注意:
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管理情報は、Oracle Tuxedo ORBに対する初期オブジェクト参照を取得するために、BootstrapオブジェクトまたはCORBA Interoperable Naming Service (INS)のいずれを使用している場合でも適用されます。
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Oracle Tuxedo CORBA JavaクライアントとOracle Tuxedo CORBA JavaクライアントORBはTuxedo 8.1で非推奨になり、サポートされなくなりました。すべてのOracle Tuxedo CORBA JavaクライアントおよびOracle Tuxedo CORBA JavaクライアントORBのテキスト・リファレンスとコード・サンプルは、サード・パーティ製のJava ORBライブラリを実装または実行する際の参考や、プログラマの参照用としてのみ使用してください。
サード・パーティのCORBA Java ORBのテクニカル・サポートは、各ベンダーによって提供されます。Oracle Tuxedoでは、サード・パーティのCORBA Java ORBに関する技術的なサポートまたはドキュメントは提供していません。
UBBCONFIGファイルをトランザクションに対応させて変更する
アプリケーションの
UBBCONFIGファイルをトランザクションに対応させるには、
RESOURCES、
MACHINES、
GROUPS、および
INTERFACESまたは
SERVICESセクションを変更する必要があります。
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RESOURCESセクションでは、アプリケーション全体で設定できるトランザクションの数、およびコミット制御フラグの値を指定します。
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MACHINESセクションでは、各マシンの TLOG情報を作成します。
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GROUPSセクションでは、各リソース・マネージャおよびトランザクション・マネージャ・サーバーに関する情報を指定します。
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INTERFACESセクション(Oracle Tuxedo CORBAアプリケーションのみ)または SERVICESセクション(Oracle Tuxedo ATMIアプリケーションのみ)では、自動トランザクション・オプションを有効にします。
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UBBCONFIGファイルのこれらのセクションの変更については、
『Oracle Tuxedoアプリケーションの設定』の「構成ファイルの作成」を参照してください。
ステップ1 : RESOURCESセクションでアプリケーション全体のトランザクションを指定する
表5-1では、構成ファイルの
RESOURCESセクションで指定可能なトランザクション関連のパラメータを説明しています。
表5-1
RESOURCESセクションのトランザクション関連のパラメータ
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一度に1台のマシン上で設定できるグローバル・トランザクション識別子( GTRID)の数を制限します。指定可能な最大値は 2048、最小値は 0、デフォルトは 100です。 MACHINESセクションで、マシンごとにこの値をオーバーライドできます。
グローバル・トランザクションがアクティブな間だけ、表内にそのエントリがあるため、このパラメータには同時トランザクションの数に制限を設ける効果があります。
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TP_COMMIT_CONTROL特性の初期設定を指定します。デフォルトは COMPLETEです。次のいずれかの設定が可能です。
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LOGGED - TP_COMMIT_CONTROL特性は TP_CMT_LOGGEDに設定されます。すべての参加リソースが正常にプリコミットを行った場合に tpcommit()が返されることを示します。
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COMPLETE - TP_COMMIT_CONTROL特性は TP_CMT_COMPLETEに設定されます。すべての参加リソースが正常にコミットするまで tpcommit()が返されないことを示します。
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注意:
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RMベンダーに問い合せて、適切な設定を決める必要があります。アプリケーションに、XA標準の レイト・コミット実装を使用するリソース・マネージャがある場合、 COMPLETEに設定します。すべてのリソース・マネージャが アーリー・コミット実装を使用する場合、パフォーマンス上の理由により LOGGEDに設定します。この設定は tpscmt()を使用してオーバーライドできます。
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ステップ2 :トランザクション・ログ(TLOG)を作成する
ここでは、トランザクションが終了するまで、トランザクションに関する情報が保持されているトランザクション・ログ(
TLOG)の作成について説明します。
汎用デバイス・リスト(UDL)は、Oracle Tuxedoファイル・システムの地図のようなものです。UDLは、アプリケーションの起動後、共有メモリーにロードされます。UDL内に
TLOGデバイス用のエントリを作成するには、グローバル・トランザクションを使用して各マシンにUDLを作成します。
TLOGDEVICEが2台のマシン間でミラーリングされる場合、両方のマシンにこれを行う必要はありません。BBLは、起動時に
TLOGを初期化して開きます。
UDLを作成するには、アプリケーションを起動する前に次の形式のコマンドを実行します。
tmadmin -c crdl -z config -b blocks
