|
|
|
|
|
ARTTCPは、アプリケーション・パスワード(APP_PW)、ユーザー・レベル認証(USER_AUTH)、およびアクセス制御リスト(ACLおよびMANDATORY_ACL)の3種類のTuxedoセキュリティ・メカニズムをサポートしています。ユーザー・レベル認証セキュリティ・メカニズムでは、アプリケーション・パスワードに加え、各クライアントが有効なユーザー名とパスワードを指定しないとTuxedo ATMIアプリケーションを結合できないことが要求されます。ユーザーごとのパスワードは、tpusrという名前のファイルに格納されたユーザー名に関連付けられているパスワードと一致する必要があります。クライアント名は、使用されません。tpusrのパスワードおよびユーザー名に対するユーザーごとのパスワードの照合は、Tuxedo認証サーバーAUTHSVRによって提供される、Tuxedo認証サービスAUTHSVCによって行われます。Tuxedoユーザー・レベル認証を構成する方法の詳細情報は、Tuxedoのドキュメントを参照してください。Tuxedoセキュリティが有効になっている場合、CESNサービスを呼び出す前にユーザーがTuxedoドメインを結合するために、デフォルト・セキュリティ・プロファイル(デフォルトのUSER_AUTHユーザー名およびパスワードや、APP_PWパスワードを含む)が要求されます。デフォルトのセキュリティ・プロファイルを生成するために、セキュリティ・プロファイル・ジェネレータ・ツールが導入されます。詳細は、「セキュリティ・プロファイル・ジェネレータ」を参照してください。どちらの場合も、パスワード(およびUSER_AUTHのユーザー名)は、Tuxedo ARTTCPLサーバーのコマンド行オプション(-p profile-name)で指定されたデフォルトのセキュリティ・プロファイル・ファイル内で指定する必要があります。パスワード(およびUSER_AUTHのユーザー名)は、ARTTCPサーバーがTuxedoを結合するときに、tpinit()のパラメータとして使用されます。CICS Runtimeにはセキュリティ・フレームワークが用意されているため、カスタマは外部セキュリティ・マネージャとの統合を選択できます。Tuxedoアプリケーション・キー(appkey)は、外部セキュリティ・マネージャに渡される証明書として使用されます。appkeyは長さ32ビットで、Tuxedoユーザー識別子は低位17ビットにあり、Tuxedoグループ識別子は次の14ビットにあります(高位ビットは管理キー用に予約済)。詳細情報は、Tuxedoのドキュメントを参照してください。認可関数CheckResourceAuth.gntは、統合チームによるカスタマイズに使用できます。この関数は、指定されたリソースに対してリソース認可のチェックが必要になるごとに、CICS Runtimeによって呼び出されます。リスト4-1 COBOL CICSリソース認可インタフェース
確認されるリソースのタイプ(「コード化」を参照)。
Tuxedoセキュリティが有効の場合、CESNサービスを呼び出す前にユーザーがTuxedoドメインを結合できるようにするには、APP_PWパスワードや、デフォルトのUSER_AUTHユーザー名およびパスワードが含まれるデフォルト・セキュリティ・プロファイルが必要です。