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Oracle® Data Provider for .NET開発者ガイド
ODAC 12c リリース4 (12.1.0.2) for Microsoft Windows
E72575-01
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Oracle Data Provider for .NETのアセンブリ

この項には次のトピックが含まれます:

Oracle Data Provider for .NET管理対象外ドライバ・アセンブリ

Oracle.DataAccess.dllアセンブリは2つのネームスペースを提供します。

  • Oracle.DataAccess.Clientネームスペースには、クライアント側プロバイダのODP.NETクラスおよび列挙が含まれています。

  • Oracle.DataAccess.Typesネームスペースには、Oracle Data Provider for .NETデータ型(ODP.NETタイプ)が含まれています。

ODP.NET管理対象外ドライバでCode FirstまたはEntity Framework 6以上を使用するには、プロジェクト・アセンブリ参照としてOracle.DataAccess.EntityFramework.dllを追加します。これには、ネームスペースOracle.DataAccess.EntityFrameworkが含まれています。

Oracle Data Provider for .NET管理対象ドライバ・アセンブリ

Oracle.ManagedDataAccess.dllアセンブリは2つのネームスペースを提供します。

  • Oracle.ManagedDataAccess.Clientネームスペースには、クライアント側プロバイダのODP.NETクラスおよび列挙が含まれています。

  • Oracle.ManagedDataAccess.Typesネームスペースには、Oracle Data Provider for .NETデータ型(ODP.NETタイプ)が含まれています。

ODP.NET管理対象ドライバには、追加のアセンブリが含まれています。特定の機能を使用しない場合、これらのアセンブリのインストールはオプションです。

アプリケーションで明示的にこれらのアセンブリをプロジェクトに追加する必要はありません。ODP.NET管理対象ドライバは、これらのアセンブリがインストールされていればデフォルトでそれにアクセスします。

例外はOracle.ManagedDataAccess.EntityFramework.dllのみです。このDLLの機能を使用する場合は、明示的にプロジェクトに追加する必要があります。

  • Oracle.ManagedDataAccessDTC.dll - 分散トランザクションを使用する場合にのみ必要です。アセンブリは完全管理されますが、実行される.NET Frameworkのビット環境に応じて32ビットとx64のバージョンがあります。このアセンブリは、管理対象外アセンブリを呼び出します。

  • Oracle.ManagedDataAccess.EntityFramework.dll - Code FirstまたはEntity Framework 6以上を使用する場合にのみ必要です。これには、Oracle.ManagedDataAccess.EntityFrameworkネームスペースが含まれています。

  • Oracle.ManagedDataAccessIOP.dll - Kerberosを使用する場合のみ必須です。アセンブリは、実行される.NET Frameworkのビット環境に応じて32ビットとx64のバージョンがあります。このアセンブリは、管理対象外アセンブリを呼び出します。ODP.NETはすでにデフォルトでこのアセンブリにアクセスするように構成されているため、アプリケーションではこのアセンブリを明示的にプロジェクトに追加する必要はありません。

Oracle.DataAccess.ClientおよびOracle.ManagedDataAccess.Clientのネームスペース

Oracle.DataAccess.ClientおよびOracle.ManagedDataAccess.Clientのネームスペースには、コアADO.NETクラスの実装およびODP.NETの列挙に加えて、ODP.NET固有のクラスが含まれています。

次の表に、Oracle.DataAccess.ClientおよびOracle.ManagedDataAccess.ClientのネームスペースでサポートされているODP.NETのクラス、列挙および型をリストします。この表には、ODP.NET管理対象ドライバおよび/または.NETストアド・プロシージャでサポートされていないものも含まれています。ODP.NET管理対象外ドライバは、これらすべてをサポートしています。

Oracle.DataAccess.ClientおよびOracle.ManagedDataAccess.Client

表1-1は、Oracle.DataAccess.ClientおよびOracle.ManagedDataAccess.Clientのクラスとデリゲートを示しています。

