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拡張呼出しパス・モニタリング

拡張呼出しパス・モニタリング
この章では、次の項について説明します。
概要
拡張呼出しパス・モニタリングでは、API tsambegin()およびtsamend()を使用してTuxedoサービス呼出しにおけるカスタマイズされた呼出しパス・セグメントを設定できます。
Oracle TSAM Plusコンソールで拡張呼出しパス・モニタリングを有効にするには、「ポリシー」ページの「コール・パス」タブで「拡張モニタリングの有効化」を選択します。詳細は、Oracle TSAM Plusユーザー・ガイド「コール・パス」タブに関する項を参照してください。
Oracle Tuxedoサービスでのtsambegin()/tsamend()の使用
tsambegin()およびtsamend()をファイルtoupperに定義した例を次に示します。
リスト2-1 tsambegin()およびtsamend()の定義
#include <tsam_ext.h>
void
TOUPPER(TPSVCINFO *rqst)
{
...
long seq;
int db_rtn;
char * begin_props[] = { "sql=update..."};
char * end_props[1];
 
seq = tsambegin("DB", "Update", 1, begin_props, 0L);
userlog("seq=%ld", seq);
 
 
if(seq >= 0){
char str_dbrtn[100];
 
sprintf(str_dbrtn, "Dababase Return=%d", db_rtn);
end_props[0] = str_dbrtn;
tsamend(seq, sizeof(end_props)/sizeof(end_props[0]), end_props, 0L);
}
....
}
 
次のコマンドを実行して、ファイルtoupper.cをビルドします。
buildserver -s TOUPPER -o toupper -f toupper.c -f ${TUXDIR}/lib/tsam_ext.o
tsambegin()およびtsamend()の詳細は、Oracle TSAM Plusリファレンス・ガイド呼出しパス・モニタリングAPIに関する項を参照してください。
 

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