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• UBBCONFIGファイルは、テキスト形式の構成ファイルであり、任意のエディタで作成したり、編集できます。Oracle Tuxedoのサンプル・アプリケーションには、構成ファイルのサンプルが用意されていますが、UBBCONFIGそのものは用意されていません。UBBCONFIGファイルは、アプリケーションごとに作成してください。ファイルのエントリで使用する構文については、『ファイル形式、データ記述、MIBおよびシステム・プロセス・リファレンス』のUBBCONFIG(5)に関する項を参照してください。
注意:
• TUXCONFIGファイルは、バイナリ形式の構成ファイルであり、tmloadcf(1)コマンドにより、テキスト形式のファイルから作成されます。tmloadcfを実行する前に、TUXCONFIGをロードするデバイスまたはシステム・ファイルのフルパス名に環境変数TUXCONFIGを設定しておく必要があります。TUXCONFIGのパラメータの多くは、必要に応じて、アプリケーションの実行中にtmconfig、wtmconfig(1)またはMIBを使用して変更できます。表2-1に、構成ファイルの9つのセクションおよび各セクションの目的の説明を示します。
表2-1 構成ファイルの内容 ファイルには、少なくとも9つのパラメータが必要です。パラメータは80種類あります。最初のセクション以外のすべてのセクションには、複数のエントリを指定でき、各エントリではそれぞれ固有のパラメータを選択します。RESOURCESセクション以外のすべてのセクションでは、デフォルト値を使用して、複数のエントリに含まれるパラメータを指定できます。コマンドライン・インタフェースまたはOracle Tuxedo管理コンソールを使用して、バイナリ形式の構成ファイル(TUXCONFIG)を作成できます。まず、そのファイルで定義する構成の種類を決定します。
• NameManagerはマスターとスレーブのどちらにも指定できますが、デフォルトはスレーブです。アプリケーションにマスターのNameManagerサーバーが構成されていないため、スレーブNameManagerサーバーの起動時にマスターNameManagerサーバーが実行されていない場合、スレーブ・サーバーの起動時にサーバー自体が終了し、ユーザー・ログにエラー・メッセージが記録されます。
• FactoryFinderサービスの起動時に、アプリケーションにNameManagerサービスが構成されていない場合、FactoryFinderは起動処理を中断し、ユーザー・ログにエラー・メッセージが記録されます。FactoryFinderは、アプリケーションからfindリクエストを受信した場合のみNameManagerと通信するため、FactoryFinderサービスの前にNameManagerサービスを起動する必要はありません。これに対し、NameManagerは起動時に相互通信を試みます。FactoryFinderは、リモート・ドメインにあるファクトリの検索リクエストを受け取らないかぎり、相互に通信することはありません。マスターNameManagerは、UBBCONFIGファイルで指定する必要があります。マスターNameManagerには、登録に関するあらゆるアクティビティが送信されます。内容が更新されると、マスターNameManagerからスレーブNameManagerに通知されます。マスターNameManagerがダウンすると、マスターが再起動されるまで、ファクトリの登録と削除はできません。
• 『Oracle Tuxedo ATMIの紹介』のOracle Tuxedo Domains (マルチ・ドメイン)サーバーに関する項
• 『Oracle Tuxedoアプリケーション実行時の管理』のTUXCONFIGファイルの作成に関する項
• 分散型のOracle Tuxedo CORBAアプリケーションの詳細は、『CORBAアプリケーションのスケーリング、配布およびチューニング』ガイドを参照してください。