• 図1-1に示すように、TMA TCP Gatewayでは、この透過的なアクセスの範囲が広がるように、TCP/IPネットワーク・ソフトウェアを介して、リモートのリージョンやシステムとの間でリクエストを送受信します。図1-1に示すように、TMA TCP GatewayはOracle TuxedoソフトウェアとTCP/IPの間にある単独のリージョンの中に組み込まれた形になっています。TMA TCP Gatewayの構成の中にリモート・システムの指定がありますが、それでもOracle Tuxedoソフトウェアからリモート・システムを認識することはできません。たとえば、TMA TCP Gatewayを介してアクセス可能なリモート・システムの指定は、UBBCONFIGファイルのMACHINESセクションの中にはありません。
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• ローカルのクライアント・プログラムは、tpbroadcast()関数を使用して、リモートのクライアント・プログラムとの間で任意通知型のメッセージを送受信することができません。
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• ローカルのクライアント・プログラムとサーバー・プログラムがtpgprio()関数を使用してリモート・サービスの優先順位を確認する場合は、ローカルのTMA TCP Gatewayリクエスタの優先順位が戻されます。TMA TCP製品は、GWIDOMAINゲートウェイという1つのコンポーネントで構成されています。このゲートウェイの役割は、着信リクエストと発信リクエストの両方を仲介することです。すべてのリモート・ゲートウェイとの接続も維持します。
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• X_OCTETはCARRAYに相当
• X_C_TYPEはVIEWに相当
• X_COMMONはVIEWに相当するが、C言語とCOBOL言語の両方に共通なフィールド・タイプのサブセットのみ表現可能状況によっては、型付きバッファをターゲット・システムで受入れ可能なフォーマットに変換する必要があります。この目的のために、Oracle Tuxedoシステムの標準的なVIEW定義の仕組みが採用されています。VIEW定義を使用すると、異なるプログラミング環境(CやCOBOLなど) の間の入出力データをマップできるようになります。また、システム間のデータ表現が自動的に変換されるようになります。プログラマまたはシステム管理者はVIEW定義を作成できます。詳細は、「Oracle TMA TCP Gatewayのデータ・マッピングに関する構成」の項を参照してください。プログラミングに関する注意事項の詳細は、「Oracle TMA TCP Gatewayの処理の仕組みの理解」の項を参照してください。FMLバッファをサポートしていないシステムまたはリージョンと直接通信するときに、FMLアプリケーションに対する透過性を確保した形で、TMA TCP GatewayがFMLバッファとユーザー定義レコードのレイアウトとの相互変換を実行できます。したがって、リモート・アプリケーションのレコード・レイアウトを記述したVIEW定義を作成しておけば、その定義をレコードとFMLバッファとの相互変換に使用できます。サービスの記述の一部であるVIEWの指定は、GWICONFIGファイル(TMA TCP Gateway構成ファイル)とDMCONFIGファイルの中で行います。このようにATMIバッファとレコード構造との間で相互変換することで、TMA TCP GatewayはFMLデータを格納したフィールド化バッファをリージョン間で送信します。TMA TCP Gatewayソフトウェアは、VIEW定義とフィールドの記述を使用して、送信元のリージョンでFMLバッファからユーザー定義レコードにデータを変換します。代替のデータ・マッピング用のツールを使用して、メインフレーム・アプリケーションで扱うことが可能なフォーマットにFMLバッファをマップできます。代替のデータ・マッピング用ツールを使用できるようにTMA TCP Gatewayを構成する手順の詳細は、「Oracle TMA TCP Gatewayのデータ・マッピングに関する構成」と「Oracle TMA TCP Gatewayの構成」の項を参照してください。
• TMA TCP Gatewayのドメイン構成ファイル(DMCONFIG)に、ローカルのOracle Tuxedoサービス名をリモート・サービス名にマップする方法を指定します。また、GWICONFIGファイルに、TMA TCP Gatewayが入出力データのトランスレートおよび変換に使用するVIEW定義を指定します。TMA TCP Gatewayの構成の詳細は、「Oracle TMA TCP Gatewayの構成」の項を参照してください。TMA TCP Gatewayを管理するコマンドの詳細は、Oracle Tuxedoのドキュメントを参照してください。