• CICS Runtimeが独自の必要のため、またはTuxedoのために使用する値とパスを集中管理する、UNIXシステムの~/.profileファイル。
• Tuxedoが使用するパラメータ、変数およびパスが含まれるTuxedo envfile。
• 必要なすべてのCICS Runtime Tuxedoサーバーを宣言するTuxedo ubbconfigファイル。UNIXユーザーの場合、必要な変数の大部分は、コマンドとアプリケーションのためにユーザーが使用する一般的な変数とパスのすべてを集中管理する.profileファイルで、定義されています。次の変数を~/.profileファイルの初期設定で設定します。
表3-1 .profileの変数 リスト3-1 .profileファイル初期設定例
表3-2 envfile変数 リスト3-2 envfile初期設定例
• ターミナル制御プログラム・リスナー(ARTTCPLサーバー)は、3270ターミナルまたはエミュレータで表示されるマップを介して、エンド・ユーザーとCICSランタイム・アプリケーションの間の通信を確立するため、必要です。
• 接続サーバー(ARTCNXサーバー)も、ユーザー接続フェーズと切断フェーズでテクニカル接続サービスを提供するため、必要とされます。システム・トランザクションCSGMを介して、CICSシステム・トランザクションのCICS Runtime「Good Morning」画面を表示するためにも使用されます。
• 他のすべてのサーバー用にリソース・ファイルをレプリケートするために、管理サーバー(ARTADMサーバー)が必要です。
•
•
• COBOL CICSプログラムで使用されるTSキューを管理する一時記憶域サーバー(ARTTSQサーバー)。
注意: 次のものをサポートするには、TMQUEUEがARTCNXより前に起動される必要があります。
• 3270ターミナルからの静的LUNAMEリスト3-3 ubbconfig初期サーバー構成例Tuxedoサーバーを起動するには、ubbconfigファイルで事前に定義されたTuxedoサーバー・グループで定義されている必要があります。ARTTCPLおよびARTCNXサーバーが必須であるため、ubbconfigファイルでグループが定義され、存在し、コメントアウトされていないことを確認します。この例では、ARTTCPLはTuxedoサーバー・グループTCP00 (SRVGRP=TCP00)に属しており、ARTCNXはサーバー・グループ(SRVGRP=GRP01)に属しています。このため、ubbconfigファイルには、次の例におけるこれら2つのサーバー・グループの定義が含まれます。リスト3-4 サーバー・グループの定義これらのグループは、オプションのサーバーを含めるために使用されます。最初のグループは、Tuxedoサーバーのサーバー・グループによって使用されます(CICSアプリケーションによって使用されるARTSTRN、ARTSTR1、ARTATRN、ARTATR1、ARTTSQ)。第2のものは、TSキュー管理のためだけに使用されます。CICS Runtimeが動作するためには、たとえ空であっても、次のファイルがすべて${KIXCONFIG}パスに存在する必要があります。リスト3-5 typeterm記述例CSGMトランザクションを開始して、「Good Morning」画面を表示するためには、少なくとも次の定義がこのファイルに含まれている必要があります。リスト3-6 mapsets.descの例
注意: ABANNERシステム・マップセットの特定の事例では、ファイル名は${KIXDIR}ディレクトリ配下にあります。カッコ内のテキスト<KIXDIR>を、UNIXの~/.profileシステム・ファイルの${KIXDIR}変数の値で置換する必要があります。リスト3-7 ${TUXDIR}を代入したmapsets.descの例
注意: これらのファイルを空のままにしておくと、TuxedoがCICSランタイム・サーバーを起動したときに、ARTSTRN、ARTSTR1、ARTATRNおよびARTATR1サーバーのブート・メッセージの後、なんらかのエラー・メッセージ「CMDTUX_CAT:1685: エラー: アプリケーションの初期化が失敗しました」が表示されることがありますが、これは、CICS Runtimeがそれを異常とみなしていることを示しています。これらのメッセージを表示するサーバーの実数とタイプは、最初にubbconfigファイルによって起動されたサーバーによって異なります。この最初のチェックが済んだら、Tuxedo tmadmin psrコマンドを入力して、すべてのCICSランタイム・サーバーが実行され、そのメッセージがTuxedoのドキュメントとこのドキュメントに適合していることを確認します。リスト3-8 tmadmin psrコマンドの例必要なTuxedoサービスが実行されていることを、tmadmin pscコマンドを使用して確認することもできます。リスト3-9 tmadmin pscコマンドの例
注意: この最初の監査が行われると、3270ターミナルまたはエミュレータで、URLアドレス${HOSTNAME}:${TCPNETADDR}を使用して、CICS Runtimeにアクセスできます。Oracle TuxedoのUBBCONFIGファイルでARTTCPサーバーの-nパラメータによって指定されるポート番号です。