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相互運用性と共存

相互運用性と共存
次の各項では、Oracle Tuxedo 12cリリース2 (12.2.2)と、Oracle Tuxedoソフトウェアの旧リリース、Oracle WebLogic Enterpriseおよびサード・パーティ製品との相互運用性について説明します。
相互運用性の定義
相互運用性により、現在のOracle Tuxedoリリースがネットワーク接続を介してOracle Tuxedo 12cリリース2 (12.2.2)以前のソフトウェアと通信することが可能になります。Oracle Tuxedoでは、ドメイン内の相互運用性ドメイン間の相互運用性がサポートされています。次の点に注意してください。
ドメイン内の相互運用性
複数マシン構成のOracle Tuxedoドメイン(アプリケーション)内でOracle Tuxedo 12cリリース2 (12.2.2)ソフトウェアを実行しているマシンと、同じドメイン内でOracle Tuxedo 10gR3を実行している別のマシンが関連します。複数マシンのドメイン構成におけるマシンは、Oracle Tuxedoブリッジ・プロセスを介して通信を行います。
Oracle Tuxedo 10gR3以前のシステム・ソフトウェアを実行している複数マシン構成のOracle Tuxedoドメインでは、マスター・マシン(およびマスター・バックアップ・マシン)がそのドメイン内で最上位リリースのOracle Tuxedoシステム・ソフトウェアを実行する必要があります(そのように構成されている場合)。したがって、前述のOracle Tuxedoドメインは、Oracle Tuxedoリリース12cリリース2 (12.2.2)ソフトウェアを実行するOracle Tuxedoドメインということになります。
ドメイン間の相互運用性
Oracle Tuxedoリリース12cリリース2 (12.2.2)ソフトウェアを実行しているOracle Tuxedoドメインと、Oracle Tuxedoリリース10gR3ソフトウェアを実行している別のドメインが関連します。マルチドメイン(Domains)構成に関連するドメインは、Oracle Tuxedoドメイン・ゲートウェイ・プロセスを介して通信を行います。
ドメイン内の相互運用性
図1-1に示すように、ドメイン内共存グループにはメッセージ交換とプロトコルの互換性が存在しています。
図1-1 ドメイン内グループ
Oracle Tuxedo 12cリリース2 (12.2.2)は、Oracle Tuxedo 12cR2 (2.1.3)、12cR1、11gR1、10gR3、10.0, 9.1および9.0と同じドメイン内に共存できます。この環境では、トランザクション・コンテキスト(トランザクション状態の情報)およびセキュリティ・コンテキスト(ユーザーID)のアプリケーション・クライアントとサーバーの間での伝播が完全にサポートされています。この環境では、管理が完全にサポートされています。
注意:
SSLが有効な場合、Tuxedo 12cR2 (12.2.2)のデフォルトはTLSv1.2です。Tuxedo 12cR2 (12.2.2)マスターが以前のリリースのスレーブにMPモードで接続する場合、tmbootコマンドを実行する前にtlistenをマスターで起動する必要があります。
Oracle Tuxedo 11gリリース1 (11.1.1.1.0)から、サービス名の長さが15から127に増えています。ドメイン構成でのリソース名およびリモート・サービス名の長さも15から127に増えています(TDomainのみ)。また、TDOMAINでは、ローカル・サービス名またはリモート・サービスも127文字以下の名前で構成できます。次の点に注意してください。
Oracle Tuxedo 10gR3以前が同じOracle Tuxedo 11gR1ドメイン内に共存し、このドメインに参加している場合、長いサービス名は使用できません。
Oracle Tuxedo 10gR3以前のソフトウェアが同じOracle Tuxedo 12cR2ドメイン内に共存している場合、UBBCONFIGファイルの*RESOURCEセクション内のAUTHSVCキーワードや*SERVICESセクション内のSVCNMキーワードの値に長いサービス名を使用できません。長いサービス名が使用されていると、旧リリースのOracle Tuxedoサイトが起動されなくなります。
