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この項は、Application Program-to-Program Communication/Information Management System (APPC/IMS)プログラムを使用して、ATMIをプラットフォームおよびホストとするエンタープライズ・アプリケーションを実装および統合するアプリケーション・プログラマを対象とします。IMS環境のアプリケーション・プログラマは、明示的または暗黙的なプログラミング手法を使用できます。
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• 明示的APIを使用すると、IMSアプリケーション・プログラムはAPPC会話型通信に直接アクセスできます。CPI-Cドリブンのアプリケーション・プログラムがAPSB (Allocate_ PSB)コールを発行する場合のみ、IMSリソースがそれらのプログラムで使用可能になります。CPI-Cドリブンのアプリケーション・プログラムでは、CPI-RR SRRCMITおよびSRRBACK verbを使用してIMS同期点またはバックアウトを開始する必要があります。IMSの暗黙的APPC機能を使用するには、Oracle Tuxedo Mainframe Adapter for SNAソフトウェアに付属しているSYS1.PARMLIBライブラリのAPPCMxxファイルを修正する必要があります。このファイルの構成パラメータは、LUとIMSスケジューラーを関連付けます。Oracle Tuxedo Mainframe Adapter for SNAがIMSリージョンにアクセスするためのアプリケーション名を示すLUと、インバウンド・リクエストのスケジュールを提供するIMSシステムのIDを指定する必要があります。APPCMxxファイルの変更内容については、必ずメインフレームのサポート担当者と協議してください。リスト6‑1はトランザクション非対応プログラムの例です。この例では、VTAMアプリケーションの主ノードはMVSLUO1、スケジュール・ファシリティはIMS制御リージョンのIVP4に指定されています。IMSサブシステムを起動するジョブでは、APPCパラメータをYに設定する必要があります。そのようなジョブの例をリスト6‑2に示しますが、実際の条件での使用は意図していません。IMSを起動する場合は、独自のカスタム・ジョブを使用してください。リスト6‑2 IMSサブシステム起動ジョブ(単なる例)リスト6‑3はトランザクション対応のVTAMプログラムの例です。LU定義SYNCLVL=SYNCPT(太字)の指定により、プログラムがトランザクション対応になっています。
注意: SYNCLVL=SYNCPT定義を使用する場合は、常にATNLOSS=ALLパラメータの値を指定する必要があります。リスト6‑3 サンプルのVTAM LUの定義MVSLU01 APPL ACBNAME=MVSLU01, ACBNAME FOR APPC C
APPC=YES, C
AUTOSES=0, C
DDRAINL=NALOW, C
DLMOD=APPCHOST, C
DMWNL=5, C
DMINWNR=5, C
DRESPL=NALLOW, C
DSESLIM=10, C
LMDENT=19, C
MODETAB=APPCTAB, C
PARSESS=YES, C
SECACPT=CONV, C
SRBEXIT=YES, C
SYNCLVL=SYNCPT, C
ATNLOSS=ALL, C
VPACING=1次のOracle Tuxedo Mainframe Adapter for SNAトランザクション対応テスト・プログラムは、ATMIプラットフォーム向けインストールのサブディレクトリTMA/sna/simpappにインストールされています。
• simpims.c: シンプルなATMIクライアントであり、両方のサンプルIMSサーバー・プログラムを起動するために使用されます。これは入力として文字列データとサービス名を取ります。これはサービスを起動し、入力の文字列データを渡します。
• IMPIMSSV.cbl: シンプルなIMSエコー・サーバー。これはIMSメッセージ・キューからのデータを読み取り、同じデータをレスポンスとして書き込みます。暗黙的SNAの例として使用されることを目的としています。
• EXPIMSSV.c is: 明示的CPI-Cコールを使用したIMSサーバー・トランザクション。これは同期レベル2での使用を目的として作成されています。このプログラムではIBMのサンプル・データベース、IVPDB2を使用しています。入力文字列に基づいてデータベースのレコードが表示、追加および削除されます。サンプルの入力文字列がソース内に記載されています。
• BEAWTOR.asm: アセンブラのサブルーチンであり、EXPIMSSV.cによりメッセージをMVSコンソール・ログに書き込むために使用されます。