データ・フローへのパラメータの適用

データ・フローでは、異なるソース・データ・セットを使用してデータ・フローを再利用できるように、または異なる基準を使用してデータを処理および選択できるように、パラメータを追加できます。パラメータは、データ・フローに適したデータのタイプを識別したり、データ・フローの実行時またはスケジューリング時に代替データ・セットを選択する場合に役立ちます。Essbaseキューブを作成する際も、パラメータを適用してデフォルト値を変更できます。

たとえば、パラメータを使用して次のことを実行できます。

  • デフォルトの入力データ・セットと同じ形式の新しいデータ・セットを処理します。

  • 日付範囲、部門または地域に基づいて、大規模なデータ・セットの様々な側面を処理して代替ターゲット・データ・セットに保存します。

パラメータを適用するには、次の手順を実行します。

  • データの追加

  • データの保存

  • Essbaseキューブの作成

「ステップ・エディタ」ペインで、パラメータの値を指定します。

ステップ名 「パラメータ」フィールド
データの追加
  1. 実行時、データ・セットを選択するためのプロンプト・オプションを選択します。

  2. パラメータの名前プロンプト値を指定します。

データの保存
  1. 実行時、データ・セットを指定するためのプロンプト・オプションを選択します。

  2. パラメータの名前プロンプト値を指定します。

Essbaseキューブの作成
  1. 実行時、データ・セットを指定するためのプロンプト・オプションを選択します。

  2. パラメータのキューブ名、アプリケーション名およびプロンプト値を指定します。

データ・フローを実行またはスケジュールする際のパラメータ・プロンプトの変更

パラメータ・プロンプトを持つデータ・フローを実行またはスケジュールする際、ジョブの実行前にパラメータ・プロンプトが表示されます。プロンプトでデフォルトの値または設定を確認し、代替の値または設定を選択または定義できます。

データ・フローの実行

  1. 「データ」ページに移動し、「データ・フロー」をクリックして、パラメータ・プロンプトを含む、実行するデータ・フローを選択します。

  2. データ・フローの「アクション・メニュー」をクリックまたは右クリックして、「実行」を選択します。

  3. データ・フロー・プロンプト・ダイアログで、デフォルト値を使用するか代替値を定義します。

    • 「ソース」セクションで、デフォルトの「ターゲット - 既存のデータ・セット」名をクリックし、「データ・セットの追加」ダイアログで新しいソース・データ・セットを選択します。「追加」をクリックします。

    • 「ターゲット」セクションで、次のいずれかを実行します。

      • デフォルトの「ターゲット - 既存のデータ・セット」名を変更します。

      • 「Essbaseキューブの作成」ステップを持つデータ・フローの場合、デフォルトの「ターゲット - アプリケーション」名と「ターゲット - キューブ」名を変更します。

  4. 「OK」をクリックします。

データ・フローのスケジュール

  1. 「データ」ページに移動し、「データ・フロー」をクリックして、パラメータ・プロンプトを含む、スケジュール済ジョブに追加するデータ・フローを選択します。

  2. データ・フローの「アクション・メニュー」をクリックするか右クリックして、「スケジュール」を選択します。

  3. 「ジョブ」ダイアログの「パラメータ」セクションで、デフォルト値を使用するかデータ・フロー・ジョブ用の代替値を定義します。

    • 「ソース」セクションで、デフォルトの「ターゲット - 既存のデータ・セット」名をクリックし、「データ・セットの追加」ダイアログで新しいソース・データ・セットを選択します。「追加」をクリックします。

    • 「ターゲット」セクションで、次のいずれかを実行します。

      • デフォルトの「ターゲット - 既存のデータ・セット」名を変更します。

      • 「Essbaseキューブの作成」ステップを持つデータ・フローの場合、デフォルトの「ターゲット - アプリケーション」名と「ターゲット - キューブ」名を変更します。