Oracle Tuxedo 10gR3以前が同じOracle Tuxedoドメイン内に共存している場合、Oracle Tuxedo 12c リリース2 (12.2.2)のアプリケーション・サーバーに長いサービス名を持つ1つ以上のサービスが含まれていると、アプリケーション・サーバーは起動されなくなります。
Oracle Tuxedo 10gR3以前が同じOracle Tuxedoドメイン内に共存している場合、長い名前のサービスを動的に追加することはできません。
現在のOracle Tuxedoドメイン内で長い名前を持つ1つ以上のサービスがすでに起動されている場合、Oracle Tuxedo 10gR3以前のソフトウェアはそのドメインに参加できません。
同じOracle Tuxedoドメイン内で稼働中のOracle Tuxedo 10gR3にデプロイされているTDOMAINゲートウェイ・サーバーに対して、ローカル・リソースおよびリモート・サービスに長い名前を構成することはできません。
ROUTINGセクションでXPathを指定している場合、前述のOracle Tuxedoリリースのサイトは起動されません。
MPモードでは、次の機能が有効なときに、そのTuxedoバージョンがTuxedo 12gR1より低いバージョンであるか、スレーブ・ノードがこれらの機能をサポートしていないプラットフォーム上で実行されている場合には、スレーブ・ノードが起動できません。
XAアフィニティ
共通XID
単一グループの複数ブランチ(SGMB)
FAN統合
Direct Cross Domain Communication Leveraging RDMA
IBM AIX (64-bit)、HP-UX (64-bit)、Oracle Solaris(64-bit) on SPARC、Linux x86-64およびLinux x86でスレーブ・ノードが実行されている場合、Tuxedo12gR1 RP073以上で次の機能が有効になります。
XAアフィニティ
共通XID
単一グループの複数ブランチ(SGMB)
FAN統合
MPモードで、TuxedoバージョンがTuxedo12gR1 RP073以上のスレーブ・ノード上でこれらの機能を有効にする場合:マスター・ノードのTuxedoバージョンはTuxedo12cR2 RP065以上にする必要があります。
注意:
(UBBCONFIG *RESOURCESセクションのOPTIONSで)EECSオプションを指定すると、XAアフィニティ、共通XID、Single Group Multiple BranchesおよびFAN統合という4つの機能がデフォルトで有効になります。
ドメイン間の相互運用性
図1-2に示すように、次のドメイン間シナリオではいずれもメッセージ交換とプロトコルの互換性が存在しています。
図1-2 ドメイン間シナリオ1
いずれのシナリオにおいても、あるドメイン内のマシンで実行されているOracle Tuxedoドメイン(TDomain)ゲートウェイ・プロセスが、他のドメイン内のマシンで実行されているTDomainゲートウェイ・プロセスとネットワーク接続を介して通信しています。表1-1に、サポートされているTDomainゲートウェイ・プロセスを示します。
注意:
SSLが有効な場合、Tuxedo 12.2.2のデフォルトはTLSv1.2です。各GWTDOMAIN接続について、DMCONFIGファイルの*DM_TDOMAINセクションにTLSversion = {TLSv1.2|TLSv1.1|TLSv1.0}明示的に指定する必要があります( DMCONGIG(5)を参照)。
 
表1-1 TDomainゲートウェイ・プロセスの通信
TDomainプロセスが存在するリリース
通信先のTDomainプロセスが存在するリリース
Oracle Tuxedo 12cリリース2 (12.2.2)
接続マトリックス
Oracle Tuxedo 12cリリース2 (12.2.2)
Oracle Tuxedo 12cリリース2 (12.1.3)
Oracle Tuxedo 12cリリース2 (12.1.3)
Oracle Tuxedo 12c リリース1
Oracle Tuxedo 12c リリース1
Oracle Tuxedo 11gR1リリース1