表1-1 Oracle.DataAccess.ClientおよびOracle.ManagedDataAccess.Client

クラスまたはデリゲート ODP.NET管理対象ドライバのサポート対象 .NETストアド・プロシージャのサポート対象 説明

OnChangeEventHandlerデリゲート


-

×

OnChangedEventHandlerイベント・デリゲートは、通知を処理するメソッドの署名を表します。

OracleAQAgentクラス


×

-

OracleAQAgentクラスは、メッセージの送信者または受信者となるエージェントを表します。

OracleAQDequeueOptionsクラス


×

-

OracleAQDequeueOptionsオブジェクトは、OracleAQQueueオブジェクトからメッセージをデキューする際に使用できるオプションを表します。

OracleAQEnqueueOptionsクラス


×

-

OracleAQEnqueueOptionsクラスは、OracleAQQueueにメッセージをエンキューする際に使用できるオプションを表します。

OracleAQMessageクラス


×

-

OracleAQMessageオブジェクトは、エンキューおよびデキューされるメッセージを表します。

OracleAQMessageAvailableEventArgsクラス


×

-

OracleAQMessageAvailableEventArgsクラスは、OracleAQQueue.MessageAvailableイベントのイベント・データを提供します。

OracleAQMessageAvailableEventHandlerデリゲート


×

-

OracleAQMessageAvailableEventHandlerデリゲートは、OracleAQQueue.MessageAvailableイベントを処理するメソッドの署名を表します。

OracleAQQueueクラス


×

-

OracleAQQueueオブジェクトは、キューを表します。

OracleBulkCopyクラス


×

-

OracleBulkCopyオブジェクトは別のデータ・ソースからOracle表にデータを効率的に一括ロードまたはコピーします。

OracleBulkCopyColumnMappingクラス


×

-

OracleBulkCopyColumnMappingクラスは、データ・ソースの列および保存先のデータベース表間のマッピングを定義します。

OracleBulkCopyColumnMappingCollectionクラス


×

-

OracleBulkCopyColumnMappingCollectionクラスは、データ・ソースの列を保存先表の列にマップするために使用するOracleBulkCopyColumnMappingオブジェクトのコレクションを表します。

OracleClientFactoryクラス


-

-

OracleClientFactoryオブジェクトによって、アプリケーションはODP.NETクラスを一般的な方法でインスタンス化できます。

OracleCommandクラス


-

-

OracleCommandオブジェクトは、SQLコマンド、ストアド・プロシージャやファンクション、または表の名前を表します。

OracleCommandBuilderクラス


-

-

OracleCommandBuilderオブジェクトでは、データベースが更新される場合に、OracleDataAdapterに対して自動SQL生成が行われます。

OracleConnectionクラス


-

-

OracleConnectionオブジェクトは、Oracle Databaseへの接続を表します。

OracleConnectionStringBuilderクラス


-

-

OracleConnectionStringBuilderオブジェクトによって、アプリケーションは接続文字列を作成し変更できます。

OracleDataAdapterクラス


-

-

OracleDataAdapterオブジェクトは、DataSetと通信するデータ・プロバイダ・オブジェクトを表します。

OracleDatabaseクラス


×

-

OracleDatabaseオブジェクトは、Oracle Databaseインスタンスを表します。

OracleDataReaderクラス


-

-

OracleDataReaderオブジェクトは、順方向専用および読取り専用のインメモリー結果セットを表します。

OracleDataSourceEnumeratorクラス


-

-

OracleDataSourceEnumeratorオブジェクトは、アプリケーションが、接続するデータ・ソースのコレクションを一般的に取得できるようにします。

OracleDependencyクラス


-

×

OracleDependencyクラスは、アプリケーションとOracle Database間の依存関係を表します。

OracleErrorクラス


-

-

OracleErrorオブジェクトは、Oracle Databaseにより報告されるエラーを表します。

OracleErrorCollectionクラス


-

-

OracleErrorCollectionオブジェクトは、OracleErrorのコレクションを表します。

OracleExceptionクラス


-

-

OracleExceptionオブジェクトは、Oracle Data Provider for .NETでエラーが発生した場合にスローされる例外を表します。

OracleFailoverEventArgsクラス


×

×

OracleFailoverEventArgsクラスは、OracleConnection.Failoverイベントのイベント・データを提供します。

OracleFailoverEventHandlerデリゲート


×

×

OracleFailoverEventHandlerは、OracleConnection.Failoverイベントを処理するメソッドの署名を表します。

OracleGlobalizationクラス


-

-

OracleGlobalizationクラスは、セッション、スレッドおよびローカル・コンピュータのOracleグローバリゼーション設定(読取り専用)の取得および設定に使用されます。

