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• 図4-1は、JEEサーバーとTuxedoドメインにまたがるBTMトランザクションの標準的なシナリオを説明しています。このシナリオでは、Tuxedo BTM委任オブザーバは、/Tドメイン・ゲートウェイ内でJNIテクノロジによって起動されたJVM内で実行されます。/Tドメイン・ゲートウェイは、インバウンド/アウトバウンド・メッセージを受信すると、BTMインバウンド/アウトバウンド要求をBTM委任オブザーバに送信します。
• BTM 12.1.0.6がインストールされています。詳細は、Oracle® Business Transaction Managementインストレーション・ガイドを参照してください。BTMの検出はトラフィックに基づいています。監視対象のエンドポイントをメッセージが流れていない場合、Business Transaction Managementはアプリケーション・コンポーネントを検出できず、これらのコンポーネント間の依存性を検出することもできません。委任オブザーバは、TSAM Plusのインストール後に$TUXDIR/udataobjに組み込まれます。Tuxedoの監視用にオブザーバをインストールする必要はありません。WTCモニタリングを実行するには、Weblogic側にJavaEEオブザーバをインストールする必要があります。詳細は、「オブザーバのインストールの概要」を参照してください。
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6. BTMモニターを有効にすると、GWTDOMIANは組込みJVMを起動し、BTM委任オブザーバを実行してWTCと自身の間の双方向呼出しをモニターします。このコンテナのタイプはDELEGATEで、このコンテナのアドレスは常にdelegate://<Tuxedo host address>:11/です。同じベース・アドレスを持つすべてのTuxedoエンドポイントが、同じTuxedoコンテナに属します。このコンテナのアドレスはエンドポイントのベース・アドレスで、このコンテナのタイプはTUXEDO/<Tuxedo version number>です。WTCおよびTuxedoによるサービス呼出しでは、Tuxedoからのインバウンド呼出しであるかアウトバウンド呼出しであるかに関係なく、2つのサービスがBTMトランザクション内で定義され、それぞれTuxedoとWTCを表します。WeblogicとTuxedoに導入されたECID (実行コンテキストID)伝播機能を使用すれば、ECIDをインスタンスのメッセージ・キーとして使用してBTMコンソールでトランザクションを作成できます。ECIDを使用して、ポリシーを構成する際にTSAM管理コンソールでTuxedoドメイン内の呼出しパスを問い合せることができます。TSAM Plusが正しく登録され、LMSサーバーがTuxedoドメイン内で構成されていれば、BTMによってモニターされるリモートWTCからの呼出しごとに、GWTDOMAINからのTSAM呼出しパスが自動的に初期化されます。TSAM Plusコンソールから呼出しパス情報を取得できます。表4-1は、TuxedoサービスのBTMプロパティ定義のリストです。
表4-2は、WTCサービスのBTMプロパティ定義のリストです。