表4-1
Oracle Tuxedoのコマンドと関数
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SCAコンポーネントを呼び出すプロセスをビルドします。
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SCDLの定義とインタフェースを解析し、Tuxedoにデプロイ可能なサーバーと要素を生成します。
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mkfldfromschemaおよびmkfld32fromschemaコマンドは、入力としてXMLスキーマを取り、フィールド表を生成します。
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mkviewfromschemaおよびmkview32fromschemaコマンドは、入力としてXMLスキーマを取り、ビュー・ファイルを生成します。
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Python、RubyまたはPHPコンポーネントの一般的なサーバー。
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SCAクライアント内でOracle Tuxedo認証用のパスワードを管理します。
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Oracle Tuxedo構造体記述ファイル・コンパイラ
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バイナリ構造体ファイルおよびビュー・ファイルの逆アセンブラ。
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SCAインタフェースから、Oracle Tuxedoサービス・メタデータ・リポジトリのインタフェース情報を生成します。
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setSCAPasswordCallback(3c)
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<binding.atmi>要素内の識別子に関連付けられているパスワードを取得するためのコールバックを設定します。
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Tuxedoサービス用にSCAファイル、SCDLファイル、およびサーバー側のインタフェース・ファイルを生成します。
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buildscaclient – SCAコンポーネントを呼び出すプロセスをビルドします。
buildscaclient -c default_component [-v] [-h] [-k] [-o name] [-s SCAroot] [-f firstfiles] [-l lastfiles] [-S structurefiles]
このコマンドは、Tuxedo環境でホストされているSCAコンポーネントを呼び出すことのできるクライアント・プロセスをビルドするために使用します。このコマンドを実行すると、-fおよび -lオプションで指定したファイルがSCAおよび標準のTuxedo ATMIライブラリに結合され、クライアント・アプリケーションが形成されます。クライアント・アプリケーションは、
CC環境変数でオーバーライドしないかぎり、使用しているオペレーティング・システム用に定義されたデフォルトのC++言語コンパイル・コマンドを使用してビルドされます。
指定したすべての
.cおよび
.cppファイルは、使用しているオペレーティング・システム用のコンパイル・システムを1回呼び出すことによってコンパイルされます。呼び出すコンパイラを指定するには、CC環境変数にコンパイラの名前を指定します。
CC環境変数を定義していない状態で
buildscaclientが呼び出された場合は、すべての
.cおよび
.cppファイルがコンパイル時に、使用しているオペレーティング・システム用のデフォルトのC++言語コンパイル・コマンドが呼び出されます。
CFLAGSまたは
CPPFLAGS環境変数を使用すると、コンパイラに渡す追加オプションを指定できます。
CPPFLAGSの値は、
CFLAGSを定義していない状態で
buildobjclientが呼び出された場合に使用されます。
buildscaclientでは、次のパラメータとオプションがサポートされます。
必須パラメータ。このアプリケーションでどのコンポーネントを使用するかを示します。
buildscaclientコマンドを冗長モードで実行することを指定します。具体的には、コンパイル・コマンドが標準出力に書き出されます。
生成されたスタブを維持します。
buildscaclientによって、クライアントと参照との動的なインタフェースを提供するプロキシ・ファイルが生成されます。通常これは、クライアントの構築時にコンパイルの後で削除されます。このオプションは、ソース・ファイルを保持する必要があることを示します。
注意:
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このファイルの生成後の内容は、リリースによって異なる場合があります。このファイルに公開されているデータ構造やインタフェースに依存 しないことをお薦めします。これは、ビルド時の問題のデバッグを支援するためのオプションです。
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このコマンドによって生成されるクライアント・アプリケーションの名前を指定します。名前を指定しない場合、アプリケーション・ファイルの名前は
client<.type>になります。typeは拡張子で、オペレーティング・システムごとに異なります。たとえば、UNIXシステムでは拡張子はありませんが、Windowsシステムでは
.EXEになります。
SCAルートの場所を指定します。ここに、必要なコンポーネントのSCDLファイルが格納されます。設定しない場合は、
APPDIR環境値が使用されます。
buildscaclientのコンパイルとリンクの段階で、最初にインクルードすべきファイルを指定します。指定したファイルは、SCAライブラリよりも前にインクルードされます。次の表に、ファイルを指定する2つの方法を示します。
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-f "file1.cpp file2.cpp file3.cpp … "
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複数のファイルを指定できます。各ファイル名を引用符で囲んでホワイト・スペースで区切ります。
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注意:
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スペースが含まれているファイル名はサポートされません。 -f オプションは複数回指定できます。
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buildscaclientのコンパイルとリンクの段階で、最後にインクルードすべきファイルを指定します。指定したファイルは、SCAライブラリよりも後にインクルードされます。次の表に、ファイルを指定する2つの方法を示します。
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-l "file1.cpp file2.cpp file3.cpp … "
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複数のファイルを指定できます。各ファイル名を引用符で囲んでホワイト・スペースで区切ります。
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注意:
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スペースが含まれているファイル名はサポートされません。 -lオプションは複数回指定できます。
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SCA構造体記述ファイルを指定します。構造体記述ファイルは、ソース・ファイルとバイナリ構造体記述ファイルのどちらにもなります。複数のファイルを指定する場合、ファイル名を空白で区切り、リスト全体を引用符で囲む必要があります。