Oracle Tuxedo 11gリリース1 (11.1.1.3.0)
Oracle Tuxedo 10gリリース3 (10.3)
Oracle Tuxedo 10gリリース3 (10.3)
Oracle Tuxedo 10.0
Oracle Tuxedo 10.0
Oracle Tuxedo 9.1
Oracle Tuxedo 9.1
Oracle Tuxedo 9.0
Oracle Tuxedo 9.0
TDomainプロセスのペアの通信で利用できるドメイン間機能は、Oracleの旧リリースで実行されているTDomainプロセスで利用できる機能に制限されます。
これらすべてのシナリオでは、管理、トランザクション・コンテキストの伝播およびドメイン間のセキュリティ・コンテキスト伝播が完全にサポートされています。
Oracle Tuxedo 12c リリース2 (12.2.2)では、Tuxedo 12c リリース2 (12.1.3)、12cR1、11gR1、10gR3、10.0、9.1、9.0 CORBAドメインとのドメイン間の相互運用性をサポートしています。この機能には、ドメインの境界を越えてCORBA C++ファクトリを通知する機能が含まれます。
クライアント・サーバーの相互運用性
Oracle Tuxedo 12c リリース2 (12.2.2)では、ユーザーの移行をサポートするために、表1-2に示したような次のクライアント/サーバー相互運用性がサポートされています。
 
表1-2 クライアント・サーバーの相互運用性
コンポーネント
相互運用できる対象
Oracle Tuxedo 12cリリース2 (12.2.2) ATMIサーバー
Oracle Tuxedo 9.0、9.1、10.0、10gR3、11gR1、12cR1、12cR2 (12.1.3)および12cR2 (12.2.2)で実行されるATMIクライアント
Oracle Tuxedo 6.5、9.1、10gR3、11gR1、12cR1、12cR2 (12.1.3)、12cR2 (12.1.3)および12cR2 (12.2.2)で実行されるWorkstationクライアント
Jolt 9.0、9.1、10.0、10gR3、11gR1、12cR1、12cR2 (12.1.3)および12cR2 (12.2.2)で(Joltサーバー12cリリース2 (12.2.2)を介して)実行されるJoltクライアント
Oracle Tuxedo 12cリリース2 (12.1.3) ATMIサーバー
Oracle Tuxedo 9.0、9.1、10.0、10gR3、11gR1、12cR1および12cR2 (12.1.3)で実行されるATMIクライアント
Oracle Tuxedo 6.5、9.1、10gR3、11gR1、12cR1および12cR2 (12.1.3)で実行されるWorkstationクライアント
Jolt 9.0、9.1、10.0、10gR3、11gR1、12cR1および12cR2 (12.1.3)で(Joltサーバー12cリリース2 (12.1.3)を介して)実行されるJoltクライアント
Oracle Tuxedo 12c リリース1 ATMIサーバー
Oracle Tuxedo 9.0、9.1、10.0、10gR3、11gR1および12cR1で実行されるATMIクライアント
Oracle Tuxedo 6.5、9.1、10gR3、11gR1および12cR1で実行されるWorkstationクライアント
Jolt 9.0、9.1、10.0、10gR3、11gR1および12cR1で(Joltサーバー12cリリース1を介して)実行されるJoltクライアント
Oracle Tuxedo 11gリリース1 (11.1.1.1.0、11.1.1.2.0および11.1.1.3.0) ATMIサーバー
Oracle Tuxedo 9.0、9.1、10.0および10gR3で実行されるATMIクライアント
Jolt 9.0、9.1、10.0および10gR3で(Joltサーバー11gリリース1を介して)実行されるJoltクライアント
Oracle Tuxedo 10gR3 ATMIサーバー
Oracle Tuxedo 9.0、9.1および10.0で実行されるATMIクライアント
Jolt 9.0、9.1および10.0で(Joltサーバー10gリリース3 (10.3)を介して)実行されるJoltクライアント
