳細は、『共通機能の使用』ガイドのスケジュール済プロセスの章にあるプロセスの送信というタイトルの項を参照してください。

ヒントと考慮事項

  • フレックスフィールドを検索可能にするには、「検索索引の管理」タスクを使用して、フレックスフィールドをfa-alm-asset索引に含める必要があります。
  • 「索引管理」ツールで索引の属性選択を変更した場合は、索引定義を作成してOSCSへの初期取込みを実行するESSジョブ再送信する必要があります。
  • この機能を使用する前に、必ず索引定義を作成してOSCSへの初期取込みを実行するESSジョブを送信してください。索引がすでに作成されている場合に、再度の取込みのためにプロセスを送信することもできます。このプロセスでは、索引が消去され、データの完全な再取込みが行われます。

主なリソース

  • Oracle Fusion Cloud Applications Commonの検索拡張機能フレームワークに関する実装ガイドの内容を確認してください。
  • Oracle Fusion Cloud Applications Commonのスケジュール済プロセスおよびプロセス・セットの送信に関するユーザー・ガイドの内容を確認してください。
  • Oracle Fusion Cloud Maintenanceのフレックスフィールド・コードCSE_ASSETSのフレックスフィールドの設定および定義方法に関する実装ガイドの内容を確認してください
  • Oracle Fusion Cloud Maintenanceの新規資産UIにおけるスマート検索を使用した資産の検索および表示方法に関する実装ガイドの内容を確認してください。

アクセス要件

  • Oracle Fusion Cloud Applications Commonの検索拡張機能フレームワークに関する実装ガイドの内容に記載されている権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスして、fa-alm-asset索引に含める属性(付加フレックスフィールド・セグメントを含む)を定義できます。
  • 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • 保守可能資産の管理(MNT_MANAGE_MAINTAINABLE_ASSETS_PRIV)
    • 保守可能資産の表示(MNT_VIEW_MAINTAINABLE_ASSETS_PRIV)

これらの権限は、この更新の前から使用可能でした。

外部認証システムを介したシングル・サインオンを使用した保守電子レコードの署名

生体認証ではない電子署名を使用して電子レコードを保持する必要がある企業は、アイデンティティ管理アプローチを簡略化し、ユーザー・ログイン・エクスペリエンスを合理化する方法をますます強く求めています。その一環として、電子レコードに署名したり、アプリケーション・システムにアクセスするときに、単一のログイン資格証明セットを使用してユーザーを認証することが求められています。この更新では、外部認証システムに対して認証するためのアイデンティティ・プロバイダとして、Oracle WebLogicアイデンティティ・プロバイダのかわりにOracle Access Managementを使用して、電子署名ユーザーのシングル・サインオン資格証明を構成できるようになりました。

シングル・サインオン資格証明は、次に示すOracle Maintenance電子署名および電子レコード・トランザクションの電子署名ユーザーに適用でき、インライン承認プロセスと遅延承認プロセスの両方に対応します:

  • 製造作業オーダー承認
  • 生産例外クローズ

シングル・サインオンを使用したユーザー認証用のOracle Access Managementログイン・ページのスクリーンショットを次に示します。

シングル・サインオンを使用したユーザー認証用のOracle Access Managementログイン・ページ

外部認証のアイデンティティ・プロバイダとしてOracle Access Managementを使用すると、シングル・サインオン資格証明に基づいて、Oracle電子署名プロセスを他の既存のアプリケーション・ログインと同期できます。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理 オプションでなくなるバージョン: 更新24A

外部認証システムを介したシングル・サインオンを使用した保守電子レコードの署名機能をオプトインして使用する場合は、次のことを実行する必要があります:

  1. 親機能「SCMトランザクションの電子レコードおよび電子署名の取得」をオプトインします。この親機能をすでにオプトインしている場合、再度オプトインする必要はありません。

  2. 「Oracle Access Managerを使用した電子署名ユーザーの再認証」という機能をオプトインします。

Oracle Access ManagementでのIdentity Federationの構成および管理方法に関するドキュメントを参照してください。 

ヒントと考慮事項

  • 外部認証システムを使用しない場合、構成の変更は必要ありません。
  • この機能のオプトインが失効すると、Business Process ManagementではなくOracle Access Managementを使用してログイン認証ページが表示されるようになります。