-Sオプションは、同じコマンド行に複数回指定できます。
構造体記述ファイルの使用はオプションです。特定の構造体に構造体記述を指定しない場合、構造体が定義されたソース・コードが構造体の記述に使用されます。SCA-ATMIモードでは、各構造体要素に対応するFML32フィールド名は構造体要素の名前と同じです。
注意:
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スペースが含まれているファイル名はサポートされません。 -Sオプションは複数回指定できます。
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次に、
buildSCAclientの環境変数を示します。
クライアント・アプリケーションのコンパイル時に使用するSCAライブラリを検索してファイルをインクルードします。
拡張子が
.cまたは
.cppのすべてのファイルに使用するコンパイラを示します。定義しない場合は、すべての
.cおよび
.cppファイルのコンパイル時に、使用しているオペレーティング・システム用のデフォルトのC++言語コンパイル・コマンドが呼び出されます。
拡張子が
.cまたは
.cppのファイルのコンパイラ・コマンド行の一部として渡す引数を示します。
buildscaclientコマンド環境内に
CFLAGSが存在しない場合は、
CPPFLAGS環境変数がチェックされます。
注意:
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CFLAGS環境変数によって渡される引数は、 CPPFLAGS変数よりも優先されます。
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拡張子が
.cまたは
.cppのファイルのコンパイラ・コマンド行の一部として渡す引数のセットを保持します。
これらの引数は、UNIXシステムのコマンド行オプション
"-I$(TUXDIR)/include"、またはWindowsシステムのコマンド行オプション
/I%TUXDIR%\includeへの追加として、
buildscaclientコマンドによって自動的に渡されます。
buildscaclientコマンド環境内に
CPPFLAGSが存在しない場合、コンパイラ・コマンドは追加されません。
LD_LIBRARY_PATH (UNIXシステム)
CORBAソフトウェアが共有するオブジェクトに加え、コンパイラで使用する共有オブジェクトを格納するディレクトリを示します。複数のディレクトリを指定する場合はコロン(:)で区切ります。一部のUNIXシステムでは、次のように別の環境変数が必要になります。
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HP-UXシステムではSHLIB_PATH環境変数を使用する
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ライブラリ・ファイルを格納するディレクトリのリストを示します。複数のディレクトリを指定する場合はセミコロン(;)で区切ります。
このユーティリティは、Oracle Tuxedo環境をサポートするすべてのプラットフォームで使用できます。
buildscaclient-s/myApplication/scaSrc/uBike-c uBike.client-f uBikeClient.cpp-o uBikeClient
buildscacomponent - SCAコンポーネントをビルドします。
buildscacomponent [-v] [-s scaroot] [-f firstfiles] [-l lastfiles] [-S structurefiles] -c compositename[/componentname][,compositename,..]] [-y] [-k] [-h]
buildscacomponentを使用すると、ソース・コードから個別のSCAコンポーネントをビルドできます。このコマンドを実行すると、SCDLソースの読み込み、指定されたコンポジット・ファイル内でのコンポーネントの検索、対応する.componentTypeファイルの解析、および対応する実行可能ライブラリの生成が、.componentTypeファイルと同じ場所で実行されます。
コンポーネント実装のビルドは、次に示すように
<implementation.cpp>要素の内容に基づいて自動的に行われます。
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/implementation.cpp/@headerの値に基づいて、実装を保持するソース・ファイルと componentTypeファイルの名前が特定されます。
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<implementation.cpp library="myLib" header="myComponentImpl.h"/>
この場合、
buildscacomponentを実行するとmyComponentImpl.cppファイルが検索およびコンパイルされ、対応するmyComponentImpl.componentTypeファイルに保持されているインタフェースからスタブが生成されます。
コンポジットには1つまたは複数のコンポーネントを含めることができ、
buildscacomponentコマンドによって一度に1つまたは複数のコンポジットをビルドできます。複数のコンポーネントをビルドする場合は、
-fおよび
-lスイッチで指定したファイルが各コンポーネントにインクルードされます。単一のコンポーネントをビルドするには、
-c composite/component構文を使用する必要があります。これにより、個別のコンポーネントが特定のセットのソース・コードやライブラリで構成されるケースにも対応できるようになっています。
指定したすべての
.cおよび
.cppファイルは、使用しているオペレーティング・システム用のコンパイル・システムを1回呼び出すことによってコンパイルされます。呼び出すコンパイラを指定するには、
CC環境変数にコンパイラの名前を指定します。
CC環境変数を定義していない状態で
buildscacomponentが呼び出された場合は、すべての
.cおよび
.cppファイルがコンパイル時に、使用しているオペレーティング・システム用のデフォルトのC++言語コンパイル・コマンドが呼び出されます。
ユーザーは、環境変数
CFLAGSまたは
CPPFLAGSを設定することにより、コンパイラに渡すオプションを指定できます。
CFLAGSが定義されておらず
CPPFLAGSが定義されている場合は、
buildscacomponentを呼び出すと
CPPFLAGSの値が使用されます。
buildscacomponentでは、次のパラメータとオプションがサポートされます。
buildscacomponentを冗長モードで実行することを指定します。
SCAルートの場所を指定します。ここにコンポーネントのSCDLファイルが格納され、コンポーネントのソース・コードもここで処理されます。
指定しない場合は、APPDIRの値が使用されます。
buildscacomponentのコンパイルとリンクの段階で、最初にインクルードすべきファイルを指定します。指定したファイルは、SCAライブラリよりも前にインクルードされます。次の表に、ファイルを指定する2つの方法を示します。
表4-2
「-f firstfiles」によるファイルの指定
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-f "file1.cpp file2.cpp file3.cpp … "
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複数のファイルを指定できます。各ファイル名を引用符で囲んでホワイト・スペースで区切ります。
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注意:
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スペースが含まれているファイル名はサポートされません。 -fオプションは複数回指定できます。
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buildscacomponentのコンパイルとリンクの段階で、最後にインクルードすべきファイルを指定します。指定したファイルは、SCAライブラリよりも後にインクルードされます。次の表に、ファイルを指定する2つの方法を示します。
表4-3
「-l lastfiles」によるファイルの指定
