4 修正済の問題
警告:
Oracle Linux 7は現在延長サポート中です。詳細は、Oracle Linux拡張サポートおよびOracleオープン・ソース・サポート・ポリシーを参照してください。
できるだけ早くアプリケーションとデータをOracle Linux 8またはOracle Linux 9に移行してください。
この章では、Oracle Linux 7 Update 4で修正された問題について説明します。
使用中のカーネル固有の問題が他にも解決されている可能性があります。デフォルトのUEK R4u4を使用している場合は、Unbreakable Enterprise Kernel: リリース・ノートfor Unbreakable Enterprise Kernelリリース4更新4 (4.1.12-94)を参照してください。別のUEKリリースまたは更新を使用している場合は、Unbreakable Enterprise Kernelドキュメントで入手可能な、該当するカーネル・バージョンに適したリリース・ノートを参照してください。
修正済のファイル・システムの問題
このリリースでは、次に示すファイル・システムの問題が修正されています。
btrfs: UEK R3の非互換性の問題を修正
btrfsの更新およびUEK R3に関連する非互換性の問題(btrfsでフォーマットされた/root
パーティションが起動できなかった問題)は修正されています。(バグID 24840489)
btrfs: 親ディレクトリのfsync後に空のシンボリック・リンクが発生する問題を修正
シンボリック・リンクの親ディレクトリのfsync後にシステム・クラッシュまたは停電が発生し、その後にファイル・システムをマウントしようとすると空のシンボリック・リンクが発生する問題は修正されています。(バグID 23748445)
IPv4とIPv6のVxLANの共存に関するUEK R4u2での問題を修正
IPv4とIPv6の両方にVxLANが構成されている場合、同じポート上でVxLANトンネルをバインドできないことと、IPv6ソケットがIPv4トラフィックに表示されることが原因で、両方のVxLANが同じホスト上で共存できない問題は修正されています。この修正はUEK R4u4で使用でき、Oracle Linux 7 Update 4のUEKリリースでは、これがデフォルトです。(バグID 24579830)
モジュールの互換性チェックのためのkmod
の修正
kmodのweak-modules
スクリプトが、モジュールがカーネル・アプリケーション・バイナリ・インタフェース(kABI)と互換性があるかどうかを誤って検証する原因となっていたアップストリームのkmodパッケージの問題は、このリリースのOracle Linuxで修正されました。変更には、--dry-run
オプションが使用されている際の同時チェックの実行や、非互換性メッセージの出力処理の改善が含まれます。この問題は、ユーザーがRedHat Linux 7.4システムにACFSドライバをインストールまたはロードしようとすると発生しました。(バグID 26320387)