Oracle SNMPエージェント・インテグレータのコマンド
次の項では、Oracle SNMPエージェント・インテグレータ用のコマンドとユーティリティについて説明します。
reinit_agent all | logical_agent_name [logical_agent_name]
指定したエージェントが構成ファイルを再び読み取ります。このユーティリティは、ルート権限で実行する必要があります。
all引数を使用すると、すべてのSNMPエージェントが再初期化されます。
tux_snmpd以外のSNMPエージェントの場合は、
logical_agent_nameが実行可能ファイルの名前になります。
reinit_agent snmp_integrator
により、Oracle SNMPエージェント・インテグレータが構成ファイルを再び読み取ります。
snmp_integrator [-d] [-n] [-p port | -r smux_port]
[-b ipaddr_list | hostname_list ]
SNMP/SMUXパケットを送信または受信するたびにプログラムでメッセージを表示します。
プログラムは、デーモンとして実行されません(UNIXのみ)。
Oracle SNMPエージェント・インテグレータがSNMPリクエストをリスニングするUDPポートを指定します(デフォルトは161/udp)。
SMUXサブエージェントとの通信に使用するTCPポートを指定します(デフォルトは199/tcp)。
-b ipaddr_list | hostname_list
Oracle SNMPエージェント・インテグレータが動作しているマシンに複数のIPアドレスがある場合、Oracle SNMPエージェント・インテグレータはデフォルトですべてのIPアドレスをリスニングします。
-bオプションを使用すると、受信したSNMPリクエストをモニターするためのIPアドレスのサブセットを指定できます。
単一のIPアドレスまたはIPアドレスの空白で区切られたリストで構成できます。
1つのホスト名または複数のホスト名を空白で区切ったリストで構成できます。
たとえば、Oracle SNMPエージェント・インテグレータが実行されているマシンに次のIPアドレスがあるとします。
130.86.34.3
130.86.33.13
130.86.23.1
次のコマンドから開始することにより、
130.86.23.1に向けられたリクエストのみを処理するようOracle SNMPエージェント・インテグレータを構成できます。
snmp_integrator -b 130.86.23.1
snmp_integratorファイルは、SNMP Oracle SNMPエージェント・インテグレータの実行可能ファイルです。このファイルを使用すると、任意のベンダーの複数のSNMPエージェントおよびSMUXサブエージェントが同じノードに共存し、任意のSNMPマネージャへの単一のSNMPエージェントとして表示できるようになります。
Oracle SNMPエージェント・インテグレータでは、次の項目を同時に利用できます。
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他のSMUXまたはDPIマスター・エージェントなどのマスター・エージェントまたは他の独自マスター・エージェント。(マスター・エージェントは、SNMPを使用してマネージャからのリクエストに応答する必要があります。)
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また、Oracle SNMPエージェント・インテグレータは、他のどのSNMPエージェントとも標準SNMPポート(161/udp)で共存できます。MIB-II
system(1)および
snmp(3)グループに加えてSMUX MIB (RFC 1227)を直接サポートします。
プログラムは、SNMPエージェントとして実行されている場合、
beamgr.confファイルの
TRAP_HOSTエントリで指定したホストに対して、起動時にcoldStartトラップを生成します。
TRAP_HOSTエントリがない場合、トラップは、
publicとして定義されているコミュニティとともに、ユーティリティが実行されているホストのUDPポート162に送信されます。
Oracle SNMPエージェント・インテグレータでサポートされている書きおよび読取り専用コミュニティは、
beamgr_snmpd.confファイルで指定できます。デフォルトでは、読取り専用コミュニティは
publicで読取り/書込みコミュニティは
iviewです。
beamgr_snmpd.confファイルを使用すると、登録対象のSMUXサブエージェントからパスワードを受け取るようにOracle SNMPエージェント・インテグレータを構成できます。
-d引数で表示されたメッセージは、イベント・ログに送信されます。
-d引数は通常、プログラムがコマンド行で実行されるときにデバッグ目的で使用されます。表示されたメッセージは、プログラムの標準出力に送信されます。プログラムが
init(1M)で開始された場合、これらのメッセージの宛先は、UNIXプラットフォームとバージョンによって決まります。これらのメッセージは、非常に頻繁にコンソールに送信されるものです。
-n引数は通常、respawnオプションとともに
init(1M)でプログラムが起動されたときに使用されます。
stop_agent logical_agent_name | all [logical_agent_name]
tux_snmpd以外のSNMPエージェントの場合は、論理エージェント名が常に実行可能ファイルの名前になります。