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-l "file1.cpp file2.cpp file3.cpp … "
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複数のファイルを指定できます。各ファイル名を引用符で囲んでホワイト・スペースで区切ります。
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注意:
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スペースが含まれているファイル名はサポートされません。 -lオプションは複数回指定できます。
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-c {composite[,composite]|composite/component}
処理するコンポジットの名前を指定します。コンポジットは、
APPDIR、または上で説明した -sスイッチに指定されているSCDLディレクトリから検索されます。見つからない場合は、コンポーネント・ライブラリがビルドされません。
コンポジットのリストを指定することもできます。その場合は、それらのコンポジット内に記述されているすべてのコンポーネントがビルドされます。いずれかのコンポジットが見つからないか、エラー(不正な名前、コンポジットにATMIサービス・バインディングが指定されていないなど)が検出された場合は、コマンドの実行を続行するか中断するかを尋ねる警告メッセージが表示されます。
コンポジット/コンポーネントの表記法を使用する場合は、指定するコンポジットに含めることのできるコンポーネントは1つのみとなります。この表記法を使用することで、コンポーネントのビルド・プロセスにおいて、
-fおよび
-lで指定した特定のソース・ファイルをインクルードする必要がある場合にも対応できます。
たとえば
-cスイッチで指定されたコンポジットが物理的にはルート・ディレクトリに存在しない場合などに、警告を自動的に無視して入力ファイルを強制的に処理できます。
生成されたプロキシおよびラッパーのソースを保持します。
buildscacomponentでは、メソッド・オペレーションやパラメータ処理などのデータ構造に基づいてプロキシおよびラッパー・コードが生成されます。このコードは、通常どおりコンパイルされ、コンポーネントがビルドされたときに削除されます。このオプションは、ソース・ファイルを保持する必要があることを示します(ソース・ファイルの名前を調べるには
-vを使用します)。
注意:
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このファイルの生成後の内容は、リリースによって異なる場合があります。このファイルに公開されているデータ構造やインタフェースに依存 しないでください。これは、ビルド時の問題のデバッグを支援するためのオプションです。
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SCA構造体記述ファイルを指定します。構造体記述ファイルは、ソース・ファイルとバイナリ構造体記述ファイルのどちらにもなります。複数のファイルを指定する場合、ファイル名を空白で区切り、リスト全体を引用符で囲む必要があります。
-Sオプションは、同じコマンド行に複数回指定できます。
構造体記述ファイルの使用はオプションです。特定の構造体に構造体記述を指定しない場合、構造体が定義されたソース・コードが構造体の記述に使用されます。SCA-ATMIモードでは、各構造体要素に対応するFML32フィールド名は構造体要素の名前と同じです。
注意:
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スペースが含まれているファイル名はサポートされません。 -Sオプションは複数回指定できます。
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クライアント・アプリケーションのコンパイル時に使用するSCAライブラリを検索してファイルをインクルードします。
SCAアプリケーションのルート・ディレクトリを示します。最上位のコンポジットはここに格納する必要があります。
拡張子が
.cまたは
.cppのすべてのファイルに使用するコンパイラを指定します。定義しない場合は、すべての
.cおよび
.cppファイルのコンパイル時に、使用しているオペレーティング・システム用のデフォルトのC++言語コンパイル・コマンドが呼び出されます。
拡張子が
.cまたは
.cppのファイルのコンパイラ・コマンド行の一部として渡す引数を示します。
buildscacomponentコマンド環境内に
CFLAGSが存在しない場合は、
CPPFLAGS環境変数がチェックされます。
注意:
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CFLAGS環境変数によって渡される引数は、CPPFLAGS変数よりも優先されます。
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拡張子が
.cまたは
.cppのファイルのコンパイラ・コマンド行の一部として渡す引数のセットを保持します。
これらの引数は、UNIXシステムのコマンド行オプション
"-I$(TUXDIR)/include"、またはWindowsシステムのコマンド行オプション
/I%TUXDIR%\includeへの追加として、
buildscacomponentコマンドによって自動的に渡されます。
buildscacomponentコマンド環境内に
CPPFLAGSが存在しない場合、コンパイラ・コマンドは追加されません。
LD_LIBRARY_PATH (UNIXシステム)
CORBAソフトウェアが共有するオブジェクトに加え、コンパイラで使用する共有オブジェクトを保持するディレクトリを示します。複数のディレクトリを指定する場合はコロン(:)で区切ります。一部のUNIXシステムでは異なる環境変数が必要になります: HP-UXシステムでは
SHLIB_PATH環境変数、AIXシステムでは
LIBPATH環境変数を使用します。
ライブラリを検索するディレクトリのリストを示します。複数のディレクトリを指定する場合はセミコロン(;)で区切ります。
このユーティリティは、Oracle Tuxedo環境をサポートするすべてのプラットフォームで使用できます。
buildscacomponent -f utils.c -c searchInventory,updateItem
buildscaserver - SCAコンポーネントを含むOracle Tuxedoサーバーをビルドします。
-o servername -c composite[,composite][-v][-s scaroot]
[-w] [-r rmname][-y] [-k] [-t] [-S]
buildscaserverを使用すると、それ以前にbuildscacomponentコマンドでビルドしたSCAコンポーネントにリクエストをルーティングするために使用するTuxedoサーバーをビルドできます。このコマンドは、TuxedoやSCAのリクエストをSCAコンポーネントにルーティングするためのブートストラップ・ルーチンを含むメイン・ルーチンを生成し、これをコンパイルしてサーバー・ホスト・アプリケーションを形成します。サーバー・ホスト・アプリケーションは、使用しているプラットフォーム用のデフォルトのC++コンパイラでビルドされます。
SCDLコードに、
<binding.ws>要素で参照やサービスが記述されている場合は、Webサービス・ゲートウェイ(GWWS)で使用できるよう自動的にWSDFファイルに変換されます。
buildscaserverでビルドされたSCAサーバーは、すべてマルチスレッド・サーバーになります。
buildscaserverでは、次のパラメータとオプションがサポートされます。
必須。このコマンドによって生成されるサーバー・アプリケーションの名前を指定します。
-c compositename[,compositename]
必須。ホストされるコンポジットの名前を指定します。コンポジットは、まず
APPDIRから検索され、見つからない場合は上で説明した
-sスイッチに指定されているSCDLディレクトリから検索されます。それでも見つからない場合、サーバーはビルドされません。コンポジットのリストを指定した場合は、リスト内のすべてのコンポジットが同じTuxedoサーバーによってホストされます。
いずれかのコンポジットが見つからないか、エラー(
incorrect name、
composite does not have any atmi service bindingなど)が検出された場合は、コマンドの実行を続行するか中断するかを尋ねる警告メッセージが表示されます。
buildscaserverを冗長モードで実行することを指定します。