OracleHAEventArgsクラス


-

-

OracleHAEventArgsクラスは、OracleConnection.HAEventイベントのイベント・データを提供します。

OracleHAEventHandlerデリゲート


-

-

OracleHAEventHandlerデリゲートは、OracleConnection.HAEventイベントを処理するメソッドの署名を表します。

OracleInfoMessageEventArgsクラス


-

-

OracleInfoMessageEventArgsオブジェクトは、OracleConnection.InfoMessageイベントのイベント・データを提供します。

OracleInfoMessageEventHandlerデリゲート


-

-

OracleInfoMessageEventHandlerデリゲートは、OracleConnection.InfoMessageイベントを処理するメソッドの署名を表します。

OracleLogicalTransactionStatusクラス


-

-

OracleLogicalTransactionStatusクラスは論理トランザクションのステータスに関する情報を提供します。

このクラスはODP.NET 12.1.0.2で非推奨となりました。今後のリリースでサポートが終了する予定です。

OracleNotificationEventArgsクラス


-

-

OracleNotificationEventArgsクラスでは、通知にイベント・データを提供します。

OracleNotificationRequestクラス


-

×

OracleNotificationRequestクラスは、データベース内でサブスクライブする通知要求を表します。

OracleParameterクラス


-

-

OracleParameterオブジェクトは、OracleCommandのパラメータを表します。

OracleParameterCollectionクラス


-

-

OracleParameterCollectionオブジェクトは、OracleParameterのコレクションを表します。

OraclePermissionクラス


-

-

OraclePermissionオブジェクトを使用すると、ODP.NETで強制的セキュリティを適用でき、ユーザーのセキュリティ・レベルがデータへのアクセスに十分であることを保証するのに役立ちます。

OraclePermissionAttributeクラス


-

-

OraclePermissionAttributeオブジェクトを使用すると、ODP.NETで宣言的セキュリティを適用でき、ユーザーのセキュリティ・レベルがデータへのアクセスに十分であることを保証するのに役立ちます。

OracleRowsCopiedEventHandlerデリゲート


×

-

OracleRowsCopiedEventHandlerデリゲートは、OracleBulkCopyオブジェクトのOracleRowsCopiedイベントを処理するメソッドを表します。

OracleRowsCopiedEventArgsクラス


×

-

OracleRowsCopiedEventArgsクラスは、OracleRowsCopiedイベントのイベント・データの一部として渡された引数のセットを表します。

OracleRowUpdatedEventArgsクラス


-

-

OracleRowUpdatedEventArgsオブジェクトは、OracleDataAdapter.RowUpdatedイベントのイベント・データを提供します。

OracleRowUpdatedEventHandlerデリゲート


-

-

OracleRowUpdatedEventHandlerデリゲートは、OracleDataAdapter.RowUpdatedイベントを処理するメソッドの署名を表します。

OracleRowUpdatingEventArgsクラス


-

-

OracleRowUpdatingEventArgsオブジェクトは、OracleDataAdapter.RowUpdatingイベントのイベント・データを提供します。

OracleRowUpdatingEventHandlerデリゲート


-

-

OracleRowUpdatingEventHandlerデリゲートは、OracleDataAdapter.RowUpdatingイベントを処理するメソッドの署名を表します。

OracleTransactionクラス


-

×

OracleTransactionオブジェクトは、ローカル・トランザクションを表します。

OracleXmlQueryPropertiesクラス


-

-

OracleXmlQueryPropertiesオブジェクトは、XmlCommandTypeプロパティがQueryである場合に、OracleCommandクラスにより使用されるXMLプロパティを表します。

