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このプログラムは、VSAM顧客ファイルに格納されている顧客のリストを生成します。 このプログラムは、VSAMのメイン顧客ファイルを更新するために使用されるコマンドとデータを含むQSAMファイルにアクセスします。
このジョブは、VSAM顧客ファイルの削除と定義(DELETEおよびDEFINE)を行うIDCAMSユーティリティを実行します。 このジョブは、IDCAMSユーティリティを実行し、VSAMファイルを読取りとチェックが容易なQSAMに再生成(REPRO)します。 このジョブは、PGMMB00バッチ・プログラムを実行します。これは、新たに定義されたVSAM顧客ファイルに格納されるデータを含むシーケンシャル・ファイルを読み取ります。 このジョブは、VSAMファイルで参照される顧客のレポートを生成するPGMMB01バッチ・プログラムを実行します。 このジョブは、VSAM顧客ファイルの更新に使用されるデータを含むPGMMB02バッチ・プログラムを実行します。リスト0-1 MAPM000 - Simple Appメイン・メニューリスト0-2 MAPM003 - 顧客リストリスト0-3 MAPM001 - 顧客詳細情報リスト0-4 MAPM002 - 顧客の保守
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• このプログラムは、通信領域を介して顧客識別番号を受け取ります。認識した顧客データを表示するために、VSAM顧客ファイルにアクセスします。このプログラムを使用して、次のようなVSAM顧客ファイルの保守を行うことができます。
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• 顧客識別番号がnullでなく、数値であり、顧客VSAMファイルでまだ使用されていません。このプログラムは、VSAMファイルに格納されている顧客のリストを生成します。各画面に表示される顧客数は限定されますが、[PF7]キーと[PF8]キーを使用すると前後のページにアクセスできます。顧客行の先頭に空白以外の文字を入力すると、その顧客の詳細情報画面にアクセスできます(プログラムPGMM001に関する項を参照)。このバッチ・プログラムは、VSAMファイルに格納されるデータを含むシーケンシャル・ファイルを読み取ります。エントリ・ファイルのレコードごとに、VSAMレコードが作成されます。このプログラムを実行する前に、VSAMファイルを削除および定義しておく必要があります。エントリ・ファイル内のデータはすべて有効であるとみなされるため、このプログラム内では制御は実行されません。PGMMB01は、VSAMファイルからすべての顧客レコードを読み取り、レポートを生成します。生成されるレポートの例はこのドキュメントで示します。入力シーケンシャル・ファイルの各レコードには3文字のアクション・コード(ADD、UPDまたはDEL)と、新規顧客の作成または既存顧客の更新時に必要な顧客データが含まれます。各入力行によってVSAM顧客ファイルが更新されます。シーケンシャル・ファイル内の顧客データは有効であるとみなされ、PGMMB02バッチ・プログラムでは制御は実行されません。Oracle Tuxedo Application Rehosting Workbenchを使用したSimple Appのリホスティング図B-1 作業領域の構造図B-2 インポート・ウィザード図B-3 準備ウィザードPJ01AAA.S2.QSAM.CUSTOMERの編成は索引付きです。PJ01AAA.S2.QSAM.CUSTOMER.UPDATEの編成は順次です。PJ01AAA.S2.QSAM.CUSTOMERのキー・オフセットとキー長は、それぞれ0と6です。PJ01AAA.S2.QSAM.CUSTOMER.UPDATEはQSAMファイルなので、キーはありません。転送済プロパティは、メインフレームからオープン・システムに転送する必要のあるデータを含む永続ファイルであることを意味します。「True」に設定されている場合、WorkbenchではアンロードJCL、EBCDICからASCIIへのトランスコーディング・プログラムおよび再ロード・スクリプトが生成されます。これらのプロパティを入力したら、「適用」をクリックします。STFILEORAのプロパティは次のような状態になります。図B-4 プロパティ・ページ図B-6 レポート表示図B-7 構成ウィザード詳細は、Oracle Tuxedo Domain/CICS Runtime/Batch Runtimeのドキュメントを参照してください。図B-8 ファイル・データの再ロードバッチ・プログラムおよびユーティリティを使用して、アプリケーションで管理するデータを提供するVSAM顧客ファイルのデータ移入、更新およびリスト作成を行います。このアプリケーションでは5つのジョブが実行されます。ここでは、ジョブの使用方法について説明します。
1. ステップ1: VSAMファイルの定義最初に、DELETE/DEFINEコマンドを使用してIDCAMSユーティリティでVSAM顧客ファイルを定義します。
2. ステップ2: VSAMファイルの初期ロードバッチ・プログラムPGMMB00を使用してVSAMファイルにデータを移入します。
3. ステップ3: VSAMファイルのチェック
4. ステップ4: VSAMファイルのレポートバッチ・プログラムPGMMB01は、VSAM顧客ファイルに格納されている顧客のリストを生成します。図0-2 VSAM顧客ファイルの初期ロード
1. ステップ1: VSAMファイルの更新バッチ・プログラムPGMMB02は、VSAM顧客ファイルに対して実行する更新を含むシーケンシャル・ファイルを読み取ります。入力ファイルは、IBM標準ソート・ユーティリティによってソートされます。
2. ステップ2: VSAMファイルのレポートバッチ・プログラムPGMMB02を再び使用して、更新がVSAM顧客ファイルに正しく適用されたことをチェックします。図0-3 VSAMファイルの更新Simple Sample Applicationは、VSAMメイン顧客ファイル1つのみを利用します。移行プロセスをできるだけ単純にするために、データは表示可能な形式で格納されています(COBOL構文の場合、Xと9のUSAGE DISPLAY pictureが使用されます)。
表0-1 VSAM顧客ファイルの説明 このVSAMファイルは、顧客識別番号に基づいたキー順データ・セット(KSDS)です。各レコードには266文字が含まれ、キーは位置1 - 6に格納されています。リスト0-5 VSAM顧客ファイルのCOBOL記述リスト0-6 Simple Appの初期レポートリスト0-7 Simple Appの更新された顧客ファイル・レポート
1. CICS環境にアクセスし、Simple Appのメイン・トランザクション・コードM000を入力してアプリケーションに接続します。
3. Douglas Burtの顧客レコードが表示されます。[PF03]を押して、メイン・メニューに戻ります。
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3. 画面ヘッダーのアクションが作成に設定され、フィールドの保護が解除されます。
表0-2 Simple AppのCICS API ファイルのブラウズ中に前のレコードを読み取ります(VSAMおよびデータ表のみ)。