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UDLの作成場所となるデバイスのフルパス名を指定します。
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これは、 UBBCONFIGファイルの MACHINESセクションにある TLOGDEVICEパラメータの値と一致している必要があります。
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注意:
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通常、 blocksで指定する値は、 TLOGSIZEより小さい値にはしません。たとえば、 TLOGSIZEに200ブロックが指定されている場合、 -b 500を指定すると、パフォーマンスは低下しません。
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TLOGの格納方法については、
『Oracle Tuxedoシステムのインストール』を参照してください。
MACHINESセクションでトランザクション関連のパラメータを定義する
UBBCONFIGファイルの
MACHINESセクションでパラメータをいくつか設定して、グローバル・トランザクション・ログ(
TLOG)を定義できます。
TLOGDEVICEのデバイス・リストのエントリは、
TLOGが必要な各マシンで手動で作成する必要があります。これは、
TUXCONFIGがロードされる前でも後でも作成できますが、必ずシステムを起動する前に作成してください。
注意:
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トランザクションを使用しない場合、 TLOGパラメータは不要です。
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表5-2では、構成ファイルの
MACHINESセクションで指定可能なトランザクション関連のパラメータを説明しています。
表5-2
MACHINESセクションのトランザクション関連のパラメータ
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このマシンの DTPトランザクション・ログの名前を指定します。
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このマシンの DTPトランザクション・ログ( TLOG)を格納するOracle TuxedoまたはOracle Tuxedoのファイル・システムを指定します。このパラメータを指定しない場合、そのマシンには TLOGがないものとみなされます。文字列の最大値は64文字です。
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TLOGファイルのサイズを物理ページ単位で指定します。この値には、1 - 2048の範囲の値を設定します。デフォルト値は100です。この値を指定した時点で、未処理トランザクションをマシン上で十分保持できるサイズにします。1ページにつき1つのトランザクションがログに記録されます。ほとんどのアプリケーションでは、デフォルト値で十分です。
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TLOGDEVICEの始めから、このマシンのトランザクション・ログを含む VTOCの開始までのページのオフセット(ページ数)を指定します。この値は0以上で、デバイス上のページ数より小さい値でなければなりません。デフォルトは0です。
TLOGOFFSETが必要になることはほとんどありません。ただし、2つの VTOCが同じデバイスを共有したり、 VTOCが別のアプリケーションに共有されるデバイス(ファイル・システムなど)上に格納される場合は、 TLOGOFFSETを使用してデバイスのアドレスに関連する開始アドレスを指定できます。
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Domainsトランザクション・ログを作成する(Oracle Tuxedo ATMIサーバーのみ)
ここで説明することは、ATMIサーバーにのみ適用されます。
Domainsゲートウェイ・グループを開始する前に、次のコマンドでDomainsトランザクション・ログを作成できます。
dmadmin(1)
crdmlog (crdlog) -d local_domain_name
Domainsトランザクション・ログは、現在のマシン(
dmadminを実行中のマシン)の指定されたローカル・ドメインに作成してください。このコマンドでは、
DMCONFIGファイルで指定したパラメータが使用されます。指定のローカル・ドメインが現在のマシン上でアクティブであるか、ログがすでに存在する場合は、このコマンドは失敗します。トランザクション・ログがない場合は、Domainsゲートウェイ・グループの起動時に作成されます。
ステップ3 : GROUPSセクションでリソース・マネージャ(RM)とトランザクション・マネージャ・サーバーを定義する
GROUPSセクションへの追加は、次の2つのカテゴリに分類されます。
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グローバル・トランザクションを制御するほとんどの作業を実行するトランザクション・マネージャ・サーバーの定義。
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TMSNAMEパラメータは、実行可能なサーバー名を指定します。
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TMSCOUNTパラメータは、起動するトランザクション・マネージャ・サーバーの数(最小2、最大10、デフォルト3)を指定します。
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NULLトランザクション・マネージャ・サーバーは、リソース・マネージャと通信しません。このサーバーは、回復可能な実際の
環境でアプリケーションをテストする前に、トランザクションに関与するプリミティブをアプリケーションで実際に使用するために使用します。
TMSと呼ばれるこのサーバーは、リソース・マネージャと会話せずに単純にトランザクションを開始、コミット、および終了します。
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各リソース・マネージャの情報のオープンおよびクローズを定義するには、次のパラメータを使用します。