OracleXmlSavePropertiesクラス


-

-

OracleXmlSavePropertiesオブジェクトは、XmlCommandTypeプロパティがInsertUpdateまたはDeleteである場合に、OracleCommandクラスにより使用されるXMLプロパティを表します。


Oracle.DataAccess.ClientおよびOracle.ManagedDataAccess.Clientの列挙

表1-2に、クライアントの列挙をリストします。

表1-2 Oracle.DataAccess.ClientおよびOracle.ManagedDataAccess.Clientの列挙

列挙 ODP.NET管理対象ドライバのサポート対象 .NETストアド・プロシージャのサポート対象 説明

FailoverEventの列挙


×

×

FailoverEventの列挙値は、フェイルオーバーの状態を指定するのに使用されます。

FailoverReturnCodeの列挙


×

×

FailoverReturnCodeの列挙値はアプリケーションによってODP.NETプロバイダに渡され、フェイルオーバーにエラーが起きた場合に再試行を要求するか、またはフェイルオーバーが成功した場合に続行します。

FailoverTypeの列挙


×

×

FailoverTypeの列挙値は、呼び出されたフェイルオーバー・イベントのタイプを示すのに使用されます。

OracleAQDequeueModeの列挙


×

-

OracleAQDequeueModeの列挙型は、デキュー・モードを指定します。

OracleAQMessageDeliveryModeの列挙


×

-

OracleAQMessageDeliveryModeの列挙型は、メッセージの配信モードを指定します。

OracleAQMessageStateの列挙


×

-

OracleAQMessageStateの列挙型は、デキュー時のメッセージの状態を示します。

OracleAQMessageTypeの列挙


×

-

OracleAQMessageTypeの列挙型は、メッセージのペイロード・タイプを指定します。

OracleAQNavigationModeの列挙


×

-

OracleAQNavigationModeの列挙型は、ナビゲーション・モードを指定します。

OracleAQNotificationGroupingTypeの列挙


×

-

OracleAQNotificationGroupingTypeの列挙型は、通知グループ化タイプを指定します。

OracleAQNotificationTypeの列挙


×

-

OracleAQNotificationTypeの列挙型は、受信した通知の通知タイプを指定します。

OracleAQVisibilityModeの列挙


×

-

OracleAQVisibilityModeの列挙型は、エンキュー操作またはデキュー操作が現行トランザクションの一部であるかどうかを指定します。

OracleBulkCopyOptionsの列挙


×

-

OracleBulkCopyOptionsの列挙は、OracleBulkCopyクラスのインスタンスと組み合せることができ、列挙の動作とインスタンスのWriteToServerメソッドの動作を識別するオプションとして使用可能な値を指定します。

OracleCollectionTypeの列挙


-

×

OracleCollectionTypeの列挙値により、OracleParameterオブジェクトがコレクションを表しているかどうか、表している場合はコレクション型を指定しているかどうかが特定されます。

OracleConnectionTypeの列挙


×

-

OracleConnectionTypeの列挙値は、特定の接続オブジェクトがOracle Database接続またはTimesTenデータベース接続に関連付けられているか、あるいは物理接続に関連付けられていないかを指定します。

