ビジュアライゼーションを強化するためのマップ背景およびマップ・レイヤーの適用

地理情報を使用して、データの分析を強化できます。

マップ背景について

マップ背景を追加および保守することで、プロジェクトのマップ・ビジュアライゼーションを強化できます。

OracleData Visualizationには、簡単にプロジェクトに適用できる、すぐに使用できるマップ背景が含まれています。Google MapsやBaidu MapsなどのWeb Map Service(WMS)プロバイダが提供する使用可能リストから背景を追加することもできます。これらのプロバイダの背景マップでは、特定の地域(アジア国など)で必要となる詳細や言語サポート(市区町村や地域名など)が提供されます。背景は次の方法で拡張できます。
  • マップ・タイプ、フォーマット、言語、APIキーなどの背景パラメータを変更します。パラメータはWMSプロバイダによって異なります。

  • プロジェクトのデフォルトの背景を割り当てる、または変更します。

  • プロジェクトで継承されたデフォルトの背景設定を逆にします。

WMSプロバイダを追加して、次のタイプの機能を実行できます。
  • WMSマップ・サーバーを追加し、追加のマップ背景オプションとして使用できるようにします。

  • WMSプロバイダから使用可能なマップ背景を1つ以上選択します。

  • 追加したWMSプロバイダのマップをデフォルトのマップ背景として割り当てます。

マップ背景によるビジュアライゼーションの強化

マップ背景を使用して、プロジェクトのビジュアライゼーションを強化できます。

列値に基づいて、マップ・ビジュアライゼーションにディメンションとメトリックの特定のセットが表示されます。Data Visualizationに、デフォルトのマップ背景が表示されるか、デフォルトが設定されていない場合は既存のOracleマップ背景が表示されます。
  1. プロジェクトを作成または開き、「ビジュアル化」キャンバスで作業していることを確認します。
  2. 列を選択してマップ・ビューでレンダリングするには、次のいずれかを実行します。
    • 「データ要素」ペインでマップ関連列を右クリックし、「ビジュアライゼーションの選択」をクリックしてから、「マップ」を選択します。
    • 「データ要素」ペインからマップ関連列を空白のキャンバスに、あるいはキャンバス上のビジュアライゼーション間でドラッグ・アンド・ドロップします。ビジュアライゼーション・ツールバーで、「ビジュアライゼーション・タイプの変更」をクリックし、「マップ」を選択します。
    選択した列または属性は、文法パネル「カテゴリ」(地理)セクションおよびプロパティ・ペインの「データ・レイヤー」タブに、データ・レイヤーとして表示されます。
  3. 「プロパティ」ペインで、「マップ」をクリックし、ビジュアライゼーション・プロパティを指定します。
  4. 別のマップ背景を使用する場合は、「プロパティ」ペイン「背景マップ」値をクリックし、背景を選択します。たとえば、「Google Maps」を選択すると、ビジュアライゼーションでGoogle Mapsがマップ背景として表示されます。
    • 使用可能なマップ背景のリストを表示するか、使用できる背景を変更するには、次のいずれかを実行します。
      • 「背景マップ」値をクリックし、「マップ背景の管理」を選択して「マップ背景」タブを表示します。
      • 「コンソール」ページを開き、「マップ」をクリックし、「背景」タブを選択します。
    • オプションで、別のマップ背景を選択します(「衛星」、「道路」、「混合」または「地形」など)。
  5. 「保存」をクリックします。