show_agent all | logical_agent_name [logical_agent_name]
実行中の全エージェントとリクエストされたエージェントの名前とPIDを表示します。
Oracle SNMPエージェントのユーティリティ
Oracle SNMPエージェント・ソフトウェアでは、次のユーティリティを使用して、エージェントまたはサブエージェントをインストールおよびテストできます。
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エージェントをWindowsサービスとしてインストールします。
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スカラーによって管理されるオブジェクトの情報を報告します。
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任意のMIBオブジェクトに対してGet、GetNext、およびSet操作を選択して実行します。
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ホストにSNMPトラップ・メッセージを送信します。
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snmp-trapポートに送信されたSNMPトラップ・メッセージをローカル・マシンで受信してログに記録します。
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SNMP GetNextリクエストを使用してOIDツリーを検索することにより、管理対象オブジェクトに問い合せます。
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指定した名前でWindowsサービスとして作成したモジュールをインストールするために使用します。たとえば、マルチバージョン環境でいずれかのバージョンをアンインストールした後でOracle SNMPエージェント・インテグレータを再インストールするために使用します。Windowsシステムでのみ有効です。UNIXシステムでは使用できません。
instsrv service_name [executable_file | remove]
サービスを作成するには
executable_fileを入力します。サービスを削除するには
removeを入力します。
instrsrv snmp_integrator c:\tux81\bin\snmp_integrator.exe
スカラーによって管理されるオブジェクトの情報を報告します。
snmpget [-d] [-p port] host community variable_name [variable_name ...]
snmpget [-a authProtocol] [-A authPassword] [���d] [-l secLevel][-n logical name][-p port][-u secName] [-v ] [-x privProtocol] [-X privPassword] host variable_name [variable_name ...]
パケットごとにプログラムでメッセージを表示します。
SNMPエージェントとの通信に使用するUDPポートを指定します(デフォルトは161)。
問合せ対象のSNMPエージェントを実行するノードのインターネット・アドレスまたはホスト名。コマンド行では、
hostおよび
variable_name [variable_name ...]よりも前に他のすべてのオプションを指定し、
variable_name [variable_name ...]よりも前に
hostを指定する必要があります。
community (このオプションは、SNMPv1にのみ適用されます)
少なくとも1つの一意のオブジェクト識別子(OID)。
variable_name [variable_name ...]よりも前に
hostを指定する必要があります。
-a authProtocol (このオプションは、SNMPv3にのみ適用されます)
認証されるSNMPv3メッセージに使用する認証プロトコル(
MD5または
SHA)を設定します。デフォルトの
authProtocolは
MD5です。
-A authPassword (このオプションは、SNMPv3にのみ適用されます)
認証されるSNMPv3メッセージに使用する認証パス・フレーズを設定します。
-l secLevel (このオプションは、SNMPv3にのみ適用されます)
SNMPv3メッセージに使用するセキュリティ・レベルを設定します(
noAuthNoPriv |
authNoPriv|
authPriv)。
authNoPrivまたは
authPrivを設定するときには、適切なパス・フレーズを指定する必要があります。デフォルトの
secLevelは、
noAuthNoPrivです。
-x privProtocol (このオプションは、SNMPv3にのみ適用されます)
暗号化されるSNMPv3メッセージに使用するプライバシ・プロトコル(
DESまたは
AES)を設定します。デフォルトの
privProtocolは
DESです。
-X privPassword (このオプションは、SNMPv3にのみ適用されます)
暗号化されるSNMPv3メッセージに使用するプライバシ・パス・フレーズを設定します。
-u secName (このオプションは、SNMPv3にのみ適用されます)
認証されるSNMPv3メッセージに使用するセキュリティ名を設定します。