Oracle Tuxedo 10.0 ATMIサーバー
Oracle Tuxedo 9.0および9.1で実行されるATMIクライアント
Jolt 9.0および9.1で(Joltサーバー10.0を介して)実行されるJoltクライアント
Oracle Tuxedo 9.1 ATMIサーバー
Tuxedo 9.0で実行されるATMIクライアント
Jolt 9.0で(Joltサーバー9.1を介して)実行されるJoltクライアント
Oracle Tuxedo 12cリリース2 (12.2.2) CORBAサーバー
Oracle Tuxedo 9.0、9.1、10.0、10gR3、11gR1、12cR1、12cR2 (12.1.3)および12cR2 (12.2.2)で実行されるCORBAクライアント
Oracle Tuxedo 12gリリース2 (12.1.3) CORBAサーバー
Oracle Tuxedo 9.0、9.1、10.0、10gR3、11gR1、12cR1および12cR2 (12.1.3)で実行されるCORBAクライアント
Oracle Tuxedo 12gリリース1 CORBAサーバー
Oracle Tuxedo 9.0、9.1、10.0、10gR3、11gR1および12cR1で実行されるCORBAクライアント
Oracle Tuxedo 11gリリース1 (11.1.1.1.0、1.1.1.2.0および11.1.1.3.0) CORBAサーバー
Oracle Tuxedo 9.0、9.1、10.0および10gR3で実行されるCORBAクライアント
Oracle Tuxedo 10gリリース3 (10.3) CORBAサーバー
Oracle Tuxedo 9.0、9.1および10.0で実行されるCORBAクライアント
Oracle Tuxedo 10.0 CORBAサーバー
Oracle Tuxedo 9.0および9.1で実行されるCORBAクライアント
Oracle Tuxedo 9.1 CORBAサーバー
Oracle Tuxedo 9.0で実行されるCORBAクライアント
Oracle Tuxedo 12cリリース2 (12.2.2) ATMIクライアント
Oracle Tuxedo 9.0、9.1、10.0、10gR3、11gR1、12cR1、12cR2 (12.1.3)および12cR2 (12.2.2)で実行されるATMIサーバー
Oracle Tuxedo 12gリリース2 (12.1.3) ATMIクライアント
Oracle Tuxedo 9.0、9.1、10.0、10gR3、11gR1、12cR1および12cR2 (12.1.3)で実行されるATMIサーバー
Oracle Tuxedo 12gリリース1 ATMIクライアント
Oracle Tuxedo 9.0、9.1、10.0、10gR3、11gR1および12cR1で実行されるATMIサーバー
Oracle Tuxedo 11gリリース1 (11.1.1.1.0、11.1.1.2.0および11.1.1.3.0) ATMIクライアント
Oracle Tuxedo 9.0、9.1、10.0および10gR3で実行されるATMIサーバー
Oracle Tuxedo 10gR3 ATMIクライアント
Oracle Tuxedo 9.0、9.1および10.0で実行されるATMIサーバー
Oracle Tuxedo 10.0 ATMIクライアント
Oracle Tuxedo 9.0および9.1で実行されるATMIサーバー
Oracle Tuxedo 9.1 ATMIクライアント
Oracle Tuxedo 9.0で実行されるATMIサーバー
Oracle Tuxedo 12cリリース2 (12.2.2) .NETクライアント
Oracle Tuxedo 9.0、9.1、10.0、10gR3、11gR1、12cR1、12cR2 (12.1.3)および12cR2 (12.2.2)で実行されるATMIサーバー
Oracle Tuxedo 12gリリース2 (12.1.3) .NETクライアント
Oracle Tuxedo 9.0、9.1、10.0、10gR3、11gR1、12cR1および12cR2 (12.1.3)で実行されるATMIサーバー
Oracle Tuxedo 12gリリース1 .NETクライアント
Oracle Tuxedo 9.0、9.1、10.0、10gR3、11gR1および12cR1で実行されるATMIサーバー