SCAルートの場所を指定します。ここに、デプロイすべきコンポーネントのSCDLファイルが格納されます。
このディレクトリには、SCAコンポジットおよびSCAコンポーネントに適したレイアウトが格納されています。各コンポジットはディレクトリとして表現され、その中に実行時形式のコンポーネントと、SCDLコード、ライブラリが格納されます。実行時のサーバー・アプリケーションは、このディレクトリから実行時SCAコンポーネントを見つけます。
コンポーネントでWebサービス・バインディングが使用されている場合は、WSDF定義ファイルもルートに格納されます。
生成されたサーバーで、Webサービス・バインディング対応のコンポーネントをホストすることを指定します。デフォルトでは、ATMIバインディング対応のコンポーネントをホストするサーバーが生成されます。どちらのタイプのサーバーも、実際の同じコンポーネントを同時にホストできます(つまり、ATMIサーバーとWSサーバーが存在している場合、
buildscacomponentコマンドを使用してすでにビルドされている同じコンポーネントを両方のサーバーでホストできます)。
このサーバーのリソース・マネージャを指定します。値
rmnameは、リソース・マネージャ表に指定されている必要があります。この表は、UNIXシステムでは
$TUXDIR/udataobj/RMに、Windowsシステムでは
%TUXDIR%\udataobj\RMに格納されています。このファイルの各エントリは、次の形式で指定します。
rmname:rmstructure_name:library_names
rmname値を使用することで、
$TUXDIR/udataobj/RMまたは
%TUXDIR%\udataobj\RM内のエントリに、リソース・マネージャに関連付けられているライブラリを自動的にインクルードし、トランザクション・マネージャとリソース・マネージャの間のインタフェースを設定します。値
TUXEDO/SQLを指定すると、Oracle TuxedoシステムとSQLリソース・マネージャのライブラリがインクルードされます。その他の値は、リソース・マネージャ表に追加されていれば指定できます。
-rオプションが指定されていない場合は、デフォルトでnullリソース・マネージャが使用されます。
必要に応じ、警告を自動的に無視して入力ファイルを強制的に処理します。
サーバーのメイン・スタブを保持します。
buildscaserverでは、サービス表や
main()関数などのデータ構造に基づいてメイン・スタブが生成されます。このスタブは、通常どおりコンパイルされ、サーバーがビルドされたときに削除されます。このオプションは、ソース・ファイルを保持する必要があることを示します。
注意:
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ソース・ファイルの名前を調べるには、 -vオプションを使用します。
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注意:
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このファイルの生成後の内容は、リリースによって異なる場合があります。このファイルに公開されているデータ構造やインタフェースに依存 しないことをお薦めします。これは、ビルド時の問題のデバッグに役立つオプションです。
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サーバーがC構造体の入力バッファまたは出力バッファを使用し、
-w オプションを指定する場合に必要です。
注意:
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-wオプションを指定しないと、 buildscaserverは、構造体を使用するかどうかを決定するのにATMIバインディングを使用します。 -Sオプションは必要ありません。
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buildscaserver -Sオプションは、オプション引数を使用
しません。
クライアント・アプリケーションのコンパイル時に使用するSCAライブラリを検索してファイルをインクルードします。
拡張子が
.cまたは
.cppのすべてのファイルに使用するコンパイラを指定します。定義しない場合は、すべての
.cおよび
.cppファイルのコンパイル時に、デフォルトのC++言語コンパイル・コマンドが呼び出されます。
拡張子が
.cまたは
.cppのファイルのコンパイラ・コマンド行の一部として渡す引数を示します。
buildscaserverコマンド環境内に
CFLAGSが存在しない場合は、
CPPFLAGS環境変数がチェックされます。
注意:
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CFLAGS環境変数によって渡される引数は、 CPPFLAGS変数よりも優先されます。
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拡張子が
.cまたは
.cppのファイルのコンパイラ・コマンド行の一部として渡す引数のセットを保持します。
これらの引数は、UNIXシステムのコマンド行オプション
"-I$(TUXDIR)/include"、またはWindowsシステムのコマンド行オプション
/I%TUXDIR%\includeへの追加として、
buildscaserverコマンドによって自動的に渡されます。
buildscaserverコマンド環境内にCPPFLAGSが存在しない場合、コンパイラ・コマンドは追加されません。
LD_LIBRARY_PATH (UNIXシステム)
CORBAソフトウェアが共有するオブジェクトに加え、コンパイラで使用する共有オブジェクトを格納するディレクトリを示します。複数のディレクトリを指定する場合はコロン(
:)で区切ります。一部のUNIXシステムでは、次のように別の環境変数が必要になります。
•
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HP-UXシステムでは SHLIB_PATHを使用する
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ライブラリが格納されているディレクトリのリストを示します。複数のディレクトリを指定する場合はセミコロン(
;)で区切ります。
このユーティリティは、Oracle Tuxedo環境をサポートするすべてのプラットフォームで使用できます。
buildscaserver -c uBike.server -o uBikeSCASvr
このコマンドでは、SCDLコード内の次の矛盾がチェックされ、矛盾が見つかった場合はエラーが報告されます。
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SCDLファイル内に少なくとも1つの構文エラーがあります。
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どのコンポジットにもATMIバインディングを使用するサービスが含まれていません。
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少なくとも1つのコンポジットに、互換性のない <remoteAccess>要素でATMIバインディングを定義したサービスが含まれています。このコマンドでは、値としてWorkStationを指定した <remoteAccess> 要素はサポートされません。
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/binding.atmi/@requiresにレガシー値が含まれており、 /binding.atmi/map要素に衝突する値が含まれています(たとえば、同じTuxedoサービス名が2つ以上のメソッドにマップされています)。
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mkfldfromschema、mkfld32fromschema
mkfldfromschemaおよび
mkfld32fromschemaコマンドは、入力としてXMLスキーマを取り、フィールド表を生成します。この表は、
mkfldhdrまたは
mkfldhdr32コマンドで処理するか、それを必要とするプログラムによってロードされます。
mkfldfromschemaは16ビットFMLで使用し、
mlfld32fromschemaは32ビットFMLで使用します。
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コマンドの意味がアプリケーション関連であるため制約が無視される