-v 1 | 3 (このオプションは、SNMPv3にのみ適用されます)
使用するプロトコル・バージョンとして
1 (RFC 1155-1157)または
3 (RFC 2571-2574)を指定します。デフォルト・バージョンは、
1です
-n logical name (このオプションは、SNMPv3にのみ適用されます)
SMUXマスター・エージェント/サブエージェント・モデルでは、管理対象ノードで実行されている複数のTuxedoドメインを同時に管理できます。そのためには、管理者はドメインごとにSMUXサブエージェントを開始します。SMUXサブエージェントごとに、管理者は起動時に
-l logical_agent_nameオプションを指定して
tux_snmpdプロセスをその管理対象Tuxedoドメインに関連付けます。
SNMPv3の場合、管理ステーションで実行されているSNMPマネージャは、オプション
-n logical_agent_nameを使用して特定のSMUXにリクエストを送信します。
snmpgetユーティリティは、SNMP Getリクエストを使用して、管理対象オブジェクトに関する情報を取得します。コマンド行には、1つ以上のオブジェクト識別子を引数として入力できます。この名前は、絶対パスで指定しても、ツリーのルートから始めても、
.iso.org.dod.internetを基にした相対パスで指定してもかまいません。
mib.txtへのパスを指定するように設定する必要があります。このファイルには、プライベートMIBの内容がASCIIテキストで記述されています。
次のコマンドは、認可用のコミュニティに
publicを使用して、
topazというホストで実行されているSNMPエージェントに問合せを送信します。エージェントは、OracleプライベートMIBにある管理対象オブジェクト
beaSysHasDiskの値を取得します。この例では、相対OID (
private.enterprises.bea.beaSystem)が指定されていることに注意してください。
.iso.org.dod.internet.が先頭に付加されて、絶対パスが生成されます。
snmpget topaz public private.enterprises.bea.beaSystem
.beaSysHasDisk.0
このコマンドは、オブジェクトに関する次の情報を返します。
Name:private.enterprises.bea.beaSystem.beaSysHasDisk.0
INTEGER: yes(2)
次のコマンドは、認可用のコミュニティに
publicを使用して、
rubyというホストで実行されているSNMPエージェントに問合せを送信します。エージェントは、MIBにある管理対象オブジェクト
sysDescrおよび
sysUptimeの値を取得します。
snmpget ruby public mgmt.mib.system.sysDescr.0
mgmt.mib.system.sysUpTime.0
Name: mgmt.mib.system.sysDescr.0
OCTET STRING- (ascii): Kinetics FastPath2
Name: mgmt.mib.system.sysUpTime.0
Timeticks: (2270351) 6:18:23
表の次のエントリまたはMIB内で連続する次のオブジェクトを返します。
snmpgetnext [-d] [-p port] host community variable_name [variable_name ...]
snmpgetnext [-a authProtocol] [-A authPassword] [���d] [-l secLevel][-n logical name][-p port][-u secName] [-v] [-x privProtocol] [-X privPassword] host variable_name [variable_name ...]
パケットごとにプログラムでメッセージを表示します。
SNMPエージェントとの通信に使用するUDPポートを指定します(デフォルトは161)。
問合せ対象のSNMPエージェントを実行するノードのインターネット・アドレスまたはホスト名。コマンド行では、
hostおよび
variable_name [variable_name ...]よりも前に他のすべてのオプションを指定し、
variable_name [variable_name ...]よりも前に
hostを指定する必要があります。
community (このオプションは、SNMPv1にのみ適用されます)
少なくとも1つの一意のオブジェクト識別子(OID)。
variable_name [variable_name ...]よりも前に
hostを指定する必要があります。
-a authProtocol (このオプションは、SNMPv3にのみ適用されます)
認証されるSNMPv3メッセージに使用する認証プロトコル(
MD5または
SHA)を設定します。デフォルトの
authProtocolは
MD5です。
-A authPassword (このオプションは、SNMPv3にのみ適用されます)
認証されるSNMPv3メッセージに使用する認証パス・フレーズを設定します。
-l secLevel (このオプションは、SNMPv3にのみ適用されます)
SNMPv3メッセージに使用するセキュリティ・レベルを設定します(
noAuthNoPriv |
authNoPriv|
authPriv)。
authNoPrivまたは
authPrivを設定するときには、適切なパス・フレーズを指定する必要があります。デフォルトの