主なリソース

  • Oracle Help Centerの電子署名および電子レコードの実装および電子署名および電子レコードの使用を参照してください

アクセス要件

この権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。

  • 電子署名の追加(EDR_ADD_ESIGNATURES_TRANSACTIONS_PRIV)

この権限は、この更新の前から使用可能でした。

スケジュール済プロセスを使用したクローズ日の指定による作業オーダーの一括クローズ

作業の完了後すぐに保守作業オーダーをクローズすることをお薦めします。ただし、作業オーダーのクローズにはエンタープライズ・スケジューラ・サービス・プロセスを使用することが一般的です。これよりも前のリリースでは、スケジュール済プロセスを使用して保守作業オーダーがクローズされるときに、現在のシステム日時が作業オーダー・クローズ日に使用されます。また、クローズ日を選択する手段もありません。 

この更新では、「保守作業オーダーの一括クローズ」プログラムを送信するときにクローズ日を指定できます。デフォルトのシステム日時を使用することも、過去のクローズ日を調整して、原価計算期間を作業オーダーのリリースと作業オーダー・トランザクションの間の期間に合せることもできます。

「保守作業オーダーの一括クローズ」スケジュール済プロセスのページ

指定したクローズ日に基づいて作業オーダーを一括クローズできるため、より正確な原価会計が可能になります。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

  • 「作業オーダーの管理」ページ、「作業オーダーの編集」ページ、RESTサービスまたはファイルベース・データ・インポート(FBDI)を使用して作業オーダー・ステータスを「クローズ済」に更新するときに、作業オーダーのクローズ日を指定することもできます。
  • クローズ日を指定してプログラムを手動で送信することをお薦めします。クローズ日を指定しない場合、このプログラムを定期的にスケジュールすると、デフォルトのシステム日時が使用されます。日付を指定した場合は、スケジュールに基づいて自動的に増分されます。

アクセス要件

次の権限を含む事前定義済または構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます:

  • 保守作業オーダーのクローズ(MNT_CLOSE_MAINTENANCE_WORK_ORDERS_PRIV)
  • 保守管理作業領域の管理(MNT_MANAGE_MAINTENANCE_MANAGEMENT_WORK_AREA_PRIV)

この権限は、この更新の前から使用可能でした。

サービス・ロジスティクス

新しい作業オーダー手数料UIによるユーザービリティの改善

「作業オーダー手数料」ページの新しいRedwood UIを使用すると、作業オーダー報告トランザクションに関連するアクティビティをより直感的でユーザー・フレンドリな方法で実行できます。

  • 報告ヘッダー・トランザクションに関連付けられた作業オーダーを検索します。
  • 新しい作業オーダーの報告トランザクションを作成します
  • 作業オーダーの手数料を追加、編集および転記します。
  • 作業オーダーの手数料明細に適用された手動修正を追加、編集およびレビューします。

「作業オーダー手数料」ページには、「サービス・ロジスティクス」ランディング・ページからアクセスします。「サービス・ロジスティクス」ランディング・ページの右側にあるドロワーから、「作業オーダー手数料」をクリックします。

「作業オーダー手数料」のナビゲーション

「作業オーダー手数料」検索ページでは、エラスティック検索フレームワークが使用され、高速でスケーラブルな検索が実現します。「報告ステータス」、「作業オーダー・エリア」「解決期日」などの使用可能なフィルタを使用して、報告ヘッダーが関連付けられている作業オーダーを検索できます。ログイン・ユーザーについては、「作業オーダー・エリア」はプロファイル'RCL_DEF_WORK_ORDER_AREA'で設定されています。このプロファイルが設定されていない場合、「作業オーダー・エリア」は参照ORA_RCL_WORK_AREAから導出されます。この参照の値は、「設定および保守」「製造およびサプライ・チェーン資材管理」「サービス・ロジスティクス」「サービス・ロジスティクス参照の管理」で定義できます。

