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• この機能は、/Qに対してのみFORWARDキューをサポートしています。アプリケーション・サービス・バージョニングが有効な場合、クライアントがFORWARDキューにメッセージを入れると、FORWARDキューは、キューに入れられたメッセージを、クライアントのリクエスト・バージョンをサポートするサービスに転送します。
注意:
注意: REQUEST_VERSION、VERSION_POLICYおよびVERSION_RANGEという3つの属性は、構成済のTuxedo管理エンティティでバージョンおよび許容されるバージョンの範囲を指定するために構成ファイルで使用されます。これらの3つの属性は、リスト17-1に示すように、UBB構成ファイルの*GROUPSおよび*RESOURCESセクションで構成できます詳細は、『Oracle Tuxedoリファレンス・ガイド』のセクション5 - ファイル形式、データ記述、MIBおよびシステム・プロセス・リファレンスに関する項のUBBCONFIG(5)を参照してください。リスト17-1 UBB構成ファイルのアプリケーション・サービス・バージョン構成リスト17-1を例にすると、アプリケーション・サービス・バージョンには次のルールがあります。
• サーバーは、REQUEST_VERSION属性が属するグループからその属性を継承します。サーバーがサービスを通知すると、サービスはサーバーが属するグループからバージョン属性を継承します。グループにバージョン属性値が指定されていない場合、*RESOURCESセクションで指定された属性から上位が継承されます。このルールに基づき、
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• /WSクライアントがアプリケーションに参加する場合、そのREQUEST_VERSIONはWSLによって決定され、REQUEST_VERSIONはUBB構成ファイルに従い4です。つまり、/WSクライアントのREQUEST_VERSIONは4になります。
• JOLTクライアントがアプリケーションに参加する場合、そのREQUEST_VERSIONはJSLによって決定され、REQUEST_VERSIONはUBB構成ファイルに従い3です。つまり、JOLTクライアントのREQUEST_VERSIONは3になります。リスト17-2に、ドメイン構成ファイルのアプリケーション・サービス・バージョン構成の例を示します。リスト17-2 ドメイン構成ファイルのアプリケーション・サービス・バージョン構成リスト17-2では、アプリケーション・サービス・バージョンは次のとおりに構成されます。
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• 詳細は、「UBB構成ファイルの構成」を参照してください。リスト17-1を例として使用します。
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• ネイティブ・クライアントがSVC3を呼び出す必要があると仮定すると、サービス候補は次のようになります。
• リスト17-1で構成されているように、Server1:SVC1は受信REQUEST_VERSION (1)を伝播し、その結果、Server1:SVC1のREQUEST_VERSIONは1になり、独自のREQUEST_VERSIONは2になるため、Server1:SVC1はServer3:SVC3を呼び出します
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• UBB構成ファイルの*GROUPSまたは*RESOURCESセクションでREQUEST_VERSION、VERSION_RANGEおよびVERSION_POLICYを構成できます。低レベルの構成は高レベルの構成より優先されます。ユーザー構成サービス・バージョンの構成がどのレベルにもない場合、システムではデフォルト値が使用されます。その結果、ユーザーが構成した構成とデフォルト値がかなり異なることになります。MIBを使用してREQUEST_VERSION、VERSION_RANGEまたはVERSION_POLICYを変更する場合、ユーザー構成サービス・バージョンの構成になります。MIBを使用してこの変更内容をデフォルト値にリセットする方法を提供することが必要になります。そうしないと、MIB操作でUBB構成ファイルを元の状態に戻すことができません。リスト17-3 MIBによるユーザー構成サービス・バージョン情報のリセット古いTuxedoドメインから送られてくるリクエストが、対応するリモート・ドメイン用のREQUEST_VERSIONが構成されていないTuxedo 12cドメインに届いた場合、リクエスト・バージョンは0に変更されます。