secLevelは、
noAuthNoPrivです。
-x privProtocol (このオプションは、SNMPv3にのみ適用されます)
暗号化されるSNMPv3メッセージに使用するプライバシ・プロトコル(
DESまたは
AES)を設定します。デフォルトの
privProtocolは
DESです。
-X privPassword (このオプションは、SNMPv3にのみ適用されます)
暗号化されるSNMPv3メッセージに使用するプライバシ・パス・フレーズを設定します。
-u secName (このオプションは、SNMPv3にのみ適用されます)
認証されるSNMPv3メッセージに使用するセキュリティ名を設定します。
-v 1 | 3 (このオプションは、SNMPv3にのみ適用されます)
使用するプロトコル・バージョンとして
1 (RFC 1155-1157)または
3 (RFC 2571-2574)を指定します。デフォルト・バージョンは、
1です
-n logical name (このオプションは、SNMPv3にのみ適用されます)
SMUXマスター・エージェント/サブエージェント・モデルでは、管理対象ノードで実行されている複数のTuxedoドメインを同時に管理できます。そのためには、管理者はドメインごとにSMUXサブエージェントを開始します。SMUXサブエージェントごとに、管理者は起動時に
-l logical_agent_nameオプションを指定して
tux_snmpdプロセスをその管理対象Tuxedoドメインに関連付けます。
SNMPv3の場合、管理ステーションで実行されているSNMPマネージャは、オプション
-n logical_agent_nameを使用して特定のSMUXにリクエストを送信します。
コマンド行には、1つ以上のオブジェクト識別子を引数として入力できます。この名前は、絶対パスで指定しても、ツリーのルートから始めても、
.iso.org.dod.internetを基にした相対パスで指定してもかまいません。
mib.txtへのパスを指定するように設定する必要があります。このファイルには、プライベートMIBがASCIIテキストで記述されています。
この例では、コミュニティ名
publicを使用して
blueberryというホストに問合せを実行し、
mgmt.mib.interfaces.ifTable.ifEntry.ifOutOctets.0の直後のインスタンスの値をMIBから取得します。
snmpgetnext blueberry public mgmt.mib.interfaces.ifTable.ifEntry
.ifOutOctets.0
オブジェクトの値を参照するには、OIDの末尾にインスタンス索引
.0を追加する必要があります。
Name: mgmt.mib.interfaces.ifTable.ifEntry.ifOutOctets.1
COUNTER: 85655250
次に、次の変数に関する情報を取得するコマンドを入力できます。
snmpgetnext blueberry public mgmt.mib.interfaces.ifTable.ifEntry
.ifOutOctets.1
任意のMIBオブジェクトに対してGet、GetNext、およびSet操作を選択して実行します。
snmptest [-d] [-p port] host community
snmptest [-a authProtocol] [-A authPassword] [���d] [-l secLevel][-n logical name][-p port] [-u secName] [-v] [-x privProtocol] [-X privPassword] host
パケットごとにプログラムでメッセージを表示します。
SNMPエージェントとの通信に使用するUDPポートを指定します(デフォルトは161)。
問合せ対象のSNMPエージェントを実行するノードのインターネット・アドレスまたはホスト名。
hostよりも前に他のすべてのオプションを指定する必要があります。
community (このオプションは、SNMPv1にのみ適用されます)
-a authProtocol (このオプションは、SNMPv3にのみ適用されます)
認証されるSNMPv3メッセージに使用する認証プロトコル(
MD5または
SHA)を設定します。デフォルトの
authProtocolは
MD5です。
-A authPassword (このオプションは、SNMPv3にのみ適用されます)
認証されるSNMPv3メッセージに使用する認証パス・フレーズを設定します。
-l secLevel (このオプションは、SNMPv3にのみ適用されます)
SNMPv3メッセージに使用するセキュリティ・レベルを設定します(
noAuthNoPriv |
authNoPriv|
authPriv)。
authNoPrivまたは
authPrivを設定するときには、適切なパス・フレーズを指定する必要があります。デフォルトの
secLevelは、
noAuthNoPrivです。
-x privProtocol (このオプションは、SNMPv3にのみ適用されます)
暗号化されるSNMPv3メッセージに使用するプライバシ・プロトコル(
DESまたは
AES)を設定します。デフォルトの
privProtocolは
DESです。
-X privPassword (このオプションは、SNMPv3にのみ適用されます)
暗号化されるSNMPv3メッセージに使用するプライバシ・パス・フレーズを設定します。
-u secName (このオプションは、SNMPv3にのみ適用されます)
認証されるSNMPv3メッセージに使用するセキュリティ名を設定します。
