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システム・コマンドとトランザクション

システム・コマンドとトランザクション
この章には次のトピックが含まれます:
システム・コマンド
cpy2view32(1)
名前
cpy2view32 - COBOLコピーブック・ファイルからOracle Tuxedo VIEW32定義ファイルを生成します。
形式
cpy2view32 [OPTION...] FILE
説明
このユーティリティは、COBOLコピーブック・ファイルを解析し、対応するOracle Tuxedo VIEW32定義ファイルを生成します。
次のオプションがサポートされます。
-i
-iオプションを指定した場合、VIEW32定義ファイルのcnameは小文字に変換されません。-iオプションを指定しない場合、cnameは小文字に変換されます。
-n
ソース・コピーブックが「通常」フォーマットであることを指定します(つまり、コピーブックにはシーケンス番号領域が含まれます(列1から6はシーケンス番号領域で、その次はインジケータ領域になります))。
-e
ソース・コピーブックが「例外」フォーマットであることを指定します(つまり、コピーブックにはシーケンス番号領域が含まれません(最初の列はインジケータ領域です))。
-o
出力ファイル名を指定します。後続パラメータが出力ファイル名になります。このパラメータが指定されない場合、入力ファイル名の接尾辞を.vに変更したものが出力ファイル名になります。たとえば、abc.cblabc.vに変換されます。
このユーティリティは、ソース・コピーブックで次のアノテーションをサポートします。
* @binary: デフォルトでは、修飾子BINARY、COMP、COMP-1、COMP-2、COMP-3、COMP-4、COMP-5、PACKED-DECIMALが付かないコピーブック・データ型は文字列に変換されます。* @binary=trueアノテーションでは、当該修飾子が含まれないコピーブック・データ型はCARRAYに変換されます。* @binary=falseは変換ルールをデフォルトに戻します。このアノテーションがグループ上で定義されるとき、グループ内のすべての下位アイテムが影響を受けます。
環境変数
PATH
cpy2view32ユーティリティはJavaで記述されます。JDK 1.6以上をインストールし、Javaコマンド「java」をPATH環境変数に追加する必要があります。
1.
次のサンプルは、通常のコピーブック・ファイルabc_orig.cblをビュー・ファイルabc_orig.vに変換します。
cpy2view32 /home/abc_orig.cbl
2.
cpy2view32 -e /home/abc.cbl
3.
次のサンプルは、通常のコピーブック・ファイルabc_orig.cblを変換し、ビュー・ファイルxyz.vに出力します。
cpy2view32 -o xyz.v /home/abc_orig.cbl
4.
リスト12-1からリスト12-4は、コピーブックおよびビュー・ファイルの出力例を示します。
リスト12-1 コピーブック例1
#########################
01 BOOK-INFO.
05 BOOK-ID PIC 9(9) COMP-5.
05 BOOK-NAME PIC X(100).
05 PUBLISHER PIC X(100).
05 PRICE USAGE COMP-1.
#########################
 
リスト12-2 VIEW32出力例1
#########################
#type cname fbname count flag size null
 
VIEW book_info
unsignedint book_id - 1 - - -
string book_name - 1 - 100 -
string publisher - 1 - 100 -
float price - 1 - - -
END
#########################
 
リスト12-3 コピーブック例2
#########################
01 COMPUTER.
05 COMPUTER-ID PIC 9(9) COMP-5.
05 COMPUTER-NAME PIC X(20).
05 PRODUCER PIC X(40).
05 FILLER PIC X(4).
 
05 SELL-PRICE USAGE COMP-2.
05 RENTAL-PRICE PIC S9999V999 PACKED-DECIMAL.
05 KEYBOARD-PRICE PIC S9(4) SIGN IS LEADING SEPARATE.
05 MOUSE-PRICE PIC S9(4) SIGN IS LEADING.
 
05 FILLER PIC X(4).
* define other computer components below
05 CPU.
10 MODEL PIC X(20).
10 PRODUCER PIC X(40).
10 PRICE USAGE COMP-1.
05 COMPUTER-MEMORY OCCURS 4 TIMES.
10 MODEL PIC X(20).
10 PRODUCER PIC X(40).
10 PRICE USAGE COMP-1.
05 MAINBOARD.
10 MODEL PIC X(20).
10 PRODUCER PIC X(40).
10 PRICE USAGE COMP-1.
05 MONITOR.
10 MODEL PIC X(20).
10 PRODUCER PIC X(40).
10 PRICE USAGE COMP-1.
05 HARDDISK.
10 MODEL PIC X(20).
10 PRODUCER PIC X(40).
10 PRICE USAGE COMP-1.
#########################
 
リスト12-4 VIEW32出力例2
#########################
#type cname fbname count flag size null
 
VIEW cpu
string model - 1 - 20 -
string producer - 1 - 40 -
float price - 1 - - -
END
 
VIEW computer_memory
string model - 1 - 20 -
string producer - 1 - 40 -
float price - 1 - - -
END
 