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OPENINFOは、リソース・マネージャを開く際に使用する情報の文字列です。
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CLOSEINFOは、リソース・マネージャを閉じる際に使用します。
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次の
GROUPSセクションの例は、
bankapp銀行取引アプリケーションから抜粋したものです。
BANKB1 GRPNO=1 TMSNAME=TMS_SQL TMSCOUNT=2
OPENINFO=���TUXEDO/SQL:<APPDIR>/bankdl1:bankdb:readwrite���
表5-3では、この
GROUPSセクションの例で指定したトランザクション値について説明します。
表5-3
サンプルUBBCONFIGファイルのGROUPSセクションのトランザクション値
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BANKB1 GRPNO=1 TMSNAME=TMS_SQL\ TMSCOUNT=2
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トランザクション・マネージャ・サーバーの名前( TMS_SQL)と、グループ BANKB1で起動するサーバーの数( 2)を指定します。
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TMSNAME、TMSCOUNT、OPENINFO、およびCLOSEINFOパラメータの特性
表5-4では、
TMSNAME、
TMSCOUNT、
OPENINFOおよび
CLOSEINFOパラメータの特性を説明します。
表5-4
TMSNAME、TMSCOUNT、OPENINFO、およびCLOSEINFOパラメータの特性
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実行可能なトランザクション・マネージャ・サーバーの名前です。
TMSは、NULLトランザクション・マネージャ・サーバーです。
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トランザクション・マネージャ・サーバーの数(2 - 10)。
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リソース・マネージャを開く、または閉じるための情報を表します。
この値を省略すると、リソース・マネージャが開くための情報を必要としないことを示します。
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ステップ4 :トランザクションを開始するためのインタフェースを有効にする
トランザクションを開始するためのインタフェースを有効にするには、
UBBCONFIGファイル内のセクションを変更します。変更対象のセクションは、Oracle Tuxedo CORBAサーバーを構成するか、Oracle Tuxedo ATMIサーバーを構成するかによって異なります。
INTERFACESセクションの変更(Oracle Tuxedo CORBAサーバー)
UBBCONFIGファイルの
INTERFACESセクションは、Oracle Tuxedo CORBAインタフェースをサポートします。
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オペレーション呼出しを受信したときにトランザクションを自動的に開始する場合、各CORBAインタフェースに対して、 AUTOTRANを Yに設定します。 AUTOTRAN=Yは、インタフェースがすでにトランザクション・モードにある場合は無効です。デフォルトは Nです。 AUTOTRANに値を指定した場合の効果は、実装構成ファイル(ICF)でインタフェースの開発者が指定したトランザクション・ポリシーによって異なります。このトランザクション・ポリシーは実行時に、関連する T_IFQUEUE MIBオブジェクトのトランザクション・ポリシーの属性になります。この値がアプリケーションの動作に影響するのは、開発者が optionalトランザクション・ポリシーを指定した場合だけです。
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注意:
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この機能を正しく動作させるには、設計者と管理者の間の共同作業が不可欠です。インタフェースのICFで開発者が定義したトランザクション・ポリシーを知らずに、管理者がこの値を Yに設定すると、パラメータを実際に実行した場合の影響がわからなくなる可能性があります。
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AUTOTRANが Yに設定されている場合、 TRANTIMEパラメータを設定する必要があります。これは、作成するトランザクションに対するタイムアウト値(秒)を指定します。0 - 2,147,483,647 (231 - 1、 つまり約70年)の値を指定してください。0は、トランザクションにタイムアウトが設定されていないことを示します。デフォルト値は30秒です。
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表5-5では、
AUTOTRAN、
TRANTIMEおよび
FACTORYROUTINGパラメータの特性を説明します。
表5-5
AUTOTRAN、TRANTIME、およびFACTORYROUTINGパラメータの特性
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インタフェースをトランザクションのイニシエータにします。
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この機能を正しく動作させるには、システム設計者とシステム管理者の間の共同作業が不可欠です。ICFで開発者が定義したトランザクション・ポリシーを確認しないで、管理者がこの値を Yに設定すると、パラメータを実際に実行した場合の影響がわからなくなる可能性があります。
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この値がアプリケーションの動作に影響するのは、開発者が optionalトランザクション・ポリシーを指定した場合だけです。