-v 1 | 3 (このオプションは、SNMPv3にのみ適用されます)
使用するプロトコル・バージョンとして
1 (RFC 1155-1157)または
3 (RFC 2571-2574)を指定します。デフォルト・バージョンは、
1です
-n logical name (このオプションは、SNMPv3にのみ適用されます)
SMUXマスター・エージェント/サブエージェント・モデルでは、管理対象ノードで実行されている複数のTuxedoドメインを同時に管理できます。そのためには、管理者はドメインごとにSMUXサブエージェントを開始します。SMUXサブエージェントごとに、管理者は起動時に
-l logical_agent_nameオプションを指定して
tux_snmpdプロセスをその管理対象Tuxedoドメインに関連付けます。
SNMPv3の場合、管理ステーションで実行されているSNMPマネージャは、オプション
-n logical_agent_nameを使用して特定のSMUXにリクエストを送信します。
このプログラムが実行されると、OIDを入力するように要求されます。
snmptestユーティリティは、オブジェクトの名前およびタイプとともに、リクエスト・パケットおよび応答パケットに関する情報を戻します。
デフォルトでは、プログラムはGetリクエスト・パケットを送信します。次の表の値をプロンプトで入力すると、この設定を変更できます。
Setリクエスト・モードを選択した場合、次のリストの変数の型を指定するようにリクエストされます。
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10進数のバイトを空白文字で区切ったOctet文字列(105 118 105 101 119)
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16進数のバイトを空白文字で区切ったOctet文字列(69 76 69 65 77など)
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リクエスト・タイプを指定すると、指定したタイプの値を入力するようにリクエストされます。このプロンプトで、整数(10進数)または文字列を入力して、Enterキーを押します。リクエスト・パケットを送信するには、プロンプトでもう一度Enterキーを押します。
mib.txtへのパスを指定するように設定する必要があります。このファイルには、プライベートMIBがASCIIテキストで記述されています。
プログラムを起動するには、次のコマンドを入力します。
private.enterprises.bea.beaEm.beaEmMonitorTimer.0
別の変数名を入力するか、[Enter]を押して結果を表示できます。[Enter]を押すと、テストの結果が表示されます。
Received GET RESPONSE from 192.84.232.47
requestid 0x775efba0 errstat 0x0 errindex 0x0
Name: private.enterprises.bea.beaEm.beaEmMonitorTimer.0
INTEGER: 5000
結果を表示した後、別の変数名または
$Qを入力し、プログラムを終了できます。
ホストにSNMPトラップ・メッセージを送信します。
snmptrap [-a agent_addr] [-d] [-p port] host community trap_type specific_trap variable_binding_value
snmptrap [-a authProtocol] [-A authPassword] [���d] [-l secLevel][-n logical name][-p port] [-s agent_addr] [-u secName] [-v] [-x privProtocol] [-X privPassword] host trap_type specific_trap variable_binding_value
パケットごとにプログラムでメッセージを表示します。
SNMPトラップの送信先となるターゲット・ホストのUDPポートを指定します(デフォルトは162)。
SNMPトラップの送信先となるホストのインターネット・アドレスまたは名前。コマンド行では、
host trap_type specific_trap variable_binding_valueよりも前に他のすべてのオプションを指定し、
trap_type、
specific_trapおよび
variable_binding_valueよりも前に
hostを指定する必要があります。
community (このオプションは、SNMPv1にのみ適用されます)
送信するトラップの汎用タイプを指定する整数値(0 - 6)。
trap_typeよりも前に
hostを指定する必要があります。
trap_typeが汎用トラップ・タイプ
6に設定された場合に発生するエンタープライズ固有のトラップを識別する整数値。
specific_trapよりも前に
hostを指定する必要があります。
トラップ・パケット内で伝送される情報。プログラムは、トラップを送信する際に、変数バインディング・リストの値としてこのデータを使用します。
variable_binding_valueよりも前に
hostを指定する必要があります。
-a agent_addr (このオプションは、SNMPv1にのみ適用されます)
発信元のアドレスが、snmptrapを実行しているホストと異なる場合は、そのアドレスを指定します。この引数を使用すると、別のホストのかわりにトラップを送信できます。