OracleDBShutdownModeの列挙


×

-

OracleDBShutdownModeの列挙値は、データベース停止オプションを指定します。

OracleDBStartupModeの列挙


×

-

OracleDBStartupModeの列挙値は、データベース起動オプションを指定します。

OracleDbTypeの列挙


-

-

OracleDbTypeの列挙値は、OracleParameterOracleDbTypeを明示的に指定する際に使用されます。

OracleHAEventSourceの列挙


-

-

OracleHAEventSourceの列挙は、HAイベントのソースを示します。

OracleHAEventStatusの列挙


-

-

OracleHAEventStatusの列挙は、HAイベント・ソースのステータスを示します。

OracleIdentityTypeの列挙


-

-

OracleIdentityTypeの列挙は、Oracle ID列の値がどのように生成されるかを指定します。

OracleNotificationInfoの列挙


-

×

OracleNotificationInfo列挙値は、通知を引き起こすデータベース・イベントを示します。

OracleNotificationSourceの列挙


-

×

OracleNotificationSource列挙値は、通知を引き起こす様々なソースを指定します。

OracleNotificationTypeの列挙


-

×

OracleNotificationType列挙値は、通知を引き起こす様々なタイプを指定します。

OracleParameterStatusの列挙


-

-

OracleParameterStatusの列挙型は、NULL値が列からフェッチされたかどうか、フェッチ時に切捨てが行われたかどうか、またはNULL値がデータベース列に挿入されるかどうかを指定します。

OracleRowidInfoの列挙


-

-

OracleRowidInfoの列挙値は、ROWID情報をChangeNotificationEventArgsの一部として含めるかどうかを指定します

OracleXmlCommandTypeの列挙


-

-

OracleXmlCommandType列挙は、OracleCommandクラスのOracleXmlCommandTypeプロパティに対して許可されている値を指定します。


Oracle.DataAccess.TypesおよびOracle.ManagedDataAccess.Typesのネームスペース

Oracle.DataAccess.TypesおよびOracle.ManagedDataAccess.Typesのネームスペースは、Oracle Data Provider for .NETで使用できるOracleネイティブ・データ型のクラス、構造および例外を提供します。

Oracle.DataAccess.TypesおよびOracle.ManagedDataAccess.Typesの構造

表1-3に、型の構造をリストします。

表1-3 Oracle.DataAccess.TypesおよびOracle.ManagedDataAccess.Typesの構造

構造 説明

OracleBinary構造


OracleBinary構造は、バイナリ・データの可変長ストリームを表します。

OracleBoolean構造


OracleBoolean構造は、TRUEまたはFALSEの論理値を表します。

OracleDate構造


OracleDate構造は、Oracle DATEデータ型を表します。

OracleDecimal構造


OracleDecimal構造は、データベース内のOracle NUMBERまたは任意のOracleの数値を表します。

OracleIntervalDS構造


OracleIntervalDS構造は、Oracle INTERVAL DAY TO SECONDデータ型を表します。

OracleIntervalYM構造


OracleIntervalYM構造は、Oracle INTERVAL YEAR TO MONTHデータ型を表します。

OracleString構造


OracleString構造は、文字の可変長ストリームを表します。

OracleTimeStamp構造


OracleTimeStamp構造は、Oracle TimeStampデータ型を表します。

OracleTimeStampLTZ構造


OracleTimeStampLTZ構造は、Oracle TIMESTAMP WITH LOCAL TIME ZONEデータ型を表します。

OracleTimeStampTZ構造


OracleTimeStampTZ構造は、Oracle TIMESTAMP WITH TIME ZONEデータ型を表します。


Oracle.DataAccess.TypesおよびOracle.ManagedDataAccess.Typesの例外

タイプの例外は、ODP.NETタイプの構造によってのみスローされます。表1-4に、タイプの例外をリストします。

表1-4 Oracle.DataAccess.TypesおよびOracle.ManagedDataAccess.Typesの例外

例外 説明

OracleTypeExceptionクラス


OracleTypeExceptionオブジェクトは、ODP.NETタイプのクラスで発生する例外を処理するためのベース例外クラスです。

OracleNullValueExceptionクラス


OracleNullValueExceptionは、NULLのODP.NETタイプ構造にアクセスを試みたときにスローされる例外を表します。

OracleTruncateExceptionクラス


OracleTruncateExceptionクラスは、ODP.NETタイプのクラスで切捨てが行われた場合にスローされる例外を表します。


Oracle.DataAccess.TypesおよびOracle.ManagedDataAccess.Typesのクラス

表1-5に、タイプのクラスをリストします。

表1-5 Oracle.DataAccess.TypesおよびOracle.ManagedDataAccess.Typesのクラス

クラス ODP.NET管理対象ドライバのサポート対象 説明

OracleArrayMappingAttributeクラス


×

OracleArrayMappingAttributeクラスは、カスタム・タイプがOracleコレクション型を表すとき、ODP.NETが使用する情報でカスタム・クラスのフィールドまたはプロパティをマークする必要があります。

