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Oracle® ZFS Storage Appliance セキュリティーガイド、Release OS8.6.x

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更新: 2016 年 9 月
 
 

最初のステップ

このセクションでは、アプライアンスの初期インストール時のログインセキュリティーと、システムの物理的セキュリティーに関する推奨事項について説明します。

初期インストール

Oracle ZFS Storage Appliance は、アプライアンスソフトウェアが事前にインストールされた状態で提供されます。ソフトウェアをインストールする必要はなく、メディアは提供されません。

初期インストールは、デフォルトのアカウント名とパスワードで実行され、インストール後にデフォルトの root パスワードを変更する必要があります。Oracle ZFS Storage Appliance を出荷時のデフォルトにリセットすると、アプライアンスとサービスプロセッサの両方の root パスワードもデフォルトにリセットされます。

Oracle ZFS Storage Appliance の初期インストール時には、システムサービスプロセッサに関連付けられたデフォルトのアカウント名とパスワードがあります。このデフォルトアカウントによって、システム管理者のアプライアンスへの最初のアクセスが可能になります。管理者はその後、初期インストールの手順を実行する必要があります。必要な手順の 1 つは、新しいアプライアンス管理パスワードを設定することです。これにより、サービスプロセッサのデフォルトパスワードも同じ値にリセットされます。

物理的セキュリティー

システムへのアクセスを制御するには、コンピュータ環境の物理的なセキュリティーを管理する必要があります。たとえば、システムにログインしたままこれを放置することは不正アクセスを招く原因になります。コンピュータの周辺環境やコンピュータハードウェアは、不正アクセスから常に物理的に保護される必要があります。

Oracle ZFS Storage Appliance は、セキュリティー保護のための手段 (鍵、ロック、ツール、バッジなど) によりアクセスが制御されること、およびアクセスを許可された人物が、守る必要のある制限や注意事項の理由について説明を受けていることを想定しています。