機械学習を使用したデータ・セットの分析

機械学習では、データ・セット内のデータが分析され、ユーザーがそのデータの様々な側面を説明できるようにインサイトが提供されます。

機械学習を使用したデータ・インサイトの確認

機械学習では、データの分析によってデータ・セット内のパターンとトレンドが認識され、ビジュアル・インサイトおよび高度な統計分析が提供されます。その後、プロジェクト・ビジュアライゼーション・キャンバスのビジュアル・インサイトおよび統計分析を使用して、データ・セットのデータを解釈します。

機械学習では、技術的な複雑さと統計的な複雑さ、およびデータ・セット内のデータの量と多様性が分析され処理されるため、正確で迅速かつ強力なデータ・インサイトが提供されます。機械学習は、正確で迅速、かつ規模が大きいことから、従来のデータ分析方法よりも安価で強力です。

データ・インサイトを確認するには、データ・セットの属性を選択します。機械学習では、チャートなどのナレーティブ、ビジュアル・インサイトおよび統計的な分析が提供されます。特定のチャートを選択して、これらをプロジェクト・ビジュアライゼーション・キャンバスにビジュアライゼーションとして含めることができます。プロジェクトの他のビジュアライゼーションと同様に、これらのビジュアライゼーションを管理します。機械学習の使用により、データ・インサイトのビジュアライゼーションを作成する際のキャンバス上のランダムなデータ要素の推測や削除にかかる時間を節約できます。

始める前に、Data Visualization DesktopがインストールされているWindowsまたはMacマシンに機械学習をインストールします。「デスクトップのMachine Learningのインストール方法」を参照してください

機械学習をインストールすると、データからインサイトが得られるようになります。「ビジュアライゼーションへのデータ・インサイトの追加」を参照してください。

ビジュアライゼーションへのデータ・インサイトの追加

機械学習で提供された特定のデータ・インサイト・チャートを選択し、それらをプロジェクトのビジュアライゼーション・キャンバスにビジュアライゼーションとして直接追加できます。

チュートリアル・アイコン チュートリアル

「説明」オプションを表示するには、Data Visualization機械学習コンポーネントをインストールする必要があります。

  1. データ・ビジュアライゼーション・プロジェクトを作成するかまたは開きます。「ビジュアル化」キャンバスで作業していることを確認します。
  2. 「データ・パネル」でデータ要素(属性またはメジャー)を右クリックして、「<データ要素>の説明」を選択し、「<データ要素>の説明」ダイアログ・タブを表示します。
    • 「<データ要素>に関する基本ファクト」 - データ・セットのデータ要素(属性またはメジャー)の値の基本的な分布およびデータ・セット内の個々のメジャーに対するブレークダウンを表示します。
    • <データ要素>のキー・ドライバ - 選択したデータの結果に相関するデータ要素(属性またはメジャー)を表示します。各相関属性値の間での選択した属性値の分布を示すチャートが表示されます。
    • <データ要素>を示すセグメント - すべてのレコードの確認後、選択したデータ要素の値を予測できる、データ・セットのセグメントまたはグループを表示します。特定のセグメントまたはグループを選択し、その分析を続けることができます。
    • <データ要素>の異常 - 選択したデータ要素(属性またはメジャー)に関連付けることができるデータ・セットの異常または通常と異なる値のグループを表示します。確認して特定のグループの異常を選択できます。
  3. 「機械学習」ダイアログを使用すると、ビジュアライゼーションの構成に役立ちます。
    • データ要素(属性またはメジャー)をクリックすると、選択されたデータ要素の情報が下のセグメントで強調表示されます。

    • 複数のデータ要素(属性またはメジャー)を同時に選択してこのセグメントで結果を確認できます。

    • また、セグメント内での情報の表示方法(高から低または低から高、色によるグループ化、データ要素値によるソート)をソートできます。

    • 意思決定ツリーの各セグメントに対して、データ要素のパーセンテージのサマリー・ルールおよびセクションに関する他のメタデータが表示されます。たとえば、特定のセグメントは、特定のパーセンテージの選択済属性(データ要素)が場所、データ・ポイント、別の属性またはメジャーなどの特定のグループに属していることを示します。場所などの特定のグループを選択して、選択した属性を分析できます。

    • 「異常」セクションには、予期されたパターンに適合しないデータ・ポイントが表示されます。

  4. データ・インサイト・チャートのいずれかにマウス・ポインタをあわせてチェックマークをクリックして、特定のチャートを選択します。
  5. 「選択項目の追加」をクリックして、選択したチャートを別のビジュアライゼーションとしてプロジェクトのビジュアライゼーション・キャンバスに追加します。キャンバスで手動で作成した他のビジュアライゼーションと同様に、データ・インサイト・ビジュアライゼーションを管理できます。