プロジェクトで異なるマップ背景を使用

作成者は、マップ・ビジュアライゼーションで異なるマップ背景を使用できます。

プロジェクトでマップ背景を使用する方法の例を示します。
  1. ホーム・ページで、「作成」をクリックし、「プロジェクト」をクリックします。
  2. 「データ・セットの追加」ダイアログでデータ・セットを選択します。
  3. プロジェクトに追加をクリックします。
    「プロジェクト」ペインとデータ要素のリストが表示されます。
  4. マップ関連データ要素を選択し(たとえば、「市区町村」をクリック)、「ビジュアライゼーションの選択」をクリックします。
  5. 使用可能なビジュアライゼーションのリストから「マップ」を選択します。
    Data Visualizationは、デフォルトのマップ背景を表示するか、またはデフォルトが設定されていない場合は既存のOracleマップ背景を表示します。
  6. ビジュアライゼーションのプロパティ・ペインで「マップ」タブを選択します。
  7. 「背景マップ」値をクリックし、ドロップダウン・リストからマップを選択します。
    たとえば、「Google Maps」を選択すると、Data VisualizationでGoogle Mapsがマップ背景として表示されます。
  8. (オプション)別の値をクリックして、マップのタイプ(衛星、道路、混合、地形など)を変更します。
  9. (オプション)「背景マップ」オプションから「マップ背景の管理」をクリックして、「マップ背景」ペインを表示します。
    このオプションを使用して、使用するマップ背景を管理します。

マップ・ビジュアライゼーションでの色とサイズによるデータ値の解釈

マップ・ビジュアライゼーション内の値を解釈するために、多角形やバブルなどの形状の色とサイズを使用できます。

  1. プロジェクトを作成または開き、「ビジュアル化」キャンバスで作業していることを確認します。
  2. 列を選択し、マップ・ビューでレンダリングするには、次のいずれかを実行します。
    • 「データ要素」ペインでマップ関連列を右クリックし、「ビジュアライゼーションの選択」をクリックしてから、「マップ」を選択します。
    • 「データ要素」ペインからマップ関連列を空白のキャンバスに、あるいはキャンバス上のビジュアライゼーション間でドラッグ・アンド・ドロップします。ビジュアライゼーション・ツールバーで、「ビジュアライゼーション・タイプの変更」をクリックし、「マップ」を選択します。
  3. 「ビジュアライゼーション文法ペイン」上の次のセクションに列をドラッグ・アンド・ドロップします。
    セクション 説明
    対応するマップ・レイヤーに表示されるジオメトリの色(例: 多角形の塗りつぶしの色、バブルの色)を、値に基づいて変更します。
    サイズ(バブル) メジャー列の値に基づいて色バブルのサイズを変更します。

    色バブルのサイズを変更するには、メジャー列のみをドラッグ・アンド・ドロップする必要があります。サイズは、マップ・ビジュアライゼーション内の特定の地理的場所について集計されたメジャーを示します。

    トレリス列/トレリス行 フィルタを使用して、列の値に基づいて複数のマップ・ビジュアライゼーションを比較します。

マップ・ビジュアライゼーションでは、次のものを使用してメジャー列と属性値を解釈することもできます。

  • 凡例: メジャー列または属性に複数の値がある場合は、サイズまたは色によって値を示す、凡例が表示されます。
  • ツールチップ: 色バブルまたはデータ・ポイントの上にマウス・ポインタを置くと、ツールチップに値が表示されます。

カスタム・マップ・レイヤーの追加

マップ・ビジュアライゼーションで使用するカスタム・マップ・レイヤーを追加できます。

GeoJSONスキーマhttps://en.wikipedia.org/wiki/GeoJSONに準拠した、拡張子が.jsonのジオメトリ・データ・ファイルを使用して、カスタム・マップ・レイヤーをData Visualizationに追加できます。そのカスタム・マップ・レイヤーを使用して、プロジェクトでジオメトリ・マップ・データを参照します。たとえば、Mexico_States.jsonファイルを追加して、メキシコのマップでジオメトリ・データをビジュアル化できます。
カスタム・マップ・レイヤーを作成するときは、マップ・ビジュアライゼーションで分析するデータ列に対応するレイヤー・キーを選択する必要があります。たとえば、マップ・ビジュアライゼーションでメキシコの州のデータを分析する場合、最初にメキシコの州のカスタム・マップ・レイヤーを追加し、Mexican_States.jsonファイルからHASCコード・レイヤー・キーを選択します。ここにあるMexican_States.jsonファイルからの抜粋には、バハ・カリフォルニア州のジオメトリ・データが示されています。