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mkfldfromschema、mkfld32fromschema – XMLスキーマからフィールド表を生成します。
mkfldfromschema [{-i schema|-u schemaurl}] [-b basenumber] ]-o outputfile]
mkfld32fromschema [{-i schema|-u schemaurl}] [-b basenumber] ]-o outputfile]
これらのコマンドは、入力としてXMLスキーマを取り、フィールド表を生成します。XMLスキーマは、
-iオプションまたは
-uオプションで指定します。どちらのオプションも指定されていない場合、スキーマは標準入力から読み込まれます。
mkfldfromschemaおよび
mkfld32fromschemaでは、次のオプションがサポートされます。
生成されたフィールド表に
*base basenumber行を追加します。
XMLスキーマを格納するファイルの名前を表示します。
-iオプションと
-uオプションを同時に指定することはできません。
入力スキーマの場所を示すURLです。このURLはhttp://で始まる必要があります。
-uオプションと
-iオプションを同時に指定することはできません。
フィールド表を格納するファイルの名前です。このオプションを指定しない場合、フィールド表は標準出力に書き出されます。
このユーティリティは、Oracle Tuxedoサーバー環境をサポートするすべてのプラットフォームで使用できます。
mkviewfromschema、mkview32fromschema
mkviewfromschemaおよび
mkview32fromschemaコマンドは、入力としてXMLスキーマを取り、ビュー・ファイルを生成します。このファイルは、
viewcまたは
viewc32コマンドで処理できます。
mkviewfromschemaは16ビット・ビューで使用し、
mkview32fromschemaは32ビット・ビューで使用します。
mkviewfromschema、mkview32fromschema – XMLスキーマからビュー表を生成します。
mkviewfromschema [{-i schema|-u schemaurl}] [-o outputfile]
mkview32fromschema [{-i schema|-u schemaurl}] [-o outputfile]
これらのコマンドは、入力としてXMLスキーマを取り、ビュー・ファイルを生成します。XMLスキーマは、
-iオプションまたは
-uオプションで指定します。どちらのオプションも指定されていない場合、スキーマは標準入力から読み込まれます。
mkviewfromschemaおよびmkview32fromschema では、次のオプションがサポートされます。
XMLスキーマを格納するファイルの名前です。
-iオプションと
-uオプションを同時に指定することはできません。
入力スキーマの場所を示すURLです。このURLはhttp://で始まる必要があります。
-uオプションと-iオプションを同時に指定することはできません。
出力ビュー・ファイルを格納するファイルの名前です。このオプションを指定しない場合、ビュー・ファイルは標準出力に書き出されます。
このユーティリティは、Oracle Tuxedoサーバー環境をサポートするすべてのプラットフォームで使用できます。
「SDO for C++ Specification V2.1」(2006年12月公開)
scaadmin – SCAサーバーの管理コマンド・インタプリタです。
scaadminコマンドは、SCAコンポジットを動的に再デプロイしたり、個別のサービスの統計値やステータスを表示したりするために使用します。
TUXCONFIG環境変数を使用すると、Tuxedo構成ファイルをロードする場所を特定できます。
このコマンドは、
buildscaserver(1)コマンドでビルドしたサーバーにのみ影響します。
scaadminコマンドでは、次のオプションがサポートされます。
scaadminを実行したときに、Oracle Tuxedoのバージョン番号とTuxedoパッチ・レベルを表示します。コマンドは出力後に終了します。
scaadminはアクティブ・ノードで実行する必要があります。
default [-m machine] [-g groupename] [-i srvid] ] [-s servername]
対応する引数に、デフォルトのマシン名、グループ名、サーバーID、またはサーバー名を設定します。defaultコマンドを引数なしで入力した場合は、現在のデフォルトの値が表示されます。
reload [-m machine] [-g groupname] [-i srvid] ] [-s servername]
このコマンドは、TuxedoサーバーによってホストされているSCAコンポーネントを動的に再ロードします。
-m、
-g、
-i、および
-sオプションは、マシン、グループ、サーバーID、およびサーバー名の組合せによって、再ロードするサーバーを限定するために使用します。
printstats [-m machine] [-g groupname] [-i srvid] [-s servername]
このコマンドは、サーバーでホストされているサービス、関連付けられているメソッド、問合せの数、およびステータス(
active、
idle)を一覧で表示します。
-m、
-g、
-i、および
-sオプションは、マシン、グループ、サーバーID、およびサーバー名の組合せによって、再ロードするサーバーを限定するために使用します。
冗長モードで出力を生成します。オプションを指定しない場合は、現在の設定が切り替えられて新しい設定が出力されます。初期設定は
offです。
help (h) [{command | all}]
ヘルプ・メッセージを出力します。commandを指定すると、そのコマンドの省略形、引数、および説明が出力されます。allを指定すると、すべてのコマンドの説明が表示されます。引数を省略すると、すべてのコマンドの構文が表示されます。
onに設定すると、入力コマンド行をエコーします。オプションを指定しない場合は、現在の設定が切り替えられて新しい設定が出力されます。初期設定は
offです。
scaadminコマンドはアクティブ・ノードで実行する必要があります。
Tuxedo構成ファイルをロードする場所を指定するために使用します。
このユーティリティは、Oracle Tuxedo環境をサポートするすべてのプラットフォームで使用できます。
次のコマンドを実行すると、
buildscaserver(1)コマンドでビルドした
uBikeServer Tuxedoアプリケーション・サーバーによってホストされているすべてのコンポジットが再ロードされます。
次のコマンドを実行すると、
buildscaserver(1)コマンドでビルドした
uBikerServer Tuxedoアプリケーション・サーバーによって提供されるサービスの統計値が表示されます。
> printstats -s uBikeServer
Service Method Status Requests
SEARCHINVENTORY searchInventory A 37
SCAHOST - Python、RubyまたはPHP SCAコンポーネントの一般的なサーバー。
SCAHOST SRVGRP="identifier" SRVID="number"
CLOPT="[-A] [servopts options]
SCAHOSTは、SCAコンポーネントとしてホストされたPython、RubyまたはPHPプログラムのためのブートストラップ機能を持つ、Oracle Tuxedoシステムで提供されているサーバーです。
SCAHOSTはOracle Tuxedoサービス・メタデータ・リポジトリ情報に依存しているため、UBBCONFIGファイルのTMMETADATAシステム・プロセスの後で定義する必要があります。
単一の
SCAHOSTによって、Python、RubyおよびPHPコンポーネントをホストできます。ホストするコンポーネントは、Python、RubyおよびPHPコンポーネントのみにする(C++コンポーネントなどを含めない)ことをお薦めします。
SCAHOSTインスタンスがWebサービスを公開することを指定します。デフォルトでは、ATMIバインディング・サービスのみが公開されます。Webサービス・バインディングとATMIバインディングを同じ
SCAHOSTサーバーでホストすることはできません。コンポジットに両方のバインディングで公開されるサービスがある場合、すべてのATMIバインディングおよびWebサービス・バインディングを公開するために、2つの
SCAHOSTインスタンスを構成する必要があります。
このサーバーがホストするコンポーネントの名前を指定します。