OracleBFileクラス


-

OracleBFileは、BFILEデータへの参照が含まれるオブジェクトです。このオブジェクトは、BFILEオブジェクトに対して操作を実行するためのメソッドを提供します。

OracleBlobクラス


-

OracleBlobオブジェクトは、BLOBデータへの参照が含まれるオブジェクトです。このオブジェクトは、BLOBオブジェクトに対して操作を実行するためのメソッドを提供します。

OracleClobクラス


-

OracleClobは、CLOBデータへの参照が含まれるオブジェクトです。このオブジェクトは、CLOBオブジェクトに対して操作を実行するためのメソッドを提供します。

OracleCustomTypeMappingAttributeクラス


×

OracleCustomTypeMappingAttributeクラスは、カスタム・タイプがOracle UDTを表すために使用されるとき、カスタム・タイプ・ファクトリ・クラスまたはODP.NETで使用される情報の構造体をマークするために使用されます。

OracleObjectMappingAttributeクラス


×

OracleObjectMappingAttributeクラスは、カスタム・タイプがOracleオブジェクト型を表す際に、ODP.NETが使用する情報でカスタム・クラス・フィールドまたはプロパティをマークします。

OracleRefクラス


×

OracleRefインスタンスは、データベース内にある永続的でスタンドアロンの参照可能なオブジェクトを参照するOracle REFを表します。OracleRefオブジェクトは、Oracle REFを挿入、更新および削除するメソッドを提供します。

OracleRefCursorクラス


-

OracleRefCursorオブジェクトは、Oracle REF CURSORを表します。

OracleUdtクラス


×

OracleUdtクラスは、カスタム・タイプからOracle UDTを変換、またはその逆を実行する際に使用される静的メソッドを定義します。

OracleXmlStreamクラス


-

OracleXmlStreamオブジェクトは、OracleXmlTypeオブジェクトに格納されているXMLデータの順次読取り専用ストリームを表します。

OracleXmlTypeクラス


-

OracleXmlTypeオブジェクトは、Oracle XMLTypeインスタンスを表します。


Oracle.DataAccess.TypesおよびOracle.ManagedDataAccess.Typesのインタフェース

表1-6に、タイプのインタフェースをリストします。

表1-6 Oracle.DataAccess.TypesおよびOracle.ManagedDataAccess.Typesのインタフェース

インタフェース ODP.NET管理対象ドライバのサポート対象 説明

IOracleArrayTypeFactoryインタフェース


×

ODP.NETはIOracleArrayTypeFactoryインタフェースを使用して、Oracleコレクションを表す配列を作成します。

IOracleCustomTypeインタフェース


×

IOracleCustomTypeはカスタム・タイプとOracleオブジェクトまたはコレクション・タイプ間の変換に関するインタフェースです。

IOracleCustomTypeFactoryインタフェース


×

ODP.NETはIOracleCustomTypeFactoryインタフェースを使用して、Oracleオブジェクトまたはコレクションを表すカスタム・オブジェクトを作成します。

INullableインタフェース


-

INullableインタフェースは、ODP.NETタイプにNULL値があるかどうかを判定するために使用されます。


Oracle.DataAccess.TypesおよびOracle.ManagedDataAccess.Typesの列挙

表1-7に、タイプの列挙をリストします。

表1-7 Oracle.DataAccess.TypesおよびOracle.ManagedDataAccess.Typesの列挙

列挙 ODP.NET管理対象ドライバのサポート対象 説明

OracleUdtFetchOptionの列挙


×

OracleUdtFetchOptionの列挙値は、参照可能なオブジェクトのコピーの取得方法を指定します。

OracleUdtStatusの列挙


×

OracleUdtStatusの列挙値は、オブジェクト属性またはコレクション要素の状態を指定します。オブジェクト属性またはコレクション要素は、有効な値またはNULL値になります。