VIEW mainboard
string model - 1 - 20 -
string producer - 1 - 40 -
float price - 1 - - -
END
 
VIEW monitor
string model - 1 - 20 -
string producer - 1 - 40 -
float price - 1 - - -
END
 
VIEW harddisk
string model - 1 - 20 -
string producer - 1 - 40 -
float price - 1 - - -
END
 
VIEW computer
unsignedint computer_id - 1 - - -
string computer_name - 1 - 20 -
string producer - 1 - 40 -
string filler1 - 1 - 4 -
double sell_price - 1 - - -
carray rental_price - 1 - 4 -
string keyboard_price - 1 - 5 -
string mouse_price - 1 - 4 -
string filler2 - 1 - 4 -
struct cpu cpu 1 - - -
struct computer_memory computer_memory 4 - - -
struct mainboard mainboard 1 - - -
struct monitor monitor 1 - - -
struct harddisk harddisk 1 - - -
END
#########################
 
制限
次に、一般的なcpy2view32制限を示します。
1.
このツールはREDEFINES句を解析せず、REDEFINES句とその下位項目は無視されます。
2.
POINTER句、FUNCTION-POINTER句およびPROCEDURE-POINTER句は変換時に無視されます。
3.
VALUE句は変換時に無視されます。
4.
SYNCHRONIZED句は変換時に無視されます。
5.
JUSTIFIED句は変換時に無視されます。
6.
BINARYCOMPおよびCOMP-4は同意語で、ビュー・ファイルではCARRAYに変換されます。
Mif2View32(1)
名前
Mif2View32 - メタデータ入力ファイルに従ってVIEW32定義を生成し、指定のFML32定義ファイルを更新します。
形式
Mif2View32 -i miffile -o viewfile -f fml32file -w webservice.desc [-v]
説明
Mif2View32は、メタデータ入力ファイルに従ってVIEW32定義を生成し、指定のFML32定義ファイルを更新します。生成されたネスト構造のVIEW32定義ファイルはMIFと同じ構造を保持しているため、C構造をFML32構造にマップできます。
オプション
Mif2View32では、次のオプションがサポートされます。
-i miffile
メタデータ入力ファイル名を指定します。
-o viewfile
出力のView32定義ファイル名を指定します。
-f fml32file
更新されるFML32定義ファイルを指定します。
-w webservice.desc
webservice.desc構成ファイルを指定します。
-v
詳細を出力するかどうかを指定します。
1.
リスト12-5は、MIFの例です。
リスト12-5 MIFの例
############
# SERVICE: * DFH0XCMNOperation
############
service=DFH0XCMNOperation
servicetype=service
export=Y
inbuf=FML32
outbuf=FML32
tuxservice=DFH0XCMNOperation
errbuf=FML32
servicemode=webservice
param=DFH0XCMNOperation
count=1
requiredcount=0
fldnum=10025
type=fml32
access=in
paramschema=XSD_E:DFH0XCMNOperation@http://www.DFH0XCMN.DFH0XCP3.Request.com
(
param=ca_request_id
count=1
requiredcount=0
fldnum=10019
type=string
access=in
paramschema=XSD_E:ca_request_id@http://www.DFH0XCMN.DFH0XCP3.Request.com
primetype=string
param=ca_response_message
count=1
requiredcount=0
fldnum=10021
type=string
access=in
paramschema=XSD_E:ca_response_message@http://www.DFH0XCMN.DFH0XCP3.Request.com
primetype=string
param=ca_inquire_request
count=1
requiredcount=0
fldnum=10009
type=fml32
access=in
paramschema=XSD_E:ca_inquire_request@http://www.DFH0XCMN.DFH0XCP3.Request.com
(
param=ca_list_start_ref
count=1
requiredcount=0
fldnum=10017
type=short
access=in
paramschema=XSD_E:ca_list_start_ref@http://www.DFH0XCMN.DFH0XCP3.Request.com
primetype=unsignedShort
param=ca_cat_item
count=15
requiredcount=0
fldnum=10001
type=fml32
access=in
paramschema=XSD_E:ca_cat_item@http://www.DFH0XCMN.DFH0XCP3.Request.com
(
param=ca_item_ref
count=1
requiredcount=0
fldnum=10013
type=short
access=in
paramschema=XSD_E:ca_item_ref@http://www.DFH0XCMN.DFH0XCP3.Request.com
primetype=unsignedShort
param=on_order
count=1
requiredcount=0
fldnum=10029
type=short
access=in
paramschema=XSD_E:on_order@http://www.DFH0XCMN.DFH0XCP3.Request.com
primetype=unsignedShort
)
)
)
 
2.
リスト12-6は、VIEW32出力ファイルの例です。
リスト12-6 VIEW32出力例
VIEW ca_cat_item_v
#TYPE CNAME FBNAME COUNT FLAG SIZE NULL
short ca_item_ref_v_times ca_item_ref_times 1 - - 0
short ca_item_ref_v ca_item_ref 1 - - 0
short on_order_v_times on_order_times 1 - - 0
short on_order_v on_order 1 - - 0
END
 
