Oracle® Data Provider for .NET開発者ガイド ODAC 12c リリース4 (12.1.0.2) for Microsoft Windows E72575-01 |
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ODP.NETの特定のバージョンに対する設定は、いくつかの方法で構成することができ、それぞれ優先順位が異なります。
Windowsレジストリ・エントリは、ODP.NETの特定のバージョンに対応するマシン全体の設定です。
Windowsレジストリベースの構成は、ODP.NET管理対象ドライバをサポートしていません。
machine.config
設定は、.NET Framework全体の設定であり、Windowsレジストリ値より優先されます。
アプリケーションまたはWeb構成ファイルの設定は、アプリケーション固有の設定であり、machine.config
の設定およびWindowsレジストリの設定より優先されます。
接続文字列と同等のすべての属性は、他のどの設定値よりも優先されます。
アプリケーションまたはWeb構成ファイルは、1つのコンピュータ上の複数のアプリケーションが同じODP.NETのバージョンを使用する場合に便利で、ときには必須となりますが、各アプリケーションには異なるODP.NET構成が必要です。ODP.NETの特定のバージョンに対してWindowsレジストリ値を設定すると、そのバージョンを使用するすべてのアプリケーションに影響します。ただし、アプリケーションまたはWeb構成ファイル内でODP.NET構成値を持つことにより該当するアプリケーションに対してのみその設定が適用されるため、より細分化して使用できます。
たとえば、アプリケーションまたはweb.config
ファイルのStatementCacheSize
構成設定が100
の場合、このアプリケーション固有の設定により、そのアプリケーションがロードするODP.NETのバージョンではStatementCacheSize
に対して100
が強制的に使用され、machine.config
およびレジストリ内の設定より優先されます。前のリリース同様、構成ファイル(machine.config
またはアプリケーションおよびWeb構成ファイル)に存在しない設定の場合は、ロードしたODP.NETのバージョンに対応するレジストリ内の値が使用されることに注意してください。
ODP.NETがmachine.config
ファイルを読み込むのは、ODP.NETのバージョンからではなく、ODP.NETを実行する.NET Frameworkのバージョンからであることに注意してください。
ODP.NETは、メモリーにロードされるとき、WindowsレジストリおよびXML構成ファイルのみを読み込みます。そのため、その後に行われた構成の変更は、アプリケーションを再起動するまで読み込まれず、使用されません。
ODP.NET .NET構成設定のすべてのBoolean属性は、true
、false
、1
および0
を有効な値として受け入れます。1
はtrue
と同等で、0
はfalse
と同等です。