-s agent_addr (このオプションは、SNMPv3にのみ適用されます)
発信元のアドレスが、snmptrapを実行しているホストと異なる場合は、そのアドレスを指定します。この引数を使用すると、別のホストのかわりにトラップを送信できます。
-a authProtocol (このオプションは、SNMPv3にのみ適用されます)
認証されるSNMPv3メッセージに使用する認証プロトコル(
MD5または
SHA)を指定します。デフォルトの
authProtocolは
MD5です。
-A authPassword (このオプションは、SNMPv3にのみ適用されます)
認証されるSNMPv3メッセージに使用する認証パス・フレーズを設定します。
-l secLevel (このオプションは、SNMPv3にのみ適用されます)
SNMPv3メッセージに使用するセキュリティ・レベルを設定します(
noAuthNoPriv |
authNoPriv|
authPriv)。
authNoPrivまたは
authPrivを設定するときには、適切なパス・フレーズを指定する必要があります。デフォルトの
secLevelは、
noAuthNoPrivです。
-x privProtocol (このオプションは、SNMPv3にのみ適用されます)
暗号化されるSNMPv3メッセージに使用するプライバシ・プロトコル(
DESまたは
AES)を設定します。デフォルトの
privProtocolは
DESです。
-X privPassword (このオプションは、SNMPv3にのみ適用されます)
暗号化されるSNMPv3メッセージに使用するプライバシ・パス・フレーズを設定します。
-u secName (このオプションは、SNMPv3にのみ適用されます)
認証されるSNMPv3メッセージに使用するセキュリティ名を設定します。
-v 1 | 3 (このオプションは、SNMPv3にのみ適用されます)
使用するプロトコル・バージョンとして
1 (RFC 1155-1157)または
3 (RFC 2571-2574)を指定します。デフォルト・バージョンは、
1です
-n logical name (このオプションは、SNMPv3にのみ適用されます)
SMUXマスター・エージェント/サブエージェント・モデルでは、管理対象ノードで実行されている複数のTuxedoドメインを同時に管理できます。そのためには、管理者はドメインごとにSMUXサブエージェントを開始します。SMUXサブエージェントごとに、管理者は起動時に
-l logical_agent_nameオプションを指定して
tux_snmpdプロセスをその管理対象Tuxedoドメインに関連付けます。
SNMPv3の場合、管理ステーションで実行されているSNMPマネージャは、オプション
-n logical_agent_nameを使用して特定のSMUXにリクエストを送信します。
次の表では、有効な(汎用)トラップ・タイプを定義します。
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送信側のエージェントが、通常は再起動によって再初期化されます。
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送信側のエージェントが、通常は標準的な再起動によって再初期化されます。
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エージェント・ノードの通信リンクのいずれか1つが失敗しました。変数バインディングの最初の要素には、失敗したインタフェースのifIndexインスタンスの名前と値が含まれます。
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エージェント・ノードの通信リンクのいずれか1つが成功しました。変数バインディングの最初の要素には、関連インタフェースのifIndexインスタンスの名前と値が含まれます。
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受信したリクエストで指定されているコミュニティが無効か不十分な権限のために、リクエストを完了できないことをエージェントが報告しています。
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External Gateway Protocol (EGP)内のピア同士の関係が存在していないことをエージェントが報告しています。
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エンタープライズ固有のイベントが発生したことを送信側のエージェントが報告しています。 specific-trapフィールドの値はイベントの性質を示します。
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このツールによって生成されたトラップには、オブジェクトと値のペアを1つだけ格納した固定変数バインディング・リストが含まれています。オブジェクトは、次のとおりです。
.iso.org.dod.internet.private.enterprises.bea.beaSystem.
beaTrapDescr.0
このオブジェクトの値は
variable-binding-value引数で指定できます。
SNMPトラップのPDUヘッダーの一部であるエンタープライズ・フィールドは、常に次のようになります。
.iso.org.dod.internet.private.enterprises.bea.beaSystem.
