Oracle® Data Provider for .NET開発者ガイド ODAC 12c リリース4 (12.1.0.2) for Microsoft Windows E72575-01 |
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IOracleCustomType
はカスタム・タイプとOracleオブジェクトまたはコレクション・タイプ間の変換に関するインタフェースです。
宣言
// C# public interface IOracleCustomType
要件
プロバイダ | ODP.NET管理対象外ドライバ |
アセンブリ | Oracle.DataAccess.dll |
ネームスペース | Oracle.DataAccess.Types |
.NET Framework | 3.5, 4.0, 4.5, 4.6 |
スレッド安全性
パブリック静的メソッドはスレッドセーフですが、インスタンス・メソッドではスレッド安全性は保証されません。
IOracleCustomType
メンバーは次の表にリストされています。
IOracleCustomTypeインタフェース・メソッド
IOracleCustomType
インタフェース・メソッドを、表16-22にリストします。
IOracleCustomType
インタフェース・メソッドを、表16-23にリストします。
表16-23 IOracleCustomTypeインタフェース・メソッド
インタフェース・メソッド | 説明 |
---|---|
|
Oracleオブジェクト属性を設定する値を戻します |
|
カスタム・タイプに設定する属性値を含むOracleオブジェクトを提供します |
このインタフェース・メソッドは、指定されたOracle UDTに属性または要素値をそれぞれ設定して、Oracleオブジェクトまたはコレクションを作成します。
宣言
// C# void FromCustomObject(OracleConnection con, IntPtr pUdt);
パラメータ
con
OracleConnection
インスタンス。
pUdt
作成されるOracleオブジェクトまたはコレクションへのOPAQUE型のポインタ。
備考
FromCustomObject
メソッドは、OracleUdt.SetValue
メソッドから属性または要素値をそれぞれ設定して、カスタム・オブジェクトからOracleオブジェクトまたはコレクションを構築する際に使用されます。
OracleUdt.SetValue
メソッドの呼出しは次のとおりです。
Oracleオブジェクト型
カスタム・タイプがOracleオブジェクト型を表す場合、OracleUdt.SetValue
メソッドは、非NULL
属性値の設定が必要となるたびに呼び出されます。
Oracleコレクション型
カスタム・タイプがOracleコレクション型を表す場合、OracleUdt.SetValue
メソッドへの1回のコールによってコレクション要素値が指定されます。
このインタフェースは、指定されたOracle UDTを使用してカスタム・オブジェクトを初期化します。
宣言
// C# void ToCustomObject (OracleConnection con, IntPtr pUdt);
パラメータ
con
OracleConnection
インスタンス。
pUdt
Oracle UDTへのOPAQUE型のポインタ。
備考
ToCustomObject
メソッドは、OracleUdt.GetValue
メソッドから属性または要素値をそれぞれ取得して、指定したOracleオブジェクトまたはコレクションからカスタム・オブジェクトを初期化する際に使用されます。
OracleUdt.GetValue
メソッドは次のように呼び出されます。
Oracleオブジェクト型
カスタム・タイプがOracleオブジェクト型を表す場合、OracleUdt.GetValue
メソッドは、属性値が取得されるたびに呼び出される必要があります。
カスタム・タイプがOracleコレクション型を表す場合、OracleUdt.GetValue
メソッドを1回コールするとコレクション要素値を取得します。