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COBOLコピー・ファイルCONVERTMW.cpyには、ソースのz/OS 16進値とターゲットのUNIX/Linux 16進値の対応が格納されます。このコピー・ファイルは、Oracle Tuxedo Application Rehosting Workbench (Tuxedo ART Workbench)データ変換ツールによって生成されるすべてのCOBOL再ロード・ファイルで、z/OSの文字をUNIXの文字にトランスコードするときに使用されます。REFCOD80ファイルを<refinedir>/<release>/convert-data/codeset-toolから取得し、RecordLength = 80パラメータを指定してBINARY形式でz/OS PDSに転送します。このタイプのPDSは通常はJCLおよびCOBOLコンポーネントを格納するために使用されます。リスト2-1 REFCOD80ファイルの例このファイルはUNIX/Linuxプラットフォームでz/OS形式に格納され、内容は変更不可であるため、binaryモードでの転送が必須です。TSOのVIEWはファイルの表示に十分です。次に示す図は、テスト・モニターを使用したREFCOD80ファイル全体の画面キャプチャです。図2-3 テスト・モニターでのREFCOD80ファイル: 第3部図2-4 テスト・モニターでのREFCOD80ファイル: 第4部
注意: 最初の画面キャプチャではCAR:/ /に図形文字が表示されていませんが、これは、これらの文字に対応する図形表現がz/OSにないためです。
• COBOL CONVERTMW.cpyファイルは、<refinedir>/<release>/convert-data/codeset-toolにあります。コピー・ファイルは、文字列をDB2表データやVSAM/SAMファイルとともにEBCDICからASCIIに変換するために、Tuxedo ART Workbenchデータ・ツールの再ロード・スクリプトで使用されます。
• enable-buffer-converterまたはenable-reverse-converterがシステム記述ファイルに設定されている場合、新しく生成したCOBOLプログラムを正しくコンパイルするには(File-to-Fileに関する章を参照)、このコピー・ファイルを、同じディレクトリ内にある次の2つのファイルのいずれかによって置き換える必要があります。これら両方には、次の2つの追加フィールドが含まれます。
注意: COBOL CONVERTMW.cpyコピー・ファイルの構成の結果を確認するには、コピー・ファイルの場所と名前をパラメータとして使用して、<refinedir>/<release>/convert-data/codeset-toolに格納されているshow_convertmw.shスクリプトを実行します。
注意: このスクリプトでは、TMPPROJECT UNIX変数の初期化が必要です。例:z/OSで表示されるREFCOD80ファイルとまったく同様に、このスクリプトによって、格納されているASCIIアルファベットのすべての文字のリストが生成されます。表示される各行の形式は次のとおりです。リスト2-3 UNIX文字の例リスト2-4 すべてのUNIX文字のリストリスト2-5 ZOSおよびUNIXの様々な表示例対になっている文字を調べて、TRANSCODE-SOURCEセクションで元の16進値を確認します。z/OSではソースの16進文字EAが「²」ではなく「#」であるという仮定の例を使用します。図2-5 z/OS文字の確認: 第1部文字列eaは、6行目と8行目に見つかります。どちらの文字列を選択すればよいのでしょうか。図2-6 z/OS文字の確認: 第2部z/OSファイルで16進値が見つかったら、TRANSCODE-SOURCEと同じ場所(8行目の21番目の文字)にある変数TRANSCODE-CIBLEの値を簡単に取得できます。show_convertmw.shスクリプトを使用して、TRANSCODE-CIBLEの16進値がb2であることを確認できます。値b2を、#に相当する16進値に変更する必要があります。show_convertmw.shを実行して生成されるファイルに示されるように、この16進値は23です。
• 例: ディレクトリ$TMPPROJECT: $TMPPROJECTにアクセスできません。説明: UNIX変数TMPPROJECTを設定する必要があります。
• ファイル・コンバータのデータの再ロード。