VIEW ca_inquire_request_v
#TYPE CNAME FBNAME COUNT FLAG SIZE NULL
short ca_list_start_ref_v_times ca_list_start_ref_times 1 - - 0
short ca_list_start_ref_v ca_list_start_ref 1 - - 0
short ca_cat_item_v_times ca_cat_item_times 1 - - 0
struct ca_cat_item_v ca_cat_item 15 - - 0
END
 
VIEW DFH0XCMNOperation_v
#TYPE CNAME FBNAME COUNT FLAG SIZE NULL
short ca_request_id_v_times ca_request_id_times 1 - - 0
string ca_request_id_v ca_request_id 1 - 255 '\0'
short ca_response_message_v_times ca_response_message_times 1 - - 0
string ca_response_message_v ca_response_message 1 - 255 '\0'
short ca_inquire_request_v_times ca_inquire_request_times 1 - - 0
struct ca_inquire_request_v ca_inquire_request 1 - - 0
END
 
tcxcsdcvt(1)
名前
tcxcsdcvt -- RDOファイルをすべてのz/OSリソース構成ファイルに変換します。
形式
tcxcsdcvt [-option] [Filename]
説明
tcxcsdcvtは、RDOファイルをすべてのz/OSリソース構成ファイルに変換します。生成されたリソース構成ファイルは、このツールが実行される現在のディレクトリにデフォルトで配置されます。
tcxcsdcvtでは、次のオプションがサポートされます。
-h
このツールのヘルプ情報を表示します。
-d <director>
生成された構成ファイルのターゲット・ディレクトリを指定します。
-D
変換中にエラーが発生した場合にログ・ファイルを生成します。
RDOファイル「lirgao.cicsb.dfhcsd」を変換するには、次のコマンドを入力します。
tcxcsdcvt lirgao.cicsb.dfhcsd
tcxmapgen(1)
名前
tcxmapgen - <Default ?Font>CICS Runtime MAPSETジェネレータ。
形式
tcxmapgen [-options] <file>
説明
<Default ? Font>CICS Runtimeにはマップセット・ジェネレータが備えられ、これにより、BMSマクロ・ソース・ファイルをコンパイルして物理(バイナリ)ファイルおよびシンボリック(コピーブック)ファイルが作成されます。また、リスト・ファイルを作成するオプションもあります。マップセット・ジェネレータでは、実行中に、各BMSマクロ分の構文およびサポートのレベルが確認されます。
生成された物理(バイナリ)ファイルは、MAPSET構成ファイルで使用されます。「CICS Runtime構成ファイル」の「マップセット構成ファイル」を参照してください。
生成されたシンボリック(コピーブック)ファイルは、このMAPSETのMAPを使用するCICS/COBOLプログラムをコンパイルする場合にインクルードされます。
オプション
コマンド・オプションは次のとおりです。
[-c]
COBOLコピーブック(.cpy)出力ファイルのみが生成されることを指定します。
[-l]
リスティング出力ファイル(.lst)が生成されることを指定します。
[-m]
バイナリ・マップセット・ファイル(.mpdef)のみが生成されることを指定します。
[-o file]
生成される出力ファイルに使用される名前を指定します。出力ファイル名を作成する場合、コンパイラは拡張子を付けたファイル名を使用します。
[-u]
出力フィールドをソートせず、定義順に保存することを指定します。このオプションを指定しない場合、デフォルトで、マップ内の全フィールドはその場所に従ってソートされます。
[-A]
位置合せされたマップを生成します。位置合せされたマップでは、BMS DSECTのBMSデータ・フィールドに関連付けられた長さフィールドは、ハーフワードの境界で位置合せされます。
注意:
-Aを使用すると、ユーザーは位置合せされたマップを生成できます。-Aを使用しない場合は、位置合せされていないマップを生成できます(デフォルト動作)。
BMSソース・ファイルfile.mapをコンパイルするには、次のコマンドを使用します。
$ tcxmapgen -o file file.map
結果として作成されるバイナリ・マップセット・ファイルは、file.mpdefです。
artadmin(1)
名前
artadmin - ART CICS Runtime管理。
形式
artadmin [-p <profile>] [-v]
パラメータ
Profile
認証に使用されるプロファイル・ファイルの名前。このパラメータは、安全なOracle Tuxedo構成に役立ちます。プロファイル・ファイルは、genappprofileを使用して作成する必要があります。ファイル名を指定しない場合、デフォルトの~/.ADMINappProfileに指定されます。
-v
ART CICS Runtimeのバージョン番号とパッチ・レベルを表示します。情報の出力後に、artadminが存在します。
説明
場合によっては、システムの稼働中に構成を変更する必要があります。通常、パフォーマンスに関連する構成の変更は、コマンド(tmadminなど)またはOracle Tuxedo動的構成用Oracle TSAMを使用して、Oracle TuxedoまたはRDBMSレベルによって管理されます。
ただし、より機能的な要件である場合(たとえば、一部のトランザクションをオンラインで実行する必要がある場合、一部のプログラムや画面にホット・フィックスをインストールする場合、または一部のリソース構成変更する場合など)、artadmin.を使用する必要があります。
artadminは、稼働中のART CICSシステムのCICSリソースで最新の構成変更を実行するときに役立ちます。これによって、管理者は次を実行できます。
artadminはインタラクティブに起動します(tmadminと類似しています)。artdminが起動され、Oracle Tuxedoに正常に接続されると、コマンドを入力するよう求めるプロンプトを返します。
artadminコマンド
コマンドは、完全な名前または省略形(カッコ内に示す形式)で入力できます。その後に適切な引数を指定します。大カッコ[]で囲まれている引数はオプションで、中カッコ{}で囲まれている引数は、相互に排他的なオプションの選択を示します。
一連のコマンドを一斉に実行する場合、入力した管理コマンドはバッファに保持され、管理者が実行コマンドを入力した場合にのみ実行されます。
コマンドの省略形とオプションの説明を次に記します。
clear (cl)
コマンド・バッファをリセットします。
config_update (cu) [on|off] (デフォルトはon)
構成の変更を伝播し、アプリケーション・サーバーに対して構成の変更内容を受け入れるようリクエストします。
