![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
CICSランタイム・サーバー・ビルド・ツールで、1つ以上のOracle ART CICSサーバーのロード・モジュールを構築します。このビルド・ツールで構築できる、すべてのサポート対象のサーバーは、表12-5に示されています。サーバー名の一連の接頭辞により、Oracle Tuxedo Application Runtime for CICSでは、ユーザーがこれらの接頭辞で始まるサーバー名をカスタマイズできるようになりました。アスタリスク(*)文字は、ゼロまたは複数の文字と置換できるワイルドカード文字です。各接頭辞は、表12-5に示すように、特殊な機能を持つ1つのクラスのサーバーを表します。たとえば、ARTSTRN_UDBという名前のサーバーを構築できます。
ARTDPLサーバーは、EXEC CICS LINKがサービスとして呼び出すことができるプログラムを公開し、これらのサービスの実行を管理します。 これらのサーバーは、ASYNC_{Transaction_Name}という名前のサービスとしてEXEC CICS START TRANSIDが呼び出すことができるトランザクションを公開し、これらのサービスの実行を管理します。 これらのサーバーは、{SysId}_{Transaction_Name}という名前のサービスとしてEXEC CICS CONVERSEが呼び出すことができるトランザクションを公開し、これらのサービスの実行を管理します。 このツールを正しく機能させるには、表12-6に示すように、いくつかの環境変数を最初に設定する必要があります。
表12-6 必須環境変数 ART CICS Runtimeのインストール・ディレクトリ。<ART_INSTALL_DIR>/Cics_RTです。設定されていない場合、エラー・メッセージが表示されてツールは停止します。 データベースのインストール・ディレクトリ(DB2DIRはUDB用で、-r UDB_XA*が指定されている場合は必須です。ORACLE_HOMEはOracle用で、-r Oracle_XA*が指定されている場合は必須です)。
• COBOL-ITコンパイラを使用するには、コピーを作成するか、$COBOLITDIR/bin/cobmfのシンボル・リンクを$COBOLITDIR/bin/cobとして作成してください。たとえば、コマンドln -s $COBOLITDIR/bin/cobmf $COBOLITDIR/bin/cobを使用できます。
• Solarisプラットフォームの場合は、64ビットのlibc*ライブラリのライブラリ・パスを$LD_LIBRARY_PATHに含めてください。これらのライブラリは<SUN_STUDIO_INSTALL_DIR>/lib/v9にあります。
• ARTTSQをUDBで構築するには、表TS_Q_CONTENTがすでにデータベースに存在することを確認してください。存在しない場合は、すべての必要な環境変数を正しく設定した後に、<ARTINSTALL_DIR>/Cics_RT/tools/crtstable_UDBを実行してください。複数のRMがサポートされないARTTSQを除くすべてのサーバーは、このツールの次のシノプシスによって構築できます。ARTTSQの構築時に-Mを指定すると、警告メッセージが表示され、最初の-rのみがリソース・マネージャとして使用されます。buildartcics - 1つ以上のOracle ART CICSサーバーのロード・モジュールを構築します。buildartcicsは、1つ以上のOracle ART CICSサーバーのロード・モジュールの構築に使用されます。このコマンドにより、指定したART CICSサーバーを構築するためのbuildserverを呼び出します。Oracle ART CICSサーバーARTATRN/1およびARTDPLに対し非XAがサポートされます。ARTATRN/1またはARTDPLを再構築する際、非XAサポートが必要な場合はこのオプションを指定します。OracleおよびDB2の両データベースで非XAローカル・トランザクション最適化がサポートされます。詳細は、「ARTKIX_XA_DISABLE」を参照してください。このサーバーに関連付けられる複数のリソース・マネージャを指定します。サービスを複数のXA苦情リソース・マネージャに関連付ける場合、このオプションは必須です。このオプションを指定せずにサーバーを起動しようとすると、使用する構成ファイルで、複数リソース・マネージャ以外のサーバー・グループにこのサーバーが指定されているため、警告メッセージがユーザー・ログに出力されます。さらに、buildserverコマンドを実行するときに-rオプションを指定していると、サーバーは、1つのリソース・マネージャと関連付けられた一般サーバーに戻ります。このサーバーに関連付けられるリソース・マネージャを指定します。-Mを使用する場合は、複数の-r rmnameを指定できます。rmnameの値は、$TUXDIR/udataobj/RMにあるリソース・マネージャの表のものであることが必要です。-fオプションは、buildserverコマンドに渡されます。buildserverのコンパイルおよびリンクの編集フェーズの最初に、Oracle Tuxedo ATMIライブラリより前に取り込む1つまたは複数のユーザー・ファイルを指定します。複数のファイルを指定する場合、空白を使用してファイル名を区切り、リスト全体を引用符で囲みます(リスト8を参照してください)。このオプションは複数回指定できます。詳細は、Oracle Tuxedoドキュメントのbuildserver(1)に関する項を参照してください。-lオプションは、buildserverコマンドに渡されます。buildserverのコンパイルおよびリンクの編集フェーズの最後で、Oracle Tuxedo ATMIライブラリの後に取り込む1つまたは複数のユーザー・ファイルを指定します。複数のファイルを指定する場合、空白を使用してファイル名を区切り、リスト全体を引用符で囲みます(リスト8を参照してください)。このオプションは複数回指定できます。詳細は、Oracle Tuxedoドキュメントのbuildserver(1)に関する項を参照してください。
注意: 現在、サポートされているリソース・マネージャには、Oracle_XA*、UDB_XA*、BERKELEY-DB*およびMQSeries_XA_RMI*があります。したがって、rmnameでは、これら4つの文字列のうち1つを接頭辞として使用する必要があります。特に、ARTTSQ*サーバーの場合、OracleまたはDB2 UDBによって提供されたRMのみがサポートされます。ARTTSQ*サーバーを構築するときにその他のRMを指定すると、TSQデータが正しく格納されない場合があります。ARTTSQ*サーバーをTMS_UDB RMで構築するには、表TS_Q_CONTENTがDB2データベースに存在することを確認してください。この表が存在しない場合は、$KIXDIR/tools/crtstable_UDBを実行すれば作成できます。リスト7 例1リスト8 例2