このコマンドは、Oracle Tuxedoサーバー環境がサポートされるプラットフォームで実行できます。
SCAHOST SRVGRP=GROUP1 SRVID=100
SCAHOST SRVGRP=GROUP2 SRVID=100
scapasswordtool – SCAクライアント内でTuxedo認証用のパスワードを管理します。
scapasswordstore -i passwordidentifier -[a|d]
このコマンドは、Tuxedoベースのサービスを参照するSCAコンポーネントが使用する
password.storeファイルを管理します。
パスワードの入力を求められ、入力したパスワードは暗号化されます。暗号化されたパスワードはこのファイルに格納され、クリア・テキストの識別子に関連付けられます。このコマンドは、識別子とパスワードのペアをファイルから削除する場合にも使用します。
パスワードの長さは最大40文字です。標準入力がターミナルではない場合、つまり、たとえばHereファイルのようにユーザーにパスワードの入力を要求できない場合は、
APP_PW環境変数にアクセスしてパスワードを設定します。
APP_PW環境変数が設定されておらず、標準入力がターミナルでない場合、
scapasswordtoolはエラー・メッセージを出力して終了します。
password.storeファイルが存在しない場合は、カレント・ディレクトリに作成されます。
必須。
<binding>要素に指定する識別子です。SCAコンポーネントは、この要素からパスワードを検索します。
識別子とパスワードのペアを追加するには
-aオプションを、削除するには
-dオプションを指定します。次のいずれかの状況が発生すると、エラー・メッセージが出力されてコマンドの処理が中断されます。
このユーティリティは、Oracle Tuxedo環境をサポートするすべてのプラットフォームで使用できます。
setSCAPasswordCallback(3c)
scastructc32、scastructc(1)
scastructc32、scastructc - Oracle Tuxedoの構造体記述コンパイラ。
scastructc32 [-n] [-d viewdir] structfile [structfile . . . ]
scastructc [-n] [-d viewdir] structfile [structfile . . . ]
scastructc32および
scastructcは、Oracle TuxedoのSCA構造体記述コンパイラ・プログラムです。これらのコマンドは、ソース構造体記述ファイルを使用し、次を作成します。
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実行時に解釈されて、FMLバッファとC++構造体との間で実際のデータ・マッピングを行うバイナリ・ファイル。
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注意:
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COBOLはSCA環境でサポートされません。そのため、 scastructc32および scastructcには、COBOLコピーファイルを生成するオプションはありません。
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SCA構造体記述ファイルは、次の拡張機能が有効になっていることを除き、Oracle Tuxedoのビュー・ファイルと同じです。
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ネストされた構造体がサポートされます。ネストされた構造体は、列1の structキーワードを使用して指定できます。このキーワードを使用する場合、列2の「cname」値は、ネストされた構造体を記述する定義済のビューの名前にする必要があります。
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列3の値は、外部構造体の中の内部構造体の要素の名前として解釈されます。列3の値が「-」の場合、内部構造体要素の名前は、内部構造体の名前と同じになります。
他のタイプと同様に、列4の値は、内部構造体を外部構造体に含める回数を指定するのに使用できます。列5および列6の「flag」および「size」の値は、構造体要素に使用されません。
scastructc32は、32ビットのFMLに使用します。環境変数FIELDTBLS32およびFLDTBLDIR32を使用します。
scastructcは、16ビットのFMLに使用します。環境変数FIELDTBLSおよびFLDTBLDIRを使用します。
SCA構造体ファイルの拡張機能を何も使用していない場合、
scastructc32で作成されたバイナリ・ファイルは
viewc32で作成されたバイナリ・ファイルと互換性があり、
scastructcで作成されたバイナリ・ファイルは
viewcで作成されたバイナリ・ファイルと互換性があります。
構造体ファイルは、ソース構造体記述が含まれるファイルです。複数の構造体ファイルで同じビュー名を使用しないかぎり、
scastructc32または
scastructcコマンド行で複数の構造体ファイルを指定できます。
デフォルトでは、構造体ファイル内のすべてのビューがコンパイルされ、複数のファイルが作成されます。つまり、ビュー・オブジェクト・ファイル(接尾辞は
.V)とCヘッダー・ファイル(接尾辞は
.h)です。オブジェクト・ファイルの名前は、
-dオプションによってかわりのディレクトリが指定されないかぎり、カレント・ディレクトリのstructfile.Vです。Cヘッダー・ファイルは、カレント・ディレクトリ内に作成されます。
注意:
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scastructc32および scastructcでは、UNIXの場合は接尾辞 .Vで、Windowsの場合は接尾辞 .VV で、バイナリ・ファイルが生成されます。
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環境変数が正しく設定されていなかったり、フィールド表ファイルにフィールド名が含まれていなかったために、
scastructc32または
scastructcコンパイラがフィールド名とそのフィールドIDを一致させることができなかった場合、フィールドが見つからないという警告メッセージが表示されます。
scastructc32および
scastructcは、次のオプションを解釈します。
FMLバッファにマッピングされていないC構造体に対応する構造体記述ファイルをコンパイルするときに使用します。それを使用すると、構造体コンパイラはFML情報を検索しません。
構造体オブジェクト・ファイルをカレント・ディレクトリ以外のディレクトリで作成するために指定します。
注意:
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Windowsでは、次の追加オプションが認識されます。
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使用するCコンパイレーション・システムを指定します。このオプションでサポートされる値は、Microsoft Cコンパイラではmです。Microsoft Cコンパイラがこのオプションの省略値です。-cオプションはWindowsでのみサポートされます。
パス1を実行し、実行結果のバッチ・ファイルをfilename.batという名前で作成するように指定します。このファイルが作成されたら、パス2を実行する前に
実行する必要があります。パス1とパス2を使用すると、コンパイルできるVIEWのサイズを拡大できます。-1オプションはWindowsでのみサポートされます。
パス1の出力を使用して、処理を完了するためにパス2を実行するように指定します。-2オプションはWindowsでのみサポートされます。
出力VIEWファイルは、マシンおよびコンパイラに依存するバイナリ・ファイルです。あるマシン上で特定のコンパイラを使用してビューを生成した場合、そのVIEWファイルを別のタイプのマシン上で使用することはできません。また、パディングやパッキングなど、生成される構造体オフセットが異なるコンパイラで使用することもできません。
scastructdis32、scastructdis
scastructdis32、
scastructdis - バイナリ構造体ファイルおよびビュー・ファイルの逆アセンブラ。
scastructdis32 [-E envlabel] viewobjfile [viewobjfile...]
scastructdis [-E envlabel] viewobjfile [viewobjfile...]