help (h) [command]
追加引数を指定しない場合、全コマンドのリストを出力します。
コマンドの引数を指定する場合、コマンドのシノプシスを出力します。
list (l)
コマンド・バッファを表示します。
バッファが空の場合、警告: バッファにコマンドがありません。が表示されます。
newcopy (n) {p|s} object_name 1 object_name2 ...
画面またはプログラムのオブジェクト・タイプにあわせてnewcopyコマンドを入力します。
注意:
このコマンドを発行するときに、object_nameに接尾辞を指定しないでください。newcopyコマンドの例を次に示します。
> newcopy p RSSAT000 RSSAT0001
Newcopy buffered
> p
1:* newcopy p RSSAT000 RSSAT0001
Perform transmit commands, confirm y/n :y
Perform complete.
>
perform (p)
サーバーに送信されたコマンドを実行し、コマンド・バッファを消去します。
バッファが空ではない場合、バッファ・コンテナが表示され、確認が必要になります。
送信が失敗すると、「実行が取り消されました。」が表示され、エラーがUSERLOGに記録されます。
quit (q)
このセッションを終了します。
バッファが空ではない場合、バッファ・コンテナが表示され、確認が必要になります。
shmstat (sh)
ARTSHMによって割り当てられたGETMAIN SHAREDの統計が表示されます。
sysid (s) {*:SSSS}
デフォルトでは、管理コマンドはART CICSシステム内の全サーバーに送信されます。構成はグローバルです。newcopyは、場合によっては一部の特定サーバーに制限する必要があります。sysidコマンドは、コマンドの効果を特定のSYSIDを持つサーバーに制限するために使用されます。
tspstat (ts) TSMODEL
共有プールのTSMODELの下にTSキュー統計情報を表示します。このコマンドでは、次のような出力が表示されます。
> tspstat TSM00000
QueName NumItem TRNID TotLen MinLen MaxLen ReadCnt WritCnt ReWrCnt LifeTm ElapTm
------- ------- ----- ------ ------ ------ ------- ------- ------- ------ ------
LOGQHELO 3 HELO 118 56 56 0 3 0 5m 13s
LOGQSTCA 6 STCA 180 16 52 0 6 0 8m 25s
tspdel (td) TSMODEL qname
共有プールのTSMODELにあるTSキューqnameを削除します。
tspdsp (tp) TSMODEL qname itemno
共有プールのTSMODELにあるTSキューqnameの項目itemnoメッセージを表示します。このコマンドによって、キューの読み取りカーソルが変更されることはありません。メッセージが大きすぎる場合、その一部の実が表示されます。
tspclr (tc) poolname
TSプールpoolname内のキューをすべてクリアします。
制限
transactions.desc TRANCLASSパラメータは、動的に変更できません。
NEWCOPYコマンドを使用してプログラムを再ロードする場合、新たにコンパイルした実行可能ファイルをランタイム環境にコピーする前にコンパイル済の実行可能ファイルを削除する必要があります。
genappprofile (1)
名前
genappprofile - セキュリティ・プロファイル・ジェネレータ
形式
genappprofile [-f <output_file>]
説明
このユーティリティによって、Tuxedoアプリケーションのセキュリティ・プロファイルが生成されます。このユーティリティを起動すると、Tuxedoアプリケーション・パスワード、ユーザー名およびユーザー・パスワードの入力を求められます。出力は、ユーザー名と暗号化されたパスワードを含むセキュリティ・プロファイル・ファイルです。生成されたセキュリティ・プロファイル・ファイルは、<Default ? Font>CICS Runtime ARTTCPLサーバーで、Tuxedoドメインにログインするために使用できます。
オプション
コマンド・オプションは次のとおりです。
[-f <output_file>]
生成されたセキュリティ・プロファイル・ファイルの場所。このオプションを指定しない場合のデフォルト値は、~/.tuxAppProfileです。
kixrpt(1)
名前
kixrpt.sh - ARTKIXトランザクション/コマンド・レポート・ユーティリティ。
形式
kixrpt.sh [-d "YYYY/MM/DD[hh:mm:ss]"] [-D "YYYY/MM/DD[hh:mm:ss]"] [-c] trace
説明
kixrptは、トランザクション/コマンドのタイミング統計情報(指定時間スロット内のトランザクション/コマンド実行合計数、合計時間コスト、平均実行時間など)を報告します。トランザクション/コマンドごとに、こうしたツールが実行情報の詳細(合計数、合計時間コスト、平均時間コストおよび失敗数など)を報告します。
kixrptは、ARTKIXサーバーの標準出力を分析して、サーバー内のトランザクション/コマンドの処理時間の概要を提供します。レポートには、対象期間での各トランザクション/コマンドのディスパッチ回数および平均経過時間(ミリ秒単位)が表示されます。kixrptの入力は、ARTKIXトレース・ファイルまたはトレース・ファイルがあるディレクトリ(KIX_TRACE_PATHなど)からのものです。次のように設定されたトレースが有効です。
KIX_TRACE_LEVEL=1 (またはより高いレベル)
オプション
kixrptでは、次のオプションがサポートされます。
-d "YYYY/MM/DD[ hh:mm:ss]"
開始時間を制限します。デフォルトでは制限されません。
-D "YYYY/MM/DD[ hh:mm:ss]"
終了時間を制限します。デフォルトでは制限されません。
-c
統計レポートではなく、明確なトレース出力を生成します。
1.
ARTKIXシステムが起動される前に、次の環境変数を設定します。
KIX_TRACE_LEVEL=1
TP_USER_TRACE=SID
TRACE_PATH=${APPHOME}/LOGS/traces
2.
しばらく実行したら、統計ツールkixrpt.shを使用して、指定した時間スロットでレポートを生成できます。
$ kixrpt.sh -d 2012/06/21 -D 2012/06/22 $TRACE_PATH
3.
リスト12-7に、出力例を示します。
リスト12-7 kixrpt出力例
Transactions:
------------------------------------------------------------
CPMI(10000)totalTime(2254147)avgTime(225)errNum(0)
------------------------------------------------------------
totals(10000)totalTime(2254147)avgTime(225)
 