mexstatesjsonbajasnap.gifの説明が続きます
図mexstatesjsonbajasnap.gifの説明

Mexican_States.jsonファイルを使用する場合、選択するレイヤー・キーは、メキシコの州のデータの表で分析する列と一致している必要があります。たとえば、メキシコのバハ・カリフォルニア州のデータ・セルが存在することが分かっている場合、JSONファイルで対応する名前フィールドを選択して、州の名前をマップ・ビジュアライゼーションに表示します。プロジェクトを作成し、列(State、HASCなど)を選択すると、メキシコの州がマップに表示されます。州にマウス・ポインタをあわせると、各州のHASCコード(MX BNなど)が地図上に表示されます。
  1. 「コンソール」ページを開き、「マップ」をクリックして、「マップ・レイヤー」ページを表示します。

    システム・マップ・レイヤーおよびカスタム・マップ・レイヤーを管理する際には、次のアクションを実行できます。

    実行できるアクション システム・マップ・レイヤー カスタム・マップ・レイヤー
    有効化 はい はい
    無効化 はい はい
    作成 いいえ はい
    削除 いいえ はい
  2. カスタム・マップ・レイヤーを追加するには、カスタム・レイヤーの追加をクリックするか、JSONファイルをFile Explorerからカスタム・マップ領域にドラッグ・アンド・ドロップします。
  3. 「開く」ダイアログを表示し、JSONファイル(Mexico_States.jsonなど)を選択します。

    JSONファイルは、https://en.wikipedia.org/wiki/GeoJSONで規定された標準に準拠したGeoJSONファイルである必要があります。

    一連の線ジオメトリ・タイプを使用するカスタム・レイヤーは、十分にはサポートされていません。「ビジュアライゼーション文法ペイン」上の「色」および「サイズ」セクションは、線ジオメトリには適用されません。

  4. 「開く」をクリックして「マップ・レイヤー」ダイアログを表示します。
  5. 「名前」およびオプションで「説明」を入力します。
  6. レイヤー・キーのリストから使用するレイヤー・キーを選択します。
    レイヤー・キーは、メキシコの各州のコードなど、各マップ機能のプロパティ属性です。レイヤー・キーはJSONファイルに基づきます。可能な場合は、データに対応するレイヤー・キーのみを選択してください。
  7. 「追加」をクリックします。プロセスが完了し、レイヤーが追加されると、成功メッセージが表示されます。

カスタム・マップ・レイヤーの更新

Data Visualizationに追加したカスタム・マップ・レイヤーを維持できます。

  1. 「コンソール」ページを開き、「マップ」をクリックして、「マップ・レイヤー」ページを表示します。
  2. 「カスタム・マップ・レイヤー」セクションで、マップ・レイヤーを右クリックし、「オプション」をクリックしてから、次のことを実行します。
    • マップ・レイヤー設定を参照または変更するには、「検査」を選択します。

      「マップ・レイヤー」ダイアログが表示され、そのレイヤーで使用される 名前, 説明またはレイヤー・キーを更新できます。

    • JSONファイルを再度アップロードするには、「リロード」を選択します。
    • JSONファイルをローカルに保存するには、「ダウンロード」を選択します。
    • カスタム・マップ・レイヤーを削除するには、「削除」を選択します。

      システム・マップ・レイヤーとカスタム・マップ・レイヤーの両方を無効または有効にすることができますが、システム・マップ・レイヤーを追加または削除することはできません。