scastructdis32は、
scastructc32 または
viewc32が作成したビュー・オブジェクト・ファイルを逆アセンブルし、ビュー・ファイル形式でビュー情報を表示します。また、対応する構造体メンバーのオフセットも表示します。
1つ以上のviewobjfiles(接尾辞は
.V)をコマンド行に指定できます。デフォルトでは、カレント・ディレクトリのviewobjfileが逆アセンブルされます。これが見つからないと、エラー・メッセージが表示されます。
viewobjfileにある情報は、フィールド表ファイルの情報を使用してビュー・ファイルにある各フィールドIDとフィールド名の一致により取得されたため、環境変数FIELDTBLS32およびFLDTBLDIR32を設定およびエクスポートすることが重要です。
scastructdis32の出力は、元の構造体記述と同じように表示され、主に、コンパイルされたオブジェクト構造体記述の正確さを確認するために使用されます。
scastructdisは、scastructcまたはviewcで最初にコンパイルされたファイルに使用されます。環境変数は、FIELDTBLS32およびFLDTBLDIR32ではなく、FIELDTBLSおよびFLDTBLDIRが使用されます。
scatuxgen - SCAインタフェースから、Tuxedoサービス・メタデータ・リポジトリのインタフェース情報を生成します。
scatuxgen (-c <composite file name> | -i <interface file name> [-I <inbuf>] [-O <outbuf>])-s <service name> [-t <string-type>][-w [-n <namespace> -a <network address>]] [-v]
SCA抽象クラス定義に基づいて、Tuxedoサービス・メタデータ・リポジトリのインタフェース情報を生成します。
<service name>値が参照するインタフェースを検索できる(SCDLの)コンポジット・ファイルを解析することによって、またはコマンド行で処理するインタフェースを直接指定することによって、サービス・メタデータの生成が実行されます。
インタフェースは、C++ヘッダー・ファイルに含まれるSCA準拠の抽象クラス定義です。コンポジット・ファイルを解析すると、可能な場合は
binding.atmiの詳細(バッファ・タイプやxsdスキーマなど)を利用できます。
binding.atmi情報を使用できない場合、
scatuxgenは、コマンド行に引数として含めるヘッダー・ファイルの名前を指定して、C++インタフェースを直接処理できます。
生成されたファイル名は、サービス名、コマンド行オプションを使用した入力、および
.mif ファイルと、場合によっては.wsdf拡張子を使用して構成されます。
処理するコンポジット・ファイルのパス名を指定します。これは、コマンドを実行する場所への相対パスです。
処理するインタフェース・ファイルの名前を指定します。これは、コマンドを実行する場所への相対パスです。
サービス・メタデータ・エントリで生成する入力Tuxedoバッファのタイプを指定します。このオプションは、
-i および
-wオプションと同時に使用する場合のみ有効です。有効な値は、
STRING、
CARRAY、X_OCTET、VIEW/<viewname>、
X_C_TYPE /
<viewname>、
X_COMMON/<viewname>、
VIEW32/<viewname>、
FML、FML32、MBSTRINGおよび
XMLです。
サービス・メタデータ・エントリで生成する出力Tuxedoバッファのタイプを指定します。このオプションは、
-iオプションと同時に使用する場合のみ有効です。有効な値は、
STRING、
CARRAY、X_OCTET、
VIEW/<viewname>、
X_C_TYPE/<viewname>、
X_COMMON/<viewname>、
VIEW32/<viewname>、
FML、
FML32、
MBSTRINGおよび
XMLです。
サービス・メタデータ・エントリで生成するエラーTuxedoバッファのタイプを指定します。このオプションは、
-iオプションと同時に使用する場合のみ有効です。有効な値は、
STRING、
CARRAY、
X_OCTET、
VIEW/<viewname>、
X_C_TYPE/<viewname>、
X_COMMON/<viewname>、
VIEW32/<viewname>、
FML、
FML32、
MBSTRINGおよび
XMLです。
インタフェース・ファイルを使用する場合に生成されるサービスの名前を指定します。出力ファイルのベースも指定します。
scatuxgenがXMLスキーマの
xsd:stringタイプをTuxedoの
mbstring (FLD_MBSTRING)にマップすることを指定します。
scatuxgenがWSDFドキュメントを作成することを指定します。
WSDFドキュメントの作成時に使用して、
Definition/@wsdlNameSpace 属性値を示すことができます。指定しない場合、
Definition/@wsdlNamespace属性には
'##NAMESPACE##'プレースホルダーが含まれます。
WSDFドキュメントの作成時に使用して、
Definition/WSBinding/AccessingPoints/Endpoint/@address属性値を示すことができます。指定しない場合、
Definition/WSBinding/AccessingPoints/Endpoint/@address属性には
'##ADDRESS##'プレースホルダーが含まれます。
このユーティリティは、Oracle Tuxedo環境をサポートするすべてのプラットフォームで使用できます。
次の例は、
scatuxgenを呼び出すディレクトリと同じディレクトリに作成される
TOUPPER.mifファイルになります。
$ scatuxgen -c simpapp.composite -s TOUPPER
setSCAPasswordCallback(3c)
setSCAPasswordCallback() -
<binding.atmi>要素内の識別子に関連付けられているパスワードを取得するためのコールバックを設定します。
#include <tuxsca.h>
void setSCAPasswordCallback(char * (_TMDLLENTRY *)(*disp) (char
*identifier))
SCAコンポーネントでsetSCAPasswordCallback()を使用すると、適切な認証コードに渡すクリア・テキストのパスワードを返すコールバックを特定できます。
setSCAPasswordCallback()を呼び出す際に渡す関数ポインタは、指定されたパラメータ定義と合致している必要があります。Windowsオペレーティング・システムでは、Tuxedoライブラリとコードの間の適切な呼出し規則を取得するため、
_TMDLLENTRYマクロが必要になります。UNIXシステムの場合は、null文字列に拡張されるため
_TMDLLENTRYマクロは必要ありません。
identifierは、コールバック関数に渡されるパスワード識別子を指します。その後、このコールバック関数によって、実際のクリア・テキスト・パスワードを指す
char *が返されます。
setSCAPasswordCallback()関数はいかなるデータも返しません。
エラーが発生すると、
setSCAPasswordCallback()によって次のいずれかの値が
tperrnoに設定されます。
setSCAPasswordCallback()が不適切なコンテキストで呼び出されました。
Oracle Tuxedoシステムのエラーが発生しました。エラーの正確な性質がログ・ファイルに書き込まれます。
オペレーティング・システムのエラーが発生しました。
tuxscagen - Tuxedoサービス用にSCAファイル、SCDLファイル、およびサーバー側のインタフェース・ファイルを生成します。
tuxscagen [-s <target-root-directory>] [-d <service-name>][-C <TUXEDO_cltname>][-u <TUXEDO_username>][(-S | -j <java_package_name>)][-o <output_SCDL_filename>][-i <output_interface_filename>[-m <max-intf-arguments>][-y] [-v] [-F] [-c] [-h][-g<i|a|s>] [-trepository=<filename> | -tinfile=<metarepos.infile> | -tmetadata]
tuxscagenを使用すると、インタフェース・ファイルおよびSCDLファイルを生成できます。インタフェース・ファイルは、ATMIバインディングによるSCAコンポーネントの開発や、SCAコンポーネント内での既存Tuxedoサービスのラップに使用します。SCDLファイルは、SCAランタイムがモジュールやサービスを検索する際に役立つアセンブリ・アーティファクトです。