Commands:
------------------------------------------------------------
KIX__LINK(10000)totalTime(1047970)avgTime(104)errNum(0)
KIX__DELETEQ_TS(20000)totalTime(9377)avgTime(0)errNum(0)
KIX__RETURN(20000)totalTime(1016)avgTime(0)errNum(0)
KIX__WRITEQ_TS(380000)totalTime(153888)avgTime(0)errNum(0)
KIX__ASSIGN(300000)totalTime(19702)avgTime(0)errNum(0)
------------------------------------------------------------
totals(730000)totalTime(1231953)avgTime(1)
 
Programs:
------------------------------------------------------------
TUX2CXD(10000)totalTime(1047970)avgTime(104)
------------------------------------------------------------
totals(10000)totalTime(1047970)avgTime(104)
 
kixpkggen(1)
名前
kixpkggen.py - ART for CICSパッケージ・ジェネレータ。
形式
kixpkggen.py [options] conf
説明
kixpkggen.pyは、CICSアプリケーション用のOracle Tuxedoドメイン・パッケージを生成するために使用されます。
kixpkggen.pyはPython形式で書き込まれます。これにはPythonバージョン2.6.6以上を実行する必要があります。
入力
kixpkggen.pyは、XML構成ファイルとCICSアセットが入力として必要です。CICSアセットはZIP形式の圧縮ファイルで、次の構造に従う必要があります。
リスト12-8 CICSアセット構造
CICS_ASSET.zip
|---- CICS/ #Source directory, contains COBOL source & compiled binaries
|---- MAP/ #BMS MAP directory, contains compiled BMS defines
|---- COPY/ #COBOL COPYBOOK directory
|---- bin/ #Binary directory, such as customized ART servers, TMS
`---- config/
`----resources/ #ART CICS resource files, must exist in CICS_ASSET.zip
 
