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ベスト・プラクティス

ベスト・プラクティス
z/OS機能のUNIX/Linux環境への適応
バッチ・ランタイムは通常、z/OS JCLアセットの移行により発行されたKornシェル・スクリプトを実行するために使用されるので、z/OSのいくつかの機能を再現するために、特定のいくつかの機能が提供されています。
移行されたジョブを変更したり、新しいジョブを作成したりする場合、ターゲット・プラットフォームでこれらの関数の一部を使用することに、あまり意味がない場合があります。
この章では、そういったいくつかの機能と、その他の推奨ベスト・プラクティスを紹介します。
プロシージャ、インクルードおよびプログラムのパスの定義
z/OS JCLでは、プロシージャ、インクルードおよびプログラムが格納されるライブラリを定義するために、次のカードが使用されます。
Oracle Tuxedo Application Runtime for Batchには、これらの文に相当するものとして、関数m_JobLibSetm_StepLibSetおよびm_JclLibSetが用意されています。
これらの関数が同じ機能を提供する場合も、変更されたジョブと新しいジョブに対しては、UNIのX一般的なルールを採用して、プログラム、プロシージャおよびインクルードが検索される環境変数を直接設定することをお薦めします。
設定する主要な変数は、次のとおりです。
UNIXコマンドの使用の禁止
可能なすべてのエラーや異常終了をトラップするためには、UNIXの基本コマンド(cp、lsなど)の使用を避けてください。
バッチ・ランタイムが提供する関数だけを使用することをお薦めします。
ファイル・オーバーライドの使用の回避
ジョブを簡素で理解しやすい状態に維持するためには、新しい、または変更されたジョブで、ファイル・オーバーライド・メカニズムの使用を避けることをお薦めします。
 

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