tuxscagenでは、次のオプションがサポートされます。
ルート・ディレクトリの場所を指定します。ここに、生成されたSCDLファイルとインタフェース・ファイルが格納されます。書込みパーミッションのある既存のディレクトリを指定する必要があります。ディレクトリが存在しない場合は、エラー・メッセージが生成されて停止します。
Tuxedoメタデータ・リポジトリ内のTuxedoサービスの名前を指定します。このオプションを指定しない場合は、リポジトリまたは入力ファイル内のすべてのサービスが選択されます。
Tuxedoクライアント名です。Tuxedoアプリケーションを結合する際には、クライアント名として
cltnameを使用します。
Tuxedoユーザー名です。Tuxedoアプリケーションを結合する際には、ユーザー名として
usernameを使用します。Tuxedoセキュリティ・レベルを
APP_PWより高く設定し、Tuxedoサービス・メタデータを
TUXEDO.TMMETAREPOSサービスから取得して入力する場合は、このオプションを指定する必要があります。
JAVAインタフェース・ファイルを生成します。
tuxscagenは、デフォルトではC++ヘッダー・ファイルを生成します。
-gを指定せず、
-j <java_package_name>を指定した場合は、
-gaが指定されたものとみなされます。ただし、
-gのサブオプションである
iまたは
sを指定すると、警告メッセージが表示されます。
-o <output_SCDL_filename>
単一のコンポジットと単一の
componentTypeファイルで使用する出力SCDLファイルの名前を指定します。このオプションを指定しない場合のデフォルトでは、Tuxedoサービスごとに1つのコンポジットと1つの
componentTypeが生成されます。一方、このオプションで出力ファイル名を指定した場合は、一致するすべてのTuxedoサービスで使用する1つのコンポジットと1つの
componentTypeファイルのみが生成されます。指定した
<output_SCDL_filename>がすでに存在する場合は、対話型のプロンプトが表示されてユーザーからの入力が求められます(
-yが指定されていない場合)。このオプションを指定すると、
-Fが指定されたものとみなされます。
-i <output_interface_filename>
単一の抽象クラス・ヘッダー・ファイルと単一の実装クラス・ヘッダー・ファイルで使用する出力インタフェース・ファイルの名前を指定します。このオプションを指定しない場合のデフォルトでは、1つの抽象クラス・ヘッダー・ファイルと1つの実装クラス・ヘッダー・ファイルが生成されます。
一方、このオプションで出力インタフェース・ファイル名を指定した場合は、一致するすべてのTuxedoサービスで使用する1つの抽象クラス・ヘッダー・ファイルと1つの実装ヘッダー・ファイルのみが生成されます。指定した
<output_interface_filename>がすでに存在する場合は、対話型のプロンプトが表示されてユーザーからの入力が求められます(
-yが指定されていない場合)。
このオプションを指定すると、
-Fが指定されたものとみなされます。
インタフェース・メソッド内で使用できる引数の最大数を指定します。引数の数がこのしきい値を超えると、インタフェース・メソッドへの入力引数として複合データ型が使用されます。使用される複合データ型は
commonj::sdo::DataObjectPtrです。
-mを指定しない場合のデフォルトのしきい値は10です。
0を指定した場合は、常に
commonj::sdo::DataObjectPtrを使用して生成されることになります。
-gaが指定されていない場合、このオプションは無視されます。
このオプションを指定すると、
「Really overwrite files:<filename> [y, q] ?」を抑制でき、ユーザー入力なしでスクリプトを実行できます。この質問は、
-oおよび
-iオプションのいずれか、または両方が指定されている場合に表示されます。両方とも指定されていない場合のデフォルトでは、既存のファイルが上書きされます。
このオプションを指定するとヘルプが出力され、他のオプションはすべて無視されます。
Flat Fileビューです。このオプションを指定すると、生成されたすべてのファイルがターゲットのルート・ディレクトリに格納されます。デフォルトは
Tree Fileビューです。
クライアント側SCDLを生成します。デフォルトの
tuxscagenではサーバー側SCDLが生成されますが、このオプションを指定することでクライアント側SCDLが生成されるように変更できます。
このオプションは、生成するファイルを指定するために使用します。サブオプションは組み合せて使用できます。サブオプション
aを使用すると、抽象ベース・クラス・ヘッダー・ファイルを生成できます。サブオプション
iを使用すると、実装クラス・ヘッダー・ファイルを生成できます。サブオプション
sを使用すると、SCDLファイルを生成できます。両方のヘッダー・ファイルを生成するには
-gaiと指定します。すべてのファイルを生成するには
-gaisと指定します。
指定しない場合、
-gaisが指定されたものとみなされます。
[-trepository=<filename> | -tinfile=<metarepos.infile> | -tmetadata]
-trepository=<filename> を指定すると、
tuxscagenではサービス・パラメータ情報がサービス・メタデータ・リポジトリ・ファイル
<filename>から取得されます。
-tinfile=<metarepos.infile>を指定すると、
tuxscagenではサービス・パラメータ情報が
<metarepos.infile>から取得されます。なお、
<metarepos.infile>構文は、
tmloadreposへの入力に適しています。
-tmetadataを指定すると、
サービス・パラメータ情報はTuxedo TMMETADATAサーバーから取得されます。
指定できる
-tオプションは1つまでで、デフォルトは
-tmetadataです。
tuxscagenが関数パラメータの構造体を生成し、生成しない場合は
DataObjectPtrを使用して渡された値を戻すことを指定します。
-S オプションを使用すると、生成された抽象クラス・ヘッダー・ファイル
${TUXSERVICE}.hの一部として、構造体定義が生成されます。
tuxscagen -Sでは、生成されたビューを記述するTuxedoビュー・ファイル
${TUXSERVICE}.v も生成されます。
tuxscagen入力がフィールドに最大発生数を指定しない場合、
tuxscagen -Sでは、そのフィールドに1回の発生が生成されます。
tuxscagen入力がフィールドに無制限の発生数を指定した場合、
tuxscagen -Sではエラーが生成されます。
tuxscagen入力がSTRING、CARRAYまたはMBSTRINGパラメータに最大長を指定しない場合、
tuxscagenでは、そのパラメータに80文字の最大長と末尾のNULLが生成され、これが十分であるかどうかを確認する警告メッセージが出力されます。
注意:
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viewcでは、デフォルトで80文字は使用されません。viewcで長さを指定しないと、1文字の長さと末尾のNULLが生成され、これはほとんどのアプリケーションでは不十分です。
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tuxscagen -Sオプションでは、生成されたコンポジット・ファイルの
<inputBufferType>、
<outputBufferType>および
<errorBufferType>要素に指定された基礎となるTuxedoトランスポート・タイプは変更されません。
DataObjectPtrまたは構造体を介してデータが渡される場合、通常、これはFML32になります。
注意:
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SCA Javaインタフェースでは、構造体はサポートされません。 tuxscagenを -jと -Sの両方のオプションとともに使用すると、エラーが発生します。
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このユーティリティは、Oracle Tuxedo環境をサポートするすべてのプラットフォームで使用できます。
次のコマンドを実行すると、現在の作業ディレクトリ内にある
myrepositoryというTuxedoメタデータ・リポジトリ・ファイルから、SCDLファイル、インタフェース・ファイル、および実装ヘッダー・ファイルを生成できます。インタフェース・メソッドの入力引数の数は最大8個です。ただし、この制限を超えていても、XSDスキーマ・ファイルは生成されます。
tuxscagen -s /home/tux/sca -Dname=TRANSFER -gais -m 8 -trepository=myrepository