詳細分析関数の使用

詳細分析は、ビジュアライゼーションに表示されるデータを拡張するために適用する統計関数です。

「データ・パネル」の「分析」領域には、標準的な分析関数(クラスタ、トレンド線など)があります。分析関数をそのまま使用することや、それらを使用して、統計スクリプトを参照する独自の計算列を作成することができます。

ビジュアライゼーションへの詳細分析関数の追加

プロジェクトのビジュアライゼーションを拡張するために、詳細分析関数を簡単に適用できます。

Data Visualizationで分析機能を使用する前に:

  • Data Visualization Desktopで使用できるDVMLおよび関連パッケージをインストールします。

    たとえば、Windowsでは「スタート」メニューのDVMLのインストール・オプションを使用し、Macでは「Applications」の下の「Finder」内または「Launchpad」内で、アプリケーション「Oracle Data Visualization Desktop Install DVML」をダブルクリックします。

  • 1つ以上の分析機能を提供できるプロジェクトまたはビジュアライゼーションを作成します。

  1. 「ビジュアル化」キャンバスで作業していることを確認します。
  2. 使用可能な拡張分析関数を表示するには、「データ・パネル」「分析」アイコンをクリックします。
  3. ビジュアライゼーション内の適用済の詳細分析を編集するには、ビジュアライゼーションを強調表示し、プロパティ・ペインで「分析」アイコンをクリックします。
  4. ビジュアライゼーションに詳細分析機能を追加するには、次のいずれかを実行します。
    • 「分析」ペインからビジュアライゼーションに詳細分析関数(クラスタ、外れ値、参照線など)をドラッグ・アンド・ドロップします。
    • ビジュアライゼーションを右クリックし、詳細分析関数を選択します。
    • プロパティ・ペインで「分析」アイコンを選択し、「追加(+)」をクリックして、クラスタの追加外れ値の追加などの関数を選択します。

ビジュアライゼーションへの参照線の追加

詳細分析参照線を使用して、ビジュアライゼーション内のデータ要素値の範囲を識別できます。

  1. 「ビジュアル化」 キャンバスで作業していることを確認します。
  2. 「データ・パネル」で、「分析」アイコンをクリックします。
  3. 「参照線」をビジュアライゼーションにドラッグ・アンド・ドロップします。別の方法としては、「参照線」をダブルクリックして、選択しているビジュアライゼーションに追加することもできます。
  4. 「プロパティ」ペイン「分析」タブを選択し、次の手順を実行します。
    1. 現在の「方法」をクリックし、「線」または「範囲」を選択します。
    2. 現在の参照「関数」(「平均」「カスタム」など)をクリックし、使用する参照関数を選択します。
    3. 「線」の方法を選択した場合は、「中央値」「パーセンタイル」「上位N」「定数」などの参照関数を選択できます。
      • パーセンタイル: パーセンタイル・ランクの数値は、ビジュアライゼーションに追加されたデータ要素のパーセンタイルをランク付けしたものです。
      • 上位N: N値は、ビジュアライゼーションに追加されたデータ要素の最大値(高い順にランク付け)にマークを付けます。
      • 下位N: N値は、ビジュアライゼーションに追加されたデータ要素の最小値(低い順にランク付け)にマークを付けます。
    4. 「範囲」の方法を選択した場合は、参照関数として「カスタム」または「標準偏差」を選択できます。
      • カスタム: データ要素値の開始と終了の範囲(「中央値」から「平均」までなど)を選択します。
      • 標準偏差: データ要素の選択された値の標準偏差を示すために1から3の値を選択します。
  5. 「保存」をクリックします。
選択した「方法」または参照「関数」に基づいて、ビジュアライゼーションに線が表示され、値が強調表示されます。