出力
kixpkggen.pyは、CICS用のOracle Tuxedoドメイン・パッケージをZIP形式で生成します。このパッケージには、ART for CICSアプリケーションに必要な構成ファイルが、UBBCONFIGファイル、リソース・ファイル、スクリプトなどを含めてkixpkggen.pyにより生成されます。この出力パッケージの構造は、次のとおりです。
リスト12-9 出力パッケージの構造
{DOMAINID}_{IPCKEY}.zip
|---- CICS/
|---- MAP/
|---- COPY/
|---- bin/
|---- config/
| |---- resources/
| | |---- list_of_groups.desc
| | |---- systems.desc
| | `---- tuxgrp_cics.desc
| `---- tux/
| |---- envfile
| `---- ubbconfig
|---- scripts/
| |---- boot.sh
| |---- deploy.sh
| |---- shutdown.sh
| |---- setenv.hostname_1
| |---- setenv.hostname_2
| `---- setenv.hostname_n
`---- setenv
 
アプリケーションをデプロイして実行するには、出力パッケージをドメインのすべてのノードのAPPDIRに解凍してから次を実行する必要があります。
1.
. ./setenv
2.
./scripts/deploy.sh
3.
./scripts/boot.sh
アプリケーションを停止するには、マスター・マシンで次を実行します。
./scripts/shutdown.sh
オプション
kixpkggen.pyは、次のオプションをサポートしています。
-h --help
ヘルプ・メッセージを表示して終了します。
-a ASSET --asset=ASSET
CICSアセット(ZIPファイル)を指定します。
-u --ubb
UBBCONFIGのみを生成します。
conf
XML構成ファイルを指定します。
表12-1表12-2表12-3および表12-4に、XML構成ファイルの要素を示します。リスト12-10はテンプレートを示しています。リスト12-11はサンプルを示しています。
 
serverには次の属性があります。
name: サーバーの名前(必須)。
hostname: サーバーが実行されるホスト名。デフォルトでマスター・マシンです。
clopt: サーバーのCLOPT
conv: サーバーが対話型サーバーであるかどうか。YまたはNに設定します。
rm-group: RMグループID (指定しない場合、デフォルトで非RMグループに設定されます)。
UBBCONFIGのリソース・セクションのパラメータ。次の属性があります。
name: パラメータ名
value: パラメータ値
 
uname -nが返すホスト名。
rm-infoセクションのRMグループのID (表12-4を参照)。
このマシンがMASTERかどうかを示します。YESまたはNOに設定します。
COBOLタイプ。MFまたはCITに設定します。cbldirが設定されている場合は必須です。
データベース・タイプ。OracleまたはUDBに設定します。dbdirが設定されている場合は必須です。
name: 変数名
value: 変数値
 
nhostname: ホスト名。これは必須です。
rm-group: RMグループID。この設定は、前のmachinesセクションに設定された値をオーバーライドします(表12-2を参照)。
type: サーバーのタイプ。有効な値は、STRNSTR1ATRNATR1CTRNCTR1WTRNWTR1DPLTSQCKTIおよびCSKLです。
name: サーバー名。指定しない場合、rm-group (machine要素)およびtype (server要素)によって決まります。
num: 構成されるサーバーの数。デフォルト値は、1です。
min: MIN。デフォルト値は、1です。
max: MAX。デフォルト値は、1です。
clopt: サーバーのCLOPT
 
TMSNAME。省略した場合、デフォルトでOracle_XAではTMS_ORAUDB_XAではTMS_UDB (その他はエラー)です。
リスト12-10 XML構成ファイル・テンプレート
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<config>
<domain-info>
<domainid></domainid>
<ipckey></ipckey>
<servers>
<server name='' clopt='' conv='' hostname='' rm-group=''/>
</servers>
<option name='' value=''/>
</domain-info>
 
<mach-info>
<machine>
<hostname></hostname>
<ismaster></ismaster>
<tuxdir></tuxdir>
<artdir></artdir>
<appdir></appdir>
<rm-group></rm-group>
<cbldir></cbldir>
<cbltype></cbltype>
<dbdir></dbdir>
<dbtype></dbtype>
<uid></uid>
<gid></gid>
<nlsport></nlsport>
<nport></nport>
<path></path>
<ldpath></ldpath>
<env name='' value='' />
</machine>
</mach-info>
 
<region-info>
<region-map>
<region></region>
<machines>
<machine hostname='' rm-group=''/>
</machines>
<servers>
<server type='' name='' num='' min='' max='' clopt=''/>
</servers>
</region-map>
</region-info>
 
<rm-info>
<rm id=''>
<rm-name></rm-name>
<tms-name></tms-name>
<openinfo></openinfo>
</rm>
<rm-group id=''>
<rm></rm>
<svr-name>
<str-name></str-name>
<atr-name></atr-name>
<dpl-name></dpl-name>
<ctr-name></ctr-name>
<wtr-name></wtr-name>
<tsq-name></tsq-name>
</svr-name>
</rm-group>
</rm-info>
</config>
 
リスト12-11 XML構成ファイル・サンプル
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
 
<config>
<domain-info>
<domainid>KIXD</domainid>
<ipckey>123456</ipckey>
</domain-info>
 