Oracle Tuxedo 11gリリース1 (11.1.1.1.0および11.1.1.2.0) .NETクライアント
Oracle Tuxedo 9.0、9.1、10.0および10gR3で実行されるATMIサーバー
Oracle Tuxedo 10gリリース3(10.3).NETクライアント
Oracle Tuxedo 9.0、9.1および10.0で実行されるATMIサーバー
Oracle Tuxedo 10.0 .NETクライアント
Oracle Tuxedo 9.0および9.1で実行されるATMIサーバー
Oracle Tuxedo 9.1 .NETクライアント
Oracle Tuxedo 9.0で実行されるATMIサーバー
Oracle Tuxedo 12cリリース2 (12.2.2) CORBAクライアント
注意:
SSLが有効な場合、Tuxedo 12.2.2のデフォルトはTLSv1.2です。Tuxedo 12.1.3以前のリリースのサーバーへの接続の場合は、COBRAクライアント側でTLS1.0を明示的に指定する必要があります。
Oracle Tuxedo 9.0、9.1、10.0、10gR3、11gR1、12cR1、12cR2 (2.1.3)、12cR2 (12.2.2)で実行されるCORBAサーバー
Oracle Tuxedo 12gリリース2 (12.1.3) CORBAクライアント
Oracle Tuxedo 9.0、9.1、10.0、10gR3、11gR1、12cR1および12cR2 (12.1.3)で実行されるCORBAサーバー
Oracle Tuxedo 12gリリース1 CORBAクライアント
Oracle Tuxedo 9.0、9.1、10.0、10gR3、11gR1、12cR1で実行されるCORBAサーバー
Oracle Tuxedo 11gリリース1 (11.1.1.1.0、11.1.1.2.0および11.1.1.3.0) CORBAクライアント
Oracle Tuxedo 9.0、9.1、10.0および10gR3で実行されるCORBAサーバー
Oracle Tuxedo 10gR3 CORBAクライアント
Oracle Tuxedo 9.0、9.1および10.0で実行されるCORBAサーバー
Oracle Tuxedo 10.0 CORBAクライアント
Oracle Tuxedo 9.0および9.1で実行されるCORBAサーバー
Oracle Tuxedo 9.1 CORBAクライアント
Oracle Tuxedo 9.0で実行されるCORBAサーバー
Oracle Jolt 12cリリース2 (12.2.2)クライアント
Oracle Tuxedo 9.0で(Joltサーバー9.0を介して)実行されるATMIサーバー
Oracle Tuxedo 9.1で(Joltサーバー9.1を介して)実行されるATMIサーバー
Oracle Tuxedo 10.0で(Joltサーバー10.0を介して)実行されるATMIサーバー
Oracle Tuxedo 10gR3で(Joltサーバー10gR3を介して)実行されるATMIサーバー
Oracle Tuxedo 11gR1で(Joltサーバー11gR1を介して)実行されるATMIサーバー
Oracle Tuxedo 12cR1で(Joltサーバー12cR1を介して)実行されるATMIサーバー
Oracle Tuxedo 12cR2 (12.1.3)で(Joltサーバー12cR2 (12.1.3)を介して)実行されるATMIサーバー
Oracle Tuxedo 12cR2 (12.2.2)で(Joltサーバー12cR2 (12.2.2)を介して)実行されるATMIサーバー
Oracle Jolt 12cリリース2 (12.1.3)
Oracle Tuxedo 9.0で(Joltサーバー9.0を介して)実行されるATMIサーバー
Oracle Tuxedo 9.1で(Joltサーバー9.1を介して)実行されるATMIサーバー
Oracle Tuxedo 10.0で(Joltサーバー10.0を介して)実行されるATMIサーバー
Oracle Tuxedo 10gR3で(Joltサーバー10gR3を介して)実行されるATMIサーバー
Oracle Tuxedo 11gR1で(Joltサーバー11gR1を介して)実行されるATMIサーバー