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トランザクションがすでに存在している場合、新しいトランザクションは開始しません。
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AUTOTRANトランザクションのタイムアウトを表します。
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このCORBAインタフェースのファクトリ・ベース・ルーティングに使用するルーティング条件の名前を指定します。
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ファクトリ・ベース・ルーティングをリクエストしているインタフェースに対して FACTORYROUTINGパラメータを指定する必要があります。
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SERVICESセクションの変更(Oracle Tuxedo ATMIサーバー)
次の3つのパラメータは、
SERVICESセクションに指定するトランザクション関連のパラメータです。
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クライアントではなくサービスでトランザクションを開始する場合、 AUTOTRANフラグを Yに設定する必要があります。この設定は、サービスが大規模なトランザクションの一部でない場合や、トランザクションの決定に関わるクライアント側の負担を軽減したい場合に役立ちます。既存のトランザクションがある場合にサービスが呼び出されると、この呼出しは既存のトランザクションの一部になります。デフォルト値は Nです。
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注意:
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通常、サービスは大規模なトランザクションに参加する可能性があるため、トランザクションのイニシエータとしてはクライアントが最も適しています。
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AUTOTRANが Yに設定されている場合、 TRANTIMEパラメータを設定する必要があります。これは、作成するトランザクションに対するタイムアウト値(秒)です。0 - 2,147,483,647 ( 231 - 1、つまり約70年)の値を指定してください。0は、トランザクションにタイムアウトが設定されていないことを示します。デフォルト値は30秒です。
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データ依存型ルーティングをリクエストするトランザクションには、 ROUTINGパラメータを指定する必要があります。
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表5-6では、
AUTOTRAN、
TRANTIMEおよび
ROUTINGパラメータの特性を説明します。
表5-6
AUTOTRAN、TRANTIME、およびROUTINGパラメータの特性
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トランザクションのイニシエータとしてサービスを指定します。
トランザクションに関するクライアントの負荷を軽減します。
トランザクションがすでに存在している場合、新しいトランザクションは開始しません。
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AUTOTRANトランザクションのタイムアウトを表します。
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このサービスをリクエストするトランザクションにデータ依存型ルーティングが指定されている ROUTINGセクション内のエントリを指します。
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トランザクションをサポートするようにドメイン構成ファイルを変更する(Oracle Tuxedo CORBAサーバー)
ドメインを介してトランザクションを有効にするには、ドメイン構成ファイル(
DMCONFIG)の
DM_LOCAL_DOMAINSおよび
DM_REMOTE_SERVICESセクション内のパラメータを設定する必要があります。
DM_LOCAL_DOMAINSセクションのエントリでは、ローカル・ドメインの特性を定義します。
DM_REMOTE_SERVICESセクションのエントリでは、
インポートされたサービスや、リモート・ドメインで使用可能なサービスに関する情報を定義します。
DMTLOGDEV、DMTLOGNAME、DMTLOGSIZE、MAXRDTRAN、およびMAXTRANパラメータの特性
ドメイン構成ファイルの
DM_LOCAL_DOMAINSセクションでは、ローカル・ドメインおよびそれに関連するゲートウェイ・グループを指定します。このセクションは、ゲートウェイ・グループ(ローカル・ドメイン)ごとにエントリを持つ必要があります。各エントリは、そのグループで実行されているDomainsゲートウェイ・プロセスで必要なパラメータを指定します。
表5-7では、このセクションの5つのトランザクション関連パラメータ(
DMTLOGDEV、
DMTLOGNAME、
DMTLOGSIZE、
MAXRDTRAN、および
MAXTRAN)を説明します。
表5-7
DMTLOGDEV、DMTLOGNAME、DMTLOGSIZE、MAXRDTRAN、およびMAXTRANパラメータの特性
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このマシンのDomainsトランザクション・ログ( DMTLOG)を含むOracle Tuxedoファイル・システムを指定します。 DMTLOGは、Oracle Tuxedoシステムの VTOC表としてデバイスに格納されています。このパラメータを指定しない場合、Domainsゲートウェイ・グループはリクエストをトランザクション・モードで処理できません。同じマシン上で実行するローカル・ドメインは、同じ DMTLOGDEVファイル・システムを共有できますが、ローカル・ドメインごとに、 DMTLOGNAMEキーワードで指定した個別のログ( DMTLOGDEVの表)を作成する必要があります。