sysDescr
snmptrap実行情報のパスを示します。この値が存在しない場合、
snmptrapは
snmptrap binファイルが存在するパスに構成ファイルを作成します。ファイルを作成するための
write権限が、設定した値にあることを確認してください。
次のコマンドは、認可用のコミュニティに
publicを使用して、
topazというホストに
coldStartトラップを送信します。
specific-trap引数の値は必須です。
trap-type引数の値が6以外(
enterpriseSpecific)の場合、この値は無視されますが、必ず指定してください。
snmptrap topaz public 0 1 “host xyz is booting”
snmp-trapポートに送信されたSNMPトラップ・メッセージを受信してログに記録します。
SNMPv1:
snmptrapd [-v 1] [-d] [ -l port ] [-p]
SNMPv3:
snmptrapd [-v 3] [-d] [-l 4400] [-p]
パケットごとにプログラムでデバッグ・メッセージを表示します。
受信トラップ・パケットをリスニングする際に使用するUDPポートを指定します(デフォルトは162)。
-v 1 | 3 (3はSNMPv3にのみ適用されます)
使用するプロトコル・バージョンとして
1 (RFC 1155-1157)または
3 (RFC 2571-2574)を指定します。デフォルト・バージョンは、
1です
mib.txtへのパスを指定する場合に使用します。このファイルには、プライベートMIBがASCIIテキストで記述されています。
このユーティリティは、
-l引数で指定したUDPポートでSNMPトラップを受信します。ポートを指定しなかった場合は、ポート番号162が使用されます。このユーティリティは、snmp-trapポートを開けるようにする必要があり、ポートを開くには、通常
root権限が必要です。
UNIXプラットフォームでは、
-p引数を指定しなかった場合、
snmptrapdは、UNIX
syslogユーティリティを使用して、WARNINGステータスのメッセージをログに記録します。LOG_LOCAL0機能が使用可能な場合は、
syslogまたは
snmptrapdのかわりに、この機能が使用されます。
Windowsシステムでは、
-p引数を指定しなかった場合、イベント・ログを使用してWARNINGメッセージを記録します。
次のコマンドは、別のホストから送られてきたSNMPトラップを収集し、それを標準出力に出力します。
ホストがトラップを受信すると、次の情報が表示されます。
192.84.232.47: Cold Start Trap (0) Uptime: 0:00:00
Name: private.enterprises.bea. beaSystem.beaTrapDescr.0
OCTET STRING- (ascii): host xyz is booting
SNMP GetNextリクエストを使用してOIDツリーを検索することにより、管理対象オブジェクトに問い合せます。
snmpwalk [-d] [-p port] host community [variable_name ...]
snmpwalk [-a authProtocol][-A authPassword][���d][-l secLevel][-n logical name][-p port][-u secName][-v][-x privProtocol][-X privPassword] host variable_name[variable_name ...]
パケットごとにプログラムでメッセージを表示します。
SNMPエージェントとの通信に使用するUDPポートを指定します(デフォルトは161)。
SNMPリクエストを送信する先のホストの名前またはインターネット・アドレスをピリオドで区切って指定します。コマンド行では、
hostおよび
variable_name [variable_name ...]よりも前に他のすべてのオプションを指定し、
variable_name [variable_name ...]よりも前に
hostを指定する必要があります。
community (このオプションは、SNMPv1にのみ適用されます)
シンボリック名、10進数、またはその2つを組み合せた一意のオブジェクト識別子。変数名を指定しないと、
snmpwalkはMIB全体を検索します。
variable_name [variable_name ...]よりも前に
hostを指定する必要があります。
-a authProtocol (このオプションは、SNMPv3にのみ適用されます)
認証されるSNMPv3メッセージに使用する認証プロトコル(
MD5または
SHA)を設定します。デフォルトの
authProtocolは
MD5です。
-A authPassword (このオプションは、SNMPv3にのみ適用されます)
認証されるSNMPv3メッセージに使用する認証パス・フレーズを設定します。
-l secLevel (このオプションは、SNMPv3にのみ適用されます)
SNMPv3メッセージに使用するセキュリティ・レベルを設定します(
noAuthNoPriv |
authNoPriv|
authPriv)。
authNoPrivまたは
authPrivを設定するときには、適切なパス・フレーズを指定する必要があります。デフォルトの
secLevelは、
noAuthNoPrivです。
-x privProtocol (このオプションは、SNMPv3にのみ適用されます)
暗号化されるSNMPv3メッセージに使用するプライバシ・プロトコル(
DESまたは
AES)を設定します。デフォルトの
privProtocolは
DESです。
-X privPassword (このオプションは、SNMPv3にのみ適用されます)
暗号化されるSNMPv3メッセージに使用するプライバシ・パス・フレーズを設定します。
-u secName (このオプションは、SNMPv3にのみ適用されます)
