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VSAM構成ファイル

VSAM構成ファイル
概要
VSAM構成ファイルでは、VSAMアクセッサと、ART CICS Runtimeで使用される各VSAMファイルの関連属性を指定します。VSAM構成ファイルは、Oracle Tuxedo Application Rehosting Workbenchにより生成され、変更できません。
ART CICS Runtimeでは、環境変数$DD_VSAMFILEを通じてVSAM構成ファイルが検索され、この変数は、エクスポートしたり、envfileで定義して、VSAM構成ファイルの場所を示すために使用できます。
VSAM構成パラメータ
表5-1では、CICSアプリケーションによる参照に使用可能なVSAMファイル構成パラメータをリストし、定義します。
ファイル名はdesc.vsamです。
 
TYPEが固定の場合、必須
ORGANIZATIONに索引が付いている場合、必須
ORGANIZATIONに索引が付いている場合、必須
ENABLED: このファイルに対して通常処理が許可されます。
DISABLED。このファイルに対するコマンドレベルのアプリケーション・プログラムからのリクエストにより、DISABLED条件がプログラムに渡されます。
UNENABLED: アプリケーション・プログラムからの暗黙的なオープンによってファイルが開くのを防ぎます。ファイルへのアクセスを試みると、NOTOPEN条件が発生します。一方、ファイルを開くことを求める明示的なリクエスト(EXEC CICS SET FILE OPENコマンドなど)は、ファイルを開く前に、ステータスをENABLEDに変更します。
STARTUP: CICSの初期化後ただちにファイルが開きますが、ファイルのステータスがUNENABLEDである場合は、ファイルは閉じたままになります。
FIRSTREF: 次のいずれかの方法を使用してファイルを開くリクエストが作成されるまで、ファイルは閉じたままになります。
アプリケーション・プログラムのEXEC CICS SET FILE OPENコマンド
注意:
CICS Runtimeが起動した後のファイル・ステータスは、ENABLESTATUS(ENABLED)およびOPENSTATUS(OPEN)です。
 

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