  3. マップ・レイヤーをクリックして有効または無効にします。たとえば、マップからus_states_hexagon_geoを除外する場合は、そのレイヤーをクリックして無効にし、検索から削除します。
  4. 使用するマップ・レイヤーを切り替えるには、次の手順を実行します。
    1. 「プロパティ」ペインで、「マップ」タブを選択してマップのプロパティを表示します。
    2. 現在の「マップ・レイヤー」をクリックします(メキシコの州など)。選択可能なカスタム・マップ・レイヤーのリストが表示されます。
    3. データ・ポイントと一致する、使用するマップ・レイヤーをクリックします。

単一のマップ・ビジュアライゼーションへの複数のデータ・レイヤーの適用

データ・レイヤー機能を使用して、1つのマップ・ビジュアライゼーションに複数のデータ系列(ディメンションとメトリックの様々なセット)を表示できます。データ・レイヤーは、1つのマップ・ビジュアライゼーション上で重ねて表示されます。

  1. 複数のデータ・レイヤーが単一のマップ・ビジュアライゼーションに重ねて表示されるプロジェクトを作成または開きます。「ビジュアル化」キャンバスで作業していることを確認します。
  2. 「データ・パネル」からマップ関連データが含まれているメジャーまたは属性列を文法パネルの「カテゴリ」(地理)セクションにドラッグ・アンド・ドロップします。

    マップ・ビジュアライゼーションを作成している場合は、「データ・パネル」で属性列を右クリックし、「ビジュアライゼーションの選択」をクリックして「マップ」を選択します。

  3. 文法パネル「カテゴリ」(地理)セクションで「レイヤー・オプション」をクリックし、「レイヤーの追加」をクリックして新規データ・レイヤー(レイヤー2など)を追加します。

    または、「データ・レイヤー」タブで、「レイヤーの追加(+)」をクリックします。

  4. 列を「カテゴリ」(地理)セクションにドラッグ・アンド・ドロップします。列値に基づいて、マップ・ビジュアライゼーションはディメンションの別のセットで自動的に更新され、前のレイヤーにオーバーレイされます。
  5. ステップ3および4を繰り返して、マップ・ビジュアライゼーションに複数のデータ・レイヤーを追加します。
  6. 「レイヤーの順序設定」、「レイヤーの非表示」および「レイヤーの管理」などのその他のオプションを使用するには、「レイヤー・オプション」をクリックします。
  7. 「プロパティ」ペイン「データ・レイヤー」タブで、「レイヤー・タイプ」、「マップ・レイヤー」、「透明度」および「レイヤーの表示」などのレイヤー用オプションを指定できます。
  8. すべてのデータ・レイヤー内のメジャー列および属性列に表示されるデータを絞り込むには、範囲フィルタや「リスト・フィルタ」などのフィルタをマップ・ビジュアライゼーションに適用します。たとえば、レイヤーのメジャーまたは属性を選択してからフィルタを適用して表示データの量を減らし、同じメジャーまたは属性を文法パネル「色」セクションに追加できます。

マップ・ビジュアライゼーションでのヒートマップ・レイヤーの作成

ヒートマップをマップ・ビジュアライゼーションのデータ・レイヤー・タイプとして使用すると、ポイントまたはポイントに関連付けられたメトリック値の密度または高濃度を確認できます。たとえば、ヒート・マップを使用して、地域または国内の高収益店舗を識別できます。

