2 修正済の問題

警告:

Oracle Linux 7は現在延長サポート中です。詳細は、Oracle Linux拡張サポートおよびOracleオープン・ソース・サポート・ポリシーを参照してください。

できるだけ早くアプリケーションとデータをOracle Linux 8またはOracle Linux 9に移行してください。

この章では、Oracle Linux 7 Update 1の修正済の問題について説明します。

UEK R3でavahi-daemonの起動に失敗する

この更新で提供されているUEK R3のバージョンでは、avahi-daemonの起動時に、disallow-other-stacksエントリが/etc/avahi/avahi-daemon.confでコメントアウトされている必要はありません。(バグID 18459758)

btrfs-convertの失敗

btrfs-convertコマンドは、ext2、ext3またはext4の各ファイル・システムをbtrfsに変換するために起動されても、失敗することはなくなりました。(バグID 18534417)

RDMAサービスの再起動時のエラー・メッセージ

rds_rdmaモジュールのrds_ib_srqパラメータが有効で、このモジュールが使用されている場合、rdmaサービスを再起動しても、dmesgまたは/var/log/messagesに表示されるエラー・メッセージは生成されなくなりました。(バグID 19010606)

ext3の/および/bootに対するインストールの失敗

//bootの両方をext3ファイル・システムとしてフォーマットする場合、インストール後に再起動しても失敗しなくなりました。(バグID 19171480)

btrfsパーティションが存在する場合にインストールが失敗する

Oracle Linux 7のインストールは、btrfsパーティションが以前のインストールからすでに存在していた場合に失敗する可能性があります。この問題を修正するために、Anacondaインストーラが修正されました。(バグID 20113551)

Hyper-Vでのインストール時のキーボード入力

Hyper-Vでの世代2の仮想マシンのインストール時に、キーボード入力が許容されるようになりました。(バグID 19843591)

大規模なUIDに対するLDAP認証の失敗

UIDが2147483647 (2^31-1)より大きいLDAPユーザー・アカウントは、PAM認証に失敗しました。この更新では、LDAPアカウントのUIDとGIDについて最大4294967295 (2^32-1)までの値をサポートする、nss-pam-ldapモジュールのバージョンが提供されています。(バグID 19487091)

lxc-snapshot

/containersnapsディレクトリが存在しなかった場合、lxc-snapshotコマンドは失敗しました。btrfsのスナップショットが親/containerのサブボリュームとして存在している必要があるため、回避策は、ディレクトリ/container/snapshotsへのシンボリック・リンクとして/containersnapsを作成することでした。回避策を使用するのではなく、lxc-1.0.7-2.0.3をインストールすることをお薦めします。このパッケージでは、回避策のかわりにアップストリームの修正を使用するため、/containersnapsディレクトリまたはシンボリック・リンクが存在する場合には削除する必要があります。

sosreportからのSELinux警告

sosreport -o selinux -aコマンドを実行しても、RPMに属していないファイルについてSELinux警告が報告されなくなりました。(バグID 18913115)

XFSファイル属性によるパニックまたは再起動

UEK R3でXFSファイル・システムのファイルに多数の属性を追加しても、カーネル・パニックやシステムの再起動を引き起こすことはなくなりました。(バグID 18504299)