<mach-info>
<machine>
<hostname>demobox</hostname>
<rm-group>1</rm-group>
<tuxdir>/home/demo/tuxedo12.2.2.0.0</tuxdir>
<artdir>/home/demo/art12.2.2.0.0</artdir>
<appdir>/home/demo/workspace/cicsdemo</appdir>
<cbldir>/opt/cobol-it-3.7.10</cbldir>
<cbltype>CIT</cbltype>
<dbdir>/home/oracle/app/oracle/product/11.2.0/db_1</dbdir>
<dbtype>ORA</dbtype>
</machine>
</mach-info>
 
<region-info>
<region-map>
<region>KIXR</region>
</region-map>
</region-info>
 
<rm-info>
<rm id='1'>
<rm-name>Oracle_XA</rm-name>
<openinfo>Oracle_XA:Oracle_XA+Acc=P/test/test+SqlNet=orcl</openinfo>
</rm>
 
<rm-group id='1'>
<rm>1</rm>
</rm-group>
</rm-info>
</config>
 
UBBCONFIGのみを生成するには次のコマンドを発行します。config.xmlは前述のXML構成ファイルです。
python kixpkggen.py -u config.xml
python kixpkggen.py -a asset.xml config.xml
checkcicsbinver(1)
名前
checkcicsbinver - COBOLプログラムがコンパイルされたローリング・パッチ番号を確認します。
形式
checkcicsbinver <PROGRAM-ID>
説明
checkcicsbinverはCOBOLプログラムがコンパイルされたローリング・パッチ番号を確認します。
checkcicsbinverでは、次のオプションがサポートされます。
PROGRAM-ID
接尾辞なしのCOBOLプログラムの名前。
環境変数
checkcicsbinverを実行するには、前提条件として次の環境変数を宣言します。
Micro Focus COBOLの場合、次のようにします。
COBDIR
COBDIRにCOBOLインストール・ディレクトリを指定します。
LD_LIBRARY_PATH (LinuxおよびSolarisプラットフォーム) / LIBPATH (AIXプラットフォーム)
$COBDIR/libLD_LIBRARY_PATH (LinuxおよびSolarisプラットフォーム) / LIBPATH (AIXプラットフォーム)に追加します。
COBPATH
COBOLプログラムのある場所のパスをCOBPATHに指定します。
PATH
checkcicsbinverの場所をPATHに追加します。
COBOL-IT COBOLの場合、次のようにします。
COBOLITDIR
COBOLITDIRにCOBOLインストール・ディレクトリを指定します。
LD_LIBRARY_PATH (LinuxおよびSolarisプラットフォーム) / LIBPATH (AIXプラットフォーム)
$COBDIR/libLD_LIBRARY_PATH (LinuxおよびSolarisプラットフォーム) / LIBPATH (AIXプラットフォーム)に追加します。
COB_LIBRARY_PATH
COBOLプログラムのある場所のパスをCOB_LIBRARY_PATHに指定します。
PATH
checkcicsbinverの場所をPATHに追加します。
12.1.3.0.0 GAから12.1.3.0.0ローリング・パッチ018まででビルドされたCOBOLプログラムの場合、出力は次のとおりです。
Program <xxxx> version No.12.1.3.0.0 RP000
12.1.3.0.0ローリング・パッチ019以上でビルドされたCOBOLプログラムの場合、出力は次のとおりです。
Program <xxxx> version No.12.1.3.0.0 RP019 or higher
artcicsutil(1)
名前
artcicsutil - ART for CICS制御ユーティリティ。
形式
artcicsutil [-t command_mode] [-p <profile>] [-d]
説明
artcicsutilは、ART for BatchからCICS関連のリソースを追跡および管理するための重要な制御ユーティリティです。
常にART for Batchジョブによってトリガーされます。ART for Batchジョブは、1つのコマンドでファイルの開閉、CICSトランザクションの有効化/無効化、CICSトランザクションの開始などを行えます。
現在artcicsutilには、IPCPとCAFCの2種類のサブコマンド・セットがあります。それ以外にartcicsutilにはネイティブ・モードがあり、ART for Batchを使用せずにネイティブOracle Tuxedoクライアントとして機能します。
artcicsutilでは、次のオプションがサポートされます。
-t command_mode
コマンド・セットのモード。指定できる値は、IPCPBTCHCAFCおよびNATIVE (デフォルト値)です。
IPCPBTCHは、artcicsutilがIPCPコマンド・セットを受け入れる(artcicsutilがIPCPユーティリティとして機能する)ことを意味します。サポートされるIPCPコマンド・セットを次にリストします。
CICS CC ONLY=cics1[,cics2,...](このリクエストを処理するART for CICSリージョンを選択します)
CLOS|CLOSE [DB] ddname1[,ddname2,ddname3,....] (SET FILE OPEN/CLOSEと似ています)
DISA KC trna[,trnb,trnc,trnd,...](SET TRANSACTION DISABLEDと似ています)
ENAB KC trna[,trnb,trnc,trnd,...] (SET TRANSACTION ENABLEDと似ています)