Oracle Tuxedo 12cR1で(Joltサーバー12cR1を介して)実行されるATMIサーバー
Oracle Tuxedo 12cR2 (12.1.3)で(Joltサーバー12cR2 (12.1.3)を介して)実行されるATMIサーバー
Oracle Jolt 12cリリース1
Oracle Tuxedo 9.0で(Joltサーバー9.0を介して)実行されるATMIサーバー
Oracle Tuxedo 9.1で(Joltサーバー9.1を介して)実行されるATMIサーバー
Oracle Tuxedo 10.0で(Joltサーバー10.0を介して)実行されるATMIサーバー
Oracle Tuxedo 10gR3で(Joltサーバー10gR3を介して)実行されるATMIサーバー
Oracle Tuxedo 11gR1で(Joltサーバー11gR1を介して)実行されるATMIサーバー
Oracle Tuxedo 12cR1で(Joltサーバー12cR1を介して)実行されるATMIサーバー
Oracle Jolt 11gリリース1 (11.1.1.1.0、11.1.1.2.0および11.1.1.3.0)クライアント
Oracle Tuxedo 9.0で(Joltサーバー9.0を介して)実行されるATMIサーバー
Oracle Tuxedo 9.1で(Joltサーバー9.1を介して)実行されるATMIサーバー
Oracle Tuxedo 10.0で(Joltサーバー10.0を介して)実行されるATMIサーバー
Oracle Tuxedo 10gR3で(Joltサーバー10gR3を介して)実行されるATMIサーバー
Oracle Jolt 10.0クライアント
Oracle Tuxedo 9.0で(Joltサーバー9.0を介して)実行されるATMIサーバー
Oracle Tuxedo 9.1で(Joltサーバー9.1を介して)実行されるATMIサーバー
Oracle Jolt 9.1クライアント
Oracle Tuxedo 9.0で(Joltサーバー9.0を介して)実行されるATMIサーバー
クライアント/サーバーの特定のペアのクライアントで利用できる機能は、アプリケーション・クライアントとサーバー・アプリケーションのリリースによって異なります。たとえば、Oracle Tuxedo 12cリリース2 (12.2.2)のATMIクライアントとOracle Tuxedo 9.1サーバー・アプリケーションを相互運用する場合、クライアントで利用できるのはOracle Tuxedo 9.1機能のみです。
クライアント/サーバー・アフィニティの相互運用性
Oracle Tuxedoのクライアント/サーバー・アフィニティの相互運用性は、次のようにサポートされています。
クライアント/サーバー・アフィニティ機能は、Oracle Tuxedo 10gR3以前のネイティブ・クライアントでは使用できませんが、Oracle Tuxedo 12cR2に接続されている旧バージョンの/WSまたはJoltクライアントでは使用できます
MPモード
UBBCONFIGファイルでクライアント/サーバー・アフィニティが構成されており、Oracle Tuxedo 10gR3以前を使用するスレーブ・ノードが存在する場合、影響を受けるのは、マスター・ノードおよびOracle Tuxedo 12cR2以降がインストールされたスレーブ・ノードのみです。
ドメイン・モード
マルチドメイン・セッションでクライアント/サーバー・アフィニティを使用するには、セッションに関与するすべてのドメインにOracle Tuxedo 12cR2以降をインストールする必要があります。
機能固有の相互運用性
Oracle Tuxedo 12cリリース2 (12.2.2)機能固有の相互運用性は次のようにサポートされます。
TLSv1.2サポート
以前のTuxedoリリースでは、TLSv1.0のみがサポートされていました。Tuxedo 12.2.2ではTLS1.2/1.1/1.0がサポートされ、デフォルトはTLSv1.2です。Tuxedo 12.2.2は、自己適応するかSSLクライアント側でTLS1.2を使用し、以前のTuxedoリリースの上位でSSLサーバーとして機能するコンポーネントと相互運用します。Tuxedo 12.1.3以前のリリースへの接続の場合は、SSLクライアント側(GWTDOMAIN、COBRAクライアント、GWWSアウトバウンドHTTPSを含む)でTLS1.0を明示的に指定する必要があります。