認証されるSNMPv3メッセージに使用するセキュリティ名を設定します。
-v 1 | 3 (このオプションは、SNMPv3にのみ適用されます)
使用するプロトコル・バージョンとして
1 (RFC 1155-1157)または
3 (RFC 2571-2574)を指定します。デフォルト・バージョンは、
1です
-n logical name (このオプションは、SNMPv3にのみ適用されます)
SMUXマスター・エージェント/サブエージェント・モデルでは、管理対象ノードで実行されている複数のTuxedoドメインを同時に管理できます。そのためには、管理者はドメインごとにSMUXサブエージェントを開始します。SMUXサブエージェントごとに、管理者は起動時に
-l logical_agent_nameオプションを指定して
tux_snmpdプロセスをその管理対象Tuxedoドメインに関連付けます。
SNMPv3の場合、管理ステーションで実行されているSNMPマネージャは、オプション
-n logical_agent_nameを使用して特定のSMUXにリクエストを送信します。
このユーティリティは、コマンド行で指定したオブジェクトからOIDツリーをたどります。コマンド行には、1つ以上のオブジェクト識別子を引数として入力できます。この名前は、絶対パスで指定しても、ツリーのルートから始めても、
.iso.org.dod.internetを基にした相対パスで指定してもかまいません。オブジェクトを指定しなかった場合、
snmpwalkは、SNMPエージェントでサポートされているMIBツリー全体を検索します。
mib.txtへのパスを指定する場合に使用します。このファイルには、プライベートMIBオブジェクトがASCIIテキストで記述されています。
ツリー検索でMIBの最後を超えて検索する場合は、次のメッセージが表示されます。
snmpwalk blueberry public private.enterprises.bea.beaSystem
このコマンドから生成される出力の一部を次に示します。
Name: private.enterprises.bea.beaSystem.beaSysSysname.0
OCTET STRING- (ascii): SunOS
Name: private.enterprises.bea.beaSystem.beaSysNodename.0
OCTET STRING- (ascii): blueberry
認証キーと、適宜プライバシ・キーを生成します。
これは、SNMPv3にのみ適用されます。
snmpkey [-e engineID] -a authProtocol -A authPassword -x privProtocol [-X privPassword]
キーが使用されるSNMPエージェントのエンジンIDを指定します。
engineIDは、SNMPエージェントの初期化時に
beamgr.confファイルに基づいて決定され、ローカライズ・キーの生成に使用されます。
engineIDは、1から32オクテットの文字列(2から64の16進数)である必要があります。このオプションを指定しないと、
snmpkeyは非ローカライズ・キーのみを生成し、ローカライズ・キーを生成しません。
このフラグは、キーが生成されるプロトコルを示します。有効な値は次のとおりです。
認証用のパスワードを設定します。その最小の長さは8です。
このフラグは、キーが生成されるプロトコルを示します。有効な値は次のとおりです。
プライバシ用のパスワードを設定します。その最小の長さは8です。設定しないと、その値は
authPasswordと同じになります。
Oracle Tuxedo SNMPv3は、
snmpkeyコマンドを使用して、認証キーと適宜プライバシ・キーを生成します。
snmpkeyは、パスワードをローカライズおよび非ローカライズの認証キーおよびプライバシ・キーに変換します。
snmpkeyプロシージャは、パスワードおよび識別子をエージェントとして取得し、認証キーおよびプライバシ・キーを生成します。認証キー(および暗号化されたバージョンを実行している場合にはプライバシ・キー)を生成した後、これらのキーを
beamgr_snmpd.conf (
authKeyキーワードおよび
privKeyキーワード)に入力する必要があります。
18a2c7b78f3df552367383eef9db2e9f
754ebf6ab740556be9f0930b2a2256ca40e76ef9
20バイトSHAローカライズauthKeyの表示:
cd988a098b4b627a0e8adc24b8f8cd02550463e3
e4e1dc69a9b5e174f87dd1ad8932ed86
16バイトのAESローカライズauthKeyの表示:
a2a2790573f99cdfa8869d38623e475b
Oracle SNMPエージェント・ユーティリティは、SNMPリクエストを使用して、管理対象オブジェクトに関する情報をSNMPエージェントに問い合せます。SNMPリクエストの形式については、RFC 1157 (SNMP)を参照してください。このRFCはインターネットでも公開されています。詳細は、
A-1ページの「SNMPに関する情報」を参照してください。
MIB変数をOracle SNMPエージェント・ユーティリティで使用する場合、ユーティリティは、この変数を数値OIDに変換するために検索を実行します。検索順序は、現在のディレクトリにある
mib.txtファイル、環境変数
BEA_SM_SNMP_MIBFILEで指定したファイル、
tux_prod_dir\udataobj\snmp\etc\mib.txtファイル(Windowsシステムの場合)または
tux_prod_dir/udataobj/snmp/etc/mib.txtファイル(UNIXシステムの場合)です。これらのファイルには、RFC 1155 (管理情報の構造)で定義されているASN.1表記およびOBJECT TYPEマクロを使用する必要があります。
mib.txtファイルには、RFC 1213 (MIB-II)およびOracleプライベートMIBオブジェクトが記述されています。