INIT KC trna[,data] (START TRANSIDと似ています)
CAFCは、artcicsutilがCAFCコマンド・セットを受け入れる(artcicsutilがCAFCユーティリティとして機能する)ことを意味します。サポートされるCAFCコマンド・セットを次にリストします。
NATIVE (デフォルト値)は、artcicsutilが対話型コマンド・セットを受け入れる(artcicsutilがネイティブ・クライアントとして機能し、エンド・ユーザーによって対話式に起動される)ことを意味します。サポートされる対話型コマンド・セットを次にリストします。サブコマンドは完全な名前または省略形で、その後に適切な引数が続きます。大カッコ[]で囲まれている引数はオプションです。transidを有効/無効にするサブコマンドの場合、最大18個のtransidアイテムを設定できます。VSAMファイルを開く/閉じるサブコマンドの場合、最大18個のファイル・アイテムを設定できます。
applid (ap) [SSSSSSSS]: applidを取得/設定します
enable (ena) trna [trnb trnc ...]: トランザクションを有効にします
disable (dis) trna [trnb trnc ...]: トランザクションを無効にします
start (str) trna ['data']: 1つのトランザクションを開始します
open (op) FILE: VSAMファイルを開きます
close (cs) FILE: VSAMファイルを閉じます
inquire (inq) FILE: VSAMファイルを問い合せます
help (h) [command]: ヘルプです
quit (q): ツールを終了します
-p profile
認証に使用されるプロファイル・ファイルの名前。このパラメータは、安全なOracle Tuxedo構成に役立ちます。プロファイル・ファイルは、genappprofileを使用して作成する必要があります。ファイル名を指定しない場合、デフォルトの~/.ADMINappProfileに指定されます。
-d
このオプションでは、IPCPまたはCAFCコマンド・セットでの診断メッセージ出力が有効になります。
TDI_TRIGGER(1)
形式
TDI_TRIGGER [[-d </Q space_name> -q </Q queue_name>] | [-t <transaction_name>]] [-p <profile>];
パラメータ
space_name
Specifies the /Q QSPACE name.
queue_name
Specifies the /Q QUEUE name.
transaction_name
トリガーされるトランザクションを指定します。-dおよび-qが指定されている場合、-tは無視されます。
profile
認証用プロファイル・ファイルの名前。このファイルはgenappprofileで作成する必要があります。指定しない場合のデフォルトは~/.TDappProfileです。
システム・トランザクション
認証トランザクション
CESN
CESNトランザクションは、MAPSET CSIGNONを使用します。このため、CESNトランザクションが必要とされる場合、MAPSET構成ファイル${KIXCONFIG}/mapsets.descに、次のMAPSET定義を追加する必要があります。
[mapset]
name=CSIGNON
filename="<${KIXDIR}>/sysmap/csignon.mpdef"
このデフォルトMAPSET定義を使用することによって、CESNは最大8文字のユーザー名および最大8文字のパスワードをサポートします。次のMAPSET定義をMAPSET構成ファイルに追加する場合、CESNは最大20文字のユーザー名および最大32文字のパスワードを許可します。
[mapset]
name=LSIGNON
filename="<${KIXDIR}>/sysmap/lsignon.mpdef"
2つのMAPSET定義を両方ともMAPSET構成ファイルに追加する場合、デフォルトのMAPSET定義CSIGNONが使用されます。この場合、CESNは最大8文字のユーザー名および最大8文字のパスワードを許可します。
CESNトランザクションは、TYPETERM構成ファイルのUCTRAN設定を無視します。どの種類のUCTRAN値が設定されようと、ターミナルから入力されるユーザー名とパスワードは常に大文字と小文字が区別されます。
CESF
CESFトランザクションでは、特別な構成は必要ありません。
CSGM
<Default ? Font>Oracle Tuxedo Application Runtime for CICSには、デフォルトの「Good Morning」トランザクションCSGMが用意されていて、トランザクション構成ファイル${KIXCONFIG}/transactions.descに追加できます。
デフォルトのCSGMトランザクションでは、MAPSET ABANNERが使用されます。このため、デフォルトCSGMトランザクションが構成されている場合、次のMAPSET定義をMAPSET構成ファイルに追加する必要があります。
[mapset]
name=ABANNER
filename="<${KIXDIR}>/sysmap/abanner.mpdef"
ALST (アプリケーション・リスト・トランザクション)
ALST (アプリケーション・リスト・トランザクション)は、複数セッション管理を行うために使用します。これは、アプリケーション・リストを取得および表示できるように、ユーザー・プラグインに統合されています。
このトランザクションを使用するには、transactions.desc構成ファイルで定義し、次のようにそのPROGRAMとしてDFHALSTを指定する必要があります。DFHALSTはC言語で記述され、ART for CICSによりALSTを実装するために提供されます。
ALST;SIMPAPP;Application list transaction;DFHALST
詳細は、『Oracle Tuxedo Application Runtime for CICSユーザー・ガイド』複数セッション管理を使用した実装に関する項を参照してください。

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