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このドメインのDomainsトランザクション・ログの名前を指定します。この名前は、複数のローカル・ドメインで同じ DMTLOGDEVを使用する場合、ユニークでなければなりません。値を指定しない場合は、デフォルトで DMTLOG文字列が設定されます。名前は、30文字以内にする必要があります。
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このマシンのDomainsトランザクション・ログのサイズをページ数単位で指定します。0より大きく、Oracle Tuxedoファイル・システム上の空き領域より小さい値を指定します。値を指定しない場合は、デフォルトで100ページが設定されます。
注意:
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トランザクション内のドメインの数により、 DMTLOGSIZEパラメータで指定するページ数が決まります。トランザクションは、必ずログ・ページと同じわけではありません。
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トランザクションに含めることのできるドメインの最大数を指定します。0より大きく、32,768未満の値を指定します。値を指定しない場合、デフォルト値は16です。
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このローカル・ドメイン上で同時に実行できるグローバル・トランザクションの最大数を指定します。0以上で、 TUXCONFIGファイルに定義されている MAXGTTパラメータ以下の値を指定します。値を指定しない場合は、デフォルトの MAXGTTが指定されます。
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AUTOTRANおよびTRANTIMEパラメータの特性(Oracle Tuxedo CORBAおよびATMIサーバー)
ドメイン構成ファイルの
DM_REMOTE_SERVICESセクションでは、
インポートされ、リモート・ドメインで使用可能になったサービスに関する情報を示します。各リモート・サービスは、特定のリモート・ドメインに関連付けられています。
表5-8では、このセクションの2つのトランザクション関連パラメータ(
AUTOTRANおよび
TRANTIME)について説明します。
表5-8
AUTOTRANおよびTRANTIMEパラメータの特性
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リモート・サービスのトランザクションを自動的に開始/終了するために、ゲートウェイが使用します。この機能は、リモート・サービスに対して、信頼性のあるネットワーク通信を行う場合に必要です。この機能を指定するには、対応するリモート・サービス定義の中のパラメータ AUTOTRANを Yに設定します。
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関連するサービスに対するトランザクションを自動的に開始するまでのデフォルトのタイムアウト値を秒単位で指定します。値には、0以上2147483648未満を指定します。デフォルトは30秒です。0は、マシンの最大タイムアウト値を示します。
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トランザクションを使用する分散アプリケーションの例
ここでは、トランザクションを有効にし、アプリケーションを3つのサイトに分散するサンプルCORBAアプリケーションのサンプル構成ファイルを説明します。このアプリケーションには、次の機能があります。
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ACCOUNT_IDに対してデータ依存型ルーティングが実行されます。
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•
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ATMIインタフェースを使用してシステムと通信する BRIDGEプロセスが実行されます。
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構成ファイルは、7つのセクション(
RESOURCES、
MACHINES、
GROUPS、
NETWORK、
SERVERS、
SERVICES、および
ROUTING)で構成されます。
RESOURCESセクション(
リスト5-1を参照)は、次のパラメータを指定します。
•
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MAXSERVERS、 MAXSERVICES、および MAXGTTはデフォルトより少ない値です。これによって、掲示板のサイズが小さくなります。
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•
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MASTERは SITE3で、バックアップ・マスターは SITE1です。
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MODELが MPに設定されており、 OPTIONSが LAN、 MIGRATEに設定されています。これにより、ネットワーク接続された構成を使用して移行を行うことができます。
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BBLQUERYが180に設定されており、 SCANUNITが10に設定されています。 DBBLはリモートの BBLを1800秒おき(30分おき)にチェックします。
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*RESOURCES
#
IPCKEY 99999
UID 1
GID 0
PERM 0660
MAXACCESSERS 25
MAXSERVERS 25
MAXSERVICES 40
MAXGTT 20
MASTER SITE3, SITE1
SCANUNIT 10
SANITYSCAN 12
BBLQUERY 180
BLOCKTIME 30
DBBLWAIT 6
OPTIONS LAN, MIGRATE
MODEL MP
LDBAL Y
リスト5-2で示されている
MACHINESセクションは次のパラメータを指定します。
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TLOGDEVICEおよび TLOGNAMEは、トランザクションが行われることを示します。