2つのタイプのヒートマップ・レイヤーを作成できます。

  • 密度ヒートマップ: マップ関連の列データ(緯度列と経度列など)のみを使用します。密度ヒートマップ・レイヤーはポイントの累積合計を示すもので、各ポイントには特定の重み付けがされています。ポイントには影響半径があり、同じ領域に属するすべてのポイントが、1つのポイントに累積合計されます。
  • メトリック・ヒートマップ: 同一レイヤー内のメジャー列データを使用します。たとえば、文法パネルの「色」セクションにメジャー列を追加すると、ヒートマップが更新され、補間されたメトリック値が表示されます。
  1. マップ・ビジュアライゼーションでヒートマップ・レイヤーを使用するプロジェクトを作成または開きます。「ビジュアル化」キャンバスで作業していることを確認します。
  2. 空のマップ・ビジュアライゼーションを作成します。
  3. 「データ・パネル」からマップ関連データが含まれている属性列を文法パネル「カテゴリ」(地理)セクションにドラッグ・アンド・ドロップします。
    • マップ・ビジュアライゼーションを使用するプロジェクトを作成する場合は、「データ・パネル」で属性列を右クリックし、「ビジュアライゼーションの選択」をクリックして「マップ」を選択します。
  4. 「プロパティ」ペイン「データ・レイヤー」タブに移動します。
    • 別の方法としては、「カテゴリ」(地理)」セクション内の「レイヤー・オプション」をクリックし、「レイヤーの管理」をクリックします。
  5. 密度ヒートマップを作成するには、「レイヤー・タイプ」値をクリックし、「ヒートマップ」を選択します。
    • 別の方法としては、新しいマップ・レイヤーを追加し、レイヤー・タイプを「ヒートマップ」に変更してから、属性列を「カテゴリ」(地理)セクションに追加することもできます。
  6. メトリック・ヒートマップを作成するには、「データ・パネル」から「色」セクションにメトリック列をドラッグ・アンド・ドロップします。ヒート・マップ・ビジュアライゼーションが密度からメトリックに変更されます。
  7. 「プロパティ」ペインの「データ・レイヤー」タブで、「半径」、「補間」、「透明度」および「色」などのヒートマップ・レイヤー用オプションを指定します。
    • デフォルトの補間方法は、レイヤーで選択したメトリック列または値の集計ルールに基づいて自動的に選択されます。
    • 半径の値をピクセル(px)単位で選択できます。半径の値は、マップ上のポイント値の周囲でメジャーが影響する範囲です。
ヒートマップは、「データ・レイヤー」タブで選択したオプションに基づいて自動的に更新されます。

マップ・ビジュアライゼーションでのクラスタ・レイヤーの作成

マップ・ビジュアライゼーションでデータ・レイヤーのタイプとしてクラスタ・レイヤーを使用できます。クラスタ・レイヤーで、相互に近くに位置するポイントは共通のバブルに一緒にグループ化されます。

グループでクラスタ化されたポイント数はバブルのラベルに示されます。選択されたポイントが未選択のポイントともにグループ化された場合、円が点線になり、一部選択されていることが示されます。各ポイントはピン・アイコンで表示され、グループ化済ポイントと未グループ化ポイント間の区別を強調表示します。ポイントは、マップのズーム・ファクタでピクセルでの近似性に基づいてグループ化されます。

  1. マップ・ビジュアライゼーションでポイント・クラスタ・レイヤーを使用するプロジェクトを作成するか、開きます。「ビジュアル化」キャンバスで作業していることを確認します。
  2. 「データ・パネル」からキャンバスにマップ・ビジュアライゼーションをドラッグし、空のマップ・ビジュアライゼーションを作成します。
  3. 「データ・パネル」からマップ関連データが含まれている属性列を文法パネル「カテゴリ」(地理)セクションにドラッグ・アンド・ドロップします。
    マップ・ビジュアライゼーションを使用するプロジェクトを作成する場合は、「データ・パネル」で属性列を右クリックし、「ビジュアライゼーションの選択」をクリックして「マップ」を選択します。
  4. 「プロパティ」ペイン「データ・レイヤー」タブをクリックします。
    別の方法としては、「カテゴリ」(地理)」セクション内の「レイヤー・オプション」をクリックし、「レイヤーの管理」をクリックします。
  5. ポイント・クラスタを作成するには、「レイヤー・タイプ」値をクリックして「クラスタ」を選択します。
    あるいは、新規マップ・レイヤーを追加し、レイヤー・タイプを「クラスタ」に変更し、属性列を「カテゴリ」(地理)セクションに追加することもできます。
ポイント・クラスタは、ズーム・レベルに基づいて自動的に更新されます。