XMLベースのDDR (データ依存型ルーティング)
XMLベースのDDRを使用するには、1つのドメインでのすべてのマシンがOracle Tuxedo 12cリリース2 (12.2.2)を使用する必要があります。これらのうちの1つが下位バージョンを使用している場合、tmbootはエラー・メッセージ「無効なリリース」を出力します。
Exalogic機能
Oracle Tuxedo 12cリリース2 (12.1.3)より前に導入されたなんらかのExalogic機能がUBBCONFIGファイルで有効化されている場合、Oracle Tuxedo 12cリリース2 (12.1.3)は、Oracle Tuxedo 11gR1 (11.1.1.3.0)以降と相互運用できます。
UBBCONFIGファイルでなんらかのExalogic機能が有効化されている場合、Oracle Tuxedo 12cリリース2 (12.1.3)は、Oracle Tuxedo 11gR1 (11.1.1.2.0)以前と相互運用できません。
Oracle Tuxedo 12cリリース2 (12.1.3)で導入されたなんらかのExalogic機能がUBBCONFIGファイルで有効化されている場合、Oracle Tuxedo 12cリリース2 (12.1.3)は、以前のリリースと相互運用できません。
XA用の読取り最適化機能が有効化されている場合、Oracle Tuxedo 12cリリース2 (12.1.3)は、Oracle Tuxedo 11gR1 (11.1.1.3.0)と相互運用できません。
詳細については、『Oracle Tuxedo/Oracle Exalogicユーザーズ・ガイド』を参照してください。
タイムアウトに関するミリ秒単位の設定
MPデプロイメント環境がミリ秒単位のSCANUNITで構成されている場合、このドメイン内のすべてのノードはOracle Tuxedo 12cリリース2 (12.2.2)を使用する必要があります。
ECIDの伝播
エンドツーエンドのECIDの伝播が保証されるのは、Oracle Tuxedo 12cリリース2 (12.2.2)が実行されているマシン/ドメインのみです。
クロス・ドメイン・イベント・ブローカ
この機能がサポートされるのは、GWTおよびEvtBrokerの両方がOracle Tuxedo 12cリリース2 (12.2.2)で実行されている場合のみです。
サード・パーティORBとの相互運用性
CORBAアプリケーション・クライアントとOracle Tuxedo CORBAドメインの通信は、そのドメインをブートストラップ処理することで確立されます。ブートストラップ処理のメカニズムには、(1) Bootstrapオブジェクトを使用するOracle社のメカニズムと、(2) OMGが規定したCORBA Interoperable Naming Service (INS)のメカニズムがあります。
INSのサポートは、Oracle Tuxedoリリース8.0から追加されました。INSの追加により、INSを利用するサード・パーティORBをOracle Tuxedo CORBAサーバーORBと相互運用できます。
図1-3は、サード・パーティORBとの相互運用性を示しています。
図1-3 サード・パーティORBとの相互運用性
 
注意:
Oracle Tuxedo CORBAクライアントの環境オブジェクトは、Oracle Tuxedo 9.0、9.1、10.0、10gR3、11gR1、12cR1および12cR2の場合と同じように現在のOracle Tuxedoリリースでも引き続きサポートされます。
CORBAアプリケーション・クライアントでは、Oracle Tuxedo BootstrapオブジェクトまたはINSブートストラップ処理メカニズムを使用してOracle Tuxedo CORBAドメインにあるオブジェクトのリファレンスを取得します。OracleクライアントORBはOracle社のメカニズムを使用し、サード・パーティ・クライアントORBはCORBA INSメカニズムを使用します。Oracle Tuxedoドメインのブートストラップの詳細は、『Oracle Tuxedo CORBAプログラミング・リファレンス』を参照してください。

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