オートコンプリートやあいまい一致ロジックなどの機能を使用すると、基準と一致する作業オーダーをより簡単に検索できます。デフォルトでは、次のような報告ヘッダー・トランザクションが関連付けられている作業オーダーが検索ページにリストされます:

  • 「報告ステータス」が「新規」である。
  • 自分の「作業オーダー・エリア」に割り当てられている。
  • 「解決期日」が本日である。

ノート: 報告ヘッダーが関連付けられていない作業オーダーを「作業オーダー手数料」検索ページで検索することはできません。

作業オーダーの検索ページ

新しい作業オーダー手数料を作成するには、「作業オーダー手数料」検索ページから、「手数料の作成」をクリックして「作業オーダー手数料」ヘッダー・ページを開きます。ヘッダー情報を入力したら、「作成およびクローズ」または「作成して続行」をクリックして、作業オーダーについて新しい報告トランザクション(手数料明細)を1つ以上入力します。

作業オーダー手数料ヘッダーの編集

既存の作業オーダー手数料を編集するには、「作業オーダー手数料」検索ページの検索結果から、作業オーダー手数料のいずれかについて「手数料の管理」をクリックします。これにより、「作業オーダー手数料」詳細ページが開きます。

「作業オーダー手数料」詳細ページ

「作業オーダー手数料」詳細ページでは、手数料を転記する前に作業オーダー・ヘッダー・フィールドを編集できます。「作業オーダー」リージョンにある「手数料の追加」ボタンをクリックして新しい手数料を追加したり、任意の手数料明細について明細レベルに存在する編集アイコンをクリックして既存の手数料を編集することができます。また、「価格」のハイパーリンクをクリックして手数料明細に対する手動調整を追加および編集したり、「金額」のハイパーリンクをクリックして適用済の調整をレビューすることもできます。「価格再設定」ボタンを使用すると、価格設定戦略の設定に基づいて手数料明細の価格を再設定でき、「通貨の変更」ボタンを使用すると、手数料明細の通貨を変更し、価格設定戦略に基づいて目的の通貨で価格と金額を表示できます。  すべての手数料をレビューしたら、「手数料を転記してクローズ」をクリックして作業オーダーの手数料を転記します。

「作業オーダー手数料」ページの新しいUIを使用すると、報告関連のすべてのトランザクションをより直感的かつ迅速に実行できます。ユーザー・フレンドリなインタフェース要素により、差別化された方法ですばやくトランザクションを実行できます。

たとえば、自分の作業領域の作業オーダーのうち、報告ステータスが「新規」かつ解決日が「本日」であるものについて手数料を分析して転記する場合、検索ページでオーダーをすばやく見つけることができます。「手数料の管理」をクリックして詳細ページで手数料をレビューし、手数料を転記します。

有効化のステップ

この機能を使用する前に、必要なアクセス権を付与します。詳細は、「アクセス要件」の項を参照してください。

ヒントと考慮事項

この更新では、「作業オーダー手数料」ページの新しいRedwood UIは次の機能をサポートしていません:

  • 見積
  • 技術者のフロー、ロールおよび権限
  • 付加フレックスフィールド
  • B2Bなど、他の製品へのリンク

アクセス要件

次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。

  • 「作業オーダー手数料」検索ページへのアクセス。(RCL_WORK_ORDER_CHARGES_PRIV)
  • 管理者向けの「作業オーダー手数料」詳細ページへのアクセス。(RCL_ADMIN_CREATE_EDIT_DEBRIEF_DETAILS_PRIV)
  • 技術者向けの「作業オーダー手数料」詳細ページへのアクセス。(RCL_FSTECH_CREATE_EDIT_DEBRIEF_DETAILS_PRIV)
  • 管理者向けの作業オーダー手数料ヘッダーへのアクセス。(RCL_ADMIN_CREATE_EDIT_DEBRIEF_HEADER_PRIV)
  • 技術者向けの「作業オーダー手数料」ヘッダー・ページへのアクセス。(RCL_FSTECH_CREATE_EDIT_DEBRIEF_HEADER_PRIV)