マップ上のカスタム・アイコンでのポイント・データの表現

「形状」エッジを使用すると、マップ・ビジュアライゼーション上にカスタム・アイコンでポイント・データを表現できます。

列を「形状」エッジに関連付けると、ポイント・データのカスタム形状を表示できます。たとえば、カスタム形状(正方形、三角形、通貨記号など)を使用してこれらを表示することにより、都市を区別できます。1つ以上のデータ・ポイントに適用するカスタム形状を変更することもできます。
  1. ポイント・データを含むマップ・ビジュアライゼーションでプロジェクトを作成するか開き、「ビジュアル化」キャンバスで作業していることを確認します。
  2. ポイント・データ(都市など)を含む属性列を「データ・パネル」から文法パネルの「カテゴリ」(地理)エッジにドラッグ・アンド・ドロップします。
  3. 列を「データ・パネル」から「形状」エッジに、オプションで文法パネルの「色」エッジにドラッグ・アンド・ドロップします。
    マップ・ビジュアライゼーションは選択内容に基づいて自動的に更新され、前のレイヤーにオーバーレイされます。
  4. (オプション)カスタム形状をデータ・ポイントおよびマップ凡例に割り当てる方法を変更できます。
    1. 選択ツールのいずれかを使用してマップ上で1つ以上のデータ・ポイントを強調表示するか、[Ctrl]をクリックして1つ以上のデータ・ポイントを選択します。
    2. 複数選択したデータ・ポイントのいずれかを右クリックし、「カスタム形状」を選択してから、「系列」または「データ・ポイント」を選択します。
    3. カスタム形状を選択し、「完了」をクリックします。
      カスタム形状は次のように適用されます。
      • 「系列」ダイアログ - まだ設定されていないカスタム・データ・ポイントの形状

        強調表示されたデータ・ポイントおよび系列項目がカスタム形状で置き換わります。

      • 「系列」ダイアログ - 以前に設定されたカスタム・データ・ポイントの形状

        対応する系列項目のみがカスタム形状で置き換わります。

      • 「データ・ポイント」ダイアログ

        強調表示されたデータ・ポイントのみがカスタム形状で置き換わります。

  5. データ・ポイントのカスタム形状を再度割り当てる場合、次の手順を実行します。
    1. 任意のデータ・ポイントを右クリックし、「形状」を選択して「カスタム形状」をクリックします。
    2. データ・ポイントに割り当てられたカスタム形状を変更するには、変更するデータ・ポイントに対応する形状をクリックします。
    3. 新規カスタム形状を選択し、「完了」をクリックしてから再度「完了」をクリックします。
  6. マップ・ビジュアライゼーション上でデータ・ポイントに現在適用されているカスタム形状をすべてリセットする場合、任意のデータ・ポイントを右クリックし、「形状」を選択して「カスタム形状のリセット」をクリックします。

    これにより、マップ上でデータ・ポイントに適用されている形状がすべてデフォルト設定にリセットされます。

マップ上でのポイントまたは領域の選択

選択ツールを使用し、定義する特定の領域でマップ上に複数のポイントを選択できます。

  1. マップ・ビジュアライゼーションでプロジェクトを作成するか開き、「ビジュアル化」キャンバスで作業していることを確認します
  2. マップ・ビジュアライゼーションを選択します。
  3. ビジュアライゼーション・ツールバーで次のいずれかの操作を行います。
    • 「四角形選択」ツールをクリックし、マップ上の四角形をドラッグして対象のポイントまたは領域を選択します。
    • 「円形選択」ツールをクリックし、マップ上のポイントを選択してから外側にドラッグして円を作成します。単位には、マップ上で対象となっている距離の合計が表示されます。
    • 「多角形選択」ツールをクリックし、マップ上で選択するポイントまたは領域にフリーハンドの境界をドラッグします。

    選択したポイントまたは領域がマップ上で強調表示されます。

マップ上のサイズおよび色を使用した線データの表現

マップ・ビジュアライゼーション上で太さおよび色を使用して線データの加重を表現できます。

メジャーを「サイズ」エッジに関連付けて、線の相対的な加重を示すことができます。たとえば、航空路線の遅延を比較するには、線の太さを変更してフライトの路線を表示します。線が太くなり、色が暗くなると遅延時間が長くなることを示します。
  1. 線データを含むマップ・ビジュアライゼーションでプロジェクトを作成するか開き、「ビジュアル化」キャンバスで作業していることを確認します。
  2. マップ・ビジュアライゼーションを選択して線データを表示します。
  3. 線データ(航空路線など)を含む列を「データ・パネル」から文法パネルの「カテゴリ」(地理)エッジにドラッグ・アンド・ドロップします。
  4. 線メジャー列を「データ・パネル」から「サイズ」エッジに、オプションで文法パネル「色」エッジにドラッグ・アンド・ドロップします。
    マップ・ビジュアライゼーションは選択内容に基づいて自動的に更新され、前のレイヤーにオーバーレイされます。

ユーザーに対してマップを使用可能にする

ビジュアライゼーション・プロジェクトにおいて、管理者はエンド・ユーザーに対してマップを使用可能にしたり非表示にしたりします。

ユーザーからマップを追加または除外できます。

  1. 「ホーム」ページで、「コンソール」をクリックします。

  2. 「マップ」をクリックします。

  3. 「含める」オプションを使用して、エンド・ユーザーに対してマップ・レイヤーを使用可能にしたり非表示にできます。

    カスタム・マップおよびシステム・マップ・レイヤーを非表示または表示にできます。

ユーザーに対してマップ背景を使用可能にする

Data Visualizationには、事前構成済の2つのマップ背景が用意されています。管理者は、マップ・ビジュアライゼーションで使用するマップ背景を追加できます。

  1. 「ホーム」ページで、「コンソール」をクリックして「マップ」を選択し、「背景」をクリックします。
    • 背景をデフォルトのマップ背景として設定するには、「デフォルト」列をクリックします。
    • マップ背景をユーザーが使用可能なオプションとして含めるかそのようなオプションから除外するには、「含める」列をクリックします。
  2. マップ背景を追加するには、「背景の追加」をクリックし、リストからマップ背景を選択します。
    Oracle Mapsは事前に構成され、製品に付属しています。追加できるその他の背景マップはGoogle MapsおよびBaidu Mapsです。Oracle以外のマップ・プロバイダ(GoogleまたはBaiduなど)の場合、使用量に基づいて課金するためのマップAPIアクセス・キーを取得する必要があります。
  3. 適切なMaps APIアクセス・キーをコピーして貼り付けます。

    これらのマップ・タイプを追加および使用するには、プロバイダへの登録が必要になります。

    • Google Mapsタイルを使用するには、Google社からGoogle Maps APIアクセス・キーを取得する必要があります。Googleの場合、Maps APIアクセス・キーを入力し、該当する場合はGoogle"クライアントID"の入力が必要になります。タイルの使用については、Google社がGoogle Developersサイト利用規約で規定している利用規約に従う必要があります。
    • Baidu Mapsタイルを使用するには、Baidu社からBaidu Maps APIアクセス・キーを入手する必要があります。Baiduの場合、Maps APIアクセス・キーの入力が必要になります。タイルの使用については、Baidu社がBaiduユーザー契約で規定している利用規約に従う必要があります。
  4. 必要に応じてデフォルト・マップ・タイプを選択し、わかりやすい説明を入力します。
  5. 「追加」をクリックして、使用可能なマップ背景のリストにマップを含めます。
    マップ背景が正常に追加された場合は、Data Visualizationによりメッセージが表示されます。