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•
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TYPEパラメータはすべて異なりますが、これはマシン間で送られるすべてのメッセージにエンコード/デコードが行われることを示します。
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*MACHINES
Gisela LMID=SITE1
TUXDIR=���/usr/tuxedo���
APPDIR=���/usr/home���
ENVFILE=���/usr/home/ENVFILE���
TLOGDEVICE=���/usr/home/TLOG���
TLOGNAME=TLOG
TUXCONFIG=���/usr/home/tuxconfig���
TYPE=���3B600���
romeo LMID=SITE2
TUXDIR=���/usr/tuxedo���
APPDIR=���/usr/home���
ENVFILE=���/usr/home/ENVFILE���
TLOGDEVICE=���/usr/home/TLOG���
TLOGNAME=TLOG
TUXCONFIG=���/usr/home/tuxconfig���
TYPE=���SEQUENT���
juliet LMID=SITE3
TUXDIR=���/usr/tuxedo���
APPDIR=���/usr/home���
ENVFILE=���/usr/home/ENVFILE���
TLOGDEVICE=���/usr/home/TLOG���
TLOGNAME=TLOG
TUXCONFIG=���/usr/home/tuxconfig���
TYPE=���AMDAHL���
GROUPSセクションおよびNETWORKセクション
リスト5-3に示されている
GROUPSセクションと
NETWORKセクションは、次のパラメータを指定します。
•
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TMSCOUNTは2に設定されますが、これはグループ当たり2つの TMS_SQLトランザクション・マネージャ・サーバーだけが起動されることを示します。
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•
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OPENINFO文字列は、アプリケーションがデータベース・アクセスを行うことを示します。
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リスト5-3
GROUPSおよびNETWORKセクションの例
*GROUPS
DEFAULT: TMSNAME=TMS_SQL TMSCOUNT=2
BANKB1 LMID=SITE1 GRPNO=1
OPENINFO=���TUXEDO/SQL:/usr/home/bankdl1:bankdb:readwrite���
BANKB2 LMID=SITE2 GRPNO=2
OPENINFO=���TUXEDO/SQL:/usr/home/bankdl2:bankdb:readwrite���
BANKB3 LMID=SITE3 GRPNO=3
OPENINFO=���TUXEDO/SQL:/usr/home/bankdl3:bankdb:readwrite���
*NETWORK
SITE1 NADDR=���0X0002ab117B2D4359���
BRIDGE=���/dev/tcp���
NLSADDR=���0X0002ab127B2D4359���
SITE2 NADDR=���0X0002ab117B2D4360���
BRIDGE=���/dev/tcp���
NLSADDR=���0X0002ab127B2D4360���
SITE3 NADDR=���0X0002ab117B2D4361���
BRIDGE=���/dev/tcp���
NLSADDR=���0X0002ab127B2D4361���
SERVERS、SERVICES、およびROUTINGセクション
リスト5-4に示されている
SERVERSセクション、
SERVICESセクション、および
ROUTINGセクションは、次のパラメータを指定します。
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TLRサーバーには、 tpsrvrinit()関数に渡される -T numberがあります。
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サービスに対するすべてのリクエストは ACCOUNT_IDフィールドでルーティングされます。
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AUTOTRANモードではサービスは行われません。
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リスト5-4
SERVERS、SERVICESおよびROUTINGセクションの例
*SERVERS
DEFAULT: RESTART=Y MAXGEN=5 REPLYQ=N CLOPT=���-A���
TLR SRVGRP=BANKB1 SRVID=1 CLOPT=���-A -- -T 100"
TLR SRVGRP=BANKB2 SRVID=3 CLOPT=���-A -- -T 400"
TLR SRVGRP=BANKB3 SRVID=4 CLOPT=���-A -- -T 700"
XFER SRVGRP=BANKB1 SRVID=5 REPLYQ=Y
XFER SRVGRP=BANKB2 SRVID=6 REPLYQ=Y
XFER SRVGRP=BANKB3 SRVID=7 REPLYQ=Y
*SERVICES
DEFAULT: AUTOTRAN=N
WITHDRAW ROUTING=ACCOUNT_ID
DEPOSIT ROUTING=ACCOUNT_ID
TRANSFER ROUTING=ACCOUNT_ID
INQUIRY ROUTING=ACCOUNT_ID
*ROUTING
ACCOUNT_ID FIELD=ACCOUNT_ID BUFTYPE=���FML���
RANGES=���MON - 9999:*,
10000 - 39999:BANKB1
40000 - 69999:BANKB